バーナンキ議長のお手並みは | よそうかい - トレーダーの独り言 2

バーナンキ議長のお手並みは

為替は対円を中心にドルが反落。

朝方発表された住宅着工件数は予想を上回ったものの、市場は
建築許可件数が弱かったことの方に反応。また中国人民銀行総裁が
エマージング・マーケット誌とのインタビューで外貨準備をこれ以上
積み増ししないとの意向を示したと伝えられたこともドル売りを誘った。

朝方発表された住宅着工では、予想を大きく上回った新規着工件数より、
先行指標となる建築許可の落ち込みの方に反応、こういうところにも
サブプライム・ローンの影響が見え隠れする。一方、中国人民銀行の
周総裁の発言は、今ひとつピンと来ない。外貨準備の積み増しを
止めるというのは、人民元を市場に連動させて為替介入を止めるということと、
ほぼ同じ意味を持つが、現時点でそういうことを行うとは到底思えないからだ。
ドルを買うことなしに人民元を安値にとどめておく秘策があるのなら話は別だが・・・

明日のFOMCでは、バーナンキ議長も非常に微妙な舵取りを要求されそうだ。
声明文の内容もかなり微妙なものとなるだろう。サブプライム問題や住宅市場の
落ち込みは十分に考慮されるとは思うが、一方でインフレに関する指標が
全く改善していないのも事実。インフレが許容範囲を大きく超える水準で
高止まりする中、まだ具体的な兆候が表れていないサブプライム問題を理由に、
どこまで緩和の方向に舵を切るのかが注目されるところだ。

景気判断の部分に変更を加えることはあっても、目先の金融方針については
あまり大きく変えないのではないだろうか。

景気後退懸念とインフレ懸念、まさに前門の虎、後門の狼といった心境だろう。