舟木昭太郎の日々つれづれ -98ページ目

HERO'SにPRIDE選手が参戦してPRIDEのあの日々を思う・・・。

 HERO'Sの横浜アリーナ大会(9/17)はミドル級でカルバンが連覇して、圧倒的な強さを見せ付けた。当分、彼に勝てる相手は出そうもない。風貌はさながらシウバ、気性も似ている。シウバのように打撃をもっと身に付けたら、攻守にバランスの取れた選手になるだろう。ただ、体が一回り他の選手と比べて大きいような気がした。前日の軽量で、恩恵を授かった典型的な選手なのかもしれない。
 いずれにせよ、新たなスターの出現だ。HERO'Sには既にセルゲイ・ハリトーノフが参戦、来年新設のヘビー級をにらんで、そのハリトーノフは「ヒョードルと戦いたい」と宣言したり、先のカルバンも「五味はとてもいい選手」と対戦に意欲だ。ミノワマンもHERO'Sのマットに上がった・・・なにやらPRIDEの戦場がHERO'Sに移った感がある。そのためか、PRIDEファンが多数会場に来ていたと聞く。
 PRIDEのファンにとっては、久方ぶりにPRIDE選手の雄姿を見て感慨深いものがあったのでは・・・同時に寂しい、複雑な感情をもって観戦したファンもいたのではないかと思う。
 思えば、PRIDEには独特の雰囲気、テーストがあって私もあの会場の雰囲気は好きだった。入場のときの女性アナのヒステリックなまでの絶叫。リングアナのドスの利いた選手コール。試合毎に勝者へのテーマ曲・・・混然一体となって、総合格闘技の戦いのテーマを増幅させていた。
 吉田がいた、シウバが、ヒョードルが、ノゲイラが、最強の名誉を賭け熱い闘いを繰り広げた日々。PRIDEはもう還って来ないのだろうか。思い出の中に閉じ込めて置くには、余りにも残酷な話だ。
 関係者はあらゆる知恵を絞り、捨て身を賭してPRIDEを再興すべきだ。私の耳には、PRIDEの、あの哀愁を帯びたテーマ曲が今日も聞こえてくるのだ。

5日間のタイ・バンコク旅行 あのシリモンコンに会う・・・

 5年振りにタイ・バンコクに行ってきた。夕刻4時55分のタイ航空に乗ると、約6時間半で新国際空港に着く。時差が2時間あるから、時計を2時間戻すとなんだか得したような気分になる。到着時間は現地時間午後9時半頃だ。夕方出発するというのは、会社で一仕事できるから便利だ。それにしても、新空港は目を見張らせる。まるで絵画館のような趣で、タイの景観とは凡そかけ離れている。外観はヨーロッパ風なのだが、建物の中は、流石にタイの伝統芸術が到る所に見られる。広大な平地に広がる新空港は将来、滑走路が何本増えようとも心配ない・・・益々日本の成田空港などは国際社会から置いてきぼりにされてしまう。ドンムアン空港よりは、少し遠くなったが、市内までの高速道路が整備されていてスムーズに移動できる。遠くて、不便―成田とは大違いだ。
 さて、タイには31日~5日までの正味5日間だったが、今回ほどのんびり過ごしたことはない。早朝、散歩を兼ねた朝食。午後はタイ・マッサージと昼寝。夕方街に出て散策・・・いい休養になった。仕事はシリモンコン(’60年~70年代にかけてのムエタイのスーパースター)にDVD用のインタビューをしたのみ。シリモンコン氏には私が宿泊しているホテルに来てくれた。
 彼は日本語を片言話せる。大の親日家だ。’76年3月8日、ラジャダムナンでの藤原敏男との試合を振り返ってもらった。後世に残る名勝負で、シリモンコンが僅差で勝利をものにした。
 私の「接戦だったね・・・判定はどうだった?」問いに「ゴングが鳴った瞬間、ああ引き分けだ、と思った。いまでも私の心のなかでは、そう思っている。兎に角、藤原の早い動きに自分の攻撃ができなかった。藤原はやはり偉大な選手だった」と かつてのライバルを懐かしん
でいた。
 インタビューを終えて、街に出て飲茶で昼食をとり別れた。

 この続きはまた後日に・・・。

タイ行きの前に思ったこと・・・世界陸上、異次元ゲイ、そしてF1!

 まもなく9月、残暑もやっと峠を越してしのぎ易い季節になりました。なのに私は皮肉にもタイへ行くのです。
タイへ行く楽しみに以前はゴルフがありました。タイには安くて、いいゴルフ場が沢山あって飽きがきません。今回は残念ながら予定はありません。脳梗塞で倒れて1年が経ち、担当医の先生は大丈夫といってくれるのですが、自重自戒・・・バンコク滞在中は穏やかに過ごすつもりです。その代わり大好きなタイ料理(イーサンなどの東北タイの料理)三昧といきたい。タイのお話は帰国後に。
 さて、大阪で開かれている「世界陸上」はさすが世界の一流アスリートが集まっていて、目が離せません。連夜、テレビの前に釘付けとなて、見惚れています。何といっても、100㍍で優勝したタイソン・ゲイには痺れました。今月号の「UPPER CLASS」で大島一郎記者(デイリースポーツ)が「T・ゲイの異次元の走りに注目して下さい」と書いていますが、まさに異次元の走りです。カール・ルイスと一味も二味も違う荒々しい走法で、印象的です。それに対して日本勢の不振はどうでしょう・・・目を覆うばかり。暑さのせい?条件はみな同じ、敗因の理由にはならない。
それよりも選手達をタレント並の広告塔に使うことに一考を。選手達は必要以上にプレッシャーを感じてしまったのではないのか。それが直接的な原因でないにせよ、前評判が評判だっただけに、落差が大き過ぎた。失望もそれだけ大きいのだ。
 末続、為末、”イケクミ”池田のどうにもとまらない予戦落ち。室伏までが、6位止まり・・・これでは北京も望み薄。それにしても女子棒高跳び決勝を実況したアナウンサーはちょっとお粗末。うるさいだけで、私には耳障りだった。一瞬の沈黙、一瞬の間もまた喋りには大切な要素。(偉そうにすみません)
 エシンバエワの世界新記録更新に賭けるアナ君の意気込みの程は分かるがが。TBSといえばスポーツに歴代名アナウンサーが多い。私の友人、知己も多い。だから敢えて苦言を呈するのだ。
 さて、9月号「UPPER CLASS」はなんとF1です。迫力の誌面にご期待ください。同時に町田英明氏(文)と桜井淳雄氏(写真)、それに高橋進一氏(協力)の皆さんに改めて御礼申し上げます。
 ではタイに行ってきます。

「UPPER CLASS」9月号特集でまた新たな挑戦 月末からもう1つのタイヘ里帰り

 夏の終わりだというのに、連日の猛暑。さすがに堪えます。
田舎も東京と同じで、お盆の14~16日はかつてない暑さでクーラー設備のない家屋は扇風機がフル回転でした。
それでも流石に朝方は、ヒンヤリして掛け布団が要りました。
 私の故郷は福島県の中通り、鮫川村と言うところ、静かな山村です。4年振りに帰った実家で、昔懐かしい味に満足して帰ってきました。墓参りもしたし、故郷の花火も見たし…やはり実家はいい。16日の夜からは「UPPER CLASS」の追い込みで、出社しました。今回は大分、焦りました。特集で写真の入手が困難で、困難で―それがなんとか、間に合って助かりました。何の写真かって?それは9月1日のお楽しみ。アッパーは、常に新しいものに挑戦です。

 月末からは、これも5年ぶりにタイ・バンコクに行って来ます。
1つは次回10月発売のDVD「ムエタイ伝説の10人!」(定価4,000円)で、あのセンサック・ムンスリンにインタビューするためです。もうかれこれ17年ほど、彼には会っていないけど元気かなぁ…網膜はく離で片方の目が哀れな姿だったけど。会えないかもしれないが、タイの友人が手を尽くしてくれているので、なんとかなると思うが…。

もう1つの目的は久しくお会いしていない、タイ人の友人に再会すること。マニット氏は、ムエタイの映像を集めるのに苦労をしてくれた。彼の力無しには、沢村忠のタイでの試合の映像も入手できなかった。私が脳梗塞で倒れたと聞いて、大変心配したと伺った。友人は国境を越えて、有難い。
 そんな訳で、夏休みを兼ねた5日ばかりの、もう1つの里帰りでタイへ行って来ます。

お盆に田舎に帰省……故郷は思い出の玉手箱

 猛暑が続きます。去年、脳梗塞で倒れて丁度一年が経ちました。あっと言う間の一年です。暑い日には、倒れた瞬間が蘇り、あわてて水を飲みます。通勤にウォーキングにと、今は水は離せません。皆さんも夏は水を沢山飲んで下さい。
 さて、10日~19日はお盆休みで田舎に帰省している方が多いと思います。私も5年振りに福島の鮫川村というところに帰ります。父や母、兄弟が眠る墓に焼香してきます。15日には村の花火大会もあります。山間の漆黒の闇に咲く大輪の花火は、とても情緒豊かです。
 子供の頃、町まで自転車に乗って、花火を見に出かけた日を思い出します。故郷は思い出の玉手箱。故郷には匂いがあります。僅か二日の帰省ですが童心に帰り、思い切り楽しんでくるつもり。
 夏の高校野球も真っ盛り……炎天下での全力投球、全力疾走は無条件で胸を打ちます。一瞬の夏、一瞬の青春……若人の健闘を祈ります。

「ラーメン二郎」はさしずめヒョードル、ガツンと力強い味なのだ!

 神保町の「ラーメン二郎」に行ったお話……前回は感想を述べずに終っているので、早速お味の方を。
 中身より、先ずは外観から――ハッキリ言って、ボタ山のように形をなしたそのボリュームに圧倒される。野菜を炒めたものがこんもりとラーメンの上に鎮座しているのだ。麺に辿りつくまでフーフー、荒い息をしなくてはならない。謂わば、ラーメンとの異種格闘技戦だ。オジサンは小さめで、野菜も麺も少なくしてもらったから、KOされずに済んだ。普通盛りなら、血圧が上がってギブアップというところだ。
 さて、麺に辿り着いた。肝心のお味だ。麺はパスタの麺を想像したらよい。それが絶妙の舌触りである。かつて味わったことがない―パスタ麺(?)とスープとのコラボレーション。しっかりと麺に染込んで、ガツンとくる、力強い味になっている。おもわず「美味い!」と私は、一口で唸った。
 そう、別格な味、格闘家ならさしずめヒョードルのような力で相手をねじ伏せる、そんな味だ。若者が連日、昼となく夜となく行列をなす、その理由がこれで納得。チャーシューも麺に負けずとても旨かった。マスターも気さくで、感じよかった。連れていってくれた瑞枝ちゃんありがとう!
 22日は義兄岸波彦雄の三回忌。泉岳寺で行なわれた。雨が心配されたが、危惧だった。多分、千の風になって、雨雲を振り払ってくれたのだろう。墓参りをする度に、遥かな泉岳寺の歴史に心を揺さぶられる。江戸時代からの××藩主など、枚挙にいとまがない。勿論、赤穂浪士四十七士の墓も……歴史の物語の中で、義兄は静かに眠っている。
 さて、8月1日配布の「UPPER CLASS」は巻頭特集がなんとデビッド・ベッカム! いよいよ登場です。世界陸上&女子世界バレーボールもあります。期待して下さい。
 「大山道場&黒崎健時」のDVDも発売して、お陰様で大反響です。スクープ映像もさることながら、大沢昇さんのインタビューが意外な話題に発展しているようで……びっくり。
 兎に角、極真の全ての原点はここにありーを見てください。
 猛暑続く折柄、皆さんご自愛の程を……。

同じ相手と3度対戦―宮田&内藤師弟のコケの一念が王座を手にした

 苦節3度目、内藤大助選手がWBC世界フライ級チャンピオンとなった。32歳、正に遅咲きの世界王者。相手が17度防衛中のタイのポンサレックだけに3-0の判定勝ちも立派なものだ。ジムを開いて21年目、さぞかし宮田博行会長も嬉しかろう。
 今度の戴冠は、宮田会長の「コケの一念」の執念の賜物でもある。3度目の挑戦で実を結んだ。1度目は02年4月、僅か34秒のKO負け……世界戦最短負けの記録で「日本の恥」と罵倒され、2度目は05年10月、7回負傷判定負け。同じ相手に2度負けたら、大概諦める。しかし、宮田&内藤の師弟は、性懲りもなく3度目のアタック、そして栄冠を掴んだ。「コケの一念、岩をも通す」―そのブレない、頑固さに敬服するのみ。
 例えて、2度負ければ、今度はWBCじゃなく、WBAに挑戦を変えてみよう……てなのが一般のジム。それをやらなかった。だからチャンスが巡ってきた。人生も同じだ。職をコロコロ変える人にあまり成功した話を聞かない。苦しくとも、やはり我慢するしかない。そう、宮田&内藤の師弟は教えてくれる。心から祝福する。これで世界フライ級は、WBAの坂田健史(協栄)と日本が独占した。本来なら、統一戦を!と言いたいが、ここは亀田興毅(協栄)とやってもらいたい。
 坂田との同門対決が先行しているようだが、断然内藤戦が盛り上がる。同門対決は、相撲界でもそうだが今一つ盛り上がりに欠く―ボクシング人気復活のためにま私は内藤vs亀田戦が見たい。
 話しは変わる……18日夜、神田神保町の「ラーメン二郎」に行って来ました。いつも長蛇の列をなす伝説のラーメン店です。感想は次回で。

具志堅会長のご長男が結婚式、A浜口親子の「気合いだ!」の乾杯に沸く

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 七夕の夕刻から青山の「青山ダイヤモンドホール」で具志堅用高会長のご長男・用輔さんと茂木かおりさんの披露宴があり私も招かれた。披露宴の会場となった場所は、表参道の地下鉄の駅からエレベーターで上がると、式場の入口とあってともかく便利。私は代々木上原に住んでいるので、交通至便な会場は有り難い。脳梗塞を患ってからはなおさらだ。式場が1階にあるのも出入りに便利……よく考えたものだ。
 招待客は200名ほど8割がた新郎新婦の同級生というのも感じ良かった。新郎の父が偉大なボクサーであり、現在ジムを経営していることから、私は色んな著名人がわんさと来るもんだ――と頭から決め付けていただけに、当てが外れたが、それが良かった。お二人を知る仲間が心から二人の門出を祝っているのが心に伝わってきた。
 新郎と新婦は、駒場学園高の同級生ということで、25歳(新郎)24歳と若く、新郎は、南青山で美容室勤務。素敵なカップルだ。そう、具志堅会長の数少ない招待客の中に、アニマル浜口&京子さん親子が私の前のテーブルに座っていた。浜口さんと会うのも久しぶりで、挨拶に行くと「おお!」と奇声を発して立ち上がりお互いに手を握り合った。週刊ゴングの編集長時代にお世話になった……そこで京子ちゃんを交えて記念写真となった。浜口親子の「気合いだ!気合いだ!」の9連発の全員による唱和、そして最後の「乾杯!」は最高に盛り上がった。京子ちゃんは記念写真攻めに遭って食事もろくに摂れなかったが、笑顔で応じていた。是非北京では、金メダルを! 好感度100%でした。横の席には北京五輪の選手団団長を務める福田富昭氏が頼もしそうに京子ちゃんを見つめていました。
 具志堅会長の謝辞も飾り気なく、感涙にむせんでいたのも印象的でした。目出度し、目出度し。

今月号の「UPPER CLASS」の巻頭は“ハニカミ王子”です

 「UPPER CLASS」7月号が配布されました。巻頭特集は“ハニカミ王子”石川遼君。15歳の高校1年生が、プロの大会で優勝したというので世間をあっと驚かせました。ドライバーはゆうに300ヤードを飛ばすという
石川君の目標は「タイガー・ウッズ」だそうだ……。志を高く掲げスケールの大きな選手に育って欲しいものだ。いつも笑顔を絶やさない点も他に類を見ない。大したものだ。さぞや両親の教育が徹底していたのだろう。
 目下、日本アマ選手権の最中だが、ギャラリーの方にはマナーにくれぐれもご注意願いたいもの。かように、毎月、月替わりメニューのように巻頭特集。来月は何にしょうかと現在思案中です。次号も斬新な企画で勝負です。期待して下さい。
 来週7月10日には、DVD「実録!大山道場&黒崎健時」が発売されます。私が構想1年、制作半年の力作です。まさに“極真空手の原点はここにあり”のスクープ映像を駆使しての118分の極真賛歌です。43年前の驚く
べき真実は、極真空手ファンにとっても驚きの連続のはず。どうぞお買い求めを! 問い合わせはアッパー(TEL03-3239-8151)まで。

 製作にあたって、故・梶原一騎夫人の高森篤子さんに多大なご尽力を賜りました。改めて御礼申し上げます。梶原先生の二十回忌にこのDVDをリリース出来たことに、私自身感慨深いものがあります。
 さて、「なんとか水」の自殺した大臣といえ、アメリカの原爆投下を「しょうがない」と言い放つ大臣とえいお粗末ですなぁ。防衛長官に今度は女性の小池さんだと。参議院選挙目当てとしか思いないね。
 そう思われるのが嫌なら、ご自分の言葉で堂々と防衛論を披露することだ。「私は言葉を選んで……」なんて、訳の分からんこといっていないで。実に頼りない。この人が国の安全を預かるトップとは。血圧が上がるから止める。

曙の必死で稽古する姿を見て、私は応援したくなった……

 佐山聡氏が主宰する「興義館」は東大のある本郷にあって、神保町の弊社から徒歩で15分程で行く。夕方ぶらりと道場を覘いてみると、大男が汗だくで稽古中だった。元横網・曙だ……。丁度師範の桜木裕司とスパーリングの最中で、二まわりも小さい桜木が、懸命にパンチを繰り出す。それを大男の曙が、必死でブロックするという図式。時にイライラして「この野郎! 来い!」と絶叫する。休憩の合間に佐山氏が曙にアドバイスを送る。「横網、左ジャブの後、すかさず右を出すタイミングが大事」身をもって手本を見せる。曙は素直に聞き入る。かくて5分×3ラウンド、山のような巨体は滝のような汗をマットに撒き散らしながら、稽古が終った。そのまま雑談になった。
 曙「スパーリングが楽しいよ。こんなに本格的にやるのは初めてだし、いままではサウドバックばっかりだったから……兎に角、はやく1勝したいよ。絶対勝つよ」
 佐山「横綱、大丈夫。あのパンチ力があれば勝てるよ。パワーが違うもの」
 私も話の輪に入った。「スパーリングが楽しくなった、というの分かるよ。パンチを受けて、目をつぶらなくなったからだね。だから相手のパンチもよけらる。これからスパーリングがどんどん楽しくなるよ。パンチが狙い通り当たるようになると、なおさらだ」と、やる気の曙にエールを送った。
 負けても、負けても、世間からバッシングを受けても、元横綱は、へこたれない。人は「無様な格好して、いつまでやっているんだ」と罵倒するだろうが、曙よ、「負けて、負けて、いつかきっと勝て!」それが本当の「金星」だ。すくなくとも、誰が何と言うと僕は応援するよ……素顔の元横綱に触れてそう思った。