原油大幅高 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油大幅高

NY原油は大幅続伸。

IEAは月報で世界需要見通しを引き下げる一方、OPEC減産による
消費国の在庫取り崩しが進んでいることに対して強い懸念を表明。
市場は後者の部分を手掛かりに買いが先行した。強弱材料が入り
混じる中、強気の部分に注目が集まるのはそれだけ地合いが
強いことの表れと、素直に強気にとって良いだろう。

ここまで上昇してくるとOPECの生産増が気になってくるところだが、
今のところそうした気配はあまり感じられない。最近の価格上昇を
受け彼らが生産を増やしたとしても、それが数字に出てくるのは
まだ1ヶ月は先の話。今のところOPECは、価格上昇は地政学
リスクなどによる一時的なものとしており、減産方針を転換する動きは
見せていない。オイルムーブメントによる輸出量推定は一ヶ月前に
比べ21万バレル増えているが、材料視されることはなかった。

また本日は午後からお決まりの製油所トラブルでガソリンが急伸、
直近の高値を2日連続で更新している。現時点で把握しているものは
コノコフィリップスの加州ウィルミントン製油所のガソリンユニット閉鎖、
シトゴのルイジアナ州レイクチャールズ製油所の蒸留装置閉鎖、
トタルのテキサス州ポートアーサー製油所の点検に伴う前倒し閉鎖など。

これだけ揃えば、高値更新も当然だろう。前日の在庫統計では製油所
稼働率が上昇したことよりもガソリン生産の減少を重視するべきと指摘したが、
こうした状況が続けば稼働率自体もまた下がってしまう恐れもあるだろう。
いずれにせよ、ガソリンが上昇トレンドを維持している限り、
原油もそれに追随すると思われる。