
【がん闘病】診察→急がなくて良いがん
今日は
検査と診察の日だった。
結果から言うと、
「急がなくて良いがん。タイプの悪くないがん」とのことだった。
私のは通常の乳がんと違う珍しい乳がん(乳がんのうち3%)で、増殖スピードがゆっくりで転移もしにくい、
「粘液がん」というものらしい。
MRIやCT検査の結果、現在目に見える転移も無く、急いで手術しなくて良いらしい。予後も良いので、悲観することはなさそうだ。
不幸中の幸いというか、何というか。
命拾いしたような気持ちだ。
とはいえ、
手術は必須だし、
放射線治療に1ヶ月毎日通わないといけないし、
服薬は5〜10年続けないといけないし、
再発や転移の恐れが全く無いわけではない。
手術は部分切除でお願いした。
私のがんは直径2センチの球形で、手術ではがんの部分と、その周り合わせて5センチ程度取り除くという。
手術中に、がんがもっと広がっていることが分かることもあるらしく、その場合は全摘になる可能性もあるとのことだった。
手術は諸々のことを考えて、子供が春休みの時に受けることにした。2ヶ月先だ。入院は1週間程度。
その間子供は義母のお世話になることになる。入院時のことは前から旦那や義母と相談していて、難病を抱えている義母には申し訳ないのだがお願いすることにした。
検査のことや手術のこと、先生に質問したことなど、
今後ブログに書いていこうと思う。
【がん闘病】抗がん剤?と脱毛
乳がんにはタイプがあり、タイプにより治療法が変わってくる。私は「ホルモン依存性タイプ」なので「抗がん剤」は効かないと言われた。
ということで基本的に抗がん剤を使わない治療になる予定なのだが、転移があったりした場合は抗がん剤を使う可能性もあるらしい。
がんといえば、
抗がん剤。
抗がん剤といえば、つらい副作用。
そして脱毛。
というイメージがあったが、抗がん剤を使わないがんもあるのだなあ。使わないで済むなら使わない方が良い。
闘病記を読むと、私と同じホルモン依存性乳がんのブログも沢山あり、そして……
そういう人たちの中には「抗がん剤不要」と言われたものの途中で「必要」に変わった人も沢山いる。
こういうのを知っておくと覚悟ができる。
闘病記は必ずしも良い方向に進むものばかりではないし、正確な情報でないものも含まれてたりして読みすぎ注意だが、やっぱりありがたい。
脱毛。
私の髪の毛は現時点で全くフサフサしておらず、何なら今すぐウィッグ使いたいくらいだ。
まあそれは置いておくとして。
抗がん剤による脱毛は、どんどん髪が抜けていき、髪が無くなる。(写真を載せてくれている方も沢山いる。分かりやすい。ありがたい)
もし抗がん剤を使うことになったら、髪はさっさとベリーショートか坊主くらいに短くしておいた方が良さそうだなあ。
美容師さんに何て言おう。それか自分でバリカンするか。
いや、そんなこと考える前に、もっと考えることは色々ある。
そもそも手術は絶対だし、ホルモン剤も絶対で、これらもかなり、いや、すごーーーく大変なものだ。
ふーーー。あまり明るい気持ちにならないな。
次の診察まで思考停止しておこうと思う。
【がん闘病】経緯と、気になること
私の今回の乳がんの経緯について、
今まで書いてきたブログを見てみる。
私はもともと年一回、乳腺外科専門のMクリニックで診てもらっていた。両胸、特に右胸にはっきりしないシコリのようなものや痛みがあるが検診では異常はなかった。(乳腺症らしい)↓
2022年の12月、エコーで左胸にそれまで無かった腫瘍が出来ていることが発覚。細胞診検査をすることになった。↓
1週間ほどで結果が出て、良性腫瘍の「線維腺腫」とのことだった。半年後に経過観察することになった。↓
そして半年後の2023年6月。エコーでその腫瘍が大きくなっていることを指摘され、再び同じ検査(細胞診)をすることになった。後日結果が出て、前回同様の良性腫瘍「線維腺腫」とのことだった。また半年後に経過観察をすることになった。↓
そして更に半年後の2023年12月。腫瘍は更に大きくなっていて、今度は細胞診をすることなく大学病院に紹介となった。↓
紹介された大学病院では、まず婦人科で子宮筋腫の手術が決定(のちに撤回)。乳腺外科では細胞診より更に詳しい検査である組織診をすることになった。↓
2024年1月、組織診の結果が悪性だと報告あり。がん告知。今に至る。↓
私が疑問に思うのは、
「いつからがんだった?」
ということだ。
これは誤診を疑っているわけではない。
むしろ、私はエコー検査中も画面凝視して「この像なら悪性では無さそうだな」と思っていたくらいだ。
そして細胞診の時も、先生がエコーで見ながら標的に針を刺して細胞を取るのを凝視していた。当たり前のことだが先生は的外れな場所に針を刺すとかしてないし、何箇所も刺して念入りに細胞を取っていたのも確認した。
どういうことだろう。
・線維腺腫だったものががん化した?
・線維腺腫の中にがん細胞が紛れていて、たまたまMクリニックではその部分を取れていなかった?
私は細胞診の勉強を学生時代に少ししていたが、現場では働いた経験がなく、私のような例についてどう考えるのかも分からない。
これを知ったからといってどうにもならないが、気になるのだ。
次回の診察で先生に聞いてみようかな。