レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)は 1977年4月1日テキサス州はダラスのダラス・メモリアム・オーディトリウム公演を皮切りに,8月13日ペンシルベニア州フィラデルフィアのジョン・F・ケネディ・スタジアム公演までの予定で北米ツアーを予定・開始(1st レグ:4月1日~30日,2nd レグ:5月18日~6月27日,3rd レグ:7月17日~8月13日)しますが,ロバート・プラント(Robert Plant)の長男(:カラック)のウィルス性感染症による死亡(7月26日)に伴い,7月17日ワシントン州シアトルのキングドーム公演から開始された 3rd レグ序盤の 7月24日カリフォルニア州オークランドのオークランド・アラバマ・カウンティ・コロシアム公演を最後に 50公演に及ぶ北米ツアーを 7公演を残して打ち切ります.

 本商品は,北米ツアー 2nd レグ終盤の 6月21日から 5連続公演(21日,22日,23日,25日,26日,27日)行われた,カリフォルニア州イングルウッドはザ・フォーラム(LAフォーラム)公演の初日(6月21日)のオーディエンス録音を収録した 『 Listen To This, Eddie : The Best & Longest ( No Label) 』 で,伝説のテーパー:マイク・ミラード(Mike Millard)の録音をベースに,欠損部分を,一昨年位から レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の貴重な音源を発掘・公開している,話題の The Dogs Of Doom チームにより,新たに公開された Recorder 2 により補填した当日の最長版です.
 1月25日のリリース告知から1週間で
 「 1/31 ★レッド・ツェッペリン「LISTEN TO THIS, EDDIE: THE BEST & LONGEST」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.221~240)を用意させて頂きました。
 こちらも,早い段階で完売するのでしょうか.
 
 メーカー情報にも 「 ★★既発GRAFと本盤があれば、他のエディは一切不要。 」 と煽っていますが,既発の Graf Zeppelin を所有している方には,Disc 3 部分が無償で配布されているようです.

 それにしても 「 Listen To This, Eddie 」 のタイトルで,市場に何種類出回っているんでしょうかね....

 メーカー情報では
 『もはやZEPマニアでなくとも音楽好きなら1タイトルは所有しているのでは?と思えるほどレア・ライブ音源のスタンダードと化した「LISTEN TO THIS EDDIE」。
 日付を言わなくとも「エディ」と呼べば通じてしまうほどの超メジャー音源は2020年に晴れてマスターテープが出土、そこからのリリースが熾烈を極めたのも記憶に新しい。おまけにマスターを公開してくれたJEMSチームが最初は独自にイコライズを加えたバージョンを提供するという「余計なお世話」をやってくれたことで炎上。そこで起きた批判を受け、次に小細工なしの所謂「FLAT TRANSFER」バージョンを公開してくれたことで騒動が鎮火した訳ですが、この時のバージョンと熾烈を極めたリリースによって、「エディ」は遂に決定版が登場したのだ…誰もが感じたものです。
 ところが、無敵のミラード録音の中で最後の砦とも言うべきカットが「Achilles Last Stand」の前で繰り広げられていたジミーのギター・ソロの中にあったのです。それは彼の独演が14分を迎えた辺り、バイオリンの弓を用いたボウイング・パートで生じていたもの。幸いにもボーカルやドラムが入るパートではないので、このカット個所をつまんだバージョンなども過去にはリリースされていたものですが、そこで望まれるのが別音源の存在です。ここで1977年6月21日の現存するオーディエンス録音について振り返ってみましょう。

 Recorder 1
 マイク・ミラードによる永遠の名作オーディエンス。「Ten Years Gone」と先の「Guitar Solo」においてカセット交換によるカットが生じています。ステレオ

 Recorder 2
 今から20年以上前に懐かしのTDOLZ「POWER & GLORY」ボックスにて「Ten Years Gone」カット部の補填要員として出土。ただし音源全体の流通はなし。モノラル

 Recorder 3
 四年前に出土して世界中のマニアを騒然とさせた所謂「Erik」ソース。こちらもモノラルだが「Recorder 2」よりは音像が近い。

 「Erik」ソースによって遂にミラード・ソースの欠損個所が埋まるのかと思いきや、何と同ソースは肝心の「Guitar Solo」が録音されなかったというオチ。それぞれに「Guitar Solo」がテープ交換ポイントに当たってしまい、そもそも6月21日の新たなソースが登場したというだけで、いかに奇跡だったのかを思い知らされたのでした。

 2020年のマスター出土を頂点として、もはやこれ以上「エディ」の発掘はありえない…誰もが納得していたところ、年が明けた途端に絶好調The Dogs of Doomがまさかの「Recorder 2」ロングバージョンを公開してくれたのです。
 世界中のZEPマニアに対するお年玉と言っても過言ではない驚きの発掘だったのですが、これもまた録音が「Guitar Solo」までという際どい収録状態。今回のバージョンも例の個所が未収録だとしたら、もはや1977年6月21日のオーディエンス録音による完全な再現は永遠に不可能となってしまう…。ところが本当に幸いなことに、「Recorder 2」は問題の個所までちゃんと録音してくれていたのです!

 世界中のマニアにとって見果てぬ夢だった6月21日の完全収録。それが「Recorder 2」全長版の登場によって遂に可能となり、例のパートの20秒ほどの欠損が見事にアジャストされることになりました。先に申しましたように、ドラムやボーカルの入らない箇所ですのでモノラルで音像遠目な音源をステレオのミラード録音にパッチしても驚くほど違和感がありません。

 とはいっても、この処理だけを施して「決定版エディ」とするのはあまりに安易。そこで今回はミラード・マスターの出土からも一年以上が経過した今、改めて同バージョンを洗い直すことから始めています。2020年の公開時にひと悶着起きた「FLAT TRANSFER」ですが、テープそのものの経年に加え、JEMSチームが再生に使用したカセットデッキのグレードの問題などもあり、ナチュラルながらも腰のない線の細さが気になる状態だったのは事実。もっともJEMS側もそのことを気にして最初にイコライズを施したバージョンを公開したのだと思われますが、その仕上がりがイマイチだったのもまた事実。
 そこで「FLAT TRANSFER」バージョンを再び見直し、ミラードが1977年に録音した当時にあったであろうカセット本来の持ち味を生かすことに注視。今回モデルとなったのが懐かしのシルバー・レアリティーズが最初にリリースしたバージョンの「LISTEN TO THIS EDDIE」。マニアの間で「バラ・エディー」と呼ばれていたリリースも後にレーベル自身がスタンプジャケの「MASTER」バージョンに刷新したことで用なしになったのかと思いきや、シルバー・レアリティーズのミスター・トードと呼ばれる主宰が1992年に入手したであろうカセットの状態が非常に良く、そこに加えて余計な小細工のないナチュラルな状態が21世紀を迎えて再評価の機運が急上昇。ピッチの狂いが玉に瑕ではあったものの、派手めな「MASTER」よりナチュラルな状態が好ましいということから、まさかの復権を果たしたのでした。
 「バラ・エディー」にあったようなナチュラルさがマスター使用によってさらに忠実に蘇ったのなら…それが今回のコンセプト。

 リマスター・メモを読んでいただければわかるように、今回の緻密な音源の調整の仕上がりは本当に素晴らしく、それと2020年アイテムを聞き比べてしまうと、例えば「LISTEN TO THIS, EDDIE: MIKE MILLARD MASTER TAPES: FLAT TRANSFER」などはか細く、なおかつ薄膜掛かって硬質な音に聞こえてしまう。だからこそ今回は、いわゆる「イコライズ」の範疇に入ってしまうような大げさな音の処理とは次元が違う、あくまで緻密な「調整」という作業を徹底したのでした。
 その結果が2020年アイテムの多くで欠けていたメリハリとナチュラル感が合わさった、これぞ「FLAT TRANSFER」と呼ぶに相応しい状態での収録を実現。2020年の時点で極められていたと思われていたカセットマスターの素性をフルに出し切ってみせたのが今回のバージョン。そこに加えて「Recorder 2」使用による「Guitar Solo」の史上初となる完全収録が実現となれば、これはもう鬼に金棒。嘘偽りなしに「BEST & LONGEST」な「エディ」を世界中のマニアに捧げます。

------------------------------------------------------------
(リマスター・メモ)

 ★Src2(今までTYGのみが聞けた)のロングバージョン(ライブ冒頭からGソロまで収録したロスレスデータ)が公開されたことを受けて企画されたタイトル

 ★Src1(ミラード)及びSrc3(ERIK)でも補完しきれなかったGソロ(DAZED AND CONFUSED)パート約20秒ほどが、今回公開されたSrc2のロングバージョンで補完。これにより当日のライブ演奏パートが完全収録となった。

 ★Src2のGソロ補填パートにロスレスデータ(帯域ダウンがなく音質劣化がないWavデータ)を使用してるのは、現時点で本盤とGRAFのみ

 ★メインソースは近年登場のおなじみミラードマスター(Flat Transfer)がベースで、それを最新マスタリング。

 ★EQは、旧Sira(SIRA-16/17/18盤・・・いわゆる"バラ・エディ")的な方向で。

 「本来のFlat Transferがこんな感じ」なサウンドを指向。 派手なアピールは本盤ではほどほどとし、しかし多少の高域と低域は意識したマスタリング。 また旧SIRA(バラ・エディ)で感じられた若干癖のある中音域はいくぶんカット。

 ★Flat Transferは、元々のままでは腹膜がかった、腑抜けでメリハリに乏しい感もあるマスターであり、そのままの状態ではナチュラルと言うには全くほど遠いサウンドであった。
ここではバランスを重視しながら、その腑抜けでメリハリに欠けたサウンドが最小限のEQ処理により解消

 ★★既発GRAFと本盤があれば、他のエディは一切不要。
------------------------------------------------------------』

Listen To This, Eddie : The Best & Longest ( No Label)
 
 Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 21st June 1977

  Disc 1
   01. Introduction
   02. The Song Remains The Same
   03. The Rover - Sick Again
   04. Nobody's Fault But Mine
   05. Over The Hills And Far Away
   06. Since I've Been Loving You
   07. No Quarter
   TOTAL TIME (69:43)

  Disc 2
   01. MC
   02. Ten Years Gone
   03. The Battle Of Evermore
   04. Going To California
   05. Black Country Woman
   06. Bron-Y-Aur Stomp
   07. White Summer
   08. Black Mountain Side
   09. kashmir
   TOTAL TIME (53:51)

  Disc 3
   01. MC
   02. Out On The Tiles / Moby Dick
   03. Heartbreaker
   04. Guitar Solo
   05. Achilles Last Stand
   06. Stairway To Heaven
   07. Whole Lotta Love
   08. Rock And Roll
   TOTAL TIME (75:19)

 Guitar Solo
 

[参考]
 Recorder 2 のカセット・テープ
  

 詳細情報(メーカー情報より)
  Disc 1
   01. Introduction
       :::
   05. Over The Hills And Far Away
   06. Since I've Been Loving You
       ⇒ ★演奏後8:35-8:44 Erikソース
   
  Disc 2
   01. MC
   02. Ten Years Gone
       ⇒ ★曲中5:05-5:21 Erikソース
   03. The Battle Of Evermore
       :::
   08. Black Mountain Side
   09. kashmir
       ⇒ ★演奏後9:22-9:38Erikソース

  Disc 3
   01. MC
   02. Out On The Tiles / Moby Dick
   03. Heartbreaker
   04. Guitar Solo
       ⇒ ★曲中14:48-15:12 Src2 ★Gソロが初の完全収録!
   05. Achilles Last Stand
   06. Stairway To Heaven
       ⇒ ★演奏後12:35-12:44Erikソース
   07. Whole Lotta Love

 
 
 
1977 North American Tour Dates
 April
  01 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  03 The Myriad,Oklahoma City,OK,USA
  06 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  07 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  09 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  10 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  12 Metropolitan Center,Bloomington,MN,USA
  13 Civic Center,St. Paul,MN,USA
  15 St. Louis Arena,St. Louis,MO,USA
  17 Market Square Arena,Indianapolis,IN,USA
  19 Riverfront Coliseum,Cincinnati,OH,USA
  20 Riverfront Coliseum,Cincinnati,OH,USA
  23 The Omni,Atlanta,GA,USA
  25 Freedom Hall,Louisville,KY,USA
  27 Richfield Coliseum,Richfield,OH,USA
  28 Richfield Coliseum,Richfield,OH,USA
  30 Silverdome,Pontiac,MI,USA

 May
  18 Birmingham?Jefferson Convention Complex,Birmingham,AL,USA
  19 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
  21 The Summit,Houston,TX,USA
  22 Tarrant County Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  26 Capital Centre,Landover,MD,USA
  28 Capital Centre,Landover,MD,USA
  30 Capital Centre,Landover,MD,USA
  31 Greensboro Coliseum,Greensboro,NC,USA

 June
  03 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
  07 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  08 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  10 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  11 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  13 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  14 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  19 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  21 The Forum,Inglewood,CA,USA
  22 The Forum,Inglewood,CA,USA
  23 The Forum,Inglewood,CA,USA
  25 The Forum,Inglewood,CA,USA
  26 The Forum,Inglewood,CA,USA
  27 The Forum,Inglewood,CA,USA

 July
  17 Kingdome,Seattle,DC,USA
  20 Arizona State University Activities Center,Tempe,AZ,USA
  23 Oakland-Alameda County Coliseum,Oakland,CA,USA
  24 Oakland-Alameda County Coliseum,Oakland,CA,USA

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#2022-01-25