アーティストに評論や批評はいらない | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4812文字です。(読破予想時間:約11分27秒)

芸術家(アーティスト)に評論はいらない。

アドバイスもいらない。

感想があればそれでいい。


ましてや批判なんて、不快なだけでそれ以上でも以下でもない。

これは、活動方法や宣伝方法 の話ではなく、あくまで作品に関しての批評やアドバイスの話である。

◇アーティストにアドバイスがいらない訳

ちなみに、活動方法や宣伝方法のアドバイスであっても、こちらが望みもしないアドバイスは不要である。

ましてや、成功者でも何でもない人間からのアドバイスは全くもって必要ない


唐突に結論から入ったので、何の話かよく分からないって人も多いと思うが、言いたい事はシンプルで書いてあるまんまである。

芸術(アート)って何か を考えた時に、こういう結論に自然と行き着いてしまう。

◇アート(芸術)とは

アーティストって何かと言うと『表現者』な訳で、それも他人の希望に沿って表現を請け負うのでなく、自分の中に湧き出たものを表現していく人の事を言う訳だ。

他人から依頼を受けて、クライアントの頭の中にあるものを形にしていく職業をクリエイターだとすると、自分の頭の中にあるものを形にする表現者がアーティスト

これはあくまで、僕が両方やってみた経験から分かりやすくこの場で分けているだけで、この分け方は僕固有の分け方だ。

現実社会では、その境界線はもっと曖昧である。

しかし、ここでは話を分かりやすくする為にこの様に分けて話す事にする。

アーティストを名乗るからには当然、表現する為の技術はあるので、生きる為に売れるまでクリエイターとして生計を立てているアーティストは音楽アーティストに限らず多い

自分も度々そうして生きて来た。

アーティストがクリエイターとして仕事をする場合の大事な注意点がひとつある。

それは、作品に自分を一切出さない事

そのモードの切り替えさえ出来れば、クリエイターとしてお金を稼ぐ事は出来る。

ちょっと厳しい事を言う様だが、自分の技術をお金に変える事が出来ない間は、まだ、アーティストの卵と言う段階で、アーティストを名乗るには早すぎるのではないかと、個人的にはそう思っている。

ある程度、他人の心を揺さぶる様な表現をしようと思えば、最低限のテクニックは絶対にいる

アーティストがクリエイターで食いつなぐパターンはそんなに珍しくはない。

では、逆ならどうか。

クリエイターは皆、アーティストでもあるのかと言えば、それはノーだ。

むしろ、凄腕のクリエイターやクリエイターとしての才能に溢れた人間は、アーティストとは対極にあると言える

今回は、クリエイター業について詳しく解説するつもりではないので、その解説は端折る事にする。


アーティストとは何かと言う説明の為にちょっと話がそれたので、話を元に戻そうと思う。

アーティストとは他人の頭の中を自分の技術を駆使して表現してあげるクリエイターではないのだから、アーティストにとって、他人の意見を取り入れるって事自体が必要のない事なのだ。

ああした方がいいだのこうすれば良くなるだの、評論もアドバイスも不要。

他人のアイデアを取り入れた瞬間にその作品は自分の作品とは言えなくなる。

そして、それを取り入れた瞬間にその作品はアートとは呼べなくなるのである。

実際、アーティストを名乗りながら、他人にアドバイスを貰って素直に取り入れて、どんどん向上してる実感を持って凄く満足してる人もたくさんいる。

その人が、それで満足して幸せに生きているのだから、それはそれでかまわないし、自分の意見を押し付けるつもりもない。

でも、僕自身は、アーティスト同士の共作でもない限り、誰かがいいと言ったからそうしました、なんて事は絶対にしたくないし、そんなものを自分の作品だとはとてもじゃないけど思えない。


アーティスト同士の共作の一番多いパターンは、アーティスト集団であるバンドで曲作りを進める事ではないだろうか。

但し、バンドマンやミュージシャンが必ずしも音楽アーティストであるとは限らないし、音楽アーティストではなく、プレイヤーだったり職人肌だったりする場合の方が寧ろ多いと僕は感じていると言う事を付け加えておく。

自分の作った曲が、他人(メンバー)のエッセンスでよくなる事もあったりして、それはそれでソロと違ってバンドのいい所でもあり、音同士の化学反応の奇跡を体験出来る瞬間でもある。

そういうのは、アーティスト同士の共作と言う事で、構わないと思う。

ただ、僕自身のバンド経験の中で、一人のアーティストとして何がしたいのかを改めて気付いたのだ。

そんな奇跡を見たい訳ではなく、自分の中にあるものを形にする事、いわゆる、自己表現をする為に自分の人生を費やしたいんだと言う事に。

もちろん、他人と感性をぶつけあって予想外にいいものが生まれる瞬間は感動するし、気持ちがいいし、過去に何度となく体験してきた事だ。

それはバンドのメリットと言える。

でも今の自分には、バンドに求めるものは何もない。

この先は分からないが。


昔、ネットなんかない頃にライブをすると言えば、アンケート用紙を配布して書いて貰う事が、お客さんの反応や感想を見る数少ない手段だった。

今は、ネットにライブ動画をアップしたり、ブログにライブ報告の記事を載せたりして、感想を改めて集めたりできるけど、当時は、一気にまとまった意見が聞ける方法と言えばそれくらいだった。

そんな昔、まだまだ、いろいろと未熟だった頃に、僕らのバンドもアンケート用紙を配ってライブ後に回収する作業をやっていた時期がある。

その中にやっぱりいろいろ上から目線でアドバイスや注意点を書いてくれる人がいるのだが、正直、有り難いと思った事は一度もない

それだけの事書く訳だから、きっとその人も音楽をやっているのだろう。

なら、その人自身が、自分の作品でそうすればいいだけだ。

こっちは、そんなアイデアは求めていない

欲しいのは感想だけだ。

感想と言っても、自分の作品と自分達のライブを良いと思ってくれた人が会場の中に何人いるのか。

そして、その良いと思ってくれた人達は、どんな風に思ってくれたのか。

知りたい事はそれだけだ。


自分の作品が嫌いだとか言う意見はいらない

そういう人は、アンケートを出さなければそれで分かる。

それに、嫌いだと聞かされたところで「だからどうすればいいの?」って話で、活かし様もない。

単に、傷付いて何日も凹むだけだ。

アーティストって、案外、打たれ弱い繊細な人間が多い。(-""-;)

その癖、気は強いとか。(^~^)

そして、ブログのコメントもそうだが、ライブアンケートの感想も良かったって言ってくれる見ず知らずのお客さんの感想には本当に励まされるし、次への原動力になる



◇バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない

ライブがある事も言わない。

ずっと昔は、ライブの度にあちこち声をかけて、いつも知り合いばかりで動員数を稼いでたが、身内は絶対に自分達を貶さないし、必ず褒めてくれる

◇「ライブどうでしたか?」と訊かれても褒めるしかない

実際には良いと思ってなくても。(-""-;)

心地はいいが、参考には全くならない。

だから呼ばないと言う訳ではないが、その話はまた別の機会に。


この場では便宜上、アーティストとしての歌い手をボーカリストと呼ぶ事にしよう。

で、歌う職人の事を歌手と呼ぶ事にする。

この呼び方に色々思う所やこだわりもあるにはあるが、今回はこの話の本質を語る上で便宜上、歌手とボーカリスト と言う言葉で分けたと言う事で、取り敢えず今回に関しては区別さえ出来れば呼び方はどうでもいい。

◇歌い手・歌手・シンガー・ボーカリストと言う言葉

作詞家と作曲家の先生に曲を書いて貰って、プロの歌手としてステージに立つ限り、歌手にとってお客さんの意見は大事だ。

歌手はお客さんの為に、お客さんを楽しませる為に歌うのだから、人の意見は聞く必要がある。

でも、ボーカリストは、他人の意見を取り入れた瞬間、その曲はアートでなくなる。

そして、自分自身はアーティストでなくなる。

歌手とボーカリストって、やってる事の9割以上は同じ事をしているので、区別がつきにくいものではあるが、決定的に別ものなのだ。

要は、歌手とはれっきとした職業であり、ボーカリスト(アーティスト)とは職業ではなく生き方なのだ。

歌手の場合、お客さんが全てなので、お客さんの声には耳を傾けてどんどん意見を取り入れていくべきだが、ボーカリスト(アーティスト)の場合、お客さんの数は、結果でしかないのだ。

アーティストがお客さんを呼ぶために出来る事と言えば、お客さん好みのステージングをしたり、お客さんに合わせて曲を書いたりする事ではない。

表現し続ける事、作品を作り続ける事。

自分という人間がここにいる事、作品が存在する事。

それをいかに、たくさんの人間に認知して貰えるかを考えて広める活動をする事。

そして、自分が表現したい事を理想の形に表現出来る様に、技も含めて表現力を磨く事。

やるべき事と言えばそれくらいである。


世界中、一人残らず全員が自分の作品を聴いてくれたとする。


◇アーティストの使命 - 全ての人の目に耳に留まるまで

もしも、それで一枚もCDが売れなければ、残念だがそれが結果なのだ。

だからと言って、作風を変えるとか意見を取り入れるだとか、そういう事ではなく、それが自己表現という事なのだと思う。

今、売れなくても100年後にブレイクする可能性もあるにはあるけど。

まぁ、それでも永久に売れないよりはマシか。(^▽^;)


ま、取り敢えず、聴いて良かったらってトコから始めてください。( ̄▽+ ̄*)

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