◆男性恐怖症を克服して彼氏ができました②ー恐怖の理由を見抜くことで、自分の反応は簡単に変えられる

いつもご覧いただきありがとうございます。
心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。

今回は、まずは講座のご案内からです。

これまでに多数、お問い合わせをいただいておりました4日間のマリアージュコースですが、このたび9月より大幅にリニューアルして開講させていただくことになりました。※こちらのマリアージュコースは、11月に関西方面でも開催予定です

こちらの講座では、花嫁になるために必要な制限を外し、今までできなかった女性性開花をすぐに達成できるより具体的なカリキュラムになります。

また、9月からは、テーマ別（離婚をした人が再婚するための講座など）の1dayレッスンも同時に開講させていただく予定です。

それぞれ詳細が決定次第、募集を開始させていただきますので、よろしくお願いいたします。

それでは今回は、前回の「対人恐怖症を克服して彼氏ができました」の体験談の続きといたしまして、男性恐怖症克服のプロセスについてお伝えしていきたいと思います。

◆男性恐怖症を克服して彼氏ができました②ー恐怖の理由を見抜くことで、自分の反応は簡単に変えられる

前回の記事で、アシスタントのM様が対人恐怖症を克服されたプロセスをご紹介させていただきましたが、今回は「男性恐怖症編」です。

M様はこれまで、体験談にもありますように、男性に対して嫌悪感が酷く、触れられるだけで気持ちが悪くなるくらいの症状をお持ちでした。

それが先日、2分ほどのセッションをさせていただいた後、すっかり制限がなくなり、男性に対する嫌悪が文字通り消えてしまい、お付き合いすることになったんですね。

こちらの克服プロセスでまず行ったのが、「恐怖を見極める」ということでした。

私たちは恐怖や威圧を感じると、「自分がどんなものに本当は恐怖しているのか？」を見極めることなく、「恐怖を感じさせたものすべてが怖い！」と誤解してしまうことが少なくありません。

例えば、「両親から怒鳴られて育った…だから私は人が怖い」、「元彼から暴力をふるわれた…だから男はみんな私を粗末にする」というように、

実際には「ごく一部の人がその行動を行ったに過ぎない」にも関わらず、すべての人がそうであるかのように脳が認識してしまうんですね。

これは、脳がトラウマを受けた際、衝撃が強いとその衝撃に負けてしまい、他の詳細の区別がつかなくなるからなんですね。

つまり、あまりのショックでその出来事に自分がすべて支配されてしまい、思考が働かなくなるというような状態です。

ですので、こうした恐怖症を治す際には、「自分が本当はどの部分を怖いと思っていたのか？」ということを冷静に見ていく必要があります。

今回も、M様は「男性が怖い、とにかく嫌だ」ということをおっしゃっていましたので、まずは「あなたは男性のどんなところが怖いですか？」という質問からさせていただきました。

するとM様は、「触れられたりするのが特に嫌だ、性的なことがいや」というお答えでした。

ようやく、ここで始めて問題が「漠然とした男性への恐怖」ではなく、「男性との付き合いから派生する性的なこと」にシフトしたのです。

このように、恐怖というのは全体に対する恐怖ではなく、実際には「その人自身が感じている詳細」があるため、その恐怖の実情に沿って解放してあげることが大切になります。

そして、M様に「性的なことが嫌になった原因はなんですか？」とお伺いしたところ、前回のセッションでも出てきた「両親が性的なことに厳しくて…」というお返事が返ってきました。

ここでも、両親からのしつけが厳しい、ということが影響し、M様の中で「性的なことをしてはいけない、性的なことをする私はとても汚らわしく、それをしたら両親から怒られる」という思い込みができていたんですね。

ですので、改めてM様に、性的なことへの誤解を解く新しい価値観をインプットしていただきました。

それが、「成人して自分の人生に責任を負い、結婚を考えている相手とならば、子供を産むことを含めて自然なことである」「性的なことは決して汚らわしいことではなく、本来は、愛を肉体を通して伝えるという神聖なコミュニケーションの一部だ」ということです。

何よりも、私たちが結婚する相手と愛を育むということは、妊娠という素晴らしい結果を含んでいます。

成人し、これからの人生を男性とともに歩んでいく…その中では子供を産むという可能性もあり、そこに責任を持ちながらふれあうことは決して悪いことではないんですね。

そして、私たちは子供の頃、例えば転んだときに痛くて泣きわめいているとき、母親が抱き締めて慰めてくれる…という場面に遭遇します。

その時は、お母さんが可哀想な泣いている子供を安心させ、リラックスさせるために、「自分の肉体を通して子供を癒す」という行動をとっているんですね。

実は人は、このように「肉体を通して愛を伝える」ということを行っています。

お友達が傷ついて悲しんで号泣しているとき、背中をさすってあげる…それも同じ「肉体を通した愛情」です。

本来、ふれあいというものは、決して汚らわしいことではなく、このように子供を授かったり、とてもピュアな愛を肉体を通して表現しているものなんですね。

M様には、こうした「本来の愛の表現」という価値観をじっくりと感じていただきました。

そして、M様はもう成人されていて（30歳を過ぎていらっしゃいます）、そのため、ご自身の人生を自分で責任を持ってもいい、だからこそ心の中の両親の意見に惑わされずに、こうした愛を受け容れてもいいということを感じていただいたんですね。

すると、今までは両親が言っていたような「性的＝汚い物」という認識しかなかったのが、「実は純粋な愛情で、とても美しいものだったんだ」というように変化したのです。

そして、こうして性的なことへの価値観が変化した瞬間に、男性に触れられるということに対する嫌悪も全く消えてしまったんですね。

同時に、性的なことは両親から怒られる、というパターンも、「怒られる必要はない、だって悪いことではないから」というように変化したのです。

その結果、これまで嫌悪を感じていた人に会ってもその嫌悪が出ることもなく、無事にお付き合いしたいという純粋な愛が生まれたんですね。

このように、私たちの潜在意識は、過去の経験と密接に関わり合っていて、勝手にこの世界のことを「思い込んで、決めて」います。

だからこそ、自分自身が未来を拒んでしまっている…ということも言えるんですね。

けれども、ひとつひとつの問題を丁寧に読み解き、無理に頑張るのではなく、人生の捉え方や他者への視点を変えてあげるだけで、あっというまに今までの問題やストレスは消えていきます。

ぜひあなた自身の問題を恐れることなく、人生の見方を変え、視点を変え、あなたの望む関係性を手にして欲しいと思います。

M様、このたびは本当にありがとうございました。そして、これからゆっくりと愛を育てていってあげてくださいね。今後、セミナーでのアシスタントを通じて、参加者の皆様にもこのご経験をお伝えしていただければと思います。

引き続き、特設サイトで第1章「自尊心を育てるー人生のヒロインとしての第一歩」無料ダウンロード&購入特典配布中です。