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ネタばれあり

 

運命の出会いってそうそう無いものだと思う。
はからずして人は結婚して、その後“運命の人”に出会ったりするものだから罪深いものになる。
最初から出会って結婚できたなら、その人は幸せだろう。
子供の頃、兄を事故で亡くした主人公ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)
ラジオから流れる音楽が彼のなぐさみ。小さい頃あこがれだったジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)との運命の出会い。
その時、彼は結婚してて子供もいる。
でも奥さんは、彼の仕事に理解を示さない。
家では、ツアーの話はしないで、というしまつ。
対するジューンは、彼女も小さい頃からステージで育ったミュージシャンなだけあって、
この二人、音楽においても人生においても通じるものがある。
今の時代だったら、きっと即“不倫”だろう。
しかし、このジューンは見かけは、はつらつで明るいのだが、芯はしっかりしているのだ。
離婚の経験もあり二人の子供もいるジューンにとって大事なのは、子供たち。
それがこの二人を10年間もの間、舞台でしか愛を確かめ合うことができないことに。ジョニーは麻薬へ溺れていく。
舞台でジョニーのジューンを見つめるまなざしはするどく熱い。
この彼を、影で支えるジューン(リース・ウィザースプーン)がすばらしい。
甘やかすことなく、叱咤し、見捨てることなく忍耐強く。
ああいう女性なら、ジョニーでなくても惚れてしまうだろうな。

 

タイトル曲「アイ・ウォーク・ザ・ライン」の中の詩の一節
俺の心 たえず確かめ続けるのさ
俺の眼 いつもかっとみはり続ける
がっちりと絆を固めるまでがんばり続ける
だっておまえは俺のもの、俺は心変わりはしないぜ

 

この詩がこの映画そのものでした。
音楽よし、時代背景よし、役者よしの3拍子揃ったこの映画。
特に二人の歌には驚嘆しました。

 

いい映画に出会えて嬉しい!