景気スローダウンとインフレ懸念が金を支える
NY金は反発。
イランによる英国軍兵士拘束事件をきっかけとした中東情勢の緊迫は、
市場にとって新鮮なサプライズになったようだ。イランの核開発に絡む
国際的緊張については皆が認識していたはずだが、原油にしろ金にしろ、
最近こうしたものを材料に大きく相場が動くことがなかった。結局は何も
起こらないのではとの見方がじわじわと広がっていたのは事実だろう。
拘束事件は恐らく数日中に解決されると思われるが、それで全てが
解決されるわけではない。今後はこの種のニュースに相場が反応し易くなりそうだ。
本日はバーナンキFRB議長の議会証言が行われた。景気の減速を
認めると共にインフレに対しても強い警戒感を示す内容を受け、
株式市場は大きく売りが膨らんだ。インフレへの警戒が強く、すぐに
利下げに転じることはないとの見方が広がったのは、金にはひとまず
弱気に働いたようだが、必ずしもそういうわけではない。
市場のインフレ見通しを示す指標となるインフレ連動債(TIPS)と通常国債の
イールドスプレッドは、このところ拡大を続けている。金は特に拡大局面において、
このスプレッドとの連動性が高い。FEDもこの指標が落ち着きを見せるまで、
おいそれと利下げには踏み込めないだろうが、だからといって金が売られると
考えるのは早計だ。インフレへの懸念は本来金にとって大きな強気材料、
インフレヘッジとしての役割が改めて評価されれば、買いが集まることになるだろう。
また、インフレ懸念の再燃は株にとって大きな悪材料となる。サブプライム問題という
爆弾を抱える中で株価が下がり続ければ、FEDはどこかでインフレリスクを
取ってでも利下げに踏み切らざるを得ない状況に陥ると考える。
利下げをしなければ株を離れた資金の受け皿、利下げをすれば
インフレヘッジとしての需要増と、今の金にとっては結局買い材料に
つながるものばかりといえるのではないだろうか。
イランによる英国軍兵士拘束事件をきっかけとした中東情勢の緊迫は、
市場にとって新鮮なサプライズになったようだ。イランの核開発に絡む
国際的緊張については皆が認識していたはずだが、原油にしろ金にしろ、
最近こうしたものを材料に大きく相場が動くことがなかった。結局は何も
起こらないのではとの見方がじわじわと広がっていたのは事実だろう。
拘束事件は恐らく数日中に解決されると思われるが、それで全てが
解決されるわけではない。今後はこの種のニュースに相場が反応し易くなりそうだ。
本日はバーナンキFRB議長の議会証言が行われた。景気の減速を
認めると共にインフレに対しても強い警戒感を示す内容を受け、
株式市場は大きく売りが膨らんだ。インフレへの警戒が強く、すぐに
利下げに転じることはないとの見方が広がったのは、金にはひとまず
弱気に働いたようだが、必ずしもそういうわけではない。
市場のインフレ見通しを示す指標となるインフレ連動債(TIPS)と通常国債の
イールドスプレッドは、このところ拡大を続けている。金は特に拡大局面において、
このスプレッドとの連動性が高い。FEDもこの指標が落ち着きを見せるまで、
おいそれと利下げには踏み込めないだろうが、だからといって金が売られると
考えるのは早計だ。インフレへの懸念は本来金にとって大きな強気材料、
インフレヘッジとしての役割が改めて評価されれば、買いが集まることになるだろう。
また、インフレ懸念の再燃は株にとって大きな悪材料となる。サブプライム問題という
爆弾を抱える中で株価が下がり続ければ、FEDはどこかでインフレリスクを
取ってでも利下げに踏み切らざるを得ない状況に陥ると考える。
利下げをしなければ株を離れた資金の受け皿、利下げをすれば
インフレヘッジとしての需要増と、今の金にとっては結局買い材料に
つながるものばかりといえるのではないだろうか。