名著、若松英輔さんの『悲しみの秘義』。悲しみを経て見出された希望こそが本物の希望なのだ | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。





※ 8月に紹介してた本、

まだ残ってるのが不思議。

写真追加して 再び紹介します。



奈良の大和郡山市の素敵な本屋さん、

「とほん」さんで購入していたのでした。






とほんさんのインスタ



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『涙は、必ずしも頬を伝うとは限らない。

悲しみが極まったとき、

涙は涸れることがある。


深い悲しみのなか、

勇気をふりしぼって生きている人は皆、

見えない涙が胸を流れることを知っている。』



若松英輔『悲しみの秘義』より(文春文庫)






....おととし、母の他界後、

親しいお客様からこの本を教えていただき、

すごく、よかったので... (涙)、

いつか販売用を用意したいなと思ってました。


なかなか手に入らなかったけど

去年の夏、新刊で これを買い、

もうけにはならなくても、

必要な誰かに販売したいと思いました。


803円(税込)です。

(手数料50円と送料を加えて郵送も可ですが、ネットで買われるほうがお安いですね。

銀行振込みになります)



『人生の困難に直面したとき

私たちは、もがき、苦しみ、うめく。

悲痛に打ちのめされて、身動きができなくなる。

なぜ、生まれてこなくてはならなかったのかと思うことさえあるかもしれない。


そこから抜け出すために、

さまざまなことを試みる。


そんなとき人は、無意識に言葉を探す。

こう書くと奇妙に聞こえるかもしれないが 

本当だ。


わらをもつかむ思いで探すのは 

言葉なのである。』



『真に他者とつながるために人は、

一たび独りであることを

わが身に引き受けなくてはならないのだろう。独りだと感じたとき、他者は、

はじめてかけがえのない存在になる。』



『人生には

悲しみの扉を通じてしか

見ることのできない地平がある。


人は、悲しみを生きることによって、

「私」の殻を打ち破り、

真の「わたし」の姿をかいま見る。


また、悲しみを経て見出された希望こそが、

他者と分かち合うに足る強度をもっている、とも思う。


悲しみを生きるとは、

朽ちることのない希望を見出そうとする旅の

異名なのではないだろうか。』


若松英輔『悲しみの秘義』より



....悲嘆の中、

今まで以上に孤独を感じてる人に─。


絶望から希望を見出そうとしてる人に─。



私も 普段は、涙が涸れています...

でも何かの拍子に 流れます。



「とほん」さんでは、他にも、

買えなかったけど、大事な本に出会えました。

また紹介します。


周囲には まだ懐かしい陶器店があったり、

レトロな雰囲気。




金魚の町だからマンホールも金魚。








★緑の小道、店舗存続のための

募金のお呼びかけもしております。

引き続きよろしくお願いいたします🙇


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