【CDについて】
作曲:ショパン
曲名:ポロネーズ第1番嬰ハ短調 op26-1 (8:19)
ポロネーズ第2番変ホ長調 op26-2 (8:30)
ポロネーズ第3番イ長調 op40-1「軍隊」 (5:21)
ポロネーズ第4番ハ短調 op40-2 (7:59)
ポロネーズ第5番嬰へ短調 op44 (10:47)
ポロネーズ第6番変イ長調 op53「英雄」 (7:02)
ポロネーズ第7番変イ長調 op61「幻想」 (13:05)
演奏:ポリーニ(p)
録音:1975年11月21-27日 ウィーン
CD:F35G 50018(レーベル:DG、発売:ポリドール)
【3月のお題:今日の初登場曲は?】
今日は、ショパンのポロネーズ集です。ここに収められている7つのポロネーズは、ショパンが生前正式に出版した、ポロネーズという形式名で残した7曲で、他に未発表で遺作という形で残されている作品群があって、それらを含めると全16曲になりますね。特に第3番と第6番が有名だと思います。私が初めてショパンに親しんだのは、アルゲリッチの弾く「英雄ポロネーズ」だったりします😊。
【演奏について】
20世紀後半を代表する巨匠であるポリーニの訃報を聴きました。同じ時代に音楽に親しめたことは、この上ない幸せだったと思います。この記事は彼の訃報を聴く前、奇しくもお亡くなりになった日に書いたものですので、以下の文は追悼的なものではありません。このタイミングでアップするのはどうかと思いましたが、ほぼそのままにしましたので、ご承知ください。
ポリーニのショパンと言えば、あの「練習曲集」の圧倒的な名盤を連想します。当時、「これ以上何を求めますか?」というキャッチコピーがあって、いろいろな意味で、ポリーニの録音を聴くときには、私はすべてそのコピーのイメージに引っ張られていったような気がします。完璧なのですね。技術的にも、表現的にも、大変整った演奏でした。クラシック初心者としては、これぞピアノ演奏の名演というものだと信奉し、それ以外の演奏、例えばフランソワのような、表情を誇張したような芸風は、邪道とさえ思えていたのでした。
ポリーニはその路線で数々の名盤を次々と生み出し、世を席巻していったという感じもあって、私の嗜好もこういった完璧な演奏を良しとしていたのですが、今では多様な演奏を楽しむようになっていると思います。ポリーニの偉業は、あのキャッチコピーのように唯一無二のものを生み出していったと思っていましたが、音楽は決して唯一無二のものでは無かったようです。今では私は、ポリーニのそのような演奏は、何か反面教師のような捉え方をしてしまって、ちょっと遠くに置いている感じがあります。
これは、ポリーニの演奏がそれだけ凄いものであったという事の証に他ならないわけで、結局ポリーニの周りで回っているのですかねぇ…なんて思うのですが、とにかく安定の名演であることには変わりはないと思います。ただ、「英雄ポロネーズ」だけは、アルゲリッチの演奏が一番と思ってはいるのですけどね。というのが、同じ時代に音楽を楽しんできた者として感じるところだと思います(笑)。
【録音について】
ポリーニのピアノを表現した十分に素晴らしい録音です。
【まとめ】
やはり、一度ポリーニの演奏に嵌ってしまったので、ピアノを聴くときには何らかの形で影響を受け続けているのだな…と思いました。そして、私のCD棚には、ポロネーズは未だに、ポリーニとフランソワの全集と、アルゲリッチの英雄ポロネーズしかないのでした…。
購入:不明、鑑賞:2024/03/23(再聴)


















