秋山戦のノーコンテスト……桜庭の心情思うと、切ない。 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

秋山戦のノーコンテスト……桜庭の心情思うと、切ない。

 Dynamite!!での秋山と桜庭の一戦がノーコンテストに結果が修正された。秋山が試合前に全身にスキンクリームを塗っていたことが発覚したからだ。クリームにはワセリンやグリセリンなどの油性のものも含まれていたとか。「体が滑る」という桜庭の抗議を受けてK-1側が調査を開始していたものだが、桜庭の抗議は「正しかった」ことが判明した。桜庭は、試合中に再三レフェリーに「(秋山の)体が滑る」と訴えたが、聞き受けられなかった、という。桜庭の気持ちを思えやると、さぞや悔しい思いだったに違いない。察するに余りある。
 それにしても、お粗末なのはボディーチェックをしたレフェリーだ。その際に何の感触も感じなかったというのは、どうも型通りのチェックに終ったとしか思えない。ましてや道衣のみしかチェックしなかったとあれば、もう話にならない。試合を裁いたレフェリー、サブレフェリー含めて桜庭のアピールあった時点で、その有無を厳正公平に調べる義務があった。試合が白熱して選手も、観客も興奮する中、あくまでも審判員は冷静沈着であらねばならない。ルールを守らせることが競技を成立させる、原則だから。
 秋山は確信犯だったかどうか……テレビの前で堂々と件のクリームを体に塗っていたというから、そうは思いたくない。がしかし、滑る、ヌルヌルすというのは先刻承知のはずだから、弁解の余地はない。
 私は秋山のKO勝ちについて、そのパンチの詰めの見事さについて触れ、褒め称えたが、こうした「事件」があったことは
 日本の格闘技界を背負っていくであろう逸材として、はなはだ残念である。桜庭に名誉を! 秋山には罰を!
 
 正月のTVは面白くなかった。唯一「白虎隊」は味があった。現代に通じるドラマにしたのが成功の理由。それに日新館の「ならぬものはならぬのです」を軸にストーリーが展開したことだろう。今最も楽しみにしているドラマはフジテレビの「拝啓、父上様」(毎週木曜夜10時)。やはり倉本聡作。ものが違う。話の筋、骨格がしっかりしている。一平役の板前・二宮和也の演技が断然光る。見習い板前の時夫・横山裕も存在感あり。神楽坂の老舗料亭を舞台にくり広げられる物語……どんな風に展開していくのか期待しています。