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最初の場面で鍛冶屋の青年バリアン(オーランド・ブルーム)が、妻子を失った悲しみからか
暴挙としか思えない行動に出る。
ここで、本来なら観ている側は感情移入するべき主人公に対し、軽い嫌悪、疑問を感じてしまう。
その気持ちは、結構中盤まで続き、どうしても主人公に対し、感情移入できない。
でも、父の教えである、
「王を守り、民を守れ」
と言う言葉を忠実に守ろうとしていく姿勢を見ているうち、だんだん主人公を応援したくなる気にさせられる。

宗教対立の戦争。
エルサレムを巡っての十字軍(キリスト教)対イスラム。

宗教が共存する世界、天の王国の存在を信じてた、バリアン。(オーランド)
しかし、現実は欲には勝てない世界。欲望と陰謀がひしめき合う。

この主人公のすばらしいところは、宗教も超え、自分の信念を貫き通そうとするところだ。
「王を守ること」「民を守ること」

最初は、あまりやる気がないように見えたバリアンが、次第に一般の民を騎士に仕立て上げるほどの
リーダーシップをとれるほどにもなった。

信念を持つと、人はこうまで変われるのだろうか。

オーランド・ブルームは甘いマスクだ。
ただ、若いせいか、存在感が今一つのような気もする。
まぁ、この映画はリドリー・スコットの映画。
主役は壮大な映画の一部となっているのであろう。

最後に主人公がたどり着いたヘブンとは・・。

人間の幸せは、やっぱりこういう世界(ごく日常的な)なのだと思わせてくれるラストが良かった。

今もなお、続いている抗争。

早く、人間の本質の幸せというものに気がついて欲しいものだ