不機嫌でいる権利 | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

さて,息子君

 

 

昨日は18時に寝ました.

 

 

本当は夕食まで頑張りたかったらしいのですが,それは叶わず…

 

 

前回のブログにも書いた通り,今日は家庭訪問.

 

 

ひとりで全部できるかな?

 

 

 

 

ルンルン

 

 

3日前の夜の1時半頃,私が風呂に入ろうとすると,息子がめっちゃ不機嫌でした.

 

 

すごい顔して私をにらみつけて.

 

 

でも,私は何も身に覚えがないのでスルーしました.

 

 

風呂からあがって,「おやすみ」と声をかけても息子はスルー.

 

 

 

 

 

 

そして翌朝,やはり何となく不機嫌な息子.

 

 

でも,私は普通に「おはよう」と声をかけました.

 

 

息子スルーで,昼まで会話なし.

 

 

 

 

 

 

そして昼,ラーメンを食べようと思い

 

 

 

サッ○ロ一番作るけど食べる?

 

食べる

 

玉子入れる?

 

入れる

 

 

 

で,作り終わって「できたよ」と声をかけると,「いただきます」と普通に言って食べはじめました.

 

 

ところが,玉子のカラが入ってたらしく

 

 

カラ入ってるじゃねぇか

 

 

と,声を荒げました.

 

 

 

まだ機嫌悪いのかと思ったんですが,カラが入ってたことは申し訳なかったので,

 

 

マジ? ごめ~ん

 

 

って明るく謝ったんです.

 

 

 

その後,無言で食べ続けてましたが,ちゃんと「ごちそうさま」と言って再びゲームを始めました.

 

 

 

 

 

 

 

これ,以前の私ならもう大変ですよ.

 

 

 

何が大変かって言いますと

 

 

 

息子が不機嫌

”え? おとー何かしたかな?”って勝手にオロオロする,または 「どうしたの? 何でそんなに怒ってるの?」と息子に干渉しようとする,もしくは「そんなに不機嫌なのやめてもらえる? こっちが不機嫌になるわ」と息子に文句を言う

 

 

 

息子が声を荒げる

「ホント? ゴメン,わざとじゃないから.ホントにゴメン」と罪悪感たっぷりに何度も謝る,もしくは「は? 普通に言えよ.こっちは作ってやってるんだし」と逆ギレする

 

 

 

 

 

 

オロオロするっていうことは,こちらが何かしてあげなきゃって思っているってことですよね.

 

 

 

すなわち,この場合の「オロオロする」は,息子との境界線があいまいだということ.

 

 

 

 

干渉するは,明らかに境界線を越えてます.

 

 

 

 

そして,「そんなに不機嫌なのやめてもらえる? こっちが不機嫌になるわ」という発言は,息子が不機嫌でいる権利を取り上げようとしているということです.だから,これも境界線を越えようとしている行為.

 

 

 

 

 

 

要するに,すべて私が息子に対して境界線を引けていないために起こる行動です.

 

 

 

 

 

 

また,罪悪感たっぷりに何度も謝るのは相手からエネルギーを奪う行為,

 

 

 

「こっちは作ってやってるんだし」って言葉が出るということは,本当は『そんなことしたくなったのに』という意識があるということ,すなわち動機がマイナスであるということ

 

 

 

 

どちらもマイナスエネルギーを出しているので,さらにマイナスが返ってきた結果になっていたと思います.

 

 

 

 

 

息子が声を荒げたけれど,こちらは明るく謝ることでマイナスで返さなかったから,この先はマイナス意識のやりとりにならず,息子も普通に「ごちそうさま」と言ってゲームを再開したということです.

 

 

 

 

 

 

夕方寝るまで何となく不機嫌は続いていましたが,昨日の朝は「私がおはよう」って声をかけると明るく話しかけてきました.

 

 

 

 

 

 

キラキラ

 

 

何が言いたいのかというと,誰にでも不機嫌でいる権利があって,その権利を取り上げないほうがいいということです.

 

 

 

 

不機嫌でいるということは,怒りのエネルギーを持っているけれどそのやり場に困っているという状態だと思うんです.

 

 

 

 

ただ,その人にはその時に感じるべき課題があって,それを感じるために不機嫌と言う行為を選択しているだけ.

 

 

 

 

だから,不機嫌でいさせてあげる.

 

 

 

 

その人の成長のためにも「不機嫌でいる権利」を取り上げない方がいいと思うんです.

 

 

 

 

ましてや,自分が安心したいからといって,その人から「不機嫌でいる権利」を取り上げるなんてもってのほか.

 

 

 

 

 

 

 

相手の機嫌をこちらが引き受ける必要は無いのです.

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと境界線が引けていれば,向こうが不機嫌でもこちらはご機嫌でいられるはずなんです.

 

 

 

 

 

 

 

 

息子の不機嫌は息子の課題.

 

 

 

もし私のせいで息子が不機嫌だったのであれば,自分の思いを私に言えばよいだけのこと.

 

 

 

それを言う言わないは息子が選択できるということです.

 

 

 

 

 

 

ラブラブ

 

 

そういえば,この前息子に言われました.

 

 

 

娘が私に「パパ,どうして今不機嫌なの?」と聞いてきたときに,

 

「それはパパの問題だから,○○ちゃんには関係ないんだよ.だからほっといてね」と言ったんです.

 

 

 

その時の息子の言葉が

 

 

 

「おとー,その通りだ.そういうことだ.分かったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと,不登校前のことを言ってたんでしょうね.