『アバター』3D~体感、実感!!
やっぱり大スクリーンで観ると迫力ありましたね。ジェームズ・キャメロン監督が構想14年,製作4年かけたというだけあって、スケールの大きさ、訴えてくる内容の濃さ、愛もあって楽しめました。2時間42分、ちっとも長さは感じませんでした。これは3Dの楽しさが大いに助けてくれているのは確かですね。目の前にふわふわとタンポポの綿毛のような物が浮かんでいたり、木の葉っぱが浮き出ていたり、自分も森の中に入っていくような感じもしました。映像がすごくきれい。ストーリーはさほど目新しくはないのですが。「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」を足して、あと味付けに「マトリックス」と日本のロボットアニメをくっつけたようなもの。そうそう、「ナルニア国物語第2章」にもよく似てました。緑を失った地球。遠く離れたパンドラという星の鉱物を採取しようとする人間たち。人間とパンドラの住民たちの戦い。いつも人間は欲深く、エゴ丸出しで、どうしょうもない生きものなのですね。でも、ちゃんと反乱軍も登場して、そこはうまくバランスがとれてました。しかし、いつも悪い人間たちの犠牲になるのは弱い者たち。それは、植物や動物たちでもあります。車いすの主人公ジェイク(サム・ワーシントン )がパンドラに住むナヴィに似せた「アバター」の身体に意識を移し、走り回る姿にちょっと感動しました。「アバター」はパンドラの星の有害な大気の仲でも呼吸できるように作られた肉体です。乗り移った彼が、いかにも楽しげで、生き生きとしていて、先々、本当にこんなことが実現できたらいいのにとも思いました。「ナルニア国」のように、いろんな珍獣や大きな鳥も出てきます。パンドラに住む住民たちや生き物たちと人間たちとの戦闘シーンはすごかったです。3Dならではの迫力にあふれてました。木も生きている。それも強く実感できるかと思われます。主人公ジェイクが、尻尾から出る神経と獣たちのそれと結び、従わせたり、大きな鳥獣にまたがって、人間たちに立ち向かっていく姿が勇ましく、まるで、ヒーローが出現したようでもありました。環境破壊をくいとめるものに必要なものは何か、1個のビルを建てるなら、木を植え、森をつくってほしい。映画の中、巨大な木が倒れる瞬間を目にした時の何ともないやるせなさ。ありきたりなようなストーリーの映画ではあったけど、訴えてくるものは大きく、わくわくドキドキもして、綺麗な映像を楽しみながら、何とか世の中が変わっていって欲しいと願うような映画となってました。画像の立体感と同時に、内容にも奥深さを十分味わえて、すばらしかったと思います。ただ、映像がどうしてもTVゲームの世界のようにも思えてしまう点が、ちょっと不満といえば不満でした。そこは、パンドラという地球ではない星という設定なので、そう思えば、納得もできるかもしれません。わたしの採点95点(これは3D含む点数。)