少し前に LIGHTHJOUSE にてリリースが続いた，レッド・ツェッペリンの音源で，1977年4月1日テキサス州はダラスのダラス・メモリアム・オーディトリウム公演を皮切りに，7月24日カリフォルニア州はオークランドのオークランド・アラバマ・カウンティ・コロシアム公演まで50公演に及ぶ北米ツアーから，ツアー終盤に当たる 6月27日カリフォルニア州はイングルウッドのザ・フォーラム（：LAフォーラムとも呼ばれている）公演をオーディエンス収録したものです．
こちらも他の商品と同じで 予約完売．
「6/3 ★レッド・ツェッペリン「LOS ANGELES 1977 FINAL NIGHT」は予約完売致しました。」
ザ・フォーラム公演は，6月21日，22日，23日，25日，26日，27日 と 6公演行われており，本 CDはその最終日を収録しています．
ちなみに初日に当たる 6月21日は，アナログ時代から有名な 『Listen To This Eddie』 で知られる，名演の日です．
テーパーは，有名な マイク・ミラード（：Mike Millard）で，その 1st ジェネレーションを，JEMS がトランスファーしたものです．
演奏的にも初日である 6月21日には及ばないまでも，オープニングの "The Song Remains The Same" から，素晴らしい演奏が繰り広げられます．"The Song Remains The Same" の何時もと少しニュアンスの異なるソロや "Sick Again" での何時もより若干長めのソロ，"Ten Years Gone" の名演，"Going To California" では，1971年を思わせるハイトーン・ボイスを聴く事ができます．13分に及ぶ "White Summer － Black Mountain Side" では，8分過ぎにスロー・テンポで一瞬 "Kasmir" のコード進行を行う部分も．また続く "Kashmir" では，ミス・トーンはあるものの，無難に演奏しています．
この日は．アコースティック・セットで飛び出す "Dancing Days" からも，メンバー自身も気持ち良く演奏しているのが判ります．
1970年から数々の名演を生んできた，ザ・フォーラム公演が，このライブで最後となってしまう事を思いながら，本音源を聴くと，感慨深いものがあります．
メーカー情報では
『 ZEP 自身も大いに楽しんだであろう1977年のLA滞在を締めくくるのが27日のライブです。そうなればマイク・ミラードとしてもこのショウをキャッチしないわけにはゆかず、結果として21日に匹敵する名オーディエンス録音が残されました。
ここでも彼ならではのオンな音像と高音の伸びが生かされた抜群のミラード・クオリティは本当に素晴らしい！やはり彼の録音は別格。それがJEMSによる血統書付のファースト・ジェネレーション・マスターからの収録となれば文句の付けようがありません。
しかもこの日は ZEP 自身も LA公演のフィナーレを意識し、初めからライブをスペシャルなものにしようという気合が伺えます。その証拠にここでは LA ならではのハイパー・ボンゾが蘇り、それこそ21日や23日を彷彿させるようなキレキレ・ボンゾがオープニングから大活躍。さすがに21日のイキまくりプレイの域にまでは到達しなくとも、一聴して LA ならではのスペシャルな雰囲気の中でハイにプレイするボンゾやグループの姿がミラードによって克明に記録されています。
この日が LA 公演というくくりだけでなく、1977年アメリカ・ツアーの中においても抜きん出た一日とされるのは、各曲の演奏と ZEP お得意のインプロビゼーションが引き伸ばされているからではないでしょうか。77年はそれまでプラント以外の三人がインプロの駆け引きの場としていた「Dazed And Confused」を封印し、代わりに「No Quarter」が務めました。
しかもジョンジーが鍵盤類を操った上でインプロへと展開していた演奏が75年のアールズ・コート以上にヘビーな雰囲気へと進化していたのがこの年ならではの魅力でしょう。それがツアー最終日での演奏ということもあり、この日はLA公演中で最長となる30分超えを果たしました。この日らしい長大な展開はこの曲から始まったのです。
しかし、この日の引き伸ばされた展開が一番うまく機能したのは意外にもアコースティック・セットだったのです。「No Quarter」と違いプラントの歌パートも重要な位置を占めるこのコーナー、彼は始まるのが待ちきれないかのようにブルースを口ずさんでいます。それはマディ・ウォーターズの「I Can't Be Satisfied」でしたが、そこから始まったアコースティック・コーナーは実に長く、しかも楽しい展開を繰り広げました。極めつけは「Bron-Y-Aur Stomp」で起きたサプライズ。ジョンジーが弾くアップライト・ベースのソロが長く組み込まれたところでペイジは大胆にもギターのチューニングを変え、彼が弾き出したのがまさかの「Dancing Days」だったのです！この曲のアコースティック・バージョンが披露されたのは後にも先にもこの時だけ。
さらには彼が「Achilles Last Stand」の前で繰り広げたギター・ソロがまた長く、おかげでミラードの録音はこの曲の途中でテープの架け替えに当たってしまいました。しかし LA 公演最終日は未だに彼の録音以外の音源が存在せず、この曲のカット箇所は補填不可能となったままです。
もちろん今回のリリースでもカット箇所もそのままに収録していますが、一方でいくつかの箇所で微弱に発生したノイズを削除するだけではなく、連続公演の最終日ということでいつも以上に盛り上がりをみせたことが耳障りと映る手拍子なども緩和しています。さすがに「White Summer」の終盤で起きたテープの乱れは補正できませんでしたが、あくまでミラード音源の母体を生かしつつも、それで聴きやすく整えた仕上がりは世界中のマニアに納得していただけることでしょう。77年ツアーの伝説の締めくくりとなったマラソン・ショウと別格のミラード・クオリティを限定のプレスCDにて心ゆくまでお楽しみください！』
Los Angeles 1977 Final Night (No Label)
Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 27th June 1977
Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassettes Transfer
Disc 1
1. Intro
2. The Song Remains The Same
3. Sick Again
4. Nobody's Fault But Mine
5. Over The Hills And Far Away
6. Since I've Been Loving You
7. No Quarter
TOTAL TIME (75:47)
Disc 2
1. Ten Years Gone
2. The Battle Of Evermore
3. Going To California
4. Going Down South
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp
7. Dancing Days
8. Bron-Y-Aur Stomp (Reprise)
9. White Summer
10. Kashmir
11. Trampled Underfoot
TOTAL TIME (73:03)
Disc 3
1. Over The Top
2. Guitar Solo
3. Achilles Last Stand
4. Stairway To Heaven
5. Whole Lotta Love
6. Rock And Roll
TOTAL TIME (72:35)
The Song Remains The Same
Over The Hills And Far Away
Dancing Days
本商品の初回ナンバー入りステッカー付きに限って，6月26日ＬＡフォーラム5日目公演の 8ミリカラー映像を約10分収録したボーナス・ディスク「Los Angeles 1977 5th Night：8mm (Special Bonus DVDR)」が付属しています．
映像的には，定番で出回っている映像なので，目新しいものはありませんが，ボーナス・アイテムなので，問題はありません．
メーカー情報にもありますが，画質はさておき，この映像と音をシンクロナイズさせるのは，並みの努力では無いと思います．
メーカー情報では
『1977年LA公演6日目の6月26日のライヴをステージ向かってやや左からの良質なオーディエンス・ショット映像で収録。
ズームアップを駆使した見応え満点の映像で収録。ギターソロはお馴染みのアクションのディテイルをクリアーなアップ映像で楽しめます。執念すら感じさせる、音と映像のシンクロ技術も凄いものがあります。
Achilles Last Stand の中間部なども凄い迫力で今更ながら見入ってしまいます。Stairway To Heaven はエンディング・パートを収録。
最後の最後で向かって右サイドからの映像に切り替わります。5月22日にミック・ラルフスをゲストに迎えて演奏された It'll Be Me をこの日は約一カ月ぶりに演奏しており、この曲のテイクが部分的ながらも映像で残っているのはありがたいことです。メインの正面向かって左側からのと、右サイドからの良質映像、そして静止画を挿入しながら素晴らしい映像に仕上げています。こちらも他の2作品映像同様にネット上で容易に観れるモノですが、CDと一緒に是非、この機会にお楽しみ下さい。』
Los Angeles 1977 5th Night：8mm (Special Bonus DVDR)
Live At The Forum, Inglewood, California, USA 26th June 1977
COLOUR NTSC Approx.10min.
Guitar Solo
－ Achilles Last Stand
－ Stairway To Heaven
－ It'll Be Me
TOTAL TIME(10:06)
[関連記事]
「Los Angeles 1977 1st Night （No Label)」
「Listen To This Eddie (No Label)」
「For Badge Holders Only (No Label)」
「San Diego 1977 (Gift CDR)」
こちらも他の商品と同じで 予約完売．
「6/3 ★レッド・ツェッペリン「LOS ANGELES 1977 FINAL NIGHT」は予約完売致しました。」
ザ・フォーラム公演は，6月21日，22日，23日，25日，26日，27日 と 6公演行われており，本 CDはその最終日を収録しています．
ちなみに初日に当たる 6月21日は，アナログ時代から有名な 『Listen To This Eddie』 で知られる，名演の日です．
テーパーは，有名な マイク・ミラード（：Mike Millard）で，その 1st ジェネレーションを，JEMS がトランスファーしたものです．
演奏的にも初日である 6月21日には及ばないまでも，オープニングの "The Song Remains The Same" から，素晴らしい演奏が繰り広げられます．"The Song Remains The Same" の何時もと少しニュアンスの異なるソロや "Sick Again" での何時もより若干長めのソロ，"Ten Years Gone" の名演，"Going To California" では，1971年を思わせるハイトーン・ボイスを聴く事ができます．13分に及ぶ "White Summer － Black Mountain Side" では，8分過ぎにスロー・テンポで一瞬 "Kasmir" のコード進行を行う部分も．また続く "Kashmir" では，ミス・トーンはあるものの，無難に演奏しています．
この日は．アコースティック・セットで飛び出す "Dancing Days" からも，メンバー自身も気持ち良く演奏しているのが判ります．
1970年から数々の名演を生んできた，ザ・フォーラム公演が，このライブで最後となってしまう事を思いながら，本音源を聴くと，感慨深いものがあります．
メーカー情報では
『 ZEP 自身も大いに楽しんだであろう1977年のLA滞在を締めくくるのが27日のライブです。そうなればマイク・ミラードとしてもこのショウをキャッチしないわけにはゆかず、結果として21日に匹敵する名オーディエンス録音が残されました。
ここでも彼ならではのオンな音像と高音の伸びが生かされた抜群のミラード・クオリティは本当に素晴らしい！やはり彼の録音は別格。それがJEMSによる血統書付のファースト・ジェネレーション・マスターからの収録となれば文句の付けようがありません。
しかもこの日は ZEP 自身も LA公演のフィナーレを意識し、初めからライブをスペシャルなものにしようという気合が伺えます。その証拠にここでは LA ならではのハイパー・ボンゾが蘇り、それこそ21日や23日を彷彿させるようなキレキレ・ボンゾがオープニングから大活躍。さすがに21日のイキまくりプレイの域にまでは到達しなくとも、一聴して LA ならではのスペシャルな雰囲気の中でハイにプレイするボンゾやグループの姿がミラードによって克明に記録されています。
この日が LA 公演というくくりだけでなく、1977年アメリカ・ツアーの中においても抜きん出た一日とされるのは、各曲の演奏と ZEP お得意のインプロビゼーションが引き伸ばされているからではないでしょうか。77年はそれまでプラント以外の三人がインプロの駆け引きの場としていた「Dazed And Confused」を封印し、代わりに「No Quarter」が務めました。
しかもジョンジーが鍵盤類を操った上でインプロへと展開していた演奏が75年のアールズ・コート以上にヘビーな雰囲気へと進化していたのがこの年ならではの魅力でしょう。それがツアー最終日での演奏ということもあり、この日はLA公演中で最長となる30分超えを果たしました。この日らしい長大な展開はこの曲から始まったのです。
しかし、この日の引き伸ばされた展開が一番うまく機能したのは意外にもアコースティック・セットだったのです。「No Quarter」と違いプラントの歌パートも重要な位置を占めるこのコーナー、彼は始まるのが待ちきれないかのようにブルースを口ずさんでいます。それはマディ・ウォーターズの「I Can't Be Satisfied」でしたが、そこから始まったアコースティック・コーナーは実に長く、しかも楽しい展開を繰り広げました。極めつけは「Bron-Y-Aur Stomp」で起きたサプライズ。ジョンジーが弾くアップライト・ベースのソロが長く組み込まれたところでペイジは大胆にもギターのチューニングを変え、彼が弾き出したのがまさかの「Dancing Days」だったのです！この曲のアコースティック・バージョンが披露されたのは後にも先にもこの時だけ。
さらには彼が「Achilles Last Stand」の前で繰り広げたギター・ソロがまた長く、おかげでミラードの録音はこの曲の途中でテープの架け替えに当たってしまいました。しかし LA 公演最終日は未だに彼の録音以外の音源が存在せず、この曲のカット箇所は補填不可能となったままです。
もちろん今回のリリースでもカット箇所もそのままに収録していますが、一方でいくつかの箇所で微弱に発生したノイズを削除するだけではなく、連続公演の最終日ということでいつも以上に盛り上がりをみせたことが耳障りと映る手拍子なども緩和しています。さすがに「White Summer」の終盤で起きたテープの乱れは補正できませんでしたが、あくまでミラード音源の母体を生かしつつも、それで聴きやすく整えた仕上がりは世界中のマニアに納得していただけることでしょう。77年ツアーの伝説の締めくくりとなったマラソン・ショウと別格のミラード・クオリティを限定のプレスCDにて心ゆくまでお楽しみください！』
Los Angeles 1977 Final Night (No Label)
Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 27th June 1977
Mike Millard Unmarked 1st Gen Cassettes Transfer
Disc 1
1. Intro
2. The Song Remains The Same
3. Sick Again
4. Nobody's Fault But Mine
5. Over The Hills And Far Away
6. Since I've Been Loving You
7. No Quarter
TOTAL TIME (75:47)
Disc 2
1. Ten Years Gone
2. The Battle Of Evermore
3. Going To California
4. Going Down South
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp
7. Dancing Days
8. Bron-Y-Aur Stomp (Reprise)
9. White Summer
10. Kashmir
11. Trampled Underfoot
TOTAL TIME (73:03)
Disc 3
1. Over The Top
2. Guitar Solo
3. Achilles Last Stand
4. Stairway To Heaven
5. Whole Lotta Love
6. Rock And Roll
TOTAL TIME (72:35)
The Song Remains The Same
Over The Hills And Far Away
Dancing Days
本商品の初回ナンバー入りステッカー付きに限って，6月26日ＬＡフォーラム5日目公演の 8ミリカラー映像を約10分収録したボーナス・ディスク「Los Angeles 1977 5th Night：8mm (Special Bonus DVDR)」が付属しています．
映像的には，定番で出回っている映像なので，目新しいものはありませんが，ボーナス・アイテムなので，問題はありません．
メーカー情報にもありますが，画質はさておき，この映像と音をシンクロナイズさせるのは，並みの努力では無いと思います．
メーカー情報では
『1977年LA公演6日目の6月26日のライヴをステージ向かってやや左からの良質なオーディエンス・ショット映像で収録。
ズームアップを駆使した見応え満点の映像で収録。ギターソロはお馴染みのアクションのディテイルをクリアーなアップ映像で楽しめます。執念すら感じさせる、音と映像のシンクロ技術も凄いものがあります。
Achilles Last Stand の中間部なども凄い迫力で今更ながら見入ってしまいます。Stairway To Heaven はエンディング・パートを収録。
最後の最後で向かって右サイドからの映像に切り替わります。5月22日にミック・ラルフスをゲストに迎えて演奏された It'll Be Me をこの日は約一カ月ぶりに演奏しており、この曲のテイクが部分的ながらも映像で残っているのはありがたいことです。メインの正面向かって左側からのと、右サイドからの良質映像、そして静止画を挿入しながら素晴らしい映像に仕上げています。こちらも他の2作品映像同様にネット上で容易に観れるモノですが、CDと一緒に是非、この機会にお楽しみ下さい。』
Los Angeles 1977 5th Night：8mm (Special Bonus DVDR)
Live At The Forum, Inglewood, California, USA 26th June 1977
COLOUR NTSC Approx.10min.
Guitar Solo
－ Achilles Last Stand
－ Stairway To Heaven
－ It'll Be Me
TOTAL TIME(10:06)
[関連記事]
「Los Angeles 1977 1st Night （No Label)」
「Listen To This Eddie (No Label)」
「For Badge Holders Only (No Label)」
「San Diego 1977 (Gift CDR)」