肉や魚の水分を吸収し、うま味を濃縮するピチットの実験
このブログによく登場している弊社顧問の瀬川昌威は「ミスターピチット」と言われていた方なのですが、昭和電工時代に、脱水シート「ピチット」の事業部長をなさっていた方なのです。
「ピチット」の一番はじめは、オムツなどに使われている当時の新素材・高分子吸収剤をパラフィンで包んでいたものだったのだそうです。
若狭の干物屋さんが、「これで包むと、干すより美味しくなる」と使ってくれている声を頼りに、石油プラスチック素材産業・大手の昭和電工が、家庭向けの消費商品に本格参入。
とはいえ、なかなか売れなかったころ、瀬川は、フランスから帰ってきて四谷に「オテル・ド・ミクニ」を出して、話題になっていた三國清三シェフのところにピチットシートを持っていき、説明をして、使ってみてくださいと頼んで、2週間後に再び訪ねたそうです。
三國清三シェフは、「条件がある。このシートは俺だけに売ってくれ」とおっしゃったのだそうです。瀬川の背筋に鳥肌がたったそうです。
「ラ・ロシェル」の坂井宏行シェフからは、「テレビの『「料理の鉄人』で魚料理で負け知らずだったのは、ピチットのおかげです」という感謝の手紙もいただいています。
食品を扱うからということで、高分子吸収剤を水飴に変え、
破けやすいパラフィンを、食品包装材料として認められているポリビニルフィルムに変え、
乾かして繰り返し使えたものを、衛生や手間などを考えて、使い捨てに変え、
今の形になっています。
この脱水シート、何がすごいかというと、水と臭みだけを吸収し、うま味成分などは吸収しないので、魚や肉のうま味が凝縮する、ということなのです。
料理人さんなら、今日の魚の水分や臭みを確認して、塩加減も味付けも変えないといけないけれど、ピチットを使うと、塩を使わずに、水分も臭みも取ってくれるので、素材の状態がいつも同じになり、その後のレシピが安定するのです。
だから、料理の鉄人のシェフ様達は、こぞって複数店舗経営も可能になった、なんていう話も・・・。
このピチットシートがうま味成分を残して水だけを吸収する、ということをわかりやすい実験でお見せします。
市販の牛乳とピチットを用意します。
牛乳の中に、ピチットシートを入れてしまいます。
すっぽりと牛乳の中にピチットシート浸けておくこと12時間。さて、牛乳の中からピチットシートを取り出します。
ピチットシートについた外側の牛乳をペーパータオルで拭き取ります。すると・・・。
あ~ら不思議。ピチットの中には、透明な液体が入っています。少し黄色がかっていますが、乳清の色とでもいうものでしょうか。
残った牛乳は、飲んでみると、濃厚になっています。
ピチットシートが、牛乳の中のたんぱく質の分子は吸収せず、水分だけを吸収した、というわけです。
生クリームに水を溶かした牛乳じゃないですよ。成分無調整の生乳100%です。分子レベルで水分だけ吸収してしまったのですね。すごいでしょう?
水っぽい魚や肉は、大味と感じますが、水っぽさがなくなれば、たんぱく質のうま味が凝集されるので、ピチットに包むと、おいしくなるというわけです。
旬の魚はもともと水気も少ないので、旬をはずれた魚には、もっとも効力を発揮します。
養殖のフグが天然物のようになり、ブロイラーの鶏肉が地鶏になる、というのは(今だと偽装になってしまいますが)、よく言われることです。
冷凍の魚を解凍するときに包んでおくと、ドリップが出て、それとともに旨味も流れでてしまいますが、ピチットで包んでおくと、旨味は閉じ込められるので、冷凍された魚や肉を解凍するときに便利です。
新鮮なうちに処理されて冷凍された魚なら、解凍して、お刺身にすることも可能です。
ピチットシート、一度、お試しになってみてください。
歌舞伎観劇のあとに、「Bar Sona」で秋のカクテル
11月に新橋演舞場でやっている「吉例 顔見世大歌舞伎」のチケットを2枚譲っていただいたので、みっくさんをお誘いして、歌舞伎を見に行きました。
夜の部ということですが16時半開演で、お弁当タイム1回と休憩1回があり、21時半まで。でも、飽きることなく、あっという間でした。
歌舞伎初心者の私のために、みっくさんが解説を、そして、イヤホンガイドを借りてくださいました。
イヤホンガイドを聞きながらセリフも聞けるものかしら?気が散ってストーリーを追えないのではないかしら?と心配したのだけれど、そこはちゃんとできていました。
暗転のときやセリフのないときに、ストーリーや、時代背景、見所、演者などの解説が入り、逆に、しっかり、スジや登場人物の心境がわかって、素直に「面白い」と思えました。
でんぐり返しや、宙転、バク転などのアクロバット付きのの立合もあり、見て、楽しめるものでもありました。
帰りに、銀座8丁目の「Bar SONA」へ。
バーテンダーの関さんから、数日前に、私の高校時代の部活動の後輩が来たそうで、「橋本さんによろしく言ってました」と。はい、承りました。
彼女とは、もう、何年も会っていないのですが、私のブログを見つけて、会社帰りに、ここに来てくれたようです。面白いですね。
お隣のお客様が、グラスのふちに「わじまの海塩」をつけたスノータイプのカクテルを頼まれているのを片目に見ながら、私は、秋のカクテルということで、「山梨県産 巨峰のカクテル」。
甘い、巨峰の香りがしていました
みっくさんは、「長野産 南水梨のカクテル」を。
そして、みっくさんから、こんどは能・狂言のご案内パンフレットをもらいました。昭和52年(1977年)生まれの若手6名「七拾七年会」のクリスマス特別公演。
みっくさんが、「今後最も活躍が期待されている若手能楽師の一人」とイチオシの武田宗典さんが出演なさいます。
七拾七年会 クリスマス特別公演:
日時:2010年12月25日
開場:12時20分、開演:13時
場所:観世能楽堂(渋谷区松濤1-16-4)
演目:能「養老」、狂言「武悪」、能「乱」他
詳細:http://www.takedamunenori.com/77_20101207_1211.cfm
興味のある方は、上記URLか、みっくさんへメッセージを。
これから年末にかけては、忘年会に加えて、コンサートやライブや・・・、いろいろイベントも多いですね。
「Bar Sona」のプロフィール:
住所:東京都中央区銀座8丁目7-20
最寄駅:JR新橋駅銀座口・地下鉄新橋駅3番出口より徒歩5分
電話:03-3572-6770
営業時間:月~金 18:00~翌4:30
土 18:00~23:30
定休日 日曜・祝日
URL:http://www.bar-sona.jp/
家庭でできる「塩」を使った風邪予防のタラソテラピー
最近、風邪をひいてます、という声が聞こえています。流行って来ているのでしょうか。
みなさんは大丈夫ですか?
『「塩」は体を温め、免疫力を上げる』(著・石原結實、2007年初版、株式会社経済社発行)という本があります。
ここから、風邪について言及しているところを引用します。
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日本人を含め、現代文明人は、"入れすぎ"で病気をしています。
「カゼを引く」とは「冷えを体内に引き込み、体調が悪くなる」ことですが、「熱を出し、くしゃみ・鼻水・セキ・タンを出し、下痢を出し・・・」てよくなります。
こうした「栄養過剰病」の予防・改善にも、「出す」ことが大切であることがわかります。
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そして、大便を出す、小便を出す、熱を出すことがで大事だということです。体内に滞る老廃物を出すことが、大事というわけですね。
この本の中に、家庭でできる「塩」を使った風邪予防のタラソテラピーが書かれていましたので、紹介します。
江戸時代から、種々の病気の予防や治療法として、「塩」が利用されていたそうです。海水浴は、「潮湯治(しおとうじ)」と呼ばれていたそうです。
◯あまり熱くない40℃前後のお湯をはった湯船に、自然塩300gくらいをいれて、入浴してじっくり温まる。湯船から出たら、ぬるま湯で洗い流して、すぐ就寝する。
◯湯のみ1杯の番茶に小さじ1杯の自然塩を入れて飲む。鼻づまりや鼻汁がひどいときには、鼻の穴の中にすいあげる。
◯風邪の予防には、日頃上記の塩入り番茶でうがいを励行する。
というものだそうです。
お風呂にいれる塩は、「わじまの海塩」はもったいないかもしれませんが、海水塩を使ってくださいね。海水塩なら、配管が錆び付く心配もありません。
「鼻うがい」は、やったことありますか? 効くんですよ。でも、鼻の奥がツーンと痛くなるんですよね。これも、スプレーに入れて、鼻の穴にシューとすると、鼻うがいよりも、つらくないですよ。
また、この本に、次のような記述がありました。
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万一、塩が体に悪いのであれば、それは空気を吸いすぎておこる「過呼吸症候群」と同じく、汗や尿で塩を十分に排泄できない時のみです。
塩は食欲を増し、筋肉や心筋の働きを強め、体を温めて新陳代謝を良くし、免疫力を高める作用があります。
その塩分もやみくもに制限すると、体力、気力がなえ、食欲が落ち、免疫力も定価して、カゼをはじめ、種々の病気にかかりやすくなってしまいます。
もし、塩の摂取を制限した場合、体内では合成のしようがありませんが、逆に塩を摂り過ぎた場合は、体で種々の有効な働きをした後、多すぎれば汗や尿で排泄させれば良いだけです。
塩をしっかり摂り、運動を十分にし、入力やサウナもおおいに利用して、発汗と利尿を促すことこそ、心身ともに活力のある、病気知らずの生活を営む上で肝要だと思います。
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しっかり食べて、汗をかいて、しっかり排泄。それが一番のようですね。
女性起業家のランチ会 at 「リストランテヒロ・丸ビル店」
8月末のことですが、田町の「女性と仕事の末来館」という働く女性をサポートするセンターで開催された「女性起業いちば」 というイベントに参加しました。
そのときに、そこに出展していた「mice」さんから「起業SNS」というSNS(コミュニティサイト)に誘っていただき、それがご縁で、女性起業家6人のランチ会交流会がありました。
みんなで集まるのに場所が便利で、お値段も手頃、ということで、幹事のmiceさんが、「わじまの海塩」使用店様の中から、「リストランテ・ヒロ 丸ビル店」を選んでくださいました。
お料理の写真は一部だけご紹介します。
「フォアグラとべっぴん南瓜のロースト バルサミコソース」。
「フランス産鴨のラグ―ソースを自家製タリアテッレで 庄内産藤沢かぶを1本添えて」。
他の方が召し上がったのを隣から写真を撮らせていただいたもの。「山下農園で大切に育てられたバジリコのジェノベーゼソース」。
かかっているクリームがカプチーノのようにふわふわです。
さて、集まった6名というのは・・。
お一人目は、今回の幹事様。
バッグ好き、イタリア好きが高じて、「Stile Misto(スティレミスト)」というインポートバッグのセレクトショップを2009年に楽天にOPENしたという「mice 」さん。
映画「のだめカンタービレ最終楽章」のポスターで使用された赤のハンドバッグやその色違いのバッグなどを扱っていて、10回もリピーターになってくださっているお客様もいらっしゃるそうです。
こちらその楽天サイト。見ているとどれも欲しくなります。http://www.rakuten.ne.jp/gold/stilemisto/
バッグを販売しているのですが、首から下のコーディネイトの写真を載せています。このモデルさん体型に寄っても、売れ行きが違うのだそうです。面白いですね。
順不同で、お二人目は。
だんな様の転勤引越しを機に、会社をやめて起業。整理収納アドバイザーとしてお客様宅に訪問したり、お片づけセミナーなどの講師をやっているという「unoshuno」 さん。
2歳の息子さんのママで、子供がいてもスッキリ暮らすということをコンセプトに、埼玉県川口市で、地域密着の収納アドバイザーをしていらっしゃいます。口コミだけで、お仕事が拡がっているそうです。
三人目は。
歴史好き、中国好き、中国茶好きが高じて、池袋コミュニティ・カレッジや、読売・日本文化センターなど、東京都内数か所のカルチャースクールの中国茶教室で中国茶講師をしていらっしゃる「Jko
」さん。
中国に毎月行って、そのときどきの旬の茶葉を収穫してきているそうです。これからは、その茶葉の販売や、中国紅茶についても、広げていきたいと考えているそうです。
こちらがホームページ:http://chineseteasalon-xingfu.com/
四人目は。
実家が畳屋さんなのと、ずっと、デザイン事務所で働いていたという経験を活かして、畳を使って、オリジナルの雑貨やインテリア小物の企画・製造・販売をしている「tatamifuku」さん。
ホームページで手作りオリジナル雑貨の販売をしています: http://www.tatamifuku.com/
やっぱりブログが大事ですよね、と、これからブログを始められるそうです。
五人目は。
楽譜の制作を請け負うというビジネスをはじめようと考えている「なみ」さん。高校の吹奏楽部や、シニアの方向けに、もう楽譜が手に入らないような曲について、オーケストラの編成つきで楽譜にしてくださるそうです。
今、ホームページを準備中だそうです。
そして、私、でした。私が一番年上だったかな。
それにしても、いろいろな仕事がありますね~。
まったく違う分野ですが、抱えている課題は同じようなもので話がはずみ、11時の開店から15時まで、しゃべりまくってしまいました。
みなさん、明るくて前向き。ビジネスは簡単なことではないですが、好きなもの、打ち込めるものを仕事にしているからでしょうね。
今回、ご一緒した方々は、田町にある「女性と仕事の未来館」というところの起業塾や起業セミナーで知り合ったそうです。ここでは、いろいろなセミナーをやっています。
「女性と仕事の未来館」のホームページ: http://www.miraikan.go.jp/
また、11月25日~27日に、起業を考えている男性の方も含めて、全国の方を対象にしたイベントも開かれます。興味のある方は、覗いてみてはいかがでしょうか?
日本全国しごと博:
日時:2010年11月25日(木)・26日(金)・27日(土)
25日(木):午後6時~午後9時(午後5時40分開場)
26日(金):午前10時~午後8時
27日(土):午前10時~午後7時
場所:女性と仕事の未来館 B1F 企画展示ロビー
入場無料
URL:http://npo-nkc.jp/shigotohaku.html
老人ホームランキング東京都第一位「サンビナス立川」が『週刊現代』に
有料老人ホーム「サンビナス立川」。国営昭和記念公園がある西立川駅にあります。
顧問の瀬川が所属していた慶應大学サッカー部の先輩が入居者、サッカー部の後輩が社長さん。
という偶然のご縁があり、瀬川が入居者の方々に輪島の塩の説明をして以来、管理栄養士さんが良き理解者になってくださって、食堂で「わじまの海塩」を使ってくださっています。
たまたまのご縁だったのですが、ここは、ダイヤモンド社の「週刊ダイヤモンド」で毎年やっている有料老人ホームランキングで、自立・混合型部門の東京都第1位を、毎年連続して取っている老人ホームなんです。
こちらは、今年2010年10月23日号の「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)。
電車のつり革広告で、「週刊現代」(講談社発行・2010年11月13日号)の広告に、「週刊ダイヤモンド 第一位に選ばれた「老人ホーム」はそんなにいいいのか」という文字を見つけ、降りた駅の売店で、買ってしまいました。
どう書かれているでしょう?
「サンビナス立川」さん、紹介されていました。
記事には、次のように書かれていました。引用します。
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同ホームの代表取締役社長で、全国有料老人ホーム協会理事長でもある和田四郎氏は話す。
「うちの最大の魅力は、入居者同士のコミュニケーションが非常にうまくいっていることでしょう。これまでも中途退去はほとんどなく、この6~7年は一人もいません」
記者が訪れた施設内は、囲碁に興じる男性たちや、楽しそうに歓談する女性たちの姿がそこかしこに見られた。みな、じつに穏やかな柔らかい笑みを浮かべている。
(略)
営業部長の塩谷武弘氏もこう話す。
「趣味に長けている入居者が多いのも特徴ですね。囲碁で七段を持つ方は、偉ぶらずに、みんなにわかりやすく教えてくれています。
同様に卓球、俳句、歌、絵や写真など、それぞれの趣味のスペシャリストの入居者がいて、他の入居者たちと趣味を共有できています。
77歳の女性の入居者は、ブログで日記まで書いています。もちろん何を書いてもいいですよと申し上げていますよ」
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私も、塩の講演に伺ったり、お土産を持っていったり、ときどき訪問しているのですが、まさにこの記事の通りです。
サッカー部の先輩は、70歳台でも、まだサッカーの選手。シニアの試合に出たり、海外遠征をしたりなさっています。
こちらの管理栄養士さんは、「わじまの海塩」のことを
「精製塩に比べれば、価格が高いかもしれないけれど、病気になって薬を飲む方がよっぽどお金がかかります。
将来の身体の元気への投資と思えば、高くはありません。
老人ホームの食堂で使っても、1か月で何万円も使うようなものではなく、全体の食材の費用からすれば、それほど高いものではありません」
とおっしゃってくださっています。
身体によいものを食べて、仲間と趣味に興じて、いきいきと暮らす・・・、理想ですね。
「週刊現代」の記事は、
「すべては紹介しきれなかったが、今回実際に取材したダイヤ誌選出のベスト12施設、どれも特徴的で個性的な面を持ちながら、「終の棲家」としての疑いの余地のない「超優良物件」であることは間違いなかった。」
で締めくくられていました。
新橋・創作料理「たんと」で「わじまの海塩」スペシャル
新橋の創作料理「たんと 」さんに行きました。
予約もなく、思いついて、ふらりと入ったのですが、渡辺一史シェフが「わじまの海塩」スペシャルのお任せコースを出してくださいました。
それでは、お料理の紹介です。
最初に、ビターなチョコのケーキ。木地にも「わじまの海塩」が使われていて、上にもかかっています。
黄色いのは、食べられるほおづき。熟していて、ほおづきの香りなく、フルーツでした。緑のはオリーブです。
次は、柔らかく温かいお豆腐。こちらも「わじまの海塩」が振ってあります。
これは、スープに見えますが、茶碗蒸し。
茶碗蒸しには珍しい、魚のクエのダシを使っているそうです。塩をして焼いたクエの頭を干して、さらに焼いて、ダシにしたそうです。卵は、烏骨鶏の卵。いい味が出ています。ポツポツみえていたのは、イクラの醤油漬けでした。
次は、丹波の黒豆になる手前の枝豆と、大きなぎんなん。
枝豆は、こぶ茶でマリネしてから塩茹でして焼いたものだそうです。濃い味が出ていました。
こちらは、牡蠣と大根の葉と菊の花の唐辛子漬け。キムチですね。
大根は、大きくなる前に間引いたもので、この葉を「わじまの海塩」に漬けて3日間、乳酸菌発酵させてから、キムチにしたそうです。
こちらは、ジュージューの鉄板焼き。
ハンガリーの国宝といわれる豚肉。ナス、ゆりの芽、いんげん。隠れていますが、オレンジ色は、渋柿を焼酎に漬けたもの。豚は塩をしてから、スプレーにいれた醤油で、うすく味をつけているそうです。
上にかかっているのは、わじまの海塩とトリュフを混ぜたお手製トリュフ塩です。熱いものの上にかけると、トリュフの香りがしてきます。買うと高いんですよ~、トリュフ塩。
鉄板焼きのおともに、生七味。ゆずが入っているので、胡椒ですね。(ゆず胡椒の胡椒というのは唐辛子のことなんですよ。)こちらにも、「わじまの海塩」が使われているそうです。
最後に、白米を少し。福井県の海岸べりの畑の無農薬の米。こちらでは、お米を炊く水は、コントレックス、それに「わじまの海塩」をひとつまみ、だそうです。
そうすると、もちもちした、もち米のようになるそうです。
「わじまの水塩」をスプレーに入れる、という使い方はありますが、「たんと」さんでは、醤油スプレーを用意しているそうです。
塩締めしてあるタイやフグは、何もつけずに食べてもおいしい。でも、醤油味がないと物足りない方もいる。
だからといって、醤油をじゃぶじゃぶ付けてもらいたくないので、テーブルで、醤油スプレーで、醤油をミストにしてかけたものを召し上がっていただくのだそうです。
なるほど、これもアイデアですね。卓上のスプレー塩とスプレー醤油。近未来の姿かも。
渡辺一史シェフは、群馬の小学生時代から、体を壊して疎開してきたおばさんのために、玄米菜食の食事を作ってきた、という方で、想像力と創造力に溢れています。
こちらに勉強しにくる他店のシェフも多いようで、機会あると、「わじまの海塩」とその使い方を伝授してくださっています。ありがとうございます。
「たんと」のプロフィール:
住所:東京都港区新橋1-9-1 新橋二光ビル 地下1階
最寄駅:JR 新橋駅 銀座口から徒歩5分
東京メトロ銀座線 新橋駅1番出口より徒歩2分
電話:03-3574-9156
営業時間: PM 6:00~AM 4:00頃
定休日:日曜日・祝祭日(土曜日は要予約)
オリーブの塩漬けに挑戦
高輪のフリーマーケットに来てくれた「綾子★玄米菜食お食事レッスンin恵比寿♪ 」さんから、黒オリーブの実をいただきました。
恵比寿アトレ屋上の「ソラドファーム」さんで採れたオリーブです。
それで、以前から、やってみたかったオリーブの塩漬けに挑戦。
オリーブの実の渋抜きの方法に、飽和食塩水(25%の食塩水)に漬けるだけ、というのがあります。
25%の食塩水なら、25%の塩濃度の「わじまの水塩」に漬ければいいってことよね、と以前から思っていたのです。
熟した黒オリーブなので、生の実をかじってみたら、「わっ、甘い、フルーツだっ、でも、渋いっ、ぺっ」という味でした。やっぱり渋抜きしないと食べられません。
世界初。オリーブの水塩漬け。
青梅が3週間で漬けられる「わじまの水塩」ですから、漬ける期間も少なく、塩抜きする必要もないんじゃないか、と踏んでいるんです。
苛性ソーダを使わずに、数週間でアク抜きができたら、画期的なこと。でも、やってみないとわかりません。
綾子さんは、オリーブの実の重量の10%量の塩にまぶすという渋抜き方法で「わじまの海塩」を使って漬けたそうです 。こちらがその写真。
この方法だと、おいしく食べられるには、数カ月から半年かかるそうですが、食べ比べが楽しみです。
若い緑色のオリーブの実の塩漬けもやってみたいと、オリーブの木を自然栽培している「自立支援を農業で切りひらく埼玉の社長 」さんに連絡してみたら、収穫したオリーブの実をたくさん、送ってくださるそうです。よろしくお願いします~。
港区・高輪でのフリーマーケットの出店のご報告
11月2日、東海大学の港区・高輪キャンパスの学園祭で、商店街協賛のフリーマーケットに出店しました。
フリーマーケットの出店者は、学生さんが半分、ご近所様が半分といったところ。ほとんどが、古着や不用品といういわゆるフリーマッケットでしたが、商店街の時計屋さんが時計を並べていたりというのもありました。
私は、リヤカーを引いて、白金・高輪地区で産地直送野菜を販売している学生団体SOLA「ゆいま~る」さんと一緒に出店しました。
朝、準備が終わったばかりのときに撮った写真です。
販売したのは、「わじまの海塩」「わじまの水塩」そして、「わじまの海塩」使用の金米堂本店さんの塩栗蒸し羊羹、「わじまの水塩」で漬けた梅漬け、でした。
梅漬けというのは、下の写真のようなものです。塩を溶かした塩水ではなく、塩に結晶する手前で止めた塩濃度25%の水塩・「わじまの水塩」に、青い梅を漬けただけのもの。干してないので、梅干しではなく、梅漬け。
漬かった実の塩分濃度は3%程度。味は梅干しと同じようなんですが、塩がまろやかだし、皮も柔らかく、フルーツの酸味です。
学生団体SOLA「ゆいま~る」さんが販売した野菜は、千葉県東金と八ヶ岳の畑で採れた無農薬野菜。減農薬の淡路島の玉ねぎと、金時さつまいも、などなど。
もっとアップで写真を撮ればよかったのですが、泥つきのネギや、葉つきのにんじんや、りんごの味のようなナス、ほんとに辛いワサビ菜、京壬生菜、立派な傘の平茸などがありました。
このフリーマーケットがあるということを教えてくださったご近所のみっくさんが、わじまの海塩の塩むすびと、醤油なしで少しのお砂糖と、「わじまの海塩」で蒸し煮したかぼちゃを味見用に持ってきてくださいました。
もちろん、「ゆいま~る」さんから購入したカボチャだそうです。これがまた、「わじまの海塩」ならではの味。かぼちゃの自然な甘さが引き立って、とてもおいしい。
レシピはみっくさんのブログに出ていますよ。→ 「かぼちゃのつや蒸し煮」のレシピ
みっくさんが、「これ、食べてみて~」と朝市のおばちゃんのノリで、お客様に話しかけ、お塩の販売を手伝ってくださいました。
また、港区民のいとうひでき
さんも駆けつけて来てくださいました。無党派のいとうひできさん、港区の区議選に出るご予定。
みっくさんに、「未来の経友会メンバ3人」といわれながら撮ってもらった写真です(笑)。
目をつぶってしまいましたが、右側が学生団体SOLAの代表・東京農業大学の学生・鵜澤さん。真面目で、そして、奥様相手の接客も上手で、営業もしっかり。未来の日本の農業をしょって立とうという志。「頼もしい」と思いました。
また、私のブログの告知を見て、「綾子★玄米菜食お食事レッスンin恵比寿♪ 」さんも恵比寿から自転車で。
熱心に野菜も見ています。
綾子さんは、恵比寿アトレ屋上の「ソラドファーム」さんで採れたオリーブの実をもらったということで、オリーブの実を持ってきてくれたんです。
お天気に恵まれたよい日でした。ご近所の奥様方は、やはり、産地直送の無農薬野菜に興味深々でした。リヤカーでの戸別販売も、少しづつお客様を増やしているようです。
情報通信学系の大学生の学園祭でしたが、野菜や塩を買っていった大学生は、残念ながら、ゼロでした。男子は、立ち止まって見ていってくれたりもしましたが、女子大生は寄り付きもせず・・・。
あ~、これが現状でしょうか~。
クイズの答え:「レタスクラブネット」のプレゼント応募者数
10月13日~26日まで、雑誌「レタスクラブ」のインターネットサイト「レタスクラブネット」と携帯サイト「@レタスクラブ」に掲載された会員向けプレゼントコーナー、「わじまの海塩」プレゼントの応募者数は?というクイズでした。
私の予想は、弱気で17件、強気で100件だったんですよ。
コメントやメッセージにお寄せくださったみなさま、どうもありがとうございました。
みなさまの予想は、77件から強気の10,000件まででした。
でも、残念ながら、当たりの方はいらっしゃいませんでした。
有名な雑誌、そのネット版、会員限定、会員数約15万人、などの前提条件で、まったく予想ができない感じですよね。
答えは・・・、ですね~。
約6,000件でした~!!
え~、へ~、ふ~ん、は~、なるほど~、そっか~、という感想ではないかと思います。
「レタスクラブ」さんってすごいですね。そして、ネットってすごいですね。
この中から、抽選で当選なさった20名の方、幸運ですね♪ きっといいこと、続きますよ♪
この応募者数は、平均よりちょっと多めということですが、2,000件ぐらいの品もあるそうなので、健闘した(?)のではないかと思います。
どこのスーパーにでも売っている、どの家庭にもあるはずの、”たかが塩”のはずなのに。
それでも、”されど塩”・「わじまの海塩」に興味を持って、いくつかのプレゼントの商品の中から選んでくださった方が6000名様もいたのだと思うと、びっくり、そして、涙がちょちょぎれます。
実際は、私は、まだまだそれだけの数の方に到達できていないなあ、と思います。でも、潜在需要ありってことですよね。励みになりました。がんばらないと。
「わじまの海塩」を知っていただく良いきっかけになったのではないかと思います。
そして・・・、今回のお話も、大きな声ではいえませんが(って書いちゃっていますが)、ブログの読者様からのご縁をいただいて、「わじまの海塩」、依然、メディア掲載のための宣伝広告費なし爆進中なんです。
ありがたや~。驚くような出会いとチャンスをいただいて、皆様に助けていただいていることに感謝、感激です。
なお、今は、雑誌「3分クッキング 11月号」(日本テレビ放送網発行)でも、「わじまの海塩」プレゼント、やっています。本誌のとじ込みハガキの読者アンケートに記入して、抽選で10名様に。11月15日(月)の消印まで有効です。
今度は雑誌のみ。発行部数公表なし。どういう結果になるでしょう?
レシピの分量通りに作っていますか?「ほ◯だし」の塩分量にご注意を。
先日、料理研究家の高城順子先生を訪問しました。高城順子先生は、NHK「きょうの料理」「あさイチ」などでご活躍の先生です。
そのときに、レシピの分量の話になりました。
先生が作っているレシピで「だし」というのは、かつお節や昆布でとった「だし汁」のこと。
それを前提に、塩の分量を決めています。
ところが、化学調味料の「ほ◯だし」には、食塩が多く含まれています。
家庭で、「ほ◯だし」を使って、レシピの分量通りに、さらに「塩」を加えてしまうと、塩辛くなってしまいます。
というお話がありました。
そうか~、なるほど~、と思い、あらためて、「ほ◯だし」の塩分濃度を調べてみました。
箱入りのパッケージには、味噌汁1杯分にあたる「ほ◯だし」1gの食塩相当量は、0.35gと書かれています。
0.35という数字をみると、小さく感じますが、この箱入りの内容量は120g。
0.35g×120g=42g。
ということは、内容量120gのうちの42gが食塩ということになります。つまり、3分の1が食塩なんですね。
もちろん、味噌汁1杯分にしてしまえば、ごくわずかな量かもしれませんが・・・。
「だし」を手抜きをして「ほ◯だし」を使って、なおかつ、テキストなどに書かれているレシピの分量通りに作ると、塩分が多めになります。
そして、その味つけに慣れてしまうと、濃い味でないとおいしいと感じなくなってしまいます。
塩分控えめといわれ、塩が目の敵にされていますが、「塩」そのものではなくて、こういうところに見えない塩が含まれているのも要因なんですよね。
「ほ◯だし」の瓶やスティックを眺めて、この中の3分の1が食塩だ、と認識して使う必要がありますね。レシピの分量通りに作られる方はご注意くださいね。