釣針屋 -13ページ目

漁業も文化ですよ?

何度も同じこと言うてるような気がしますが、食文化=文化です。

その食文化を支えた漁法も文化な訳で。

3月12日7時2分配信 河北新報 より転載。


 『国際的な資源管理が叫ばれ、漁獲規制により日本のマグロ漁が逆風を受けている中、遠洋マグロ漁業の文化を後世に伝えようと、宮城県気仙沼市の男性が月刊のミニコミ紙を発行している。「漁船の歴史を通じて、大事な文化的財産をきちんと整理したい」と、取材に、編集に奮闘する。

 A3判のミニコミ紙「みなと便り」を編集しているのは、気仙沼市の熊谷大海さん(49)。創刊から2年が過ぎ、毎月2500部を発行。遠洋マグロはえ縄船の元漁労長らの体験談や回想録をメーンに、漁船や乗組員らのモノクロ写真がちりばめられた編集となっているほか、現在マグロ漁業をする漁船員や漁船なども紹介している。

 昨年10月にはNHK・BS「熱中時間」に出演し、地域誌「仙台学」でも紹介された。河北新報気仙沼地域版「リアスの風」で、遠洋漁業の貴重な写真を集めた「昭和の記憶」シリーズを毎月連載しており、地域の話題を呼んでいる。

 小学6年生のころから、写真を集め始めたほどのマグロ漁船好き。熊谷さんはかつて遠洋マグロ漁船に7年乗っていた。船を下りて慣れない陸の仕事に疲れていたころ、自分を勇気づけてくれたのが、気仙沼港にやって来る漁船だった。再び写真を撮り始め、古い写真を提供してもらおうと思ったのが「みなと便り」発刊のきっかけだ。

 「元漁船員らと話すうち、高齢のOBの“武勇伝”を残さないと、日本の損失になるのではないか」。取材し話を記録として残すことが、自分の義務だと思うようになったという。

 昨今、マグロを取り巻く情勢が日本にとって厳しさを増しているが、熊谷さんは「世界の魚は日本人だけのものではない」と、これまでの水産界の在り方に疑問を呈す。その上で、遠洋マグロ漁業の行く末を案じ「漁船員がつくり上げた今の漁業を見つめていきたい」と話す。

 「みなと便り」は無料だが、応援者として年4000円の個人会員と年6000円の団体会員を募っている。会員は全国でまだ130人程度。「利益はなく、各地を取材したくてもできず、カラー化も難しい」と、熊谷さんは資金不足に悩んでいる。

 それでも「かつて北洋サケマスや遠洋マグロの恩恵を受けてきたのに資料を展示する場すらない気仙沼に、ぜひ資料館をつくりたい」と夢は大きい。かつて取材を受けたという、漁船員OB組織「気仙沼海友会」の鈴木博会長(68)も「海と船と魚、そして人が好きな男。自分の持っている夢を、皆と協調しながら実現してほしい」と熊谷さんにエールを送る。
 
連絡先は熊谷さん0226(25)3777。


延縄漁法。
基本的な漁法は昔から変わってないハズです。
それが、自然に優しく、共存出来る漁法の一つと筆者は信じて止みません。
それが、廃れて行きそうな現状は、仕事上も個人的にも悲しいです。

武勇伝。

漁師の皆さんは厳しい環境で過ごしてる訳ですから。

普段の日常の環境の人からすれば、全て武勇伝に成ってもおかしくないです。

船酔いする人間(筆者含む、汗)には、1年以上2年近い船上生活が出来ること自体が尊敬に値すんですけどね(笑)


世界の魚は日本人だけのものではない。

その通りです。

ですから、キッチリルールを守って世界中で獲ることは、大賛成です。

巻き網の違法操業をなんとかしましょう(-""-;)


資料館。

確かにサメの資料館は在っても、気仙沼にマグロの延縄漁の資料館は確かに無い。

焼津には在るけど。



これ書いてて、思ったけど、4~5月辺りに、気仙沼&塩釜を含む東北出張が在りそうな気配がする、、、

げっ

気付けば、先月は1回しか更新してない( ̄□ ̄;)

今月は、そんなことが無いようにしたいけど、、、いかんせん仕事の方が(汗)


西日本新聞より

昨年、資金難などを理由に中止された旧串木野市の名物イベント「串木野まぐろフェスティバル」が、今年復活することになった。いちき串木野市内外から復活を望む声が多く、市民に親しまれたイベントの灯を引き継ごうと、市民が立ち上がった。

 同フェスタは一昨年まで15回続き、「マグロのまち串木野」をアピールしてきた。名物となった「まぐろラーメン」もこのフェスタで初めてお目見え。一昨年は2日間で10万人を超える人出があった。

 今回は第16回フェスタとして開催。主催は同市のマグロ遠洋漁業者15社でつくる鹿児島まぐろ船主協会(上竹秀人会長)で、フェスタに出店する商工業者らで実行委員会をつくり運営する。同市と九州経済産業局が共催し、補助金を出す。同市は前回100万円だった補助金を300万円に引き上げ、新年度予算案に盛り込んだ。

 フェスタは4月29、30日に同市の串木野漁港外港で開催。今後、実行委員会で、イベント内容を検討する。上竹会長は「元気のあるところを見せて、お世話になっている市民に、お返ししたい」と話している。』


いちき串木野市、旧串木野市。

日本一位の船籍数だった気仙沼市が一昨年の年末から昨年の初めにかけて、倒産する船主さんが多かったので。

その日本一位の座がいちき串木野市に移りました。

いちき串木野市も気仙沼市のようなことが起きないことを切に願います(-人-)

うちの商売上がったりですし(いや、ほんま冗談抜きで、滝汗)


まぐろラーメン
昔、高知の安芸で同じ名前のラーメンを出してたお店が在りましたが、そのラーメンもかなり美味しかった記憶が在ります。

経営方針の転換?で、そのお店は割と短い期間の営業で無くなりました。

出向時の楽しみだったんですけどねえ(-3-;


同市と九州経済産業局

豪気と言うか、太っ腹と言うか(^^)100万から300万に増額するなんて☆

どこぞの自治体の首長とは大違い(怒)


こういうマグロ祭りもそうなんですが、最近マグロがメディアによく取り上げられてませんか?

漁獲規制の件、マグロ漁師の番組、マグロ料理、etc、、、


筆者の気のせいかなあ?


久々に書きます(^^;

しばらく、バタバタしていたもので(。。;

久々に書くことになります、ネタも少し古いし(苦笑)


産経新聞より。

地中海を含む東大西洋産クロマグロの2010年の日本の漁獲枠は、06年に比べて約23%削減され、約2175トンとなることが31日、マグロ資源を管理する地域漁業管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)で決まった。各国の削減率とほぼ同じだが、水産庁は「漁獲枠が4分の1近く減るので、日本の船団の規模は縮小するだろう」としている。


23%削減する分だけ、23%漁価が上がって欲しいんですが?

そう簡単に行かんわなあ( ̄_ ̄ i)

大西洋の日本の船団の規模が縮小と言うより、漁場を大西洋から別の漁場に変える船が増えてますなあ、、、



 29日から都内で始まった中間会合には、日本や欧州連合(EU)など14カ国と2地域の代表が出席した。ICCAT加盟国は昨年11月、10年の総漁獲枠を現在の3万2000トンから約2割少ない2万5500トンにまで削減することで合意しており、各国の削減率の調整が焦点だった。

 会合では、すでに漁獲枠を持っている日本やEUなどについて、各国の削減率を同率にすることで合意。シリアやトルコなど新規加盟国については、それぞれの国の過去の漁獲状況からシェアを計算し、漁獲枠を算出した。

 その結果、06年に2830トンだった日本の漁獲枠は、07年が約2516トン、08年が約2431トン、09年が約2345トンと段階的に減少する。
既存の漁獲枠を消化しきれていなかった韓国と台湾は、日本などの削減率を上回る削減幅となった。


大西洋のクロマグロは特に品質が良いようです。

特にアイスランド沖とかの高緯度の漁場で獲れた物は高級品です。

しかし、高緯度にもなると、かなり過酷な環境のようで、韓国や台湾の船は行きたがらないと聞いたことが在ります。


マストに付いた波飛沫が凍り付いて、見ているうちにマストが太くなると聞いたことが在ります(-"-;A


 クロマグロは最高級刺し身の食材として使われ、主にすし店や高級料亭などに卸される。地中海のクロマグロはほとんど日本向けに蓄養されており、日本は一昨年には地中海から約2万7000トンのクロマグロを輸入している。今後は地中海産の輸入が減り、メキシコなど他地域からの輸入が増えそうだ。


最近、寿司屋でもフツーに地中海産本マグロって、明記して置いてるとこも在るらしいからねえ、、、
                   ◇

 ≪仕入れ制限も不可避≫

 「景気のせいかクロマグロの需要も冷えている。今回程度の削減ならそんなに影響はないだろう」。東京築地魚市場大物業会の布施喬会長は、今回の決定で一般消費者への影響は「ほとんどない」と言い切る。

 最高級刺し身に使われるクロマグロの、日本の市場に占める割合は8%弱。高級すし店など以外にはあまり出回らないため、今回の削減で市場が大きな影響を受けるとみる関係者は少ない。

 だが、手痛い打撃が見込まれるのは、この海域からマグロを買い付けている輸入業者だ。欧州連合(EU)の割当量削減に加え、主要な対日輸出国であるトルコなどが思惑違いの決定に反発。日本への安定供給に影響が及ぶ恐れも出ている。


 これまで、漁獲枠がなかったトルコには07年に918トンが割り当てられた。同国は過去2000トン以上を漁獲していたとして枠の拡大を求めたが、認められなかった。今後、ICCATに異議を申し立てれば、同国は割当量の拘束を免れることになる。

 トルコの漁法は、捕った幼魚をいけすで太らせて出荷する「蓄養」が主体で、大半は日本の刺し身市場向け。同国が規制から外れて乱獲に走れば、日本は買う側の責任を問われることになる。

 リビアも「割当量が少ない」と反対票を投じた。同国沖は地中海の中でも最良の漁場とされ、蓄養向け幼魚の人気捕獲場となっているが、枠組みから外れるのなら、日本としても仕入れ制限の実施は避けられない。

思うに、トルコもリビアも一緒っぽいのよね、オーストラリアの蓄養と

ルール違反して獲られたマグロを買うのもルール違反でしょ?

本当に食文化として、マグロを残して行きたいならば、仕入れ制限はするべきだと、筆者は思います。



枠を超える“違法漁獲”の問題もある。こうしたマグロは蓄養に回され日本に大量に輸入されているとの指摘もあり、「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」の石川賢廣組合長は「外国からの違法漁獲の輸入に手を打たなければ、日本が不法を見逃していることになる」と話している。

まこと、その通りだと思いまする。
 
                  ◇

【用語解説】大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)

 大西洋のマグロなどの資源管理をするため、条約に基づき1969年に設立された国際機関。日本、米国、ブラジルやアフリカの発展途上国など42カ国と欧州連合(EU)が参加。クロマグロについて国別の漁獲枠や禁漁期を決め、持続的なマグロ漁業を促している。

マグロ会合 閉幕

読売新聞より

『神戸市で開催されたマグロ資源を管理する5国際機関(地域漁業管理機関)の合同会合は26日、5機関の協調に向けた「行動方針」を採択して閉幕した。

 行動方針は「漁獲能力の抑制」「漁獲から市場まで監視するシステムの開発」「違法漁船の排除手段の開発」など14項目の重要課題を掲げた。

 大きな網でマグロを群れごと取る「巻き網漁」の漁獲能力抑制など、日本が強く主張した乱獲防止策は、南太平洋諸国や、EU(欧州連合)米国などの反対多数で行動方針には盛り込まれず、マグロ資源保護の実効性に課題を残した。

 行動方針では、重要課題に加えて四つの具体策を盛り込んだ。漁獲したマグロに漁獲海域などを記載したタグ(荷札)をつけてどこへ流通するか追跡する「貿易追跡プログラム」の導入や、各機関ごとに管理している違法漁船のリストの共有化などだ。』


筆者が、一番注目してたのが、巻き網漁だったんですけどね。

やっぱり、すんなりとは行きませんでしたか(-"-;A

刺身食が増えてる以上、巻き網で獲るより延縄で獲った方が味にも資源保護にも良いと思うんですけどねえ、、、


毎日新聞より抜粋

『漁獲能力については、魚群を囲って一気に取る「まき網漁」の拡大で小型マグロが混獲され資源が悪化しているとして、日本が、まき網漁船の抑制を強く主張。「(資源状況に合わせて)漁獲能力を制限し、必要なら削減する」との表現が行動方針に盛り込まれた。一方で「途上国の漁業の発展に配慮する」との文言も加わった。』


けど、こう書かれてるから、少しは期待しても良いのかな?(;^_^A

海外のマグロ刺身の消費量。

読売新聞より。

『海外のマグロ刺し身の市場規模が、高級なクロマグロなどを中心に、年5万8000~9万2000トンと推計されることが、神戸で22日開幕したマグロを管理する5国際機関(地域漁業管理機関)の合同会合で明らかになった。

 世界各国の大型はえ縄漁業団体が加盟する「責任あるまぐろ漁業推進機構(OPRT)」(本部・東京)が推定したもので、最大消費国の日本の市場の1~2割に匹敵する規模だ。海外で進むマグロ消費の実態がデータで示されたのは初めてで、世界の海で繰り広げられているマグロ資源争奪戦の背景が改めて浮き彫りになった。

 OPRTの推計によると、海外でマグロの刺し身の消費が最も多いのは米国の3万~5万トンで韓国の1万5000~2万トンが次ぐ。日本は2004年実績が48万3000トンで、世界のマグロ総漁獲量の約4分の1を刺し身で食べた計算だ。

最終更新:1月23日0時7分』


日本の刺身消費量を見なければ、年5万8000~9万2000トンって多いかな?と思ったけどね(^^;


アメリカと韓国の総人口足しても3億5000万位かな?それでマグロの刺身消費量が多めに見ても7万トン

日本の人口が1億3000万。それでマグロの刺身消費量が48万3000トン


人口に3倍近く差があるのに、それに大して日本は7倍の消費量な訳だ。


まあ、こう数字にしたら、確かに喰い過ぎ!って言われるわなあ、、、


けど、それだけの量のマグロを食すのが日本の食文化でございます。

つまりは日本の文化なんです。


だから、

喰い過ぎ言われたって、

そう簡単に減らせるかよっ!(`・ω・´)


けど、その代わり?じゃないけど、ルールはキチっと守って獲りますから(^-^)/


ってのが、筆者的な気持ちです。


日本は昔、自動車と引き換えにクジラ食と言う食文化を昔放棄しました。

(そのように、僕には見えてます)

そんなことが再び無いように、切に願います。

いよいよ開催、初の合同会合

毎日新聞より

『マグロ資源を管理する五つの国際漁業管理機関が集まった初めての合同会合が22日、神戸市の神戸国際会議場で始まった。日本が主催し、26日まで5日間の日程で約60カ国から約300人が参加する予定。乱獲で悪化しているマグロの資源状況を改善する方策を話し合い、最終日に具体的な「行動方針」を採択する予定だ。

 参加するのは、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)や、みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)など。マグロの国際機関は海域ごとに設立され全世界をカバーしているが、漁獲規制がバラバラで、規制が緩い海に船が集中し乱獲が起きている。合同会合は、各機関が連携して管理の“抜け穴”を埋める枠組みづくりを目指す。

 冒頭、白須敏朗水産庁長官は「マグロの主要漁業国であり、大消費国のわが国は強い危機感を持っており、違法漁船など共通の問題に協力して取り組むことができるよう強く望んでいる。新しいグローバルな視点で持続的な漁業管理が可能であることを内外に広く示したい」と呼びかけた。

 会合のテーマは、違法漁業の根絶、漁獲能力(漁船数)の抑制など。各機関が持っている規制逃れ漁船リストを共有化することや、取り締まりの強化で合意する見通しだ。増加している「まき網」漁船の制限も議論する。初日は、マグロ資源の現状報告などが行われる。【井出晋平】

毎日新聞 2007年1月22日 11時02分』


会合を開くのが遅い位じゃっ!マグロは回遊性なんじゃいっ!

とか、一瞬思ったけど、まあまあ冷静に(^_^;)

五つの国際漁業管理期間 でじっくり話し合って下さい。


この会合でクジラの過剰保護もマグロ資源の減少の一因って、日本は言わないかな?

この会合でまき網辞めて、延縄にしましょうって、日本は言わないかな?



言う訳ねーよなあ(-""-;)

漁獲能力を制限。

毎日新聞より

『「世界カツオ・マグロまき網機構(WTPO)」と「責任あるまぐろ漁業推進機構(OPRT)」は17日、マグロ漁業を管理する五つの国際機関に対し「全世界のマグロ漁獲能力を現在水準以上に増加させない措置」を求めたと発表した。5機関が22日から神戸市で開く初の合同会合で、この措置を採択するよう要請している。 』


「全世界のマグロ漁獲能力を現在水準以上に増加させない措置」

違法操業も取り締まる、巻き網の規制もする、ってことも含まれてんですかね?この借置の中には。


巻き網は獲り過ぎ。

一本釣りは獲れなさ過ぎ。

延縄は、その中間でベスト

やと、筆者個人は思ってんですけどねえ~( ̄ー ̄;


そう言えば。

鉄火丼、最近食べてないなあ、、、

寿司も、最近食べてないなあ、、、、、

今度、街に出たら喰うかのお。

素敵な宇宙船地球号

今年初の更新です(苦笑)


筆者が住んでる町では、一週遅れて放送される番組がよくありまして。

件名の番組も、その一つ(^_^;)


その番組をたまたま昨日観る機会が在ったんです。

マグロの巻き網漁の問題点に関して、放送してました。


http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2007/20070107/index.html


巻き網漁の問題点に付いて、結構内容深く放送していました。


上記ページの番組内容からの一部抜粋。

『研究者の調査によると、まき網でとれたクロマグロの95%が産卵前の未成魚だというのです。』

割愛

まき網漁に規制がかかればマグロの値段が上がり消費者が困る、資源には影響ない、というのがまき網業者の言い分ですが、本当に大丈夫なのでしょうか。』


漁獲の95%が産卵前の未成魚なのに、

資源に影響無い訳無いやん(-""-;)

何で、そんなこと言えるの?



巻き網業者も生活が在るので、ハイそうですか。

って、言う訳ないけど、獲れなくなったら、資源が枯渇したら、元も子もないんですけどねえ、、、




この番組内で放送された地球温暖化による産卵場の北上。

年末に書いた日記 と内容が重なりました、本当に、その日記で書いた未来が来そうな気がします(・_・;)


今年もお世話になりました。

今日で、今年の営業を終了致します。

明日の12月30日より来年の1月4日まで年末年始休暇に入ります。


そんな年の瀬に。


毎日新聞より

『東京都中央区の築地市場で28日朝、青森県大間産の天然クロマグロ1匹に今シーズン最高の662万円の競り値が付いた。301キロのマグロで、キロ当たり2万2000円。マグロは解体され、高級すし店などに引き取られたという。』


良い話です。年末の祝儀も在るでしょうが、今年最後の日に良い話を知ることが出来ました。


来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

太平洋のクロマグロの未来。

スポニチより。

『地球温暖化が今のペースで進むと、今世紀末には太平洋のクロマグロの主要な産卵海域で産卵に適した場所が縮小したり北上したりして、マグロの生息に深刻な影響が出る可能性があるとの研究結果を東京大の木村伸吾教授(海洋環境学)らのグループが25日までにまとめた。

 乱獲のため、ただでさえ厳しいクロマグロの資源状態が、温暖化によってさらに悪化することになりかねないという。

 太平洋のクロマグロは東から西まで広い範囲を回遊しながら成長するが、産卵場所は台湾の東部から奄美大島周辺にかけての狭い海域にほぼ限られている。

 研究グループは、温度を変えたクロマグロの稚魚の飼育実験を実施。この海域の平均水温に近い26度がマグロの成長に最適の温度で、これより6度近く水温が低くなっても生存率は変わらないが、水温が30度近くになると、ほとんどが死んでしまう可能性が高いことが分かった。

 次に、スーパーコンピューター「地球シミュレーター」による今後の温暖化と海水温上昇の予測結果を基にマグロの産卵海域の温度変化を解析すると、2099年には水温が28度より低い産卵に適した海域の面積が縮小し、生き残る稚魚の数が現在の37%になってしまうことが分かった。

 ただ、木村教授によると、このころには日本海にマグロの産卵に適した海域が形成され、ここがマグロの大きな産卵域になる可能性もある。

 木村教授は「この場合、日本海でマグロの親魚の漁獲量が増える可能性がある一方、日本、中国、台湾、韓国などの間での魚資源の奪い合いが深刻化することも考えられる」と話している。 』


資源の保護、生態系のバランス維持、等も大切ですけど。

そのもっと根本的な部分からヤバいようですね。


こういう記事を読む度に、人間って、自然に生かされてるんやなあ~って思います。


と、同時に、自然の変化を人間が読めるのか?とも思いますけどね。


ただ、仮に2099年頃に仮にそのような漁場が日本海で形成された場合、


確かに日本&中国&台湾&韓国で

奪い合いが始まることは当たりでしょう(苦笑)


てか、その頃にこれらの国がどーなってるか?ってことにも興味が沸きますね。

確認の仕様が無いですけどね(^^;