迷惑をかけることから学ぶこと | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

まさです.
 
 
今日は,過去記事に,加筆修正を加えてアップします.

 

 

人に迷惑をかけることに対して敏感な方は,ぜひ参考にして頂ければと思います.

 

 

***********

 
コロナで学校が休校していた頃
 
 
娘は小学5年生でした.
 
 
娘は,4年生になってから,朝の登校班の集合時間に間に合うようになりました.

 

 

集合場所は,我が家の前.

 

 

 

 

 

以前は,みんなを待たせて,ピンポ~ンって催促されることがたびたび

 

 

息子も,ほぼ毎日,みんなを待たせていました.

 

 

 

 

 

 

 

親としては

 

 

みんなを待たせないように

 

 

迷惑をかけないようにするため

 

 

朝シャキッと起きられるようにと,夜早く寝かせようとし

 

 

早く寝かせるために,宿題を早くやらせようとし

 

 

宿題を早くやらせるために,夕食前に風呂に入らせようとし…

 

 

 

 

朝昼晩,「あーしろ,こーしろ」と大量のクソバイスをして

 

 

子供達のエネルギーを奪っていました.

 

 

 

 

 

 

子供に伝わるのは,親の言動ではなく,意識であり

 

 

強く不安に感じていること(心の中のイメージ)が現実化します.

 

 

 

 

 

 

 

「うちの子供達のせいで,みんなに迷惑をかけたくない」

 

 

という恐れ(マイナスの動機)の意識で,子供達を見張っていたので

 

 

2人とも,迷惑をかけるような行動をしていたんですね.

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ,迷惑をかけちゃいけないのか?

 

 

 

 

 

 

 

今の僕は,そうは思わないようになりました.

 

 

迷惑かけないに越したことはありませんが

 

 

迷惑をかけることから学ぶこともあると思うんです.

 

 

 

 

 

 

 

もちろん

 

 

他人に迷惑をかけない行動を心掛けるようになる

 

 

という学びもあるかもしれませんが

 

 

迷惑をかけることで,迷惑を受け入れてもらえる体験ができます.

 

 

つまり,許されるという体験です.

 

 

 

 

 

 

 

「受け入れてもらえた」,「許してもらえた」という体験をした子は

 

 

人を受け入れ,人を許すことができるようになります.

 

 

 

 

 

 

また,自分が迷惑をかけられたと思ったときに,「○○しないようにして」と声を上げることもできます.

 

 

声を上げたからと言って,迷惑をかけた子を受け入れてないということではなく

 

 

自分の気持ちを伝えられるということです.

 

 

 

 

 

 

 

そういう子供同士の関わり,体験から

 

 

本来は,子供達で解決できることでもあると思うのです.

 

 

 

 

 

でも,今は,子供が声を上げる前に,親が声を上げてしまいがちですよね.

 

 

文句を言う子に対して,「そんなこと言うもんじゃない」とか

 

 

支度が遅い我が子に,「迷惑をかけるから早くしなさい」と言ったりして

 

 

子供達で解決させようとしない.

 

 

 

 

 

だから,待たされている子は,黙って,ずっと待っているだけ.

 

 

待たせた子も謝らない.

 

 

 

 

 

 

そういう「和を重んじる」日本人の文化が

 

 

子供達の成長する機会を奪っていることもある

 

 

そんな気がします.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「迷惑をかける=悪いこと」

 

 

という価値観が自分の中にあるから

 

 

子供が迷惑をかけることに,めっちゃ反応する.

 

 

モヤモヤするんですよね.

 

 

 

 

 

 

そして,そういう教育を受けた子供も

 

 

「迷惑をかける=悪いこと」 という価値観を持つようになり

 

 

その子は,周りの目を過度に気にして生きるようになるではないでしょうか.

 

 

 

 

 

 

 

もちろん,迷惑かけないに越したことはありません.

 

 

 

 

 

 

 

でも

 

 

そもそも「迷惑をかけずに生きていく」って,できることでしょうか?

 

 

 

 

 

 

そして,何をもって迷惑というのでしょうか?

 

 

迷惑に感じる基準って,人によって違うのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらが迷惑と思っていることを

 

 

相手は「お互い様だから」と,何とも思っていないかもしれません.

 

 

こちらが許容範囲と思っていることを,相手は迷惑と思っているかもしれません.

 

 

これは,「自分」と「相手」を入れ替えても同じことが言えるでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

僕は,「人に迷惑をかけちゃいけない」という育ち方をしたので

 

 

息子や娘が,登校班の友達を待たせることに,めっちゃ心がザワザワしました.

 

 

だから,「迷惑をかけちゃいけない」と思っている親御さんの気持ちが,少しはわかるつもりです.

 

 

 

 

 

 

 

 

でも,自分の経験,価値観,思い込み,親からの教育

 

 

その基準って,誰にでもあてはまるものではありませんし

 

 

その基準のほとんどが,人から言われたことだったりしませんか?

 

 

それが,いつの間にか自分の基準になっただけ.

 

 

 

 

 

 

 

 

「迷惑かけちゃいけない」って,親から言い続けたら

 

 

子供は,それこそ,「迷惑=悪」と思うようになるばかりか

 

 

自分の行動の基準が,他人に迷惑をかけないかどうか?

 

 

と過敏になり

 

 

「これは,迷惑?」

 

 

「あれは,迷惑?」

 

 

「じゃあ,こっちは?」

 

 

って,すべての行動に,誰かの許可をもらおうとするようになります.

 

 

つまり,自分の行動に自分で許可を出せなくなるということです.

 

 

 

 

 

 

その結果

 

 

自分がどうしたいのかわからない

 

 

自分の意思を表明できない

 

 

自分の意思を示すことに,罪悪感を感じる

 

 

そんな大人になってしまうのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

だからと言って

 

 

子供に,どんどん迷惑をかけさせましょうとか

 

 

好き勝手させましょう

 

 

というわけじゃありませんからね.

 

 

 

 

 

 

 

子供が迷惑をかけることに対して

 

 

過度に禁じたり,心配したりする必要はないんじゃないかな

 

 

というのが,今の僕の考えなんです.

 

 

 

 

 

 

 

子供が,そこから得られる経験や学びを

 

 

親が取り除く必要はないということです.

 

 

迷惑をかけたとしても,それは,その子の成長に必要だから起こる出来事なのです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして,子供が迷惑をかけることにモヤモヤするのであれば

 

 

それは,その子の問題ではなく

 

 
親の心の中に,その根っこがあるということです.
 
 
つまり,親の課題です.
 
 
 
 
 
 
 
そんなときこそ,自分の心にベクトルを向けて
 
 
そのモヤモヤの正体,あなたが恐れていることを具体化し
 
 
あなたが迷惑と感じることによって,本当に大問題が起きるのかを,客観的に考察することで
 
 
きっと,モヤモヤが軽減されますから.
 
 
 
 
 
 
 
 

 

必ず,出口はあります.

 

 

 

 

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