『 忙しすぎては いけない
大切な人に
会えなくなって
ひとりで困っているのを
見過ごしてしまう
忙しそうに していると
心を 開いてくれるはずの人が
いつの間にか
黙ってしまう
そんなことがあったら
どんなことを
成し遂げたとしても
虚しく感じるだろう
世の中が
仕事と呼ぶものに
心を
奪われては いけない』
.....若松英輔さんの詩集を提供していただきました。
奥様を亡くされてからの ご自身の気持ちを
ずっと詩に表現しておられます。
死別後の悲嘆と苦痛の中にいる人にすごく必要とされている詩人・随筆家さんだと思います。
前に紹介した『たましいの世話』もまだ販売中です
若松さんは、
他の本の中でも一貫して
人間はあまり忙しすぎてはいけないと伝えておられますね。
『美しいものを
探して
おまえは いったい
どこへ
行こうとするのか
目をこらすのではなく
自分のことで
いっぱいの
こころに
わずかばかりの
すきまを
空けるだけでよいのに
美しいものが
存在しないのではなく
おのれのことで
いっぱいの
こころには
世界が 美しく
映らないだけなのに
本当のことを
捜して
おまえは いったい
どこへ
行こうとするのか
頭に知識を
詰め込むのではなく
となりのひとの
痛みを すこし
感じようとするだけで
よいのに
真理が
存在しないのではなく
おのれのことで
いっぱいの
こころには
世界が 本当のことを
告げ知らせないだけなのに』
...『闇にあるとき 人は
もっとも 強く
光を感じる そう
言った 人がいます
あなたが わたしの
心に 残していった
この暗がりも
光との 出会いを
準備する
ものなのでしょうか
(部分抜粋)』
『』内 若松英輔
『詩集 幸福論』より(亜紀書房)
(価格はお問い合わせください)
良い本のご提供ありがとうございました🙇
若松英輔さんのこちらの本もまだ残ってます
すごくよかったです
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