釣針屋 -12ページ目

賞味期限切れマグロ混入、、、

すぐにでも、このニュースのことは書きたかったけど。


2007/07/04 産経新聞より


水産大手「マルハグループ本社」(東京都千代田区)の子会社「北州食品」(同中央区)が昨年10月から今年3月にかけ、

賞味期限切れの原料約2.3トンを混ぜた業務用ネギトロを出荷

していたことが4日、分かった。


北州食品は「工場がマグロ価格高騰を受け、コストを抑えようとした」としている。

 同社によると、賞味期限切れの原料が混じった商品の出荷量は約8.1トンで、ネギトロ巻き約20万本分。6月から回収に乗り出したが、大半は消費され回収できたのは約8キロ。原料は商品に加工する前に品質検査しており、健康への影響や被害報告はないという。

 回収対象は、同社仙台工場(宮城県亘理町)で製造した「まぐろすき身鉄芯」「特選品まぐろ」など7商品。主に東海、近畿地方のスーパーやすし店などに、ネギトロ巻きやネギトロ丼の材料として出荷された。

 社内調査で、同工場が昨年9月から今年1月にかけ、賞味期限が切れた冷凍品「鮪タタキ」を混ぜていたことが判明。賞味期限は昨年7~9月だったが、商品の賞味期限は今年9月から来年1月と表示していた。

 同社は6月18日、宮城県に報告し取引先に連絡したが、健康への影響はないと判断し公表しなかった。

 北州食品の品質管理部は「法令には違反しないが、(消費期限切れ原料を使った)不二家のような期限切れ原料使用は許されない。再発防止に努める」と話している』



この業界に関しては、そんなことは無いと思いたかったですけど。

無い訳無いよなあ、、、

在るかもなあ、、、

とは思ってたけど、案の定(・・;)

ミートポークもこのマルハの子会社もそうやけど。

コストを抑えようとしたって、言うてますねえ?

それは、製造者が利益を得る為の商品を作る為に?

それは、消費者が口に入れる食品を作る為に?

会社として製造して、そこで働く人が居る以上、食品が商品になっていることは理解します。

理解しているつもりです。


しかし。

食品が商品になったのか?

商品が食品になったのか?

食品として扱うことが先に在りきじゃないの?

そう考えてしまう、筆者には、このコストの抑え方は理解出来ない、、、


去年の10月~今年の3月の間に主に東海、近畿地方のスーパーやすし店などに、出回ったようですが、

10月末に東海地方に出張行ってんですけどねえ、、、

思いっきりネギトロ丼食した覚えが在るんですけどねえ、、、

ちゃんとしたマグロの産地で、ちゃんとしたお店やったから、大丈夫でしょうけど(;^_^A

一抹の不安を感じました。




昨今起きてる、食品会社の不祥事で思う。

製造者と消費者との距離がまだまだ遠い。

遠いどころか、間に壁さえ存在しているような気もする。

ニューヨークタイムズの伝え方

こんな記事見つけました。

USFL.COMより転載。


『マグロの世界的な漁獲量減少の影響で、日本ではすしに鹿や馬の肉など「変わり種」を使う店も増えているらしい。ニューヨーク・タイムズはこのほど、この現象を驚きをもって伝えた。


 同紙によると、マグロが魚介類の王様である日本では、「マグロ」から「大トロ」まで魚の種類や部位ごとに呼び名が変わり、その数の多さはフランスにおけるチーズに匹敵する。漁獲量が世界的に制限されたことで、日本のすし店はホットドッグのない野球場のような危機に直面し、国中が混乱に陥っている。


 夜のニュースでは、仕入れ量の減少によりスーパーや回転寿司でマグロの価格がつり上がっている様子が詳細に伝えられる。すし店では、マグロに代わる安めの材料をいろいろと取り入れて出している。地球上のあらゆる生き物や、本来あってはならない米国風のアボカド巻きまで登場する始末だ。


 全国板前組合の関係者は、「ステーキのないアメリカのようなもの。マグロの握りが入っていないすしはすしじゃない」と語った。


 問題は日本に限らず、米国はもちろん、経済が発展するロシアや韓国、中国でも同様だ。専門家は、すし種で好まれるクロマグロの漁獲量が需要に追いつかない現状が続けば、事態はさらに深刻になると見ている。


 第2次大戦後に奇跡の経済復興を遂げた日本は、ボストンやケープタウンなど世界中でマグロを買いあさってきた。日本は現在、3種類のマグロを年に約6万トン消費しており、これは世界の年間漁獲量の4分の3以上を占める。


 「スシ・エコノミー」の著者サシャ・アイセンバーグ氏は、東京に行くはずの魚は今、ニューヨークや上海に運ばれていると説明し、「日本の自尊心を著しく損ねている」と語った。


 ニューヨークなどのレストランを毎年訪問する日本のすし店経営者は、くん製カモ肉にマヨネーズなど、米国から「逆輸入した」メニューを取り入れて好評を得ていると話した。「すしも時代とともに進化していく必要がある」


鹿肉や馬肉と来たか、、、

どちらも肉として食べたことは在るけど、寿司では食べたことないよ、、、

寿司ネタに合うもんなんかい?(・・;)

そもそも、獣肉は脂の融点が高いから、タタキ(土佐風に焼き切りのことです)のようにしないと、少なくとも筆者は嫌い。

牛肉の刺身とか在るけど、刺身で食すならヒレのみです。

大田原牛でしたっけ?脂の融点が低い牛って?

それならば、刺身で食べてみたいけど、、、あれって、100g一万円オーバーですよね?( ̄□ ̄;)




マグロの種類や部位の呼び名の多さは、フランスのチーズと匹敵する。

嬉しいねえ~非常に国際的に解り易い表現の仕方じゃあないですか?(°∀°)b

ホットドッグの無い野球場のようなものってのは、

野球観戦したことない野球に殆ど興味の無い筆者にも、いかにもアメリカ的な例えだな。と思います(笑)


それよりも

全国板前組合の関係者は、

「ステーキのないアメリカのようなもの。

マグロの握りが入っていないすしはすしじゃない」

と語った。


この表現の方が素晴らしい。

まさに、その通りっ!

うんにゃ、それ以上っ!

だって、ステーキは料理でしょ?牛肉以外でも出来るでしょ?

けど、マグロの握りはマグロが無いと出来んし。

まあ、多分、このステーキは牛肉を指してると思うけど。

たんなる、揚げ足取りやね(^^;




くん製カモ肉にマヨネーズねえ、、、

俺、カモ肉は食えるけど、マヨネーズ嫌いだから、、、

再び沖縄のクロマグロ

時事通信より転載。

沖縄産マグロ、今年最高値=青森県大間産超える評価-築地市場

東京都中央区の築地市場で19日朝、沖縄産クロマグロにキロ当たり2万5000円の今年最高値が付いた。226キロの大型で、1匹当たりでは565万円。
 競り落とした仲卸は「大赤字だが最近良いマグロが少なかったため、絶対確保したかった」(やま幸)と満足げに話す。
 競り落とされたマグロは解体され、中央区銀座の高級すし店などに卸されるという。
 同市場ではこの日、およそ340匹のクロマグロが入荷。しかし「はえ縄漁などによる大型の高級マグロは、この1匹だけ」(市場関係者)だったという。
 「脂の乗りが良く、この時期にしては珍しい一級品」(同)と高く評価されて競り上がり、今年1月5日の初競りで記録した青森県大間産のキロ2万円(1匹当たり412万円)を大きく上回った。



565万てか(  ゚ ▽ ゚ ;)

レクサスに手が届く値段じゃないか(爆笑)


沖縄産だから高値が付いたのではなく、延縄で獲れた高級品が無かったからってことかな?

このクラスの産物を地産地消するのは、やっぱ厳しいわなあ、、、東京に行ってしまうわなあ、、、




ボストン産マグロ

ボストン産マグロと言っても、魚じゃないっす(^▽^;)

スポーツ報知より転載。

レッドソックス・松坂大輔投手(26)が7日、メジャー流の球数制限の撤廃へ向け、本格的に動き始めた。マカフィー・コロシアムのブルペンで73球を投げた右腕は「自分をよくしていくために、試合で球数を投げるのも必要」と断言。日本では完投が代名詞だった男が本領発揮だ。

 背番号18のブルペンを見つめるファーレル投手コーチがやきもきしていた。「あと何球? いや、あと3球だ」73球目を受けたブルペン捕手が投げ返したボールを、コーチは横から出てきて奪い取った。しかし、メジャーでは投げ過ぎに映ることも怪物には必要なことだった。

 「マグロみたいなもんです…。投げてないとダメなんです」いきなり、一生を泳ぎ続けると言われる回遊魚に自分を例えた。5日のアスレチックス戦では7回2失点で4敗目もメジャー最多の130球。日本では中4日で171球を投げた経験がある右腕には、100球前後が交代目安のメジャーの物差しは当てはまらない。

 「(5日は)最後の回が一番よかったし、これから、という感じ。あれくらい投げても大丈夫だと、実際に見てもらわないと分かってもらえないと思いますし、そういう意味ではいい機会でした」

 これまでも続投志願をしてきたが、もう本気だ。この日のブルペンは、登板2日後でも「元気です」というデモだった。結果を示すことで、首脳陣の評価を変える。制限がなくなれば、投球の幅も広がる。高値で取り引きされる“ボストン産マグロ”は、投げ続けることで本当の力をアピールする。


はい、松坂のことでございます(笑)


てか、松坂がポスティングでの移籍金と年俸で100億円はかかりましたよな?


どんだけ、高価なマグロじゃいっ!


確かにボストン産本マグロは高いけど、1kg5000円200kg=100万円と計算しても。

それが10000本ですけど?


北海道の戸井産の最高級品、1kg20000円150kg=300万で計算しても、、、計算するだけ無駄か?( ̄_ ̄ i)

いや、けど、計算すると3000本也


大体、18ヶ月航海で水揚げを5億と計算してもだ。

20航海分であり、18ヶ月×20航海=360ヶ月=30年かかる訳だ。


だから、どんだけ、高価なマグロなん?



松阪=100億円のマグロ



しばらく、この言葉が頭にヘバり付いて、離れそうにないわ、、、、、

佐渡のマグロ

新潟日報 6月5日より転載

佐渡でクロマグロ漁が最盛期

 佐渡沖でクロマグロの大型定置網漁が最盛期を迎えている。佐渡市の両津港では4日朝、160―87キロの大物4本が水揚げされ、漁師らは数人がかりで船から運び出していた。

 マグロは内臓を取り出し重さを量った後、鮮度を落とさないよう、すぐに氷を入れた木箱へ入れられていた。トラックで東京・築地市場へ運び、翌日の競りにかけられる。

 今年は佐渡での漁獲量はまだ少なめ。だが、外国産などの安価なマグロが多く市場に出回っているため、クロマグロも値下がり気味。良い物で1キロあたり3000―5000円程度で取引されるという。

 県定置網漁業協会会長で、丸内、加茂水産の両定置網組合の組合長を務める坂野久一さん(67)は「5月の終わりからようやく60―70キロ台が揚がり始めた。冬のブリが大不漁だっただけに、これからに期待したい」と話していた。

 クロマグロ漁の最盛期は7月まで。佐渡市では9日からマグロを解体、即売する「本まぐろまつり」も開かれる。』


定置網で獲れるクロマグロで良い物で、キロあたり3000-5000円

やっぱり、沖縄のクロマグロ は安いのかなあ?(・・;)

延縄で獲れたマグロの方が質は高いハズなんですけどねえ、、、

てか、定置網と巻き網とどっちが質が高いのだろう?

イメージ的には、巻き網の方が魚体に傷が付き易そうですが?


それでも外国産などの安価なマグロよりはマシだと思いますけどねえ、、、、、

日本国内でもクロマグロの規制。

フジサンケイ ビジネスアイより転載。

『 「大間の本マグロ」など最高級品として知られる日本近海のクロマグロの奪い合いに歯止めを掛けるため、水産庁が年内に漁獲規制を導入する方針を決めた。全国の漁業者から順次聞き取り調査を行った上、秋には資源状態や規制内容について話し合う検討会を設置する。

 検討会は、漁業関係者のほか沿岸自治体や研究者らで構成。一定の大きさに満たない幼いマグロの漁獲を禁止することなどを軸に規制策を話し合う。ただ、日本が単独で漁獲量を減らしても、回遊するマグロを外国漁船が獲れば資源保護の効果は小さくなるため、成魚を含めた数量制限の導入は見送る公算が大きい。

 近海のクロマグロ漁は、はえ縄漁や沿岸海域での一本釣りが主流。一匹一匹丁寧に捕獲されたクロマグロは、1キロ数万円もの値段が付く。しかし長崎県五島沖などで近年、成長する前の小型魚をまき網で大量に捕獲する漁業者が増加。市場では「ヨコワ」の名で売られるが、値は数千円程度にしかならない。資源枯渇と値崩れを引き起こすとして、はえ縄派が反発している。

 また、鹿児島県の奄美大島などでは小型魚をいけすで育てる養殖が盛んになるなど、今や海域・漁法間で高級マグロの争奪戦が繰り広げられている。

 マグロは種類にかかわらず世界的に資源の急速な減少が懸念されており、国際機関が各国の遠洋漁業の取り締まりを強化している。しかし、最大の消費国でもある日本の近海では野放し状態。趣味の釣り人も含め関係者が多く規制がどこまで徹底されるかは不透明だが、水産庁は「手を打たなくてはならない段階にきた」(資源管理部)と意欲をみせている。





水産庁が年内に漁獲規制を導入する方針を決めた。

やっと、動いたか、、、ってのが、正直な気持ちです(・・;)

昔、北海道の北部で取れてた大物クロマグロは現在は年間数本上がる程度まで落ち込んでいるようですし。



長崎県五島沖などで近年、成長する前の小型魚をまき網で大量に捕獲する漁業者が増加。

資源枯渇と値崩れを引き起こすとして、はえ縄派が反発している。
前にも書いた この問題が、現実に規制されそうなので、少し嬉しいです。


延縄や一本釣の漁法って、漁獲量で見ると凄く効率悪いんですよね。

獲られる側に選択肢が在るんですから( ̄_ ̄ i)

けど、それは。


そこまでしてでも、美味い刺身を食べたい。


「魚の生食=刺身」と言う日本の食文化へのこだわりだと思います。



鹿児島県の奄美大島などでは小型魚をいけすで育てる養殖が盛んになる

マルハさん 近大 は、この規制で影響受けないのかな?



趣味の釣り人も含め関係者が多く規制がどこまで徹底されるかは不透明だが

釣り人=レジャーまで規制せんでもよかろうもん?(-。-;)

そりゃあ、レジャーで巻き網するなら規制すべきだが( ̄Д ̄;;

そこまでする釣り人って居ない、、、よね?

日本の水産物の買い負け

5月22日 読売新聞より転載


『松岡農相は22日の閣議に、2006年度の水産白書を提出し、了承された。

 世界的に魚介類の消費が拡大する一方で、国内では魚離れが進み、転機を迎える水産大国、日本の現状に警鐘を鳴らしている。

 白書は、水産物の輸入で、中国、米国、欧州連合(EU)などが日本よりも高い値段で魚介類を買い付け、日本が「買い負け」している実態を豊富なデータや事例を交えて紹介している。その上で、魚のさばき方をスーパーなどの店頭で情報として主婦に提供するなど、魚離れをくい止める取り組みを強化し、魚を食べる文化を守る重要性を強調している。 』


出張先でも、チラホラと聞こえてた日本の買い負け。

これって、輸入=海外の水産物ですけど。

国内でも起きてますよ、似たようなことが。

三陸のアワビが中国にごっそり買われてるってのを聞きました。

気仙沼のフカヒレも、そうなってるんじゃないかな?

そろそろ、気仙沼に出張に行くだろうから、聞いてみよう。


骨を取るのが面倒臭いと言って、焼き魚を食べる人が減ってるようですが、、、


老眼でもないのに、面倒臭いとか言うなっ!

老眼でもメガネかけて喰わんかいっ!


、、、まあ、所詮個人の食生活なので、ここで喚いても仕方無いですけどねえ(・・;)

イワシ、アジ、サバ、三大大衆魚(←今、筆者が命名 笑)

これらなんて、国内の天然物なんて、高級魚の部類に入りかけじゃないですか?

肉の美味しさも解りますけど、魚も食べましょうよお、、、

上記の魚をクジラのように(魚じゃないけど)懐かしむ時が来るなんて、筆者は考えたくないですぞ( ̄Д ̄;;


魚のさばき方をスーパーなどの店頭で情報として主婦に提供するなど

、、、本当に居るんですよね。


三枚に卸す=三つにブツ切り する人が(  ゚ ▽ ゚ ;)


筆者と同年代で大都市出身&在住の女性の方と魚料理のことをお聞きしたことが在りますが。

魚の名前は知ってても、魚の姿を知らない人って、結構居るようですね。


最近よく聞く地産地消地元で生産して、地元で消費する。


そうすることで、生産者と消費者の距離が縮まる。

そうするこで、消費者の食への意識の高まり、生産者の活性化も図れる。

そうすることで、国内での需要と供給が高まる。

そうすることで、国内の食料自給率が高まる。


これは、農業に限らず、漁業も含んだ、食に関係する一次産業全てに言えることですよね。

これが、もっと、もっと、広まれば良いのに。

そうすることは、魚食も守ることになると思うから。


沖縄のクロマグロ

八重山毎日新聞(2007-05-12 11:25:36)より転載。


漁獲量、価格とも上々300キロ以上の大物も
本土へ次々出荷


本マグロ漁が最盛期を迎えた。200キロを超える牛のような巨体が連日、八重山漁協に水揚げされ、活況を呈している。朝日を浴びて黒光りを放つ新鮮な本マグロは次々と本土向け出荷。漁協によると、11日までに20トンが水揚げされ、漁獲量も取引価格も上々という。与那嶺幸広市場販売課長は「今年は時期が10日くらい早く、その分早く終わる可能性もあるが、今の調子でいけば昨年の漁獲量(30-35トン)を上回りそうだ」と話している。

 漁協によると、本マグ漁は4月19日から始まった。産卵時期の今がピークで、まるまると太った獲物を狙って連日、漁協所属の10隻が白保南東沖の海上で操業。漁業者によると、ムロアジをエサに1200本の釣り針を仕掛けた約48キロメートルのはえ縄を入れ、4時間後に引き揚げるという。
 漁協には、釣り上げたマグロを積んだ漁船が午前6時から入港。氷を入れた段ボール箱に次々と詰められ、ほとんどが本土市場へと出荷。11日は4隻が入港し、25本が引き揚げられた。中には300キロ以上の大物もあった。

 出荷先は東京、大阪、名古屋、京都、熊本、福岡、鹿児島など10カ所のセリ市場。与那嶺課長は「マグロの質やセリの状況をみてどこに送るか決めている」という。セリ値は大型連休明けに下がったが、おおむね2000-2500円で取り引きされている。
 この日4隻目に入港した第8宏徳丸の仲田吉一船長は「だいたい1週間の航海だが、今回は9本釣れたので2日で戻ってきた。朝の6時まで操業したが、釣れると疲れも吹っ飛ぶよ」と笑った。』




200キロを超えてるのは凄いですなあ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

前に紀伊勝浦の市場で見たけど、ありゃあデカイ!

てか、300キロ以上のも居たようですなあ(=◇=;)

あんな生き物が群れをなして水中で泳いでるんですよねえ、、、


ここで、ふと思うんですが。

大きくなると味が大味になると言われる食材が多いけど、マグロはどーなんでしょう?


大きくなればなるほど、自らの巨体を泳がす為に、より筋肉が発達して美味でしょ?!

って、筆者は思うんですが?(笑)


けど、その分、脂の乗り具合は変わって来ますよねえ、、、

赤身は美味いかもしれませんが、中トロ&大トロ&カマトロの味は微妙かも?


昨年の漁獲量が35トンとすると。

平均150kgと計算したら、200本はマグロが揚がるってことですね(←単純過ぎ?σ(^_^;))


1200本の釣り針を仕掛けた約48キロメートルのはえ縄

ある意味、一番反応してしまった部分では在りますな( ̄ー ̄;


1200本の釣数っちゅーことは、船の大きさは19t以下かな?

19tで確か、1500本程度と聞いたことが在るんですよねえ、、、

てか、約」48キロメートルと書かれてるのは、

担当記者が40m間隔で釣を垂らしているとだけ、漁師から聞いたからじゃないかな?(笑)


40メートル×1200本=48000メートル=48キロメートルですから。




けど、キロ当たり2000-2500円ってのは、安くないかい?

津軽海峡のマグロは別格(10000円越す時在るもんね)としても。

紀伊勝浦産だと時期にもよるけど、3000円は越してたような?

この時期の沖縄のマグロって、この元々から、この位の値段なんですかねえ?(?_?)

マルハのクロマグロの完全養殖

2007/05/05付 西日本新聞朝刊 より 転載

高級マグロの完全養殖挑戦 奄美大島でマルハ 10年ぶり再開 稚魚を安定確保


天然マグロの世界的な減少を受け、マルハグループ本社(東京)は本年度から、人工ふ化させたクロマグロの稚魚を成魚に育て、再び産卵させる「完全養殖」事業に、鹿児島県瀬戸内町(奄美大島)で10年ぶりに取り組む。餌や水質、水温など量産化に必要な技術を確立するため、福山大や長崎大など4大学の専門家と共同研究を進める。

 同社は1987年から10年間、クロマグロの人工ふ化事業に取り組んだが、約5センチの稚魚に育つ確率が0.01%と低く、非効率だったことや、稚魚を海上で育てるいけすなど大型生産設備が整っていなかったため事業を中断。その後は、天然の稚魚を捕獲して蓄養する養殖事業を拡充、現在、関連会社を含め国内6カ所で行っている。

 高価なトロが取れるクロマグロはマグロ類の中でも最高級品だが、天然物は乱獲による資源減少が深刻で、ミナミマグロとともに、国際資源管理機関から各国の漁獲枠規制が強化された。

 市場では、安価で脂ののりがよい養殖物の需要も高まっているが、天然稚魚の取れ具合はその年によって異なる。マルハグループは資源の安定確保を目指し、完全養殖事業の再開を決めた。

 事業は鹿児島県瀬戸内町のグループ会社「奄美養魚」で行う。事業再開を視野に、採卵のため飼育していたクロマグロが昨年6月中旬に産卵し、5030万粒を採取。現在、このうち220匹が2.5キログラムに成長している。この実績から、本年度の計画では卵1億粒を採取、20センチの稚魚5000匹を育成。2011‐12年度には50キログラム程度に育てる予定だ。


マルハさんも乗り出したようで。

近大の名前が無いけど、近大はそれで大儲けしてるらしいので、協力してないやろなあ(笑)


蓄養を安定させる為の養殖のようですが。


完全養殖と銘打ってるけど、本来ならば完全と書き足す必要無いと思うんですけど?


「養殖」と「蓄養」をごっちゃにしていることに問題が在ると思うんですけどねえ、、、

今、蓄養なのに養殖と表示して販売されてるマグロが殆どでしょう?

ウナギも厳密に言えば、養殖でなく蓄養ですもんねえ、、、


まあ、これで天然の保護につながり(資源量の増加)

なおかつ天然のブランド化が進めば(漁価の高騰)

うち的にも最高なんですけどねえ、、、


しかし、この確率って、低過ぎん?

孵化するだけならば、ここまで低くないんだろうけど。

上記、20cmサイズまで成長するまで生き残る確率計算すると、、、

0.00005%なんですけど( ̄□ ̄;)


そして、2011-12年度の50kgまで何匹生き残るんだろうか?

大きさも、その程度までしか出来んでしょうなあ、、、

大きくすれば、するほど、雪だるま形式に日々にかかる餌の量は増えて行く訳ですから。

だから、近大の販売サイズも、そのサイズ位じゃなかったかな?


前にもここで 言うたような気がしますが、、、


それらを放流する気はございませんか?

(TωT)

そこまで長くせんでも、、、

毎日新聞 5月8日 地域ニュースより。

『マグロの名産地・三崎で、日本一長い鉄火巻きづくりに挑戦--。三浦市の三崎下町商店街を舞台に20日、「三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会」(同大会実行委員会主催)が開かれる。長さ500メートルの巻きずしを作る参加者を募集している。

 初挑戦となった昨年は432メートルの巻きずしを完成させ、日本一を達成したが、雨天のために屋内を周回する作品だった。今年こそ、商店街で直線の巻きずしの完成を目指す。

 高さ約70センチの台にベニヤ板を載せて白い布を敷き、つなぎ合わせた「巻きす」を置く。マグロ70キロと酢飯270キロを用意。午後3時開始で、完成後は参加者らで試食する。

 参加無料。小学4年以上が対象で、申し込みは代表者氏名、住所、電話番号、参加人数を明記し郵送かファクスで。先着1000人。〒238-0243 三浦市三崎2丁目22番16号、三浦商工会議所(ファクスは046・881・3346)へ。【内橋寿明】』



500メートルと言いますと、一般的な乗用車が100台以上並んだ長さですよねえ、、、

そんだけの量を長さを、大勢で作るとは言え、作っている間に痛みませんかねえ?(-"-;A


それに、日本一と言っているけど、他に競っているとこが在るんでしょうか?(・・;)


いや、別に、この寿司づくり大会を否定する訳じゃないんです。

地元を盛り上げる役目になるならば、大いに結構なことなんですが。


「食べ物で遊ぶな」


と幼少時代に両親に教わった小生には、少し抵抗が在るんですよね、この手の類のイベントに。

ただ、それが言いたかっただけの、久々の更新也(苦笑)



てか。


マグロ70キロと酢飯270キロを用意


この70キロのマグロの種類が気になるなあ、、、