ビールに塩を入れて泡を出す実験(塩によって泡の立ち方が変わる?)
昨日、4月まで勤めていた会社でお世話になった方が、別のグループ会社に栄転され、その歓送会がありました。50名ほどの会だったでしょうか。久しぶりに、同僚、先輩、後輩と会って、楽しい時間を過ごしました。会社をやめても、そういう席に呼んでいただいて、参加できるっていうことは、とてもありがたいことだと思います。
その席で、何か出し物をしてください、と頼まれ、急きょ、舞台に立つことになりました。そこで、ビールの泡実験を披露することにしました。まだ退職のご挨拶もしていなかった方々もいらっしゃったので、なぜ、私が会社を辞めたのか、ということを、ビールの泡実験をすることで説明しました。さて、ビールの泡実験とは??
ビールの泡はなぜ立つかご存じですか?
ビールの液体の中には、二酸化炭素(炭酸ガス)が溶けています。その液体が気体に変わると泡になります。
でも、液体が気体になるには、大きなエネルギーが必要なんです。
その液体に、「核」となるものを与えると、気体に変わりやすくなります。
他の例で、汚れている窓ほど曇りやすいというものがあります。ガラス表面に付着したごみが核となって、水が気体から液体となり、窓が曇るのです。
同様に、ビールの中に、ゴミなどの”核”となるものを投入すると、その表面では、気体に成りやすく、泡が出るという現象が起きます。
そこで、実験です。
「わじまの海塩」と「精製塩」で、泡の出方の比較をしてみます。
「わじまの海塩」の場合は、こんな感じです。
少しだけ泡が立ちすぐに収まります。
「精製塩」の場合はどうなるでしょう?
泡が溢れるほど噴き出てしまいます。
精製塩は、イオン交換膜製法によって、Na(ナトリウム)とCl(塩素)が強固に結合した化合物。「核」となって、泡が吹き出すのです。
一方で、「わじまの海塩」は、太陽の熱と同じ低温で海水を蒸発させ結晶させています。低温結晶のため、ミネラルの結合が緩いので、イオンの状態にすぐに戻ります。つまり、「核」となっていないのです。だから、あまり泡が立たず、すぐに収まってしまうのです。
NaとClが強固に結合した化合物が、身体の中でも核となって溶けなければ、血管にたまり、高血圧の原因になるのも、うなずけます。
だから、塩は取るな、減塩にしろ、と言われることになってしまったのでしょう。
会社にも高血圧に悩み、減塩食を余儀なくされている方がたくさんいらっしゃいました。「わじまの海塩」であれば、減塩にする必要はありません。
日本人は、昭和47年からイオン交換膜製法の塩化ナトリウムを強制的に摂らされてきました。このような精製塩の問題をみなさんに伝えなければ、日本人の食生活をなんとかしなければ、と思ったのです。そして、そのために私は会社をやめ、株式会社美味と健康という会社を設立しました。
・・ということを出し物の代わりにプレゼンしました。
そして、舞台から降り、次の方の番になり、ハタと、今日の主役の方へのメッセージをなにも話さなかったことに気付きました。。。
大変、申し訳なかったです。反省。
でも、このビール実験、イオン交換膜製法の塩や高温で焼いている塩と、そうでない塩との違いを理解していただくのに、視覚的にわかりやすいので、最近は、シェフの方々や料理学校の先生方にお会いするたびに、お見せしているんです。
杵島直美先生の「わじまの海塩」で作る人参の浅漬け
とっても簡単です。「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
材料(4人分):
・にんじん 1本
正味150g
・わじまの海塩 小さじ1/2
作り方:①にんじんは皮をむき、4~5cmの長さの細切りにします。
②ボールに入れて、「わじまの海塩」を振り混ぜます。
③300g程度の重石をかけて1時間ほど漬けます。

汁気をきって盛り付けます。

人参は味がしみ込みにくいので、漬け時間は少し長めに、最低でも1時間は漬けてください。このまま食べるだけでなく、汁気を絞って軽く炒めると人参のうま味が増して美味。サラダ油でもゴマ油でもお好みで。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作るセロリの浅漬け
杵島直美先生の「わじまの海塩」を使った浅漬けシリーズ その8「セロリの浅漬け」のレシピをご紹介します。
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
材料(4人分):
・セロリ 2本
小枝や葉の部分を含め350g
・わじまの海塩 大さじ1/2
作り方:
①セロリは筋を取り除き6~7センチに切ります。小枝の部分も同様に切ります。セロリの葉は、適量を細切りにします。
②ボールに①を入れて、「わじまの海塩」を振ってからざっと混ぜ合わせます。
③平皿をのせ重石をかけて(なければお皿をのせて)漬けます。
30分後、漬け汁を きって盛り付けます。
居酒屋さんで人気のセロリの浅漬けにヒントを得た一品です。葉は加えなくてもかまいません。少々の酢や昆布茶を加えるとお店で食べる浅漬けの味になります。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作るナスと赤唐辛子の浅漬け
杵島直美先生の「わじまの海塩」を使った浅漬けシリーズ その7「なすと唐辛子の浅漬け」のレシピをご紹介します。
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
材料(4人分):
・なす 3本
・赤唐辛子 1本
あわせて正味250g
・わじまの海塩 小さじ1
作り方:
①なすはヘタを落して皮を縞目にむき、7~8ミリ厚さの輪切りにします。赤唐辛子は種を捨てて輪切りにします。
②ボールに水1カップと「わじまの海塩」を入れてよく混ぜます。なすを加え、手で押さえるようにして塩水をなじませます。
③赤唐辛子を加えて一混ぜし、平皿をのせて軽い重石をかけます。
30分間漬けて、汁けをきって盛り付けます。
なすのように、空気に触れると変色しやすい素材の場合は、少し濃いめの塩水の中で味を含ませて漬けると色よく仕上がります。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作るカラーピーマンの浅漬け(パプリカの浅漬け)
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
材料(4人分):
・赤ピーマン 1/2個
・黄ピーマン 1/2個
あわせて正味150g
・わじまの海塩 小さじ1/2
作り方:
①ピーマンは種と綿を取り除き、長さを半分にしてから1センチ幅に切ります。
②袋に①を入れてから「わじまの海塩」を加えて全体になじませ、中の空気を抜いてから袋の口元を閉じます。

③袋の上から全体を軽くもみ、皿を重石代わりにのせ、30分おきます。

30分後、中の汁を捨てて盛り付けます。

カラーピーマンのように、味がしみ込みにくいものは、袋に入れ、袋の上から軽くもみ、塩をなじませましょう。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作る大根ときゅうりの浅漬け
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
材料(4人分):
・大根 4センチ
・きゅうり 1本
・新生姜 20g
あわせて正味400g
・わじまの海塩 小さじ1
作り方:
①大根は皮をむき、厚めの短冊切りにします。きゅうりも4センチ長さの短冊切りにします。生姜は皮を薄くむき、千切りにします。
②ボールに①を入れて、「わじまの海塩」を振ってからざっと混ぜ合わせます。
③平皿をのせ重石をかけて(なければお皿をのせて)漬けます。

30分後、漬け汁をきって盛り付けます。

夏の生姜は辛味が弱いので、たっぷり使いましょう。根生姜の場合は、量を控えめにし、千切りにしてから使います。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作るナスの浅漬け(塩水漬け)
杵島直美先生の「わじまの海塩」を使った浅漬けシリーズ その4「ナスの浅漬け(塩水漬け)」のレシピをご紹介します。
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
(1)材料は以下の通りです。
ナス 3本
生姜 1片
合わせて300gほど
わじまの海塩 小さじ2
水 1カップ
ナスはへたを落して縦に8つ割りにします。生姜は皮をむき、細切りにします。
(2)ボウルにナスを入れて塩をふり、ナスに塩をこすりつけてから生姜を散らします。
(3)(2)に水を注ぎ、重石をかけて2時間つけます。
(4)汁気をきって盛り付けます。
ナスは空気にふれるとすぐに茶色く変色してしまうので、塩水で漬け、食べる直前に盛りつけます。残ったら蓋付きの容器に移し、塩水につけたまま冷蔵庫へ。翌日には食べきりましょう。
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杵島直美先生の「わじまの海塩」で作る白菜の浅漬け
「わじまの海塩」を使えば、塩だけで、乳酸菌発酵の爽やかな酸味と深みのあるうま味の浅漬けができます。
(1)材料は以下の通りです。
白菜 1/4個
だし昆布 4センチ
赤トウガラシ 1本
柚子 1/2個
合わせて400gほど
わじまの海塩 大さじ1/2
まず、白菜は一枚ずつにはがして縦に半分にしてから2センチ幅に切ります。昆布は、はさみで細く切り、赤トウガラシは種を取り除いて輪切りにします。ゆずは洗って皮をむき、白い部分をそぎとってから細切りにします。ゆずの身で汁をしぼります(約小さじ1になります)

(2)ボウルに(1)を全部入れ、わじまの海塩を振り混ぜます。

(3)皿を重石代わりに乗せて2時間以上つけます。

(4)食べる分だけ汁気を軽く絞って盛り付けます。

この方法で付ければ薄味の本格的な白菜づけの味が楽しめます。残りは蓋付きの容器に移して冷蔵庫で保存すれば、2日間はおいしさが変わりません。
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