バンクーバー五輪開会式感想/国母の「服装の乱れ」に怒り
『バンクーバー五輪開会式感想』
カナダ・バンクーバーでの第21回冬季オリンピックが開幕した。雪と氷の祭典、その開会式はいつものことながら、感激で涙が出る。なんでだろう。私の涙腺は人並みでないかもしれない。
五輪史上初の屋内での開会式。カナダの歴史や自然を詩情溢れる演出で上手く纏めていた。とりわけカナデアンロッキーからスノーボードで滑降してくる冒頭のシーンは、シンプルで、雄大にして、強力なインパクトを与えた。それがやがて五輪マークを突き破って会場へと躍り込む構成。「上手い!」思わず私は唸った。
開会式の善し悪しは、この最初の仕掛けで決る。後は聖火の点灯をいかに工夫するか、謂わばフィニッシュにズバッと直球を投げる…。それをいかに決めるか最大の見せ場になる。
だが肝心の聖火台に予定された4本柱の1本が立たず、点灯するはずの4人が3人になった。それでも私ははったりのない温かい演出であると評価する。近年はやたらハイテクを駆使した、サプライズ点火が当たり前。どこまで膨張するやらと危惧していただけに…。安堵した。
原住民の歓迎の踊りや、歌など幻想的なメニューで実にほのぼのとした全体構成の開会式だった。少しくどい面はあったけれど。
『国母の「服装の乱れ」に怒り』
スノーボード・ハーフパイプ国母和宏の「服装の乱れ」に私なりに意見を申したい。結論からいえば言語道断、とんでもない勘違いをしている。日本代表団が公式ブレザーでバンクーバー入りする際に、国母選手の服装はズボンをずりさげた「腰パン」、シャツはズボンの外にダラリ、ネクタイも緩め、そして鼻にはピアス、髪の毛はアフロヘアー等々…こんな姿で聖地に、登場していい訳がない。大バカ者である。ただ目立ちたいだけのことだ。旅行者ならいざしらず、日の丸を背負った代表選手。日本人としてなんとも恥ずかしい限りだ。
問題はバンクーバー入りする前、仲間なり役員が何故本人に注意出来なかったのか?納得できない。あるいは言っても聞かなかったのか…思い出すのは、中川昭一財務大臣(故人)がベロベロになって記者会見したシーン。あの時も誰か止めていれば、あの醜態映像は世界に流れなかった。
ことほど左様に、無関心を装う風潮が広がっている。スキー連盟は出場辞退を申し入れたということだが、橋本聖子団長は、大会出場を許した。私は寛容過ぎると思う。断固として「出場停止」をいい渡してもよかった。
IOCのロゲ会長も言っているではないか。「選手は、この世界の模範であることを忘れないで欲しい。その責任感をもっていなければ、本当の栄光はない」と。
国母選手をここに至るまで甘やかして来た、スキー連盟関係者こそ責められるべきだ。
そのうち必ずこの種の件で国母選手をを擁護するような意見が出てくると思う。やれ若者のファッションだ、やれ悪気がない…等々。とんでもない。悪いは悪い、ダメはダメなのです。事の重大さを彼には知らしめなければならない。
それにしても入場式にあの格好で行進してたらと思うと背筋が凍る。救われた。彼が出てこなくて我々は世界に恥をかかずに済んだ…。
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露地栽培の土起こしに励む/亀田弟の新王者誕生に思う
『露地栽培の土起こしに励む』
6日(土)は露地栽培の土起こしを朝7時半から始めた。5時からのウォーキングとラジオ体操が済んで、一旦自宅に戻り自転車で駆け付ける。朝食を摂っていないので腹が鳴る。
思い立ったが吉日。まだ雪が残る土を鍬で掘りを起こす。この時期の土づくりがあらゆる野菜作りの基本、と3日朝日新聞夕刊の「週末農業」のコーナーに載っていた。土を掘り返すことで、寒風にさらされた土壌が消毒されるのだという。これが1年間の作物の出来を大きく左右する、という。全く知らなかった。田舎は東北、福島の山また山の鮫川村というところに生まれた。当然、田畑は飽きるほど見て育っているのに、つゆぞ知らなかった。農業は奥が深い。
そういえば、春先にお百姓さんが蒔く白い粉が風に吹かれて流れゆく光景は不思議だった。いまにして思えばあれは、土壌を中和する石灰石だったのだ。ミレーの「種を蒔く人」のようなあの牧歌的風景も、なるほど土壌作りの基本だったとは。
土起こしは小1時間で終わった。何も考えずに作業に熱中する…考えてみれば、都会の真ん中で農作業ができるなんて贅沢な事だ。夏の胡瓜、茄子、トマトなど豊かに実れる日に思いを馳せる。
午前中にやりたいことをやり、汗をたっぷり流したことで今日は一日何となく得をした気分になれた。午後はカラオケで1時から17時まで。充実した一日だった。
『亀田弟の新王者誕生に思う』
亀田大毅が新王者に。これでボクシングのフライ級は兄・興毅(WBC)と弟・大毅(WBA)合せて独占した。兄弟の世界同時王者は勿論日本では初めて。
チャンピオン、デンカオセーン(タイ)VS挑戦者亀田大毅(亀田)のタイトルマッチ12回戦は、3-0の大差判定で亀田。3度目の挑戦で悲願達成というわけだ。
数え切れない程の世界戦を取材してきた私にとって、なんとも表現し難い寂しいものであった。
レベルが落ちたものだ。
これで日本には現在7人の世界王者が存在する。
新王者の誕生でボクシング人気は上がるのだろうか…。
土を掘り起こした畑。
まだキャベツが冬の寒さに青々と残っている
昔の部下との久々の飲み会は歳月の贈り物と感じた…
26日、水道橋のスタンド居酒屋「ヒーロー」で村上桂、福島知好両氏と酒を酌み交わした。通称”ケイ”氏は早稲田に在学中に、野口プロモーションでアルバイト。いつの間にかキックのレフェリーとしてリングに上がってしまった。当然テレビでも流れて、その姿を見た親は胆を潰したという。野口プロがキックから撤退したあとには、シーザー武士のシートボクシングに請われて、創生期のエース・レフェリーとして活躍した。
両親が危惧した大学も無事卒業、1級建築士の資格得て現在は親の跡を継ぎ「商店建築」社の二代目社長。私とは彼とは、30年以上の付き合いである。私共の結婚式でも、先導して入場のゴングを鳴らしてくれた。ケイさんとはよく会っている。
一方の福島氏は私が日本スポーツ出版社のゴング格闘技誌編集長をした時の部下だった。優秀な編集者であると同時に、宴席では派手なパフォーマンスで人気者だった。同僚の熊久保英幸氏(現在GBR主宰)と双璧で二人が揃った席はまさに、プロの芸能ショーだった。その福島さんはいま「ワ-ルド空手」の編集長。一緒に飲むのは何十年振りの事だろう…。兎に角酒は滅法強い二人、飲むのはいいが体が心配だ。もう若くはない。
「ヒーロー」は御主人が自ら料理する安くて、旨い店。私は神保町へ行くとしばしば顔を出す。最近気に入っている。私のような余り酒に強くない者にはスタンドは都合がよい。気軽に入り、気兼ねなく店を出れるから…。
福島さんとは積もる話もあって、次は座って飲む場所に行きましょうと、ケイさんが近くの居酒屋に案内してくれた。名残惜しかったが私は芋焼酎一杯で、別れた。早朝のウォーキングとラジオ体操があるので。二人とも元気で活躍する姿は私を励ましくてれる。歳月の贈り物を頂いた、そんな至福の夜であった。
28日、夜7時よりニューオオタニ。メインの17階スカイ・バーで、アオバ企画高橋専務主催の新年会。ZAPP!の社長夫人と社員8人と我々夫婦。白金社長は仕事の都合で来れなかったがワインと美味しい料理に満腹。若いお嬢さん方のエネルギーをもらった。1時間に一回転する夜景も食欲を誘った。
頭をカラにして眺めてみると、東京の夜景も美しく味がある。香港の夜景は旅情を誘うが、東京のそれも負けない。大都会の、眩しいばかりの煌めきがある。
かくて慌ただしい1月も、足早に過ぎ去って行ったのだ。
高橋専務(左から3人目)主催の新年会。
於ニューオオタニ17階スカイバー。
表参道の「ねぶた」イベントに一言/「格闘技通信」発行中止の報に残念
『表参道の「ねぶた」イベントに一言』
23日(土)は表参道に「ねぶた」が来た。先輩の加賀屋さんと見に出かけた。原宿から明治通りまでのわずかな距離をねぶたは行き来した。跳人(はねと)が先導して、その後ろを勇壮な”出し”が大太鼓を従えてやってくる。まさに地響きの如き太鼓の音は、腸(はら)にズシンとくる迫力だった。初めてナマで観るねぶたは想像を超える巨大さで、圧倒された。
今回のイベントは今年12月に東北新幹線が青森まで延長されるPRで、出し本体も一つだけだったが本番は何台も練り歩く。さぞよや勇壮、雄大だろうなと心馳せる。別な地点で観たという家内も、是非青森に行って見たい、とぞっこんだった。
それにしても当日に警備はお粗末で一歩間違えば大惨事に繋がりかねないものだった。明治通りの交通整理も中途半端。お巡りさんも少なく、神宮前の交差点辺りは大群衆で収拾つかないありさま。危ないぞ!おすなぁ!と怒号が乱れ飛ぶ。
私も原宿の家内がいる方向に歩いて行くと、人波みにもまれ倒されかけた。ふと花火見物で橋が折れて、大勢の死者を出した惨事が頭をよぎった。恐らくこれほどの人出を主催者は予期してはいなかったのではないか。特に老人が目立ったこの夜は危機一髪だった。イベントの在り方、警備の方法をもっと慎重であって欲しいと願う。人命に関わる問題という意識を持って。
23日は家内の姉の誕生日で、代々木上原の「一新」に招待した。4人掛けテーブルが3卓ほどのこじんまりした和食の料理店で、知る人ぞ知る名店。確かな味を提供する主人に私はかねがね尊敬申し上げている。
ここ2年ほど行っていないが、久々に行ってみて旨さを再認識した。最初に出てきたのは、くわい、カラスミなど(写真)口に優しい料理が一皿に盛られている。所謂前菜だが、ここにご飯が付く。三口ほどの量でその味は微かに塩と甘みが含んだバランスは、絶妙だ。まずお銚子を注文したが、酒の肴にスムーズにマッチして腹に心地よい。家内はビールから冷酒に変えて、ピッチも上がる。私も冷酒にしたが、最初の一皿が腹に優しく納まりお酒が旨い。料理は焼き物、御吸い物、そして最後にタイ茶漬で決める。贅沢な一品で、満足の一夜だった。プロの磨き抜かれた技を感じた。
近所にこんな美味しい料理を提供してくれるお店があることは、誇りである。因みに標準的なコースで1人8,000円也。
『「格闘技通信」発行中止の報に残念』
ボクシング・ビート2月号とゴング格闘技3月号が相次いで送られて来た。いつもながら質が高くどの頁も見逃せない。ボクシング・ビートは巻頭特集が「これぞ必殺拳」。V10を達成した長谷川はいかにして倒し屋に変身したのか、興味深い内容で読ませる。更に西岡利晃をからませ、かつ古今東西のKOアーチストに迫る。ビートはこうした味のある構成、グラフ&読み物に優れている。
編集長が若い島篤史さんに代わった。前田衷さんの後継となる。偉大なる先輩の後だが、焦らず腐らず一歩一歩、前に進んで欲しい。頑張って下さい。
ゴン格は恒例のインタビュー特集。数えて11回、私が在籍した時にスタートした。よくぞ続いている。スタッフの努力に敬意を表する。「がんばれ!格闘技。」と題して120人+インタビューは、今回は特にヴォリュームたっぷり。940円で格闘技の現在の情報、動向が分かる…まさに百科事典のようなもの。中身が年々、重厚になっていることを感じ取れる。素晴らしいことだ。格闘技ファンの方是非手購読してください。
「格闘技通信」が2月23日発売の4月号をもって定期発行を中止する、という。ゴン格より1年先行して常にリードして来たライバル誌が、幕を下ろすことは誠に残念だ。ゴン格は先輩誌に追いつき追い越せを旗印に切磋琢磨して来た。
振り返れば初代杉山、二代目谷川、三代目三次各編集長は卓越した才能の持ち主として格闘技誌に君臨してきた。彼等は、私にとってのよきライバルであり、よき先生でもあった。
輝かしい歴史を刻んできた「格通」が発行中止に至ったことは返す返すも残念。いつの日か再び蘇らんことを祈りたい。
同時にゴン格はライバル誌の中止を喜んではならない。明日は我が身、ということを肝に銘じてより奮起してもらいたい。
最初の一品。カラスミ、くわい、にこごり蛸など
小沢一郎幹事長には説明責任・不動産購入の手法は田中角栄/ボクシング
『小沢一郎幹事長には説明責任・不動産購入の手法は田中角栄』
初めに結論ありきだ。小沢一郎幹事長は説明責任を果たすべきだ。
答えは簡単。国会の証人喚問に応じて堂々と身の潔白を主張すればよい。それができずば国民は納得しない。外野席でいくら「検察と全面対決だ」と豪語してもそれは空しいだけだ。
ここに至って”剛腕”と言われる、小沢さんにしてはなんとも女々しい。
それにしても異常な事態だ。現職の石川知裕衆議院議員、公設第1秘書大久保隆規氏が逮捕された。なのに鳩山首相まで「戦って下さい」とエールを送る。行政のトップに立つ人の発言としてはお粗末。民主党に自浄作用はもはや期待できない。検察には疑惑の解明に徹底的にメスを入れてもらいたい。くれぐれも”圧力”に屈して腰砕けにならないように。国民の厳しい視線が注がれています。
今日(17日)の朝日新聞によると「小沢金脈」と題して報じている。小沢一郎の不動産購入の手口、その全容だが恐るべきものだ。北は盛岡市、仙台市から東京の高級マンション、果ては沖縄のリゾート地まで凡そその額10億5000万円。その手法は全くあの田中角栄と重ねあう。単に世田谷の土地購入資金の4億円の出所だけの問題ではない。疑惑の山だ。ゼネコンからの闇金はあったのかどうか…。
こうした資金に政党助成金は使われているのか否かを含めて、我々は真相が知りたい。
先の衆議院選挙で私は、民主党に投票した。 妻は「小沢さんが嫌いだから」といって棄権した。
棄権したことなど結婚して以来1度もなかった。今日の事態を予期した行動だったと推測する。思えば選挙前に代々木上原駅前で遊説中の長妻昭議員(現厚労大臣)に、私は小沢さんのワンマン体制を危惧する意見を同氏に糾した。「大丈夫です。我々がさせませんよ」と同氏は断言していたが、流れは私ども夫婦が危惧したようになっている。民主党の皆さんは小沢幹事長に恐れをなして、貝になっている。情けない。これは一政党の存亡の問題ではない。いまこそ民主党は勇気を持って真相解明に向かって、行動を起こすべきだ。
国民が政権交代を選んだのは、60年の自民党政権にウンザリしていたからだ。密室での派閥力学での総裁選び、公共事業のばら撒き云々、国民不在、やりたい放題の政治に変革を求めたのである。
混乱はあれど、民主党は頼りないけれども、政権交代は正しかったと私は思う。事業仕分など最たる例だ。より透明性が出てきた。コンクリートから人へなど、ダム、道路の見直し天下りの切り口は自民党には出来ないものだ。マニフェストと違う面は多々あっても、そう理想的には行くまい。政権交代は現代の革命なのだ。厳しく、しかも温かく民主党のゆくへを見守りたいと思うのだが…。その結果検察が正しかったら、小沢&鳩山タッグチームは当然退陣だ。
「居官有二語。曰く、惟公則生明、惟廉則生威。」(岩波文庫采根譚より)
官位を得て役人であるときの戒めに二語ある。
「公平であれば明朗が生まれ、清廉であれば威厳が生じるてくる」
公務に就く者は胆に命じて欲しい。
『ボクシング』
スーパーフェザー級の新チャンピオン内山高志に拍手を送りたい。あのリナレスを1回、わずか73秒で倒したサルガドを12回KOしての戴冠。天晴れ、胸のすくような勝利は最近の挑戦者にはない劇的なものだ。
30歳、遅咲きの新王者だが、輪島功一のような歴史に名を残すような選手になって欲しいと念願する。噂では初防衛戦の相手に、元同級王者ホルヘ・リナレスと前フェザー級王者粟生隆寛(共に帝拳ジム)が候補に挙がっているという。共に手強い相手だが、初防衛して初めて真のチャンピオンといわれる。
守ることを意識せず、挑戦者のつもりで思い切ったボクシングをして欲しいものだ。
スポーツナビのボクシングコーナーを見ていたら、最後のレポーターの名前に「長谷川亮」とあった。おや?ボクシングも書いているんだと嬉しくなった。彼は私がゴングやアッパーを作っていた時の編集部員だった。アルバイトで入って来た。総合格闘技が好きで、喜々として取材していたことを思いだす。
順調に活躍する、かつての部下を見るにつけ幸せな気分になる。
ボクシングという新たなフィールドで頑張っている姿を想像して逞しいと思う。願わくばもっともっといろんなスポーツを取材して欲しい。貪欲に。そしてまた、本を沢山読んで欲しい。あらゆる分野の本を。
一流のスポーツライターになってもらいたいと、心から願う。
老婆心ながら…。
NHK「龍馬伝」香川照之の演技光る/アンコウ鍋なら「豊田屋」お勧め
NHK「龍馬伝」香川照之の演技光る
時の流れはまっこと速いぜよ…大晦日が来て、正月が来て、あっという間に松飾が取れた。光陰矢の如しどころではない、光以上のスピードを感じる。もう12月のゴールに向かって走り出した。虎は千里を走るからと言って、焦るなよと己に言い聞かせる。これも歳のせいだろう、か。加速が付いている感じ。
静かに、しかし忙しなく私の2010年のスタートを切った。
NHK今年の大河ドラマ「龍馬伝」を見た。名もなき若者が「龍」に成長していく青春群像劇…がキャッチコピー。第1回は「下士対上士」。冒頭、三菱財閥の基礎を創った岩崎弥太郎を登場させ、坂本龍馬を回想させる。物語の導入手法としては、これは巧いと思う。兎に角、岩崎弥太郎役の香川照之が光る。「坂の上の雲」の正岡子規役もそうだが、迫真の演技で観る者を引きつける。今私が最も注目する役者さんである。
勿論、龍馬役の福山雅治も新鮮な龍馬像を演じている。1回の下士対上士は、土佐藩の下級武士の悲惨な状況をわかりやすく見せている。そうした下士たちの蓄積した不満が脱藩、政変へのエネルギーになったと…。脚本・福田靖、演出・大友啓史のコンビは、躍動感溢れるドラマ展開で楽しませてくれる。
大友氏は「ハゲタカ」で外資による企業買収の凄まじさを、圧倒的な迫力で表現した。その斬新な演出が随所に生かされていると思う。日曜日の夜、杯を重ねながらの楽しみが出来た。一週間の終わりのささやかな、私の幸せだ。
脇役陣の広末涼子、寺島しのぶらも活き活きしている。
アンコウ鍋なら「豊田屋」がお勧め
アンコウ鍋を食べにJR総武線の平井駅前に出かけた。9日17時、小倉社長、秋山さん、居酒屋ヒーローのママと私の4人。小倉社長の行きつけのお店だが、向かう「豊田屋」は安くて旨いと評判で、いつも満員で入れない、ということで1週間前に予約を取っておいた。
なるほど、狭い店内(4人掛けテーブル4つ、20人掛けのカウンターのみ)は肩を寄せ合う客で、超満員。なるほどこれは凄いや!一人前1450円位、確かに安くボリームたっぷり。我々は3人前に、白子を2人前混載でオーダー。鍋から溢れそうな山盛り。
食べるのが待ち遠しかった。私は樽酒(350円)を二杯飲んだ。嬉しかったのは、小さなパックに入った塩が付いてきたこと。檜の升酒に、塩をのせて飲む。旨いことといったら…牛煮込みも絶妙な味だった。さてメインデッシュのアンコウ鍋は野菜にしっかりアンコウの味が沁み込んでいた。
小倉社長は黄色という名の、黄色焼酎を炭酸で割ったものを何杯も飲んでいた。ここではこれが人気があるようだった。
アンコウ鍋は約30年前、有名な「伊勢源」という店で食べて以来だったが、「豊田屋」には満足した。次の先輩・加賀屋さんとの定例飲み会は、ここに決めよう。同行した皆さん、ありがとうございます。4人で〆て12000円也。満腹。
4人以上なら必ず予約を、2人以内なら開店時間前に行くことをお勧めする。
豊田屋の前で同行してくださった皆さんと。
左より 小倉社長、私、秋山さん、井上ママ
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DYNAMITE!!石井慧には失望/除夜の鐘、元旦のお参り…
謹賀新年
未曾有の不況ですが「百年に一遍のピンチは、
百年に一遍のチャンスです」(邱永漢)とも。
負けずに頑張りましょう!トラ!トラ!トラ!
読者の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
平成22年元旦
『DYNAMITE!!石井慧には失望』
大晦日のDYNAMITE!!2009「勇気のチカラ」。私が注目した石井慧の総合格闘技デビューは、期待に反するものだった。吉田秀彦に手も足も出ず完敗。北京五輪金メダリストの片鱗は少しも見られなかった。はっきりいってその前途は多難と言わざるをえない。
さしずめ吉田は格闘技の門に立つ仁王像。結局、石井は門前払いされた。本当に彼はこの先総合をやって行くのだろうか?とにかく心持とない。
対戦した吉田は全盛期の肉体には程遠い。特に上半身は弛緩して、およそ戦うそれではない。なのに石井は1Rにパンチでダウンを取られ、すっかり脅えてしまった。以後、蛇に睨まれた蛙だった。吉田にボコボコに。石井にはやられたら、やり返す気魄が全く感じられなかった。判定負けだが内容は惨敗だ。吉田が総合に転向した時の、あのすさまじい闘争心と比較して、なんとも、不甲斐ない石井であった。いまさらながら吉田秀彦の資質の偉大さを感じた。
魔娑斗はサワーを相手にファイナルマッチ。5ラウンド、完全燃焼した。サワーからダウンも奪い宿敵に一矢報いた。
二人の持ち味を十分に出して中身のある試合に満足。
いい試合を沢山見せてくれて魔娑斗よ、ありがとう。
さて、魔娑斗のいないK-1MAXなんて…とならないように残された選手の奮起を望む。
『除夜の鐘、元旦のお参り…』
大晦日はDYNAMITE!!を見て、所々紅白を見て11時半に雲照寺に鐘突きに家内と並ぶ。0時、ゴーンと鳴る。厳粛な音が元旦の夜のしじまに響き渡る。私はこの瞬間がたまらなく好きだ。日本人生まれて良かったと感じる。
雲照寺から代々木八幡宮に向かう。1時前だというのにもう長い行列。我々夫婦も30分、元旦の寒空に並ぶ。2年後、創建800年になる同宮は、我が家の氏神である。ここの境内に立つと、何故か身が引き締まる。今年も「ありがとうございます」とだけお参りした。お御籤は「吉」だった。
倅が出向先の京都から29日深夜帰って来た。風邪を引いて2日間寝込んでしまったが、大晦日は治って一家3人揃った。
ふぐ刺し、てっちりで一年の〆。ヒレ酒を飲みすぎた。倅も珍しくビールを飲む。一年、家族が健康で過ごせたことが幸せだと酔いに任せて、なんとなく感謝する。
元旦から家内が故郷の大分に、還暦祝いの同級会に出かけて倅と二人。倅は2日深夜バスで京都に帰るという。バスの時間まで代々木上原駅前に食事に行く。どこも開いていなくて、やっと開いていた「食道楽」という店を見つけた。カウンターとテーブルが一つとのこじんまりした店で、客は我々親子だけ。正月にこんな静けさの中で、酒を酌み交わすとは法外な贅沢。倅とこんなひと時を過ごすなんて。
カウンターの中は御主人だけ…天ぷら、おばんざい、酒の肴はそれで十分だった。とりとめのない話しだったけど、幸せとはこういうものかと実感。〆て7000円。お礼に1000円のチップ。倅は23時半頃の高速バスで京都に帰った。
その晩は独りぼっちの正月だった…。
元旦、八幡神宮にお参り
京王線幡ヶ谷駅前陸橋から元旦の富士山を見る
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大晦日、あなたは「歌の力」と「勇気のチカラ」どっち!
いよいよ今年のファイナルラウンド!
当ブログも'09年の納めとなります。
今年1年、ご愛読下さいました皆様に感謝申し上げます。
大晦日は格闘技界でのビックイベント、「DYNAMITE!!勇気のチカラ2009」(さいたまアリーナ)が開催されます。
今年は魔娑斗の引退マッチや、石井慧のオリンピック柔道ゴールドメダリストの総合格闘技デビュー戦もあり必見だ。
魔娑斗はアンディー・サワーと、石井は吉田秀彦といきなり激突する。山本KIDも出場。見どころいっぱいだ。
今回は、DREAM×戦極SRCの対抗戦も大きな話題。
魔娑斗のラストマッチの相手サワーは手強い。ラウンドも5Rになり両選手の持ち味を十分に発揮出来よう。魔娑斗の勇姿を脳裏に焼き付けて欲しい。K-1に今後めったに現れないであろう逸材であるからして。
私が関心があるのはむしろ石井慧。北京五輪の柔道王が、総合格闘技でいかに変身しているのかが、吉田戦で明らかになる。吉田も五輪の金メダリスト。しかも総合でのキャリアは華々しい。転身してなお成功を収めている。この大先輩を相手に初陣のリングを踏む。石井の総合転身の是非の答えもほぼこの吉田との一戦で出る。吉と出るか…。
試合の模様はTBSが放映する。「勇気のチカラ」を看板に。一方NHKの紅白歌合戦は「歌の力」。
さて、大晦日はどちらを見ますか。私は困っています。カラオケも行っているし、紅白も見たいしなぁーと。
今年一年、あなたにとってはどんな年でしたか。私にとっては良い年でした。念願だったDVD「日本ボクシング不滅の激闘史」(4巻BOX)がTBSからリリースされ、自分の手で企画・監修できたことです。白井義男、藤猛から輪島功一、具志堅用高、畑山隆則までの凡そ11時間の映像のボクシング史です。
恐らくこのようなボクシングDVDは二度と出ないと思われる。歴史に名を残す仕事が出来たことは男の本懐とするところであります。だから今年は良い年でした。来年も後世に残るような仕事をしたいと思います。挑戦する心を失わずに…。
いい仕事ができるのには、健康が第一。今年1年持続した5時起きの速歩&ラジオ体操を来年も休まず続けるつもりです。
皆さんにとっても来るべき新年が、健康で希望に満ちた一年でありますことを心からお祈り致します。
平成21年よ、ありがとう!
そしてさようなら!
我が家の近所にある雲照寺の鐘。除夜に毎年つきに行く
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師走の足音高く…デパートを考える/忘年会/長谷川穂積の防衛戦 etc...
『師走の足音高く…デパートを考える』
師走の足音も、高くなって来た。人の動きが忙しない。いよいよ年の瀬。大掃除、年賀状…まだこれからだ。19日は家内と新宿に出た。お歳暮送らねば、と気にしながら何を贈ればいいのか思い悩む。こんなときはやはり男だけではだめだ。家内の助言を仰ぐことになる。便利になったものだ。電話番号のキーを叩くだけで瞬時に、住所が出て来る。
それにしてもデパートは生き残れるのだろうか。年末商戦だというのに、Tデパーは混雑もなく平常と変わらない。そのあとに行った三丁目のユニクロは、老若男女で大賑わい。私共夫婦はいま評判のヒートテェックの下着や、ウォーキングのパンツなどを買ったが、〆て13,000円。買い物をして儲かった気分になるのだから、ユニクロ商法は偉い。若い店員たちの応対も気持ちがいい。しかも製品がしっかり出来ているので長持ちするから、安心して購入できる。フランス・パリにも進出して評判だそうだが、「良心、安心、廉価」を売り物にする会社は洋の東西を問わず繁盛する。ところで、巨艦デパートはどう生き残るのだろうか、私には展開が見えないのだが。
昼食は中村屋。生ビール一杯、インドカリーを食べた。ここのカリーが我が家の最も馴染んだ味で、息子も京都から上京するや必ず指名する。いつもながら昼食時には駅の構内のような混雑振りだが、不思議なことに10分と待たせない。フロアー店員の接待が、テキパキしていて気持ちよい。発展し続ける企業は「客の身になって考える」と感心する。
『忘年会』
19日の夜はすっぽん「田吾作」主人御夫妻に招待されて渋谷区富ヶ谷の台湾料理店「麗郷」で東京医科大学病院の医師ご家族と忘年会。麗郷の本店は道玄坂にありつとに有名な店だが、近年息子さんが支店を出店した。当店で私が好きなのは、柔らかく蒸した豚足。舌にとろけて、なんとも言えずデリシャス。料理が美味しいのでついつい飲んで、親方と紹興酒を3本空けた。二次会は幡ヶ谷の「マイ」でカラオケ。歌いまくる。
親方は馴染みの長渕剛の「幸せになろうよ」、女将さんは「瞼の母」を中村美津子ばりにセリフを入れながら。医師先生は「長崎の鐘」、奥さんは「ブルーライトヨコハマ」(かつてショーケンと石田あゆみが同じマンションに住んでいた、というので)歌い、家内は「PRIDE」を、私は覚えたての「人恋酒場」を歌う。以降カラオケは盛り上がり歌は止まらず…気心を知れた仲間内の忘年会は、心から楽しめて燃焼できた。
17日は明治屋でネットを1年間手伝ってくれた藤原章子さんとお兄さんとの3人で、忘年会。お兄さんはプロレスが詳しい方で、あれこれプロレス談義に花を咲かせる。最後に私の親父ギャグ。『馬場が好きなお菓子はな~んだ?猪木が飲む薬はな~んだ?』
『分からない?それはね...馬場が好きなのは"ババロア"、猪木が飲むのは"命(イノキ)の母-A"だよ!』と言ったら、笑われたのでありました。アッコちゃん来年もよろしくお願いします。
『長谷川穂積の防衛戦etc』
長谷川穂積(真正)がWBC世界バンタム級の王座をA・ペレスを4RTKOして防衛した。これで連続10度防衛。具志堅の13度にあと3つと迫った。素晴らしい選手だ。特にショートレンジでの攻撃には目を見張るものがある。一瞬のうちに相手を倒してしまう。それでもなお具志堅選手のような、見応え、戦慄、感動を味わえないのは何故なのだろう。一過性のもので終わってしまうのだ。
やはりその原因は対戦相手にあるのではないか…伝説となった強打のグスマン、曲者リオスなど、具志堅を襲った挑戦者達はどれも個性豊かでマスコミの注目を集めた。事実試合も予想に違わぬスリリングなものだった。これは金平正紀会長のマッチメークに負うところが大きいが、長谷川陣営ももう少しマッチメークに工夫を凝らしてはどうだろう。でないと、いつまでたっても、何度防衛を重ねても、脚光を浴びない。もったいないと思うのだ。具志堅の領域に到達するのは至難なことだが、防衛回数のみではなく技術的にも、更なる練磨を望む。
因みにバンタム級の連続防衛記録はオーランド・カニザレス(米国)の16である。
大盛り上がりだったカラオケ大会
リアル・プロレスを観戦/ブログを見たという便り
『リアル・プロレスを観戦』
10日は初代タイガーマスクの佐山聡さんが主催する「リアル・プロレス」の興行が後楽園ホールであった。招待されて見にいった。当日は豪華な顔触れで、同行した女性の方も大いに喜んでいた。ざっと名前を挙げただけでも、A大塚、鈴木みのる、Uドラゴン、高山善廣、長州力、藤波辰巳…これに初代タイガー。プロレス全盛時だったら大変なことだ。後楽園のキャパでは到底収まるまい。
会場はほぼ満員で、観客は個性豊かな選手たちの試合に声援を送っていた。メインは長州、藤波、タイガー組対高山、長井、関本組の対戦。テーマ曲に乗って選手が次々に入場して来ると、会場には手拍子が湧き上がる。全盛期にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。そうえいば今回のテーマは「REVIVAL」…"復活"だった。佐山聡のプロレス復活への思いが確かに伝わってきた。
もう一つ入口付近で新間寿さんにお会いした。ご存知プロレスの”仕掛け人”。新日本プロレスリングの黄金期に、過激に馬場全日本プロレスと渡り合った。その新間さん、小柄な連れの方を紹介してくれた。「キミ、知っているだろう。元ゴングの編集長舟木さん、プロレス全盛期のね」。
連れの方は”春一番”さん、だった。アントニオ猪木の物まねで有名なタレント。早速試合の間に紹介されるや、リングに上がり、春一番版の"一、二、三、ダー!"をやって喝采を浴びた。
夢よもう一度、プロレス人気が復活することを願っています。改めて佐山聡のプロデュース力に感嘆!皆さん、リアル・プロレスに注目ですよ。
12日は小岩の泰耀寺にお墓参り。7月に義兄桜井賢一が亡くなっている。納骨は既に済ませてあるのだが長男・勝彦がメキシコ・ティファナにおり、この度帰国したのを機に墓参が実現。
我が姉、次女美枝子も眠っている。夫に先立って49歳と若くして死去した。二人は時を経て、また同じ泉下に眠る。仲良く、安らかにと祈る。
当日は前日とは打って変わり穏やかな晴天。田舎から出て来た兄、と在京の姉甥達と我が夫婦総勢10人で出かけた。無事焼香を済ませ昼食は、東京駅前の新丸ビル35階「モリタ屋」で京懐石。皇居を眼下に望みながら、里帰りした勝彦を囲み憩いのひ時を楽しむ。
思えば勝彦は不憫だ。齢40歳で肉親が誰もいなくなった。一人っ子の宿命で、こういう状況はある日突然起こりえる。我が家も一人っ子だ…。酷なようだが運命と立ち向かって生きて行かなければならない。己のために。「暗闇を憂うることなかれ。ただ一灯を頼め。」(佐藤一斎)…不幸を他人のせいにしないで生きなさい。、頼りになるのは自分だ。だから己を磨け―。
余談だがメキシコでは亀田兄弟が人気だという。意外な気もするが、末弟の和毅が当地でデビューしたり亀田兄弟の第二の故郷になっている。異国でがんばる彼らをメキシカンは愛おしいと思ったのだろう。ティファナで暮らす甥勝彦の、現地情報である。
『ブログを見たという便り』
ネットというものは誰が見ているか分からない。私の稚拙なブログも、思いがけない人から「見ました」とお便りを受ける。先日、杉浦秀子さんからお菓子に短いメッセージを添えて拙宅に届いた。杉浦さんは、あの格闘技の名アナウンサー、杉浦滋男さん(故人)の御夫人。7月、私が御主人の眠る本郷のお墓りに行ったことをこのブログで載せた。
これを見たという。12月7日が同氏の命日。「内輪で無事13回忌を終えました」と。恐縮した。キックボクシングで私が解説者で杉浦さんが、アナウンサーとして12チャンネル(現テレビ東京)でコンビを組んだ。亡くなって13年…もうそんなになった。感慨深い。
奥様、心のこもる美味しいお菓子とお便りを有難うございました。









