3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ) -91ページ目

【がん闘病】セカンドオピニオン?

告知後、旦那に「悪性だったよ。がんだって」と伝えた。


旦那が動揺した様子なのは分かった。


旦那「セカンドオピニオンとか……した方がいいんじゃないかな」


えっ!!

セカンドオピニオンって、診断や治療方針に納得できない時に他院で相談するってやつだよね?

私は診断に納得できているし、治療方針も今の医師に従うつもりなのだが?


旦那「知り合いの○○さんの知り合いの方が、セカンドオピニオンして、知り合いの有名な先生に診てもらったと聞いたことがある」


遠いなっ。

いや、セカンドオピニオンは今のところ考えていないよと伝えた。

だがしかし、旦那は早速動いてくれてしまった。


旦那「○○さんにセカンドオピニオンのこと聞いてみたよ。知り合いの方は△△病院だって。そっちで診てもらう?」


焦りすぎだーーーー!

(注・普段はこんな焦るタイプの人では無いはず)


これは、どういう心理なのだろう?

他の病院で診てもらえば「これはがんではないですよ。安心してください」になるとでも思ったのか?


ともかく、

私はセカンドオピニオンの必要性を感じていないことと、次回の診察は一緒に行って、先生の言うことを一緒に聞こうと伝えた。




焦らない焦らない。

焦っていいことは何もない。

こころ穏やかに。

イライラしない。




現在は告知後、次の検査の日を待っている状態だ。


こうしている間にもがんがどんどん広がっていくんじゃないか……とか、一刻も早く治療開始したい……とか、いてもたってもいられないような気持ちも正直なくは無い。


しかし病院は「待ち」というものがあり、診察も検査も手術も入院もすぐにできるものではない。これはみんな同じだ。(緊急の人は除く)

ちなみに、手術の予定日はすぐに先生が仮押さえしてくれた。それでも1ヶ月以上先だ。


焦っても仕方ない。


今私がやるべきことは、がんが広がる恐怖におびえることや検索魔になることではない。

入院中子供の生活をどうするかの作戦を立て、準備することだ。それと、術後は体力が無くなるとかいう話も聞いたことがあるので、元気な今のうちに断捨離や整理整頓などできることをどんどん進めていかなくては。(あんまりやる気出ないんだけど)←整理整頓苦手


【がん闘病】原因と今後

乳がんに罹患してしまった原因は何なのか。

そんなの本当のところは分からない。

でもあえて考えてみる。




がん家系、という話はよく聞く。うちは両親も祖父母もがんでは無い。つまり遺伝的な問題ではなさそうだ。


では何なのか。


ホルモンバランスの異常は、あるだろう。

もともと婦人科の先生から、子宮筋腫が大きくなってしまった原因はホルモンバランスの異常だろうと言われている。(血液検査等する前から)


私は娘を産む前に不妊治療をしている。不妊の原因は不明。高度不妊治療で、ホルモン剤も使った。そして娘を授かった。

その後、不妊治療はしていない。


「不妊治療の影響で乳がんにかかりやすくなる」という学術的な証明はされていないようだが、気になるものではある。

そもそも不妊だった時点で、何かしらおかしいところがあったのではないかとも思う。検査で明らかにならなかっただけで。

あくまでも私の勝手なイメージだが、長いこと怪しいホルモンバランスでどうにかやってきた細胞が、ついに耐えられなくなり悪性化してしまったのかもしれない。


ホルモンに関してはホルモン剤治療をすることが決まっているので、それで頑張っていくしかない。




体質的な原因はここまでとして、次に考えたいのはストレスや生活習慣だ。

※放射線の影響とかワクチンの影響とかは私個人の問題ではないので言及しないでおく


ストレスが良くないという話はよく聞く。

ストレスはある。子供のこと、親のこと、気になることはたくさんある。でも思い悩みまくっているかというと、そこまで気にしていない。ストレスが原因ではないと思う。


そして生活習慣。

特に食生活に問題があるとがんにかかりやすいという話を聞く。「がんのエサになるような食生活」なんて表現も見かける。

砂糖の摂りすぎ、脂質の摂りすぎ……


若かりし頃の無茶な暴飲暴食に心当たりはあるのだが、暴飲暴食していた人がみんながんになっているわけではないし、暴飲暴食していても大病なく長生きする人だっている。

私の直近の健康診断では血糖値やや高め(治療するほどではない)、コレステロール高め(ギリギリ治療するほどではない)くらいで問題は無かった。肥満もないし、痩せてもいないし。


あと心当たりといえば、授乳中に乳が詰まりやすかった。よく胸がカチカチになったものだった。これは右も左もだ。

当時乳腺外科の先生からは「甘いものや乳製品を避けた方が良い」と言われた。

私はアイスクリームやヨーグルト、牛乳が大好物で、ほぼ毎日これらを摂っていた。避けるように言われても我慢できず食べてしまうことがあった。

この辺りの食品は、乳がんの原因にもなりそうな気がする。必ずなるわけではないが、私とこれらの食品は相性が悪かったのかもしれない。


インスタント食品や外食の頻度、食品添加物とかも問題になりそうだ。けっこう摂っていた方だと思う。


これ以上つきつめても後悔しかないので、この辺で終わりにしようと思う。




反省はする。

いわゆる「健康的な食事」は健康をもたらすのだろう。今後はなるべく健康的な食事にしていこうと思う。

がん患者の中には「マクロビオティック」という食事療法を取り入れている人も多くいるという話を聞く。

有機野菜、玄米、全粒粉……私が普段まったく食べないような内容だ。

超絶偏食の娘がいながらマクロビをやっていくのは絶対に無理だ。気合を入れれば出来るのかもしれないが、今のところその気合はなく現実的ではない。


まあ甘いものと乳製品を避けて、野菜多めに食べるところから始めるかね……。

もうがんになってしまったけれど、今後のために。



がん告知その後のふりかえり3

乳がんと言われ、手術することになった上で気になるのはまず見た目のこと。(全摘か温存か、これに関しては前に書いた)


そして手術の後遺症のこと。

よく乳がんの後遺症で聞くのが、リンパ浮腫だ。

リンパが溜まり、腕がパンパンに腫れ、見た目も痛々しいし動かしにくくなり日常に支障が出る。

実際、リンパ浮腫のために腕にサポーターを巻いて過ごしている人を知っている。サポーターで良くなるなら良いのだが、あまり改善していないように見えた。


私「手術後、リンパで腕が腫れて動かしにくくなるってよく聞きますが、私もそうなりますか」


先生「手術でリンパまで取るかどうかで変わってきます。リンパまで取らなければ基本的に起こりません。手術直後はつっぱった感じがして多少腕が動かしにくくなりますが、改善していきます」


そうか……がんの範囲で変わってくるよね。

リンパまで取ることにならないといいなあ。

取らないとダメなら仕方ないと腹をくくるしかない。


もやもやとした恐怖感が、具体的に形になって見えてくると、逆に怖くなくなってくる。

来るなら来い。やるしかない。