橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて) -74ページ目

「ミネラルバランスが大事なのはなぜ?」by新谷弘実先生

新谷弘実先生の「水と塩を変えると病気にならない」(マガジンハウス・2011年3月10日発行)の内容をご紹介しています。

昨日のプロローグに引き続き、今日は、STEP1「ミネラルバランスが大事なのはなぜ?」から、抜粋して引用いたします。

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ミネラルは私たちの体を構成している微量成分の総称で、同じ構成成分であるタンパク質や糖質、脂質という三大栄養素が「有機質」と呼ばれているのに対し「無機質」と呼ばれています。

古い時代の栄養学では、体を構成している成分の3%程度にしかすぎないミネラルよりも、主成分である三大栄養素の摂取に重点が置かれてきました。

しかし、量の多少にかかわらず、ミネラルも体を構成している材料です。


たとえば、カルシウムは骨をつくる成分であると同時に、全体の約1%は血液や筋肉の中に含まれ、神経や筋肉の働きを調整する役割を担っています。また、免疫機能やホルモンの分泌にも関与しているようです。

必要量はわずかですが、不足すると生命活動そのものに様々な支障が出てしまうのです。


ただ、難しいのは、カルシウムが大事だからといって、カルシウムばかりを摂ればいいというものではないということ。

カルシウムはマグネシウムと対応関係にあるため、カルシウムの過剰摂取はマグネシウム不足を引き起こし、ミネラルバランスがかえって崩れてしまいます。

塩の主成分であるナトリウム(塩化ナトリウム)に関しても同様です。

カリウムと対応関係にあるため、単独でナトリウムばかりを摂取していると、こちらも体内のミネラルバランスが崩れ、体調不良を引き起こす原因になります。


すでにピンと来ている人がいるかと思いますが、日本ではカルシウムが大事だからと牛乳がさかんにすすめられてきました。

しかし、牛乳にはマグネシウムがほとんど含まれません。ですから「カルシウム豊富」な牛乳を飲めば飲むほど肝心のミネラルバランスが崩れてしまうことになるのです。


また、この章のメインテーマである塩に関しても、いま市場に出回っている多くは、しょっぱさの成分である塩化ナトリウムのみを人工的に抽出した「工場の塩」が中心です。

「しょっぱければ塩だろう」という感覚で「塩ではない塩」を大量生産してきた結果、塩を摂るほどにミネラルバランスが崩れる結果となったのです。

繰り返しますが、ただ減塩すればいいわけではないことがわかるでしょう。

ミネラルバランスの崩れはすぐに病気に結びつくわけではありませんが、生命活動の微妙な相互作用を壊していくため、体調不良に始まり、意欲の低下、精神的なイライラなどがじわじわと押し寄せてきます。

もちろん、そのまま放置しておけば、新陳代謝がうまくいかなくなり、様々な病気の要因になります。
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ミネラルは体内に微量に存在するものだからこそ、「ミネラルバランス」が大切ですね。

「わじまの海塩」は、ナトリウムとマグネシウムのミネラルバランスが、人間の血液とほぼ同じです。

カルシウムとマグネシウムのミネラルバランスが、厚生省第5次改定の「日本人の栄養所要量」で理想的とされている2:1の比率です。これは沖縄や北海道の長寿村 の湧水とも合致する比率です。

清潔な室内で、釜炊きせず、海水の上から熱を当て、体温と同程度の低温で結晶させているため、ミネラルがイオンの状態にすぐ戻ります。

どうぞ、ミネラルバランスのよい塩を。


新谷弘実先生の新刊本『水と塩を変えると病気にならない』

ミリオンセラー『病気にならない生き方』(サンマーク出版)の著者・新谷弘実先生。大腸内視鏡医学の世界的権威で、現在、アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授、北里大学客員教授(研究員)です。

この新谷弘実先生の新刊本が出ました。

「水と塩を変えると病気にならない」(マガジンハウス・2011年3月10日発行)です。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-水と塩を変えると病気にならない


この本では、食べ物を変えれば、体が変わり、心も変わるということで、食べ物を変えるために、水、塩、砂糖、油という4つの食材をどう見直すかという視点で説明されています。

お水については、震災後の放射性物質が検出されたりして、水の安全性・品質というのが、命や健康に関わるものであることを再認識させられました。

お塩も同じですね。

まず、この本の中から、塩についての章「生命の源『塩』で体内環境を改善しよう」のプロローグを、以下に引用してご紹介します。

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原初の生命を生み出した海が水と塩からできていることは、皆さんもよくご存知でしょう。

いわば塩と水は生命の源。私たちの生命活動を維持するうえで欠かせない、車の両輪のような関係なのです。

でもなぜ、塩がそこまで大事なのでしょう?


塩は私たちの体を構成している微量成分であるミネラルからできています。

カルシウムもマグネシウムも、あるいは、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、銅なども・・・すべてがミネラルの仲間です。

塩は本来、こうしたミネラルを補給するための大事な手段だったのです。

残念ながら現在の塩の多くは、ミネラルの補給源としては機能していません。

それどころが、最も重視しなければいけない「ミネラルバランス」を狂わす要因の一つになっています。

なぜか?皆さんの多くが口にしている塩は、厳密には「塩ではない」からです。

しかも、私たちはその「塩ではない塩」を多量に摂りすぎてしまっています。

日本ではもう何十年も前から国を挙げて減塩運動が進められていますが、本来ならば塩は生命の源なのです。

摂り過ぎているからと、ただ単純に塩を減らせばいいというものではないことがわかるでしょう。

大切なのは、塩の摂取をむやみに減らすことではなく、「どんな塩を摂ればいいか?」を見極めること。

その上で、ミネラルバランスに優れた良い塩」に切り替える。

こうした塩の切り替えを実践していくと日頃の健康管理がとてもラクになっていきます。
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次回から、本書の内容をご紹介していきますね。

阿佐ヶ谷のメキシコ料理「DESPERADO」4月1日開店

ブログ仲間のJOSE(ホセ) さんの店。中央線沿線エリアの阿佐ヶ谷に開店しました。

高円寺、中野、そして、阿佐ヶ谷・・・、商店街に活気があり、学生や一人暮らしの人が住みやすそうな街です。

こちらがホセさんです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ホセさん


メキシカンな内装の飾りつけ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-帽子

辛いハバネロのタバスコの数々。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ハバネロ


中央線沿線トップクラスのテキーラの品揃えというだけあって、テキーラの種類がいっぱいありました。ホセさんは、テキーラソムリエの資格も持っているんです。

テキーラ初心者向けのものを、と頼んだら「エラギューラレポサド」というのを出だしてくださいました。

メキシコ料理のナチョスと一緒にいただきました。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ナチョス

もちろん、ソースは手作りですよ。

こちらは、アボガドと蟹の身のトルティーヤ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-トルティーヤ


写真を写しそこねましたが、スペアリブに「わじまの海塩」。お祝いに集まっていた他のお客様からの評判もよく、これから、使ってくださるでしょう。

カウンターだけの店ですが、とぼけたホセさんとの会話でなごむ、居心地のよい店です。


「Desperado(デスペラード)」のプロフィール:

住所:杉並区阿佐谷南2-21-16
アクセス:中央線阿佐ヶ谷駅 南口徒歩3分
     南側に出て駅前のマクドナルドの右脇の道(一番通り)をまっすぐ行った左側
電話:03-5936-1110
営業時間:18:00-25:00(L.O.24:30)
       日・祝18:00-23:30(L.O.23:00)
      4月中は節電協力のため18:00-23:30
定休日:未定
5月よりランチスタート予定

塩と味噌を舐めてしのいでいるという現実・・・宮城県気仙沼市唐桑町

「海は森の恋人」という言葉、これまで聞いたことがありませんか?

海で、牡蠣の養殖をするには、河口に川の水が流れ込むので、その川の水の栄養分が大切。なので、その川の上流の山に木を植え、育て、森を大事にするという活動をしていらっしゃった畠山重篤氏の言葉です。

そして、この畠山重篤氏が代表であるNPO法人「森は海の恋人」は、森づくりや自然環境保全、環境教育などの 活動をしていらっしゃいました。

この活動拠点は、宮城県気仙沼市の唐桑半島にあります。

津波の被害にあい、牡蠣の養殖場、研究資料など、すべて流されてしまったそうです。

そして、ここは3月31日現在、電気、水道、ガスが止まっているそうです。

この町に知人の友人のご両親が住んでいます。

住み慣れた町や家族から離れたくないと、被災のなかった二階などで暮らす方々もいて、自治体から目が届かず、物資の補給も少ないようです。

先週末の状況では、その方のお父様は、1日1回、配給される食料は子供達に譲り、塩と味噌を舐めてしのいでいるということでした。

別の知人が、民間の災害ボランティア団体の「日本ツーリズムセンター」の東京本部でボランティア活動をしているのですが、 たまたま、この団体も、自治体の支援から、隙間になってしまっている気仙沼市唐桑町にボランティアの活動拠点を 作ろうとしているそうです。

けれども、その場所さえもないということで、被災者の方たちがガレキの撤去作業をしている状況ということです。

そんな状況の町にも、郵便事業の「ゆうパック」が1週間程度かかって届くということなので、「わじまの海塩」や下着や靴下などを お送りいたしました。

被災地の環境の落差が大きいですね。

電気、水道、ガスが止まっているという生活を想像することができません。

カップラーメンやレトルトパックでさえ、食べられないということですものね。

漁師町だから、せめて、魚や海藻を獲ることができればいいでしょうが、海は、まだそんな状況ではないでしょうね。

私はたまたま知人から聞いて知っただけで、同じような状況のところがまだまだあるのかもしれません。

1日でも早くライフラインの復旧を祈ります。

地で活動されている皆さんに頭の下がる思いがします。

なお、奇跡のリンゴの木村秋則さんをサポートし続けている「レストラン山崎」の山崎隆シェフも、 やはり気仙沼市唐桑半島に物資を運んでいるそうです。

そして、ひどく個別的な内容で申し訳ないのですが、その山崎隆シェフからのお願いということで・・・。

山崎シェフのご友人の50歳の寿司職人さん、お店、自宅、すべて津波で流されてしまい、仕事を探しているそうです。

今は、どこの飲食店も余裕がないかもしれませんが、被災者優遇で雇いますというような店がありましたら、情報をお願いします。

そう思うと、やっぱり、被災地でない地域では、これから何十万人という方の雇用を支えないといけないので、 自分の仕事をきっちり行い、お金を稼ぎ、外食したり、物を買ったりしないといけないですよね。

政府や自治体は、建設会社にお金を出し、建設会社は、被災地の方優先で採用して、がれきの撤去作業にも給料を支払い、 道路の復旧や仮設住宅の建設などの作業もしてもらう、ということが実施されるといいのに、と思います。

そこに肉体労働をして、お腹がすかせた人が集まるようになれば、また飲食店も栄えますね。

●NPO法人・森は海の恋人
URL:http://www.mori-umi.org/

●NPO法人・日本ツーリズムセンター「市民災害救援センター」
URL:http://www.ecotourism-center.jp/article.php/reliefe_01
※ボランティア(東京、現地)や、救援物資、カンパを募集しています。

丸ビル35階「リストランテ・ヒロ」でEXVオリーブオイル「バランカ」スペシャル

「わじまの海塩」の使用店様の地震のときの状況や近況を伝える「あの店、この店、元気です」というシリーズ・第6段は、「リストランテヒロ・丸ビル店」です。

こちらのお店、東京駅南口の高層ビル・丸ビルの35階にあります。

耐震構造がしっかりできているビルほど、揺れやすく、ビル自体が倒壊しないようになっているので、さぞや、地震のときには揺れたことでしょう。

停電の可能性もあるこの時期に、エレベーターで35階に登って食事するというのも、ちょっとした勇気が必要で、お客様は少ないかな~と思っていましたが・・・、心配無用。

ランチは満席で、お客様が戻ってきていました。身体が求める本物の味を提供している店には、人が集まりますね。

そして、地震のとき、なんと、瓶もグラスも1つも割れなかったそうです。35階で、ですよ。

「わじまの海塩」の原料となる海水をとっている日本海・舳倉島(へぐらじま)は、神の住む聖地と言われているそうですが、ほんとうに、「わじまの海塩」が結界を張っている、ということがあるんじゃないかと思う今日このごろです。

「リストランテ・ヒロ 丸ビル店」、安心していらっしゃってください。

※また、気持ちの問題ですが、連日、テレビやネットの報道で、マイナスのエネルギーに引きこまれてしまっている皆さん、強運パワーを持つ「わじまの海塩」をお守りがわりに、マイソルトとして携帯されてはいかがでしょう。

さてさて、実は、3月7日 に、ベリタリア さんと谷田貝孝一先生と藤原真奈美社長とここに来たときに、ベリタリアさんがイタリアから直輸入しているXVオリーブオイル「バランカ」を入れてくれることが決まったんです。

その日の帰りに、「バランカ」を手にする大島今日シェフを囲んで記念撮影。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-記念撮影

・・・・ということで、昨日のお料理は「バランカ」スペシャルでした。

飲めるEXVオリーブオイル「バランカ」は、南イタリア産で、オリーブの実を収穫したその日のうちに低温で搾り、濾過せず、自然に澱を沈殿させ、ボトリングして空輸されてきたものです。酸度も低く、新鮮で、繊細な味。

大島シェフは、どんなふうに使われるでしょう?

最初は、塩トマトとモッツァレラチーズに、バランカです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-カプレーゼ

次は、ハマグリの出汁をベースに、20種類ぐらいの野菜を入れたという塩味のスープに、バランカがたらり。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-スープ

貝の出汁に、「わじまの海塩」と「バランカ」の組み合わせで、うま味三乗、という感じです。

そして、リゾット。ホタテ貝が入っています。こちらもバランカをたらり。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-リゾット


大島シェフ、「バランカは、貝に合いますね」ということでした。今後は、バランカを使ったスイーツを考えたい、ということでしたよ。楽しみです。


※弊社でも、バランカの販売をしております。ご興味のある方、メッセージを。
「BARRANCA(バランカ)」: 250ml 2415円、500ml 4200円(税込)
 

「リストランテ・ヒロ CENTRO(丸ビル店)」のプロフィール:

住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング35F
アクセス:JR東京駅 丸の内口 徒歩2分、地下鉄丸の内線東京駅 徒歩1分
      地下鉄大手町駅 徒歩3分、地下鉄千代田線二重橋前駅 徒歩3分
電話:03-5221-8331
営業時間: 11:00~15:30(L.O.14:00)
      18:00~23:00(L.O.21:00)
定休日: 無休 (丸ビル休館日に準ずる)
URL:http://www.r-hiro.com/centro/index.html

麻布十番「レシュー」で「わじまの海塩」を使った新メニュー

「わじまの海塩」の使用店様の地震のときの状況や近況を伝える「あの店、この店、元気です」というシリーズ・第5段は、麻布十番のフランス料理店「レ・シュー」です。

こちら、1978年にオープンした老舗です。大丸ピーコックの向かい側にあります。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-外観


地下になっているためか、揺れが少なく、地震の被害はほとんどなかったそうです。

さて、何年も毎日同じメニューで、ずっと変わらない味を提供している「レシュー」ですが、新メニューが出来ました。

「野菜がメインディッシュの特別ランチメニュー」です。

新鮮で、種類豊富な野菜を盛りつけた、彩り鮮やかな温野菜コース。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-メニュー

メニューに、「能登産 わじまの海塩使用」と記載してくださいました。

こんな感じの温野菜の盛り合わせです。わじまの海塩とEXVオリーブオイルの組み合わせ。(お野菜は仕入れによって変わる場合があります。)

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-温野菜


ポタージュスープと、この温野菜の盛り合わせと、特製デザート二種類の盛り合わせになっています。

老舗だけあって、お客様の年齢層も広がり、「ここで食べたい、でも、そんなにたくさん食べられない」というご要望にお応えしたコースですね。

開店して33年。いろんな時代をみてきた「レ・シュー」さん。第二次オイルショックの時代だって、バブル崩壊の時代だって、リーマンショック後の時代だって、いつも変わらぬ味をお客様に提供してきました。

うん、大丈夫。今回の地震だって、人は必ず乗り越えられる、ということを教えてもらったような気がします。


「レ・シュー」のプロフィール:

住所:港区麻布十番2-8-12 リレント麻布十番1F
最寄駅:東京メトロ南北線麻布十番駅4番出口より徒歩3分
    都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩3分
     大丸ピーコックの向かい側
電話:03-3452-5511
営業時間: 昼 12:00~15:00(LO 14:00)
       夜 17:00~23:00(LO 22:00)
定休日:火曜日

新橋「ほそ川」、よろん島のきび酢の酢の物

「わじまの海塩」の使用店様の地震のときの状況や近況を伝える「あの店、この店、元気です」というシリーズ・第4段は、 新橋の「ほそ川」さんです。

細川敦史さんです。お元気です。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-細川さん

ビルは揺れたけれど、まったく無事ということでした。

金目鯛とはまぐりの煮つけ。リクエストして、醤油を使わない塩だけの煮つけを作っていただきました。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-煮つけ


醤油を使わないため、臭みを取るなど工夫をしているのですかと尋ねたところ、していませんということでした。

新鮮なの魚であれば、そのままで大丈夫です、ということ。ほんとうは、魚は骨付きのものが魚の出汁が出ていいそうです。

そして、こちらはミル貝と蟹の身の酢のもの。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-酢の物


お酢は、よろん島のきび酢本舗 さんのきび酢を使っているそうです。

出汁と醤油ときび酢。きび酢のコクが出て、風味のあるいい味になっていました。

「昨日まで、わじまの海塩ときび酢のアイスクリームがあったんですけど~」ということで、ひぇ~残念。 どんな味になるのでしょう?

ほそ川さん、「きび酢、いいですね、いろいろに使えます」ということでした。しめサバにもきび酢を使っているそうです。


「新橋・ほそ川」のプロフィール:

住所:東京都港区新橋2-12-2 hk新橋ビル5階
最寄駅:JR・メトロ 新橋駅 日比谷口 SL広場徒歩5分
電話:03-3581-8886
営業時間:17:00~22:30(L.O)
定休日:日曜・祭日
URL:http://hosokawa-hk5.sakura.ne.jp/
完全禁煙。

駒込の「やさい料理 夢」、元気です

「わじまの海塩」の使用店様の地震のときの状況や近況を伝える「あの店、この店、元気です」というシリーズ・第3段は、駒込の「やさい料理 夢」さんです。

地震直後はお客様がいらっしゃらないとブログで書いていらっしゃったので、ランチタイムはどうかなあ?と扉をあけたら、 女性のお客様がいっぱい!

銀座の街から消えた奥様方は、しっかり地元でおしゃべりランチをなさっていました。 今こそ、地元密着の店の出番ですね。

大瀧さんです。お元気ですよ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-大瀧さん


地震のときには、冷蔵庫をあけたときに、位置がずれて飛び出してきたビール瓶2本のうち1本をキャッチできず割れただけ、だったそうです。

奥飛騨の田中牧場 さんから仕入れている飛騨牛。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-飛騨牛

夜には、あぶり焼きを「わじまの海塩」で。

ランチには、その飛騨牛の切れ端を使った「サラダ牛どん」です。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-さらだ牛丼

野菜たっぷりの下に、白いご飯が入っています。そして、牛肉の上には紅しょうが乗っていて、まさに、サラダ牛丼でした。

仙台の川熊味噌 のお味噌汁にも野菜がたくさん入っていて、やさしい味です。

(仙台はライフラインの復旧がまだのところもあるようですが、川熊さんはご無事でがんばっていらっしゃいます。)

この「やさい料理 夢」さん、北区のケーブルテレビの北ケーブルテレビの「お店しまSHOW」という番組で5月に紹介されることが決まり、 4月に撮影があるそうです。


「やさい料理 夢」のプロフィール:

住所:東京都北区中里3-14-9メゾンディエール1階
電話:03-5980-8701
最寄り駅:駒込駅東口から徒歩10分
営業時間:ランチ:11:30~14:30
       ディナー:17:30~22:00
定休日:月曜日
ブログ:http://ameblo.jp/yume-yasai

原子炉の冷却を海水から真水に切り替え―技術者からの声

3月13日に、「海水で原子炉の炉心を冷却するリスク―製塩士より― 」という記事を書きました。

福島第一原発で、原子炉の炉心溶解の恐れを回避するために、海水を注入して冷却するという決断をしたということについて、

輪島の製塩士・中道肇の指摘として、

・とろみのある溶液は、期待する冷却効果を失う可能性があります。
・海水を高温で蒸発させると、最初に、カルシウム系が結晶します。これが設備に付着することでの危険性もあります。
・海水に含まれる鉱物は、高温で電気を発生させ、弱っている設備にダメージを与えます。

と書きました。

12日、13日の当時は、テレビでも新聞報道でも、どうしてもっと早く海水を使わなかったのか、これで安心、というムードで、誰も海水のリスクを指摘する人はいなかったのですが・・・。

24日(木)に、原子力発電所の作業員が地下にできた炉内の水漏れによる水たまりで被爆した事件を受けて、25日(金)からは、海水による配管や電気設備の腐食などを避けるため、真水に切り換える作業をしているそうです。

26日(土)の読売新聞では「1~4号機 真水注入急ぐ」の見出しで「海水から切り替えへ」「電源系損傷の恐れも」という記事が出ていました。

そこには、海水注入のデメリットとして、以下があげられていました。

・圧力容器や貯蔵プールに塩がたまり、冷却効果が弱まる
・海水中の不純物で配管に目詰まり
・塩分で配管の腐食・破損
・塩分でケーブルの腐食・断線

「だから言ったじゃないの~」と私がいまさら言ってもしかたありませんが・・・。配管の破損による水漏れで、放射性物質が漏れ、被ばく者まで出てしまったのだとしたら・・・、自分の無力感を味わってしまいました。

塩を作るときに釜を使っているところは、薪や石油を使い、釜で海水を高温にするので、その釜の腐食や水漏れに苦労して、必ずメンテナンスをしています。

釜の海水の中で、海水中の鉱物によって稲妻のような電気が走り、弱っているところに命中すると、そこから水漏れが起こるんです。

(弊社の製塩所は、上からランプを当てて、低温でじっくりと、海水の表面から蒸発させる方法なので、海水を入れている水槽の腐食がないというメリットがあるんです。)

原発や放射能については、不安をあおるようなことを言ってはいけないというようなムードになっていますが、知っている技術者が声をあげることは、やっぱり必要ですね。

技術者の声ということで、つつみ純子 さんが、facebookで以下の記事を紹介なさっていました。

1973年3月~1980年6月の7年4ケ月、米国の原発関連会社GETSCO(=GE)の原子力事業部極東東京支社企画工程管理スペシャリストとして東海原発2号、福島第1原発6号機の建設に広く関わっていたという菊地洋一さんの講演内容 です。

2003年のものですが、現在の原発や東電の状況に合点がいくようなことばかりです。特に、次のようなことが書かれていました。

「原発の工事現場では、電力会社が一番上にいて管理しているわけですけれども、実際に工事するのは、原発メーカーの人達が管理してやっておりますし、いろんな不具合が出てきたときには、自分たちに不利な事は当然お客さんの電力会社には隠しておくようにします。」

「原子力発電所が動いている限りは、被曝労働者を必要とするのです。必ず自動車でも車検がくると、高いお金かけて車を整備してもらいますけど、原発も毎年止めて、炉を点検して修理したりしなければいけないのですけれど、これが大体が被曝作業なんですね」

「炉の中だけじゃなくそれを回すポンプの分解、修理、点検。その時は遮蔽も何も設けられません。ですから、GEの下請会社で一番詳しい原子炉の開発者たち、ポンプメーカーの従業員はもう10年前、僕が働いていた時の人間はだれもいません。みんな被曝して嫌だから辞めていっています。」

「初期のころのエンジニアは原子炉の真下に入ってする仕事なんです。メンテナンスする時に、頭から原子炉の水をかぶりながらやる仕事なんですね。だから被曝しないわけはない。最新型のものは自動的にやるような設計になっていると思うのですけど、古いタイプはみんな頭から水をかぶるような設計になっている。」

「原発のそういう所で仕事やる時はですね、3点セットというのがあって、フィルムバッチとアラームメーターとポケット線量計。この3つを付けるという話がある。その3点セットをはずして記録が残らないようにする。それ付けていると、もう仕事にならないですよ。」

菊地洋一さんは、温泉大国・日本で、地熱を使った発電について推奨しています。長い内容ですが、ぜひ原文を読んでみてください。→ 

下北沢「高むら」開店1周年

「わじまの海塩」の使用店様の地震のときの状況や近況を伝える「あの店、この店、元気です」というシリーズ・第2段は、下北沢の「高むら」さんです。

高村真さんです。いつもは白い服ですが、この日は黒。厨房は節電のため、電気を消しています。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-高村真さん

地震のときには、日本酒が入った冷蔵庫の前のテーブルに、冷蔵庫に背を向けて座っていたところ、冷蔵庫が倒れかかってきた、と。

その冷蔵庫を、首と背中でガシっとおさえる結果になり、ガラスや瓶などに被害がなかったそうです。

身体張って守りました、という感じですね。お怪我がなくてよかったです。

地震直後はやはり、下北沢も、ひと気のない通りになっていたようですが、19日~21日の三連休は満席でした、ということでした。

地元のお客様に支えられていますね。

お料理は、北海道の毛蟹。身をほぐしてくれています。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-毛蟹

ブリのステーキ。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ぶりのステーキ


この「高むら」さんも、3月30日で開店1周年になります。記念のイベントは4月中旬ごろに持ち越しということです。

この1年、私にとっても、早くもあり、長くもあり。4月からの新年度は、新たな希望の年にしたいものですね。


「割烹 高むら」のプロフィール:

住所:世田谷区北沢3-25-1
最寄駅:井の頭線 下北沢駅 北口徒歩4分
電話:03-3469-8173
営業時間: 18:00~
定休日:日曜日

高村真さんのブログ:http://ameblo.jp/eberno1/