ハイドン:交響曲第102番,第104番 テイト イギリス室内o (1985) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】
作曲:ハイドン

曲名:交響曲第102番変ロ長調 Hob.Ⅰ:102 (25:17)

   交響曲第102番ニ長調 Hob.Ⅰ:104 (31:07)

演奏:テイト指揮 イギリス室内管弦楽団

録音:1985年11月13,15,26日 ロンドン Abbey Rpad Studios

CD:CDC7 47462 2(レーベル:EMI、発売:EMI Records)

 

【3月のお題:今日の初登場曲は?】

ハイドンの交響曲、第104番の方は初めて登場します。ハイドンが1795年に作曲した最後の交響曲であり、ハイドンの代表作の一つとなっています。「ロンドン」という愛称で呼ばれることもありますが、12曲のロンドン・セットの一つという程度であまり深い意味はなさそうです。1790年にエステルハージ家の楽団が解散し、楽長だったハイドンはウィーンに移りますが、興行師としてのザロモンが、自らの演奏会のためにハイドンをロンドンへ招き、ハイドンはロンドンで、ザロモンのコンサートのために、第93番から第104番までの12曲の交響曲を作曲しました。

 

【演奏について】

以前このブログで書いたことのある第102番とのセットで、第104番を聴きました。ハイドンの交響曲といえば、コリン・デイヴィスがいろいろ録音していたことを記憶していますが、デイヴィスにしても、テイトにしてもイギリスの指揮者で、やはりロンドンで作曲されたというだけあって、縁が深いのでしょうか?テイトの演奏も生真面目で立派。それでいて音楽性に富む、一流の演奏だと思います。

 

ただですね…。取り上げておいてなんですが、ハイドンの器楽曲は苦手です。ハイドンの印象といえば、きちっとした古典的な構築感で、後世の作品でも新古典主義的な作品には、ハイドン的なということで、よく引き合いに出されます。その表現でそれなりにイメージが湧く訳で、あぁハイドン的な作品だなと思う訳ですが、構築感のイメージが湧くものの私は旋律のイメージが湧いてこないので、なかなか聴いても作品を特定できないですね。ひとえに私がそれほど真剣に聴いてこなかったという事でもあるのですが、折に触れてハイドンの曲を聴くたびに、ああハイドンだな。でもハイドンなんだよな…。と妙に思ってしまうのでした(笑)。

 

【録音について】

小編成の録音でもありますが、問題ない録音だと思います。もう少し分離がいい方が好きかな…。

 

【まとめ】

ちょっといい加減な記事になってしまいました。書くからにはもう少し聴けよ…。という感じではありますが、これはこれで率直な感想ということで。演奏はとてもいいと思いますが、活き活きとした音楽を聴かしてくれるという意味では、アントニーニの進行中の演奏なんか面白いと思っています。

 

購入:2024/02/20、鑑賞:2024/03/10