◆自分でも気づかないうちに、いつのまにか不幸になっている･･･母親からの呪いを解き幸せになる方法

いつもご覧いただきありがとうございます。
心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。

先日の記事、「お母さんのことが嫌い！あんな女になりたくない！だから私も結婚できないー幸せになれない隠れた理由」につきまして、本当にたくさんのご感想や温かいメッセージを頂戴し、ありがとうございました。

皆様からは、続々と「私も実は母のことを嫌っていて･･･」「考えてみると、母に反発していたせいで、まだ独身です」というお声をいただき、

改めて、母子の関係と、潜在意識への刷り込みの大きさ、重大さを実感いたしました。

本日は、マリアージュコース第5期2日目にご参加いただきましたN様の体験談を元に、「母との関係性を見直し、潜在意識の思い込みを書き換える方法」をお伝えさせていただきたいと思います。

◆自分でも気づかないうちに、いつのまにか不幸になっている･･･母親からの呪縛を解き幸せになる方法

＊＊＊マリアージュコースの体験談＊＊＊

芳乃さん

こんばんわ、Nです。

今日はマリアージュコース２回目ありがとうございました。

今日気持ちが自由になれたので、お知らせしたくてメール差し上げました。

個人セッションの時、芳乃さんから
「あなたはお母さんのストレスのはけ口にされてたんですよ」
と言っていただいてハッと目の前の霧が晴れた感じがしました。

更に、講座を受けていて具体的な理由が分かりました。

幼い頃から母親の相談役や体罰や干渉はされていましたが、母親から直接酷いことを言われた記憶が無いはずなのに、どうして激しい自己否定や人を信じられない状態があったんだろうって不思議に思っていました。

講座が進むうちに
「そんなこと自分で考えなさい」
「どうしてこうなったのか言われなくても自分が良く知ってるでしょう」
って言葉が浮かんできました。

浮かんできた意味が分からないまま、
更に自分の声を聞いてあげていくうちに、母親の言動を思い出しました。

私は思春期の頃、ブラのことも生理のことも料理もお洒落も全て友達から教わりました。

それなのに、私のことを信じていると言いながら「近所の高校生の◯◯ちゃんが道の角でキスしてたわ。どうせそのうち子どもができて苦労するよ。あんたはそうならないように気をつけなさい、あなたの為に言ってるのよ」とか、

家族に美味しいものを食べさせたいから服は買わないと言いながら綺麗にしている人の悪口を言い、面倒だからと言って化粧もせず清潔にもせず、不満ばかり言っている母を思い出しました。

そういう母を毎日見ているうちに、
・私は邪魔な存在なのだ
・母が不幸なのは私のせいだ
・私は美しくなってはいけない
・私は幸せになってはいけない
と思うようになったことを思い出しました。

直接酷いことを言われなくても、これも一つの洗脳なのだと気づきました。

「自分で考えなさい」ってよく言われていたので、母親の言動から自分を幸せにしない思考パターンを作ってしまっていたんですね。

気づいたからには、母親の支配から決別します。

講座の中での芳乃さんの言葉
「自分の感性を自由に表現させてあげて下さい」
に勇気づけられました。

「私は誰に遠慮することなく好きなことを好きだと表現していいんだ！私は美しくなってもいいんだ！」
と思うと嬉しくなってきました。

もっと自分を美しくしてあげたり満たしてあげたくなったりました。

自分の未来が楽しみになってきました。

まとまっていなくてすみません。
長いメールを読んでいただいてありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いします。

寒い日々が続いていますので、温かくしてお過ごしくださいね。

N

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

N様、とても深い気づきのメールを本当にありがとうございます。

都度、真摯に向き合ってくださり、心から感謝しております。

N様が体験談に書いてくださったように、私たちが不幸な現状にあるとき、私たちの頭で考えていることとは裏腹に、さまざまな制限や制約が、勝手に私たちの人生を支配しています。

ここでは、N様が自分のお母様を見て感じていたこと･･･

それらの苦しい、辛い、悲しい気持ちが、いつのまにか自分に対する制限となり、美しくなってはいけないとか、私は価値がない人間だというような思い込みに変わっていったんですね。

そして、それらの思い込みは、決して相手から直接何かを言われたわけではなくても、その場の雰囲気や相手の態度によって、自動的に心に刻まれてしまうのです。

例えば、N様のように、母親が美しくない･･･だから私も綺麗に出来ない、母が自分を他者と比較してなじる、だから私はあの子よりも価値がない人間で、幸せになる価値はないんだ、というようなことだけではありません。

自分が話しかけたとしても、親がいつも自分の目を見ずに、適当に返事をしている･･･

一生懸命何かを親のためにしてあげたとしても、それにたいして感謝の言葉もない･･･

自分に対してはとても厳しく、軽蔑するような言葉を言ったりするのに、他人には優しくしている･･･

こうした親の一挙手一投足が、

◎私が話しかけても答えてくれない･･･だから私は無視される人間で、重要な人間ではないんだ

◎一生懸命やっても感謝されない･･･私は無力で、何をしても無駄、他人に喜んでもらうことはできないんだ

◎私よりも他人に対して優しくしている･･･だから私は人と比べて価値のない人間だし、どうせいつも注目してもらえないんだ

というように、思い込みを創ってしまうんですね。

ここで大切なことは、これらの思い込みは、確かにあなた自身を今は縛っているけれども、その思い込みがあることに気づけば、そこからの人生を変えていける、ということです。

N様が、「綺麗になってはいけないって思っていたけれど･･･でも、私は母の支配から脱して、これから美しくなりたいの！」と宣言してくださったように、

潜在意識の下に勝手にすり込まれている思い込みを見つけ、それを変えると決意するだけで、今までのパターンは意識的に変えていくことができるのです。

ただ、そのためには、

◆自分がどんな思い込みを持っているのか

◆その思い込みが、そもそも誰から植え付けられたものなのか

◆それによって、どんな弊害が生まれ、自分は不幸になっているのか

この３つが分からなければ、潜在意識の思い込みはずっと自動的に繰り返され、私たちの行動や発言、人生そのものを、永遠に支配し続けるのです。

あなたは今、どんな不幸がありますか？

どんなことに苦しみ、そして、それはそもそも、あなた自身がどんな行動ができないからでしょうか？

どんな幸せを得られないから不幸なのでしょうか？

そして、その不幸のきっかけとなる思い込みを与えたのは誰ですか？

絶対に、あなたの不幸はあなたのせいではありません。

自分を責めることなく、自分という人間がどのように創られてきたのか、それを冷静に客観的に分析することで、あなたは今まで繰り返してきた無意識のパターンを必ず変えることができるのです。