【CDについて】
作曲:ドヴォルザーク
曲名:交響曲第9番ホ短調 op95 新世界より (43:15)
序曲「謝肉祭」 op92 (8.51)
スラヴ舞曲第1番ハ長調 op46-1 (4.07)
スラヴ舞曲第3番変イ長調 op46-3 (5.37)
②作曲:スメタナ
曲名:歌劇「売られた花嫁」より序曲と3つの舞曲 (17.11)
演奏:バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1962年4月16日(新世界より)、1965年2月1日(謝肉祭)、1963年10月7日(舞曲)
1963年2月1日(売られた花嫁3つの舞曲)
ニューヨーク Manhattan Center
1963年1月28日(売られた花嫁序曲)
ニューヨーク Philharmonic Hall
CD:SICC-1076(レーベル:SONY CLASSICAL、発売:SONY MUSIC JAPAN)
【曲に関して】
第二楽章が「家路」という歌でも有名な交響曲。この家路は、小学校の音楽会で演奏したので、そういった意味でも大変懐かしいのです。全曲もその時の音楽の授業で聴いたと思います。そして、クラシックを真剣に聴き始めた当初から、繰り返し聴く曲となりました。
【演奏についての感想】
このバーンスタインの旧盤は、懐かしい思い出があります。クラシックを聴き始めた頃、友人の一押しの演奏だったのです。私は、新世界はカラヤンとか聞いていたので「ふ~ん」と思っていたのですが、確かにバーンスタイン盤は、あふれるような迫力があって、説得力がありました。かといって全曲でスピードが速いという訳でもなく、第二楽章とかかなりゆっくりなのでした。早い楽章が非常に早く、結果として大変迫力を感じたのだと思います。
そういうことを懐かしみながら、しばらくぶりにこの演奏を聴いたという訳です。確かに迫ってくるものがあります。ただ、全体的に緩急の迫力の演出は感じますが、念入りに歌っているかというと、まだ後年の演奏ほどではないかな?というのが今聴いて思ったこと。若き日のバーンスタインが、若かった当時の我々聴衆に訴えかけたという事だろうと思いました。
【録音に関して】
オーケストラの音にあまり奥行きを感じられず、薄っぺらく聞こえるのが難点かと思いました。
【まとめ】
クラシックを聴き始めた頃、影響を受けた録音として貴重なCDです。その後バーンスタインがDGに移籍してから、ずっとバーンスタインを支持し続けていたことも、この演奏を聴いていたからだと思います。
購入:2023/05/02、鑑賞:2023/05/06