面白かったです。

これは『映画』だからこその面白さ!だなって思いましたよ。
映像に加えて、音がいいですね。
音楽が気分を煽ってくるし、列車のレールを疾走するガタガタという音、
ブレーキをかけた時の軋む音、
それに加え、映画の中に差し込まれたTVのニュース実況
画面に顔写真や、現在の状況がつぶさに映し出される。
まるで、こちらも実況中継を見ているような感じがしました。
カメラアングルも上空から、下から、あらゆる角度から撮影して
ちょっとめまぐるしいかなとも思ったけど、
臨場感ありましたね~。
 
そして、ちゃんと主人公二人の物語もあったりして。
ここはこの手の映画の定番かなって感じもしましたが、
素直に入り込んで見てしまいました。
ああいう時の会話って、お話的には難しいと思うのですが、
話の描写がうまかったです。
話の続きが聞きたくなる内容。
大変な事態なのに、こちらも身の上相談話を真剣に聞きたくなってくる(笑)
 
 

それと、やっぱり、上層部の考えることはまずは利益優先だなってとこが何とも言えない感じがしました。
まずは、お金を計算してしまう。(どこの世界もそうなんでしょうか)
悲しいですね
でも救いは現場の人間は全く違うというところ。
プロですね。
自分の仕事に誇りを持ってます。
勤続28年のベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と、職務経験4ヶ月の新米車掌ウィル(クリス・パイン)。
このフランク。
列車のことを知り尽くして、自分の持てる知識、知恵を総動員して、
何とか列車を止めようとする。
そして、最初は彼に反発した態度をとっていた新米君が、
だんだん態度を変えていくあたりが
すごく良かったです。
 
だんだんスピードを上げて走っていく無人の列車が、怖かったです。
化け物列車。
まるで、生きているみたいでした。
クライマックスのカーブのシーン。
危険物を載せている上、カーブの脇には石油だかガスだかのタンクがいっぱい。
(でも、あんな危険な場所って実際にあるのかなってちらりとも。柵とかしないのかなぁ。)
 
あそこはほんと怖かった。
 
 
二人の主人公は、離れ技をするわけじゃない、普通の人間。
でも、いざとなって発揮する人間の底力というものをまざまざと見せられた感じです。
 
 
いい映画を観たなってすっきりしました。
 
それにしてもあの、点検しようと列車から降りた太めの彼。
映画の間、ずっと気になってました。
どんな気持ちでいたんだろうって。さぞかしいたたまれなかっただろうな。
 
でも、その後の彼の職業を見て、ちょっと笑えてほっとしました。