バンクーバー五輪開会式感想/国母の「服装の乱れ」に怒り
『バンクーバー五輪開会式感想』
カナダ・バンクーバーでの第21回冬季オリンピックが開幕した。雪と氷の祭典、その開会式はいつものことながら、感激で涙が出る。なんでだろう。私の涙腺は人並みでないかもしれない。
五輪史上初の屋内での開会式。カナダの歴史や自然を詩情溢れる演出で上手く纏めていた。とりわけカナデアンロッキーからスノーボードで滑降してくる冒頭のシーンは、シンプルで、雄大にして、強力なインパクトを与えた。それがやがて五輪マークを突き破って会場へと躍り込む構成。「上手い!」思わず私は唸った。
開会式の善し悪しは、この最初の仕掛けで決る。後は聖火の点灯をいかに工夫するか、謂わばフィニッシュにズバッと直球を投げる…。それをいかに決めるか最大の見せ場になる。
だが肝心の聖火台に予定された4本柱の1本が立たず、点灯するはずの4人が3人になった。それでも私ははったりのない温かい演出であると評価する。近年はやたらハイテクを駆使した、サプライズ点火が当たり前。どこまで膨張するやらと危惧していただけに…。安堵した。
原住民の歓迎の踊りや、歌など幻想的なメニューで実にほのぼのとした全体構成の開会式だった。少しくどい面はあったけれど。
『国母の「服装の乱れ」に怒り』
スノーボード・ハーフパイプ国母和宏の「服装の乱れ」に私なりに意見を申したい。結論からいえば言語道断、とんでもない勘違いをしている。日本代表団が公式ブレザーでバンクーバー入りする際に、国母選手の服装はズボンをずりさげた「腰パン」、シャツはズボンの外にダラリ、ネクタイも緩め、そして鼻にはピアス、髪の毛はアフロヘアー等々…こんな姿で聖地に、登場していい訳がない。大バカ者である。ただ目立ちたいだけのことだ。旅行者ならいざしらず、日の丸を背負った代表選手。日本人としてなんとも恥ずかしい限りだ。
問題はバンクーバー入りする前、仲間なり役員が何故本人に注意出来なかったのか?納得できない。あるいは言っても聞かなかったのか…思い出すのは、中川昭一財務大臣(故人)がベロベロになって記者会見したシーン。あの時も誰か止めていれば、あの醜態映像は世界に流れなかった。
ことほど左様に、無関心を装う風潮が広がっている。スキー連盟は出場辞退を申し入れたということだが、橋本聖子団長は、大会出場を許した。私は寛容過ぎると思う。断固として「出場停止」をいい渡してもよかった。
IOCのロゲ会長も言っているではないか。「選手は、この世界の模範であることを忘れないで欲しい。その責任感をもっていなければ、本当の栄光はない」と。
国母選手をここに至るまで甘やかして来た、スキー連盟関係者こそ責められるべきだ。
そのうち必ずこの種の件で国母選手をを擁護するような意見が出てくると思う。やれ若者のファッションだ、やれ悪気がない…等々。とんでもない。悪いは悪い、ダメはダメなのです。事の重大さを彼には知らしめなければならない。
それにしても入場式にあの格好で行進してたらと思うと背筋が凍る。救われた。彼が出てこなくて我々は世界に恥をかかずに済んだ…。
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