一連の マイク・ミラード(:Mike Millard)音源のマスターが発掘され,リリースされ出していますが,レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の L.A.フォーラム(ザ・フォーラム)公演を収録した商品が久し振りにリリースされました.

 2015年6月,マイク・ミラード(:Mike Millard)が収録し,彼の 1st Gen カセット(unmarked 1st gen)と言われていたものを,JEMS がトランスファーした音源を使用してリリースされた,1977年の北米ツアー終盤の一連の L.A.フォーラム公演シリーズ.
 L.A.フォーラム公演は,6月21日,22日,23日,25日,26日,27日 と 6公演行われていますが,マイク・ミラード(:Mike Millard)はその内,6月21日,23日,25日,27日 の 4公演をオーディエンス録音により収録しており,その音源を元に LIGHTHOUSE が,それぞれ

  6月21日 : 『 Los Angeles 1977 1st Night (No Label)
  6月23日 : 『 Los Angeles 1977 3rd Night (No Label)
  6月25日 : 『 Los Angeles 1977 4th Night (No Label)
  6月27日 : 『 Los Angeles 1977 Final Night (No Label)

 としてリリース.

 その後,初日と最終日のアップグレード盤がそれぞれ 『 L.A. Forum 1977 The First (No Label) 』(6月21日),『 L.A. Forum 1977 The Last (No Label) 』(6月27日) として 2016年5月末にリリース,2019年11月にはベスト・バージョンと言われた上述の 『 L.A. Forum 1977 The First (No Label) 』 をベースに,欠損部分を 『 Listen To This Erik:GaryB Master Cassettes (No Label) 』 のメインに使用された Source 3 を補填した 『 Listen To This, Eddie (No Label) 』(6月21日) ,また同時期に Graf Zeppelinレーベルから Source 1(アナログLPソース) と 2(マイク・ミラード・ソース) を各々メインに収録した 6枚組の 『 For Badge Holders Only(LZSC-623) 』(6月23日)等ががリリースされ現在に至っています.

 本 CD は L.A.フォーラム 4公演目に当たる 6月25日公演のオーディエンス録音を収録した 『 L.A. Forum 1977 4th Night : Definitive Millard Master (No Label) 』 で,既発では 2015年6月のリリース告知と粗同時に,予約完売になった 『 Los Angeles 1977 4th Night (No Label) 』 がありますが,今回は完全なるアップグレード盤で,既発に比較するとかなりクリアな音質と言えます.

 演奏は初日ほどの切れは無いものの,全体として平均以上のまとまった演奏を披露しており,"In My Time Of Dying" では,終盤部での "You Shook Me"以外にも.中盤にリトル・リチャードの "Rip It Up" も飛び出し,続く "Since I've Been Loving You" でのペイジのギターは素晴らしく,プラントのヴォーカル含め,まとまっている感じが強い印象です.
 "No Quarter" は,曲全体で29分に及ぶ関係もあり,中間部のキーボードとギターのインプロヴィゼーションは相応な演奏を披露しているのですが,聴く方は,中弛み感を持ってしまうのは致し方ないでしょう.そしてアコースティック・セット,特に "Going To California" では,プラントのハイ・トーンヴォイス健在と言ったところでしょうか.

 本公演日は,前 3公演終了後に,1日のオフ日があり,休養を取っている関係か,"Over The Top" は,29分弱と言う,長いドラム・ソロを披露しているのも印象的ですし,アンコールで "Communication Breakdown" を演奏しているのが割とにレアです.

 相変わらずの人気.
 リリース告知 2日後に予約で150枚って...
 「 3/12 ★レッド・ツェッペリン「L.A. FORUM 1977 4TH NIGHT: DEFINITIVE MILLARD MASTER」のナンバー入りシール・ステッカー付きは予約完売致しました。お問合せ多数の為、急遽50セット(No.151~200)を用意させて頂きました。
 「 3/16 ★レッド・ツェッペリン「L.A. FORUM 1977 4TH NIGHT: DEFINITIVE MILLARD MASTER」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽50セット(No.201~250)を用意させて頂きました。★本タイトルはこれにて終了となります。
 「 3/20 ★レッド・ツェッペリン「L.A. FORUM 1977 4TH NIGHT: DEFINITIVE MILLARD MASTER」はは完売致しました。

 メーカー情報では
 『レッド・ツェッペリンの1977年LA公演と言えばエディーの初日、バッジホルダーの三日目、そして最終日が三大名演かつ名音源という印象が強いかと思われますが、他の公演もまた演奏が素晴らしく、なおかつ音質がまた素晴らしいものが多い。それは一重に伝説のテーパー、マイク・ミラードがほとんどのLA公演を録音してくれたことが大きいのですが、彼が遺してくれた77年LA音源はJEMSがネット上にファースト・ジェネレーションとして公開してくれたバージョンを通称「赤ジャケ」シリーズにて2015年にリリース。
 その後、初日と最終日に関してはJEMSのバージョンよりもテープの状態が良かったことでマニアの間で高い評価を受けた「THE FIRST」と「THE LAST」というアッパー版が登場。中でも前者は決定版として激賞され、大ベストセラーとなった昨年リリース版エディーの元にもなったほどのベスト・バージョンでした。そんな「THE FIRST」と「THE LAST」でミラード音源のベスト・コピーを提供してくれた音源コレクターが今回は7月25日の公演のベスト・バージョンを提供してくれたのです。

 7月25日のLAフォーラムといえば、正に赤ジャケ・シリーズの名盤「LOS ANGELES 1977 4TH NIGHT」を5年前にリリース、しかも予約段階で売り切れたほどの人気を博していましたので、再リリースのリクエストはその時点から寄せられていたもの。あれから5年、遂に赤ジャケを余裕で凌いでしまうほどのアッパー版コピーが登場するのです。
 あの時に現れたJEMSのミラード音源ですが、どれも「unmarked 1st gen」という但し付きのバージョンでした。つまり「証拠はないけどファースト・ジェネレーション」という言い回し。中でも「LOS ANGELES 1977 4TH NIGHT」に収録されたバージョンは全体を通して薄皮を被ったかのような質感があり、厳しいマニアの間では「unmarked」なのだから、ホントに「1st genなの?」という声が飛んだのです。とはいえ、元々「これぞ」というアイテムが存在しなかった日でもありますので、結果的には赤ジャケがベストの座に君臨することになりました。
 ところがどうでしょう、今回コレクターから提供されたバージョンは「LOS ANGELES 1977 4TH NIGHT」のJEMバージョンよりもはるかにクリアな音質を誇る状態だったのです。もちろんそれはイコライズで音質を変えたような不自然さとは次元の違うものであり、何よりあの薄皮を被ったような不自然さが一気に晴れたアッパー感は鮮烈。正にミラード録音らしいクリアネスが7月25日の音源からも感じられるようになった。それこそエディーや最終日に比肩しうるクオリティで聞けるようになったのです!

 おまけに今回のバージョンは単に音質が向上しただけではありません。ミラードがテープチェンジの際にレコーダーを止めて生じるカットの位置は赤ジャケ盤こと「unmarked 1st gen」の時とほとんど変わらないのですが、録音が再開された際の収録時間が赤ジャケ盤よりもはっきり長いのです。中でも顕著なのが「Since I've Been Loving You」終演後。ここでカットが入るのですが、録音が再開された際、近くの男性が「ジミー!」と叫び、周囲の女性が「プリーズ!」と叫ぶ10秒近い場面は「unmarked 1st gen」では聞かれなかったもの。
 さらにライブ後半でも二か所ほど、従来のカット箇所が長く収録されている場面があるのですが、それらでも周囲の観客の会話が続いているので、確実に現場の音を長く収録しているのだということがはっきり判ります。今回のバージョンの見事なアッパー感を前にしてしまうと、5年前のJEMSバージョンは所詮「unmarked」なコピーでしかなかったことを痛感させられるほど。

 そしてエディーやバッジホルダーと比べて演奏内容が語られることの少ない7月25日ですが、いやいやどうして、この日も抜群ではないですか。元々マニアの間でこの日はプラントが絶好調な日として知られており、その極め付けが「In My Time Of Dying」のエンディングにおいて、この日が土曜日であったことからリトル・リチャード「Rip It Up」の出だし「Well it's Saturday night and I just got paid」をプラントが歌い出すという、往年のロック・メドレーを彷彿とさせるような場面でしょう。
 そもそも前日がLA連続公演の中休みだったことも功を奏したのか、他の曲でもプラントの好調さが際立っており、「Going To California」などはツアー中のベストでは?と思えるほど素晴らしい歌声を聞かせてくれています。エディーを筆頭としてボンゾの暴れ具合が印象的な77年のLA公演なのですが、実はペイジがもっともイイ感じに弾きまくってくれているのもこの日の魅力かと。
 「Since I've Been Loving You」で調子を掴んだペイジは次の「No Quarter」で最初のピークを迎えます。特に20分辺りでの弾きまくりは最高の場面で、圧倒的にボンゾの存在感が際立っていたエディーでの同曲とまるで違う雰囲気となっているのが面白い。
 もっとも「Ten Years Gone」ではいつも綺麗に弾きこなせないあの箇所を普段よりも乱れ気味に弾いてしまったのも77年のペイジらしいところ。しかしそれを挽回せんばかりに曲の後半で弾きまくってみせる様がお見事で、彼のギター・プレイに閃きが感じられるという点では、ランドーバー最終日に次ぐレベルではないでしょうか。

 一方ボンゾはエディーやバッジホルダーの時のようなキレキレモードではなく、それがかえって77年ZEPらしいどっしりグルーブとLA77年のキレキレ感がいい塩梅のバランスでプレイに現れているのがこの日ならでの魅力。確かにエディーのような派手さには及ばないものの、むしろこちらの方が本来の77年らしさであるのは明らか。
 そうした調子ですので、「Achilles Last Stand」ではLAモードの爆裂プレイが全開だったかと思えば、次の「Stairway To Heaven」になると他の日ほど暴れることなく演奏を支えているのがイイ。つまり緩急自在なのがこの日のボンゾ。
 そしてバッジホルダーの日から味をしめた「Kashmir」の後での「Trampled Underfoot」というパターン、いつもの「Rock And Roll」の代わりに「Communication Breakdown」へとメドレーする「Whole Lotta Love」といった、この日ならではのスペシャルな場面もふんだんに。

 せっかくのミラード録音ながら、今一歩すっきりしなかった音質のせいで魅力が伝わりづらかった日ですが、今回のバージョンの登場によって、この日もまた名演であったことを再確認させてくれるはず。このアッパー感はとにかく凄まじい!

 ★世界初登場の超絶アッパー音源。驚愕のミラード・マスター。
 ★これまでベストとされていたJEMS音源より2ランク程度音質が良い。』

L.A. Forum 1977 4th Night : Definitive Millard Master (No Label)
 
 Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 25th June 1977
 [From Original Masters]
 Huge Upgrade!!!!!!!!!!!

  Disc 1
   1. Intro
   2. The Song Remains The Same
   3. Sick Again
   4. Nobody's Fault But Mine
   5. In My Time Of Dying
   6. Since I've Been Loving You
   7. No Quarter
   TOTAL TIME (73:57)

  Disc 2
   1. Ten Years Gone
   2. The Battle Of Evermore
   3. Going To California
   4. Black Country Woman
   5. Bron-Y-Aur Stomp
   6. White Summer
   7. Kashmir
   8. Trampled Underfoot
   TOTAL TIME (63:42)

  Disc 3
   1. Over The Top
   2. Guitar Solo
   3. Achilles Last Stand
   4. Stairway To Heaven
   5. Whole Lotta Love
   6. Communication Breakdown
   TOTAL TIME (73:57)

 The Song Remains The Same
 
 Since I've Been Loving You
 
 The Battle Of Evermore
 
 Achilles Last Stand
 
 Stairway To Heaven
 

[参考]
 詳細情報
  Disc 1
      :::::
   6. Since I've Been Loving You
      ⇒ 8:31 - 8:39 は既発に入ってない歓声。

  Disc 3
   1. Over The Top
      ⇒ 28:38 - 28:40 は既発に入ってない歓声。
      :::::
   4. Stairway To Heaven
      ⇒ 12:19 - 12:44 は既発に入ってない歓声。

 

 Los Angeles 1977 4th Night (No Label)
 
 

Presence
 [Remaster]
 [Deluxe Edition]



1977 North American Tour Dates
 April
  01 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  03 The Myriad,Oklahoma City,OK,USA
  06 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  07 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  09 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  10 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  12 Metropolitan Center,Bloomington,MN,USA
  13 Civic Center,St. Paul,MN,USA
  15 St. Louis Arena,St. Louis,MO,USA
  17 Market Square Arena,Indianapolis,IN,USA
  19 Riverfront Coliseum,Cincinnati,OH,USA
   20 Riverfront Coliseum,Cincinnati,OH,USA
  23 The Omni,Atlanta,GA,USA
  25 Freedom Hall,Louisville,KY,USA
  27 Richfield Coliseum,Richfield,OH,USA
  28 Richfield Coliseum,Richfield,OH,USA
  30 Silverdome,Pontiac,MI,USA

 May
  18 Birmingham?Jefferson Convention Complex,Birmingham,AL,USA
  19 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
  21 The Summit,Houston,TX,USA
  22 Tarrant County Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  26 Capital Centre,Landover,MD,USA
  28 Capital Centre,Landover,MD,USA
  30 Capital Centre,Landover,MD,USA
  31 Greensboro Coliseum,Greensboro,NC,USA

 June
  03 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
  07 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  08 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  10 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  11 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  13 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  14 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  19 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  21 The Forum,Inglewood,CA,USA
  22 The Forum,Inglewood,CA,USA
  23 The Forum,Inglewood,CA,USA
  25 The Forum,Inglewood,CA,USA
  26 The Forum,Inglewood,CA,USA
  27 The Forum,Inglewood,CA,USA

 July
  17 Kingdome,Seattle,WA,USA
  20 Arizona State University Activities Center,Tempe,AZ,USA
  23 Oakland-Alameda County Coliseum,Oakland,CA,USA
  24 Oakland-Alameda County Coliseum,Oakland,CA,USA


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Los Angeles 1977 3rd Night (No Label)
 
For Badge Holders Only (No Label)
 
Los Angeles 1977 4th Night (No Label)
 
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#2020-03-10