ドヴォルザーク:交響曲第7番 マゼール ウィーンpo (1983) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】
作曲:ドヴォルザーク

曲名:交響曲第7番ニ短調 op70 (38:59)

演奏:マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1983年 ウィーン

CD:410 997-2(レーベル:DG)

 

【3月のお題:今日の初登場曲は?】

ドヴォルザーク交響曲第7番は、まだブログを始めてから聴いていませんでした。ドヴォルザークの交響曲の中で、演奏頻度という意味では、後期の3曲が多いと思いますが、第8番と第9番はとても目立つ曲だけに、ちょっと影が薄めです。なんとなく、垢ぬけなさを感じたりしています。私が最初にこの曲の演奏を聴いたのが、このCDで、今では何種類かあるのですが、久しぶりに取り出してみました。(ちなみにこのCDは、録音年月日や場所が何も書かれていません。当時のDGの輸入盤は、まだそういった事もあったのですね)

 

【演奏について】

3月は変なお題をつけてしまったので、初めて聴く曲やめったに聴かない曲が多くなって、少々書くのに苦労しています。なので、比較的聴き慣れた曲を選択しました。この曲を始めて聴いたCDがこれなのですが、改めて聴いてみて、何というかとても普通ですね。録音の影響かもしれませんが、くぐもったような感じもします。マゼールのこの頃の演奏はどうなんでしょう。若手時代の鋭さや覇気はあまり感じられず、後年の思い切った表現にも至っていません。ちょうどその中間ぐらいで、丁寧に音楽を作っているかもしれません。

 

実際、マゼールの活動は安定していて、カラヤンの後任候補と言われるようになっていく訳ですか、その分マゼールらしさが薄まって穏便になっていたのではないか?と勘繰りたくなる次第です。録音も少々分離が悪くて、籠っている感じで、輝かしい広がりもありません。この曲は垢ぬけない印象を持っているのは、このCDを聴き続けたからかな?と思ったりしますが、どうなんでしょうか。私はそれほどこの曲のCDは持っていなくて、あとはケルテス・クーベリック・シルヴェストリなんですが、実はこの時のマゼールが一番地味な演奏をしていたのではないかと思ったりするのでした。

 

【録音について】

ちょっとこもって分離の悪い録音だと思いました。その向こうでウィーンフィルの美しい音は聴こえているような気がするのですが。

 

【まとめ】

久しぶりにこの曲を聴いてみたのですが、あまりスッキリしない感じでした。何度も聴いてお世話になったCDではあるのですが。その時々の相性もあると思いますし、また違うCDで聴いてみましょう(笑)。

 

購入:不明、鑑賞:2024/03/17

 

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