釣針屋 -11ページ目

ICCAT第20回通常会合

大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の通常会合が開かれています。

12日から18日までトルコまで開かれています。

この会合でアメリカが漁獲の一時停止を提案するらしいですが、、、

じゃあ、自分とこがしてるヘリを飛ばしてまで小さいのも大きいのも混穫しまくるのはどうなんでしょう?

日本海の巻き網もスゴイと思ったけど、それ以上の規模らしいし。


この会合が開かれる前にICCATの専門委員会が保護対策が不十分で資源の回復は望めないと報告。

『規制が不十分で漁獲枠削減の完全な実行が難しい実情や小さなマグロは漁獲されても捨てられること、今後も産卵能力がある魚が減る可能性があることなどを考慮すれば「二三年までに資源を回復させるとの目標は達成できないだろう」と結論づけた。』とのこと。


そりゃあねえ、、、

前述のように巻き網で小さいのも混穫すりゃあ、そうなりますわな(-""-;)

1980年代から急激に増加して4倍にも膨れた巻き網量によるマグロ類の漁獲量。

規制するのが遅過ぎた位です、、、


他人事のように書いたけど、延縄漁も規制の対象に入ってるんですけどね(・・;)


ただ、完全に私見ですが、思うんですよ。

このクロマグロの資源保護にだけ関して言えば、日本が出来ることって。


生産国としての漁獲の規制よりも

(規制を無視しろってことではなく)

消費国としての輸入の規制の方が重要じゃないかな?


クロマグロの幼魚を大量に漁獲して、太らしてから出荷する蓄養マグロ。

肉質の大部分がトロの部分が占める蓄養マグロ。

それが、大西洋東部の資源減少の大きな原因なのは明白でしょ?

その蓄養マグロの最大の消費国は日本なんですから、、、


ちなみに。

昨晩、晩酌で食した地元産の生キハダの赤身。

かなり美味かった(^~^)


トロも確かに美味いけど、

マグロ=トロってのも、

解らんでもないけど。


けど、あんまりにもトロ一辺倒になり過ぎてるような気がします。


生徒さん達。

先日、小学校の社会科の授業の教材として、当社製品を提供させて頂きました。

延縄漁業以外にも巻き網や養殖や栽培等の漁業を知る為の授業だったようです。


嬉しいことに。

担任の先生と生徒さん達のお礼と感想文まで頂きました。

(しかも、手書きのイラスト付!)

子供達の漁業や当社製品に対する忌憚の無い想いが伝わって来ました。

少しでも、漁業に興味を持ってくれたようです。


一次産業は、特に食に関する一次産業は、

漁業だけに限らずみんな手間がかかるものだと、私的には思っています。


どんな手間をかけて、自分達が食べる物が提供されているか。


それを知って貰うことも、食育になるんじゃないかなと、思います。

その一環になったと思えるから、嬉しいです。


別に、食育の啓蒙活動をしてる訳じゃないけど、なんか嬉しい(笑)

多分、自分の仕事のことを子供達に知って貰えたってのも、嬉しいんだろうなあ(^▽^;)

外国人船員の失踪。

グーグルより引っ張って来ました。


読売新聞

近海マグロ船の外国人船員112人失踪 国内で不法就労か

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071016i401.htm


マグロ船から失踪船員の8割、インドネシア三社の仲介

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071016i307.htm?from=main3

近海マグロ船、船員また2人失踪

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071017i504.htm?from=main5


これって、近海マグロ船だけじゃなく、カツオ船にも起きてるようです。

外国人船員さんと接点の在る方と話す機会が職業上当然在る訳で。

てか、外国人船員さんと実際接する機会も在りますが。

一部のインドネシア人のせいで、

真面目にマグロ船やカツオ船で働いてるフィリピンやキリバスの子達が迷惑している。

同じ様に見られるのが、イヤ。

と言ってましたし、筆者もそう思います。

産まれ育った国から、遠く離れた異国の地で、漁船作業と言う過酷な仕事してるんですから。

安易に不法就労目当ての外国人と同じ様に見ちゃダメですよ、、、


昨今の漁価低迷、燃油高騰の中でマグロ業界を支えてくれてるのは、

真面目に頑張ってくれてる彼らのおかげなんですから。

水銀。

気になる記事が二つ。

下記に転載してるけど。

要約して書いとくと。


記事その1 薬事日報(←そんなサイトが在ったのね、笑)

米国の食品医薬品局と保護局が「魚介類は水銀含まれるから、控えましょう」って言ってたけど、

母子健康向上を推進する団体に

「それは、誤りです、魚介類に含まれる、水銀以外の物質から得る利益の方が高いんです。」

それは誤りである。

と、指摘された訳だ。


記事その2 紀伊民報(←和歌山ローカル紙ですな)

近畿大が「養殖マグロは水銀が低いから、安全性が高い」とPRして、売り込みたい。

ってこと。


そーいや、高知の室戸のキンメも、この水銀問題で目の敵にされたなあ、、、

どっちがどうこうとか、言わんけどさ、専門家じゃないし、解らんし。


けど。


薬事日報の最後の方にも記載されてるけど、


水銀の有害性が示されたのは、日本の水俣病だけとのこと。


だからこそ、日本人は水銀に敏感になってる部分が在るんでしょうけど。

日本近海に限って言えば。

日本人は高度成長期の工業&生活廃水垂れ流しの頃から魚喰ってんですよ?

今は、その時よりも日本近海は浄化されてるでしょ?

フツーに魚喰っても大丈夫だと思うんですけどねえ、、、


それと、同時に思うのが。

あんだけ高度成長期に海を汚しても、安全に食べれる魚を、その時も現在も供給してくれてる自然。

それに感謝。


循環型「社会」ではなく、循環型「世界」ってのを、世界中で認識しないと。

自然環境は汚染されて行く一方じゃないかなあ、、、


だからって、全てを自然に地球に委ねる訳ではなくて。

近大のような人間の技術革新も必要だと思う訳で。

地球を汚染した部分を直す為には、人間の技術が必要やと思ってるし。


ようは地球と人間の共存だーね。

今の人間は共存関係を壊しつつあるから、今地球が怒ってるんでなくて?

それを許して貰うには、自然を元に戻すには。

人間の努力が必要、その中に自然を大事にすることも技術革新も含まれる。

遠い未来で、SFのように別の星に移住とかも、在るかもしれんけど。

今の人間が出来ることは、そんなことを考えることじゃないよね。


と私的には思ってるんだけどねえ、、、


ん?

水銀とマグロのこと書きたかったつもりやったのに(苦笑)





以下、転載記事。


薬事日報より転載

妊婦の魚摂取はリスクよりも利益が上回る

米国では2001年、米国食品医薬品局(FDA)および米国環境保護局(EPA)が、「妊婦は魚の摂取を週に12オンス(約340g)以内に控えるべき」との勧告を行った。魚介類に水銀が含まれる可能性があるとの理由からである。しかし今回、米国で母子健康向上を推進する団体HMHB(National Healthy Mothers, Healthy Babies Coalition)は、この警告は誤りであると指摘。水銀の問題よりも、魚類に含まれるオメガ-3脂肪酸の不足による害の方が深刻で、女性はもっと魚介類を食べるべきだという。この勧告は、ワシントンD.C.で開催された米国記者クラブ会議で発表された。


HMHBは、米国小児科学会(AAP)、ボランティア団体March of Dimes、政府機関である米国疾病予防管理センター(CDC)なども構成メンバーとなっている非営利団体。そのメンバーの一人、ニューヨーク大学メディカルセンター助教授のAshley S. Roman博士は、FDAおよびEPAの勧告により多くの女性が魚の摂取を恐れているが、妊娠中のバランスのとれた食事に魚は欠かせないと述べている。


魚介類の摂取は、胎児の脳の発達、認知・運動能力の向上、早産や産後うつ病のリスク軽減など、数多くの利益をもたらすことが裏付けられているという。週12オンス以上の魚の摂取で、胎児によい影響がみられることも複数の研究で示されており、オメガ-3脂肪酸の摂取が不十分であると、母体と胎児の両方に健康リスクが生じる。米国民健康栄養調査(NHNES)のデータによれば、米国女性の90%は魚の摂取量がFDAの摂取推奨量に達しておらず、オメガ-3脂肪酸の摂取が不足していることがわかっている。別の研究では、FDAおよびEPAの警告により、妊婦の56%が魚の摂取を控えていることも判明した。


「妊娠を望む女性、妊婦、母乳育児中の女性は怖がらずにサケ、マグロ、イワシ、サバなどを週に12オンス以上食べるべきである」とRoman氏は勧めている。魚を食べられない場合は、魚油サプリメント(栄養補助食品)で代用してもよい。また、魚介類に含まれるセレニウムには水銀の有害作用を抑えるはたらきがあることもわかっている。魚に含まれる一成分だけではなく、魚全体で考えるべきだとRoman氏は指摘する。


 他の専門家らも、オメガ-3脂肪酸を十分に摂らないことの方が、微量の水銀摂取よりも危険と同意している。魚に含まれる水銀の有害性が示された過去の事例は、日本で発生した工業汚染のケース(水俣病)のみであり、それ以外には世界のどこでも魚の摂取による被害は報告されていないとのこと。

(HealthDay News 10月5日)


紀伊民報からの転載。

養殖マグロ、餌管理で水銀減らす 近畿大が安全性PR

養殖のクロマグロは、天然ものより、体内に水銀が蓄積されにくいことが近畿大学農学部(奈良市)と近大の水産研究所大島実験場(串本町)の共同研究で分かった。餌に水銀の蓄積が少ない小魚を使用しているためで、この養殖法の特許を申請している。世界初の完全養殖マグロ成功に加え、安全性でも「近大マグロ」のブランド力を発揮したい考えだ。

 水銀は大気中や海中など自然界に含まれる。人体にも金属の水銀と、アミノ酸と結合したメチル水銀がある。毒性が強く人体に危険をもたらすのが後者で、魚介類の場合、総水銀の約9割がメチル水銀とされている。

 通常の食生活では人体への影響はないとされるが、マグロなど大型魚は含有量が多い。厚生労働省の「魚介類の水銀の暫定的規制値」で濃度を0・4ppmとしているが、マグロ類(マグロやカジキ、カツオ)には適用していない。

 研究グループは4年前から調査に着手。近大水産研究所で人工ふ化した養殖クロマグロ約100匹を分析したところ、通常は成長するほど増す水銀濃度が、10キロ以上に成長しても約0・6ppmで一定していることが判明した。天然物はばらつきはあるが、1ppmを越える場合がある。

 水銀は、プランクトン―小魚―大型魚―の食物連鎖で蓄積が進む。天然マグロも大きくなると、水銀の濃縮が進んだカツオを食べることが多い。一方で養殖マグロの餌はサバ。研究グループの安藤正史准教授は「餌の違いが水銀の差につながっている」と指摘する。

 研究グループは分析結果を基に小魚のイカナゴ、マアジを与え、出荷サイズになっても、水銀濃度を0・2ppmに抑えたマグロの養殖に成功。サバよりコストがかかる難点もあるが、肉質や脂分への影響がないまま、安全性を高められる養殖法で、申請中の特許は近く認可の見込みという。

 大西洋マグロ類保存国際委員会は今年1月、日本のクロマグロ漁獲枠をこれまでの年間3万2000トンから、2010年には23%減の2万5500トンに削減すると決めた。今後も規制は避けられないだけに、安全な養殖マグロへの期待は高まっている。

 安藤准教授は「飼育環境が制御できる養殖魚は安全・安心な食を提供する手段。マグロは例外的に生き餌を与えているが、適した配合飼料を開発し、より安全な養殖マグロを開発したい」と話している。

レジャー用釣針と職漁用釣針

気付けば、一ヶ月の放置プレイぢゃないか、、、

本当に9月が忙しかったから(・・;)


そんな忙しさが一段落した、この前の三連休最終日。

レジャー用釣針の会社のHPを色々探索してみた。

それで、思うこと、、、


レジャー用釣針って、ちっちぇー(  ゚ ▽ ゚ ;)

こんなんで、魚が釣れるの?!


と思ってしまう、筆者。

けど。

レジャー用釣針使ってる方々は。


職漁用釣針って、でけぇー!(  ゚ ▽ ゚ ;)

こんなんで、何釣るの!?


って、思うんだろうなあ(笑)


最近、オンラインショピング で販売中の割と好評な?(笑)1.8寸 とか2.2寸

これら二種、うちの製品の中では、マグロ用としてはかなり小さいサイズに分類されるけど。

レジャー用釣針の中では、かなり大きなサイズに分類されますなあ( ̄□ ̄;)



まあ、そりゃあ、ねえ?

重きと置いてる分野が目的が魚が違うから当然と言えば当然なんだろうけど(^_^;)


カツオやマグロ用ばっか、作ってる会社勤務の筆者からしたら。

アジやカワハギ用の釣針の細さ&小ささはカルチャーショックですわ(=◇=;)


海の近くに住んでるけど、ロクに磯釣りにも行かなくて、家の釣針ばっかに接してたから。

だから、余計に感じるんだろうな。



大間のマグロ解体ショー

北海道新聞より転載。

『大間町の大間漁港にある大間漁協旧冷蔵庫で、地元・浜町商店会が毎日曜日に開催する「日曜日はマグロだDAY」が今年も始まった 。今シーズン初日の二日は、一九四キロの大間産クロマグロが解体され、客は試食したり、丼で食べるなど、旬を迎えつつある天然マグロの味覚を楽しんだ。イベントは十月七日までの日曜日に実施される。

 壁一面の大漁旗が掲げられムード満点の旧冷蔵庫の解体ショーには、約二百人近くが詰めかけ、試食券があたる重量当てクイズが開催された。マグロは素早く解体され、客はさばかれたブロックに目を見張り、飾られた頭、尾と記念撮影するなど盛り上がった。

 解体台で切り分けられた刺し身は、すぐ横の即売コーナーでは次々にパック詰めされた。大トロ百グラム千七百-二千円、中トロ同千円、赤身同七百円で販売された。会場内には簡易食堂も設けられ、マグロ丼(千円)、中トロ丼(千五百円)などが人気を呼んだ。


一九四キロの大間産クロマグロ

めちゃ、めちゃ、良い鮪じゃあーございませんか?!

このマグロが養殖で冷凍な訳がございますまい!?

大間産天然生クロマグロですよね!?!


大トロ百グラム千七百-二千円、中トロ同千円、赤身同七百円

おまけに、この値段でで買えるんやろっ!!

めちゃめちゃ良いやんかっ!!!

これは、やっぱ産地の特権ですわなあ(  ゚ ▽ ゚ ;)



マグロ丼(千円)、中トロ丼(千五百円)

ウニやらイクラやら多種多様にゴッチャゴチャに。

魚介類を乗せた海鮮丼とかが、日本海側とかによく在るけど。


魚介類の丼は、筆者はマグロ一種だけの丼に限るっ!

マグロ一種類の丼ってことね。

赤身や中トロや大トロやネギトロやヅケ。

刺身の種類が多いのは問題無し(°∀°)b

ただし、マグロの刺身だけでよろしく(・∀・)


てか、筆者が気仙沼で食したミナミマグロ丼は何千円もした気がするんだが(-""-;)


しかし、夕方に、こんな記事見ると、さすがにキツイな( ̄_ ̄ i)

中国産のリスク

日経ビジネス オンラインのコラム読んで思ったんですけど。

書かれてたことは

「吉野屋やイオンやニチレイやユニクロ等の、中国で生産した物を日本国内で販売する会社は、中国での生産メーカーに安全性を徹底しているし、安全を確認する仕組みを作り上げてる」

って、ことですけど。


そこまでのリスクを背負ってまで、中国で生産するメリットが在るのかな?

そこまでのリスクを背負っても、低コストって言う魅力が在るんだろうなあ、、、

たとえ、ここまで品質を徹底しても、衣服はともかく食料品は中国産より日本産を選びたいなあ、、、

少なくとも筆者は。


それに。

中国産を日本国内で販売することよりも、日本産を日本国内で販売する方が良いと思うんですけどねえ、、、

実際、そうしてるイオンの同業者さんも居るようですし。

うちの母は、そこばっか買い物に行ってます(笑)


けど、筆者は学生時代は生産地も解らん安い食材とか、吉野家とか、ファミレスとか行ってたなあ(^▽^;)

今でも、たまに行くし。


まあ、ようは、消費者次第で生産者が決まるってことかな?



販売者がターゲットにする消費者を決める。

その消費者に合った物を生産している生産者を見つける

それを販売すると。


こんな感じ?


販売店は生産者と消費者をつなぐ存在でもあって、フィルターでも在るかもしれんけど。

生産者と消費者を隔てる壁にはならないようにして欲しいですね。

食料品は人の健康、、、生命に直結してるから。


3世代目 養殖マグロ

時事通信より転載

『近畿大学水産研究所(和歌山県串本町)は9日、人工ふ化させ飼育していた親クロマグロ(第2世代)が産卵したと発表した。同大は2002年、人工ふ化させた稚魚を飼育下で産卵させる完全養殖に初めて成功しており、人工飼育下でのマグロの第3世代が世界で初めて誕生した。
 マグロは他の魚に比べ、共食いや水槽中での衝突死が多く、飼育が難しい。ふ化後の生存率をいかに上げるかが難題だった。同大は餌として魚を十分に与え、「魚を食べたい欲」が強いマグロのおなかを満たしたり、衝突防止に国際特許申請中の技術を導入するなど、工夫を重ねてきた。
 近畿大は04年に完全養殖マグロを初出荷して以来、現在までに756匹を販売した。今回は残った2世マグロ約120匹から、第3世代として約5万匹を生産。生産コストの面からも実用化に大きな前進となった。
 漁獲量の減少と価格の高騰に頭を抱えているマグロ市場に、近い将来の継続的な安定供給を期待できる成果と言えそうだ』


極洋さんやマルハさんと比べると、近大がマグロの養殖を一歩リードと言ったとこでしょうか?


てか、それが言いたいのではなく。

何回も言いますが。


価格は高騰してるんじゃなくて、

元に戻りつつ在るだけだから。


もっと、天然の冷凍マグロも国内で消費出来るような方法を考えないと。


天然マグロが

日本人の食卓から消えてしまうかも?!

と、思う筆者は大袈裟ですかね?(・・;)


ただでさえ、世界中で魚食ブームになってるのに。

ただでさえ、日本の商社が買い負けしてる状態なのに。


中国の富裕層が安全と味と品質を求めて、日本産の米が中国産の米の20倍価格でも、購入してるよ?

同じ様なことがマグロにも起こる可能性が在るかも?


マグロ生産者(近海船漁師さんや遠洋船船主さん)が、中国に売り込み出しても知らんよ?

ただでさえ、値段が安いのに、油代が高くて、操業するのが大変なのに。


高く買ってくれるとこに売るのは、商売の常識ですから。


遠洋船なんかは、品質が冷凍で保持されたまんまやしねえ、、、

生よりも、中国に売り込み易いかもねえ、、、

んー、ちゅーか、天然の生&冷凍に限らず、この養殖マグロまでも中国が買い込み出すかもねえ、、、、、


養殖も安定供給する一つの方法だとは思います。

けど、資源量とのバランスを考えた既存の生産方法を守ることも大事だと思います。

それが延縄漁業だと信じてます、筆者は。




MVPの副賞

グーグルで、アラートを「マグロ」で設定してると、こんな記事も釣れる訳ですな(笑)


ニッカンスポーツより転載。 


『Jリーグは30日、JOMOオールスター(8月4日・静岡)のMVP、敢闘両賞の副賞を発表した。MVPには賞金100万円のほかに副賞として静岡コシヒカリ1トン、本マグロ1匹(200キロ相当)クラウンメロン、ふくろい茶。敢闘賞には賞金50万円のほかに、ヤマザキナビスコ製品1年分が贈られる』


MVPと敢闘賞の副賞の差が在り過ぎると思うのは、筆者だけ?


敢闘賞のナビスコ製品一年分。

MVPの本マグロ一本を含む米とメロンと茶。


メロンだけで、ナビスコ製品一年分位ありゃせんかい?(  ゚ ▽ ゚ ;)

しかも、この本マグロが天然物で極上品ならば、簡単に賞金以上の価値が在ると思うんですけど?(=◇=;)


筆者の愛するガンバ大阪の選手にMVPを受賞して欲しいもんですわ(笑)

加地と遠藤と家長やったよねえ、、、加地と遠藤はアジア杯出場の影響でコンデションが心配やし。

家長がMVPねえ、、、う~~~む(・_・;)



、、、話を元に戻そう(;^_^A


マグロを副賞にしてるっちゅーことは。

この試合に、マグロ関係のスポンサーが付いてるってことでは?

生で丸々一本を贈れないよね?だから冷凍では?

と考えると、当社と少なからず関係が在る会社がスポンサーに付いてるかも?


と思った、この記事でした。



マグロ漁の母船化模索

三陸河北新報より転載。

抜本的な経営改善を目指しマグロはえ縄漁業の母船式操業を模索する気仙沼地域プロジェクト協議会(会長・佐藤亮輔気仙沼漁協組合長)の初会合が十八日、気仙沼市魚市場会議室で開かれた。国の新規事業である漁船漁業構造改革総合対策事業として六月下旬に承認を受けたことから本格始動した。昨年、県北部鰹鮪漁業組合が中心になり結成した次世代型鮪漁業あり方研究会が打ち出した操業案を土台に十月には遠洋船、来年度以降には近海船について計画を立案。国の認定を受け、事業実施に移る。

 あいさつで佐藤会長は「マグロはえ縄漁業の生き残りを懸けた必要な取り組みだ」とプロジェクトの意義を強調した。

 協議会は下部組織として遠洋、近海、流通加工の三部会を設置。漁獲から販売までを視野に入れた計画を練る。初会合では、あり方研究会の構造改革案を基本に計画案を策定することを決めた。

 同案によると、遠洋マグロ船を例にすると三七九-四二〇トンの母船と一九トンクラスの小型船三隻で船団を形成。小型船が漁獲したマグロを母船で凍結保存する。半年を一クールとして操業。資源保護の観点から従来の遠洋船二隻分の漁獲量を維持しながら、人件費の削減、主に燃油使用量減少による省エネ操業を目指す。

 試算では一航海で最大約一億円のコスト削減が見込めるという。さらに鮮度アップを目指し、凍結前にシャーベット状の氷で予冷するシステムの導入なども検討していく。

 委員からは「可能性があることには果敢にトライしていくべきだ」と支持する声があったほか「内臓など未利用資源の活用なども模索すべきだ」という意見も出た。

 母船式というとかつてのサケマス漁が有名だが、マグロ漁でも昭和二十-三十年代に一部行われていた。しかし母船が五〇〇〇-八〇〇〇トンと巨大だったこともあり、徐々に衰退した。

 しかし母船式は操業効率がよく、超低温での保管が必要なため一隻ごとに巨額の建造費がかかる遠洋マグロ船の集約化などに道筋をつける取り組みとなる。計画に国の認定が下りれば、今後三年間の操業費用に対する助成が受けられる。

 燃油の高止まり傾向に加え、改善しつつあるとはいえ魚価はまだ低い水準にある一方、マグロ資源をめぐって各国が激しい争奪戦を繰り広げている。全国一のマグロ漁業基地として、国際競争力をつけるためにも今回の気仙沼プロジェクトへの期待が高まっている。』




母船と小型船三隻で船団を形成。

この響きだけで、ワクワクするのは筆者だけ?(;^_^A

なんか、空母と護衛艦みたいな気がしません?

、、、絶対、俺だけや(・・;)


この母船方式って、確か捕鯨船もしてませんでしたっけ?



最大約一億円のコスト削減

船団が増えるから、コストが増えそうな気がするけど、、、、

漁をする人を三隻の小型船に配備して、その小型船のみが操業。

母船は冷凍保存のみで、漁船としての操業も全くしないってことかな?

トン数だけで計算してみよ。

19トン×3隻で400トンクラスの遠洋船二隻分の漁獲量が可能ならば。


19トン×3隻+400トン=457トン

400トン×2隻=800トン

漁獲量は一緒。


高騰が続く油代を確実に節約出来そうですね。

必要とする人数は一緒っぽいけど、どうなんだろう?



内臓など未利用資源

↑これ、コトコト弱火で長時間煮込む美味しいです、焼津でおでんのネタで食べました(*^-^)b



計画に国の認定が下りれば、今後三年間の操業費用に対する助成が受けられる。
国が認定することを、切実に願います。






小型19トン三隻が当社製品を使って頂けることも、切実に願ってますけどね(笑)