原油続落 | よそうかい - トレーダーの独り言 2

原油続落

NY原油は続落。

前日精製能力の半分以上の生産回復を発表したバレロエナジーの
テキサス州マキー製油所に続き、スノコのフィラデルフィア製油所も
週末までにフル稼働に達するとの見通しを発表、ガソリンを中心に
大きく売りが膨らんだ。また、午後遅くには先週末にオイル漏れが
見つかり一部が稼動を停止しているカナダと中西部を結ぶパイプラインが
明日にも再開するとのニュースもあり、現在の市場はかなり弱気に
傾いているといっても過言ではないだろう。

ガソリン価格はこうした材料を受け先週の高値から15セント以上急落、
強気トレンドの中の一時的な価格調整とは言い切れない水準まで値を
戻している。これまでガソリンの上昇が続く限り原油も値を伸ばし
続けるとしてきたが、これだけ値を下げた以上、いつまでもそうした
前提を使い続けるわけにもいかない。ガソリンが再び上昇基調を
取り戻すまで(明日かもしれないが)、しばらくは価格調整が進むと考えた方が良いだろう。

もっとも、製油所のトラブルはまだ他にもあるし、これで全面的に
弱気転換というわけにもいかない。マキー製油所の予定外のトラブルで
技術者が不足、予定していた点検が後ろにずれ込んでいる製油所も
出てきていると聞く。製油所稼働率が上昇しガソリンの国内生産が増加、
在庫も積み増しに転じる兆候がはっきりと数字に表れてくるまでは、
中長期的な強気見通しを変える必要はないと思われる。

ガソリン主導の上昇は5月前半まで続くことが多いし、この先もトラブルが
続けば 7月あたりまで値上がりが続くことも十分に考えられる。