【不登校】「ありのままでいい」と伝えても,変化を感じられないワケ・子供への声掛けで大切なのは? | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

息子が不登校になったとき読んでいた本に

 

 

子供に対して,「ありのままのあなたでいいよ」と伝えてあげよう

 

それを繰り返すことで,子供の自己肯定感は上がってきます

 

 

というような内容のことが書いてありました.

 

 

 

 

息子の不登校から始まって,色々なことを学び,ようやくこの言葉の真意を分かった気がします.

 

 

 

 

 

確かにありのままでいいんです.

 

 

 

そこにいてくれるだけで感謝なんです.

 

 

 

 

 

 

 

でもですね

 

 

 

これは,私の経験からですが

 

 

 

 

子供への声掛けで大切なことは

 

 

 

 

 

 

 

心にもないことを声掛けしない方がいい

 

 

 

 

 

 

ということ.

 

 

 

 

 

 

当たり前やんと思われるかもしれませんが,

 

 

 

 

 

心にもないことを声掛けしちゃってる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それやっちゃうと,つまり

 

 

 

 

 

 

ありのままでいいと思ってないのに,「ありのままでいい」と言っても

 

 

 

そこにいてくれるだけで感謝と思っていないのに,「いてくれるだけで嬉しい」と言っても

 

 

 

 

 

あまり効果がないばかりでなく,自分が苦しくなる可能性が大です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校になる子供の多くは自己肯定感が低いと言われています.

 


 

 

 

 

 

だから,私も息子が不登校になった後,言動を絶対に否定しないように注意を払いました.

 

 

 

 

 

 

さらに

 

 

 

 

「たくさんご飯を食べてうれしいな」

 

 

「食器をさげてくれてありがとう.片付きが楽になって助かるな」

 

 

「そうやって○○が笑っているだけで幸せだよ」

 

 

「○○の笑顔が家族みんなを明るくするね」

 

 

「ゲームを上手くやるために,そんなことまで考えてやってるんだぁ.いろんなことを見通す力があってすごいね」

 

 

「やりたいようにやっていいからね」

 

 

「そのまんまの○○でいいからね」

 

 

「いてくれるだけで嬉しいよ」

 

 

 

など

 

 

 

 

 

毎日息子の言動一つ一つを褒め,「嬉しい」と言い,「ありがとう」と声をかけ…

 

 

 

 

 

 

 

その結果

 

 

 

 

 

 

 

何一つ変化はなく,逆に自分が苦しくなるだけでした.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ,苦しくなるのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

変化のない状況を見るのがツラいから?

 

 

 

まだまだ足りないと自分を責めているから?

 

 

 

もっともっと褒め続けなきゃダメだと自分を追い込んでいるから?

 

 

 

 

 

 

 

結局,自分が苦しいのもありましたが声掛けの効果を感じられなくて,いつしかやめていました.

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも,「なぜ,何一つ変化がなかったのか」,「なぜ,自分は苦しくなったのか」は分からないままでした.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後,UMI で心や意識の勉強をしてようやく答えが分かりました.

 

 

 

 


 

 

なぜ,私は苦しくなったのか?

 

 

それは

 

 

私の本心はそう思ってないから

 

 

 

 

 

 

 

つまり

 

 

 

「たくさんご飯を食べてうれしいな」

→ いや,特別嬉しいわけではない

 

 

「食器をさげてくれてありがとう.片付きが楽になって助かるな」

→ 片付けるのは嬉しいけど,適当に置かれると洗うときめんどくさい
 

 

「そうやって○○が笑っているだけで幸せだよ」

→ こっちはそういう気分じゃないし

 

 

「○○の笑顔が家族みんなを明るくするね」

→ 学校行ってくれた方がもっと明るくなるし

 

 

「ゲームを上手くやるために,そんなことまで考えてやってるんだぁ.いろんなことを見通す力があってすごいね」

→ それ普通だろ

 

 

「やりたいようにやっていいからね」

→ これ以上やりたい放題されるのは,ホント勘弁

 

 

「そのまんまの○○でいいからね」

→ ずっとそのまんまじゃ困る

 

 

「いてくれるだけで嬉しいよ」

→ 自分だけで大きくなれたと思うな

 

 

 

 

全部嘘ついてるんですもん.

 

 

 

 

 

嘘をつき続けたら,そりゃ苦しくなりますよね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ,何一つ変化がなかったのか?

 

 

それは

 

 

私の声掛けは,愛 (プラスの意識) からではなく,恐れ (マイナスの意識) からだったから

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログの中で何度も書いている通り,相手に伝わるのはこちらの言動ではなく意識 (エネルギー) なのです.

 

 

 

 

 

 

 

 

私がしていたのは,「これだけ声掛けしているんだから,自分に自信を持て!」

 

と息子をコントロールしようとする意識での言動.

 

 

 

 

さらに,「パパが○○の自己肯定感を上げてあげるぞ」

 

と私が息子を不登校にしてしまったという罪悪感からの言動.

 

 

 

 

 

息子に伝わるのは,私の「コントロールしたい」という意識と「罪悪感」です.

 

 

 

 

 

このような私からのマイナス意識をキャッチした息子は,エネルギーをどんどん奪われる結果となり,心の充電が進まず何一つ変化がなかったのです.

 

 

 

例えば,心配ばかりされると不快に感じませんか?

 

それは,あなたを心配ばかりしている人が,あなたからエネルギーを奪っている状態なのです.

 

 

 

 

動機がマイナス意識なので,結果も自分が望むようにならないのですね.

 

 

 

今考えると,私の言動は,「学校に行きなさい」と言わない登校刺激だったなと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何の見返りもいらない

 

 

心から「いてくれるだけで感謝」と思えたとき

 

 

初めて親の愛が「条件付きの愛」から「無償の愛」に変わります.

 

 

 

 

 

そうなると,親の言葉に余計な意識が乗らなくなるので,子供の心に届く声掛けとなるのです.

 

 

 

 

 

 

 

無償の愛であれば,どんな我が子でも愛おしいと思えれば,

 

 

 

 

不自然な声掛けも必要なくなります.

 

 

 

 

 

 

優しさも怒りも,何気ない会話でさえも,すべて愛に満たされているので,ちゃんと子供には届くのです.

 

 

 

 

 

 

そこから,充電という変化が始まります.

 

 

 

 

そして,子供が自分自身を認めることができるようになるのです.

 

 

 

 

 

子供からエネルギーを奪わないために

 

 

自分自身を苦しめないために

 

 

 

心にもないことを声掛けしない方がいい

 

 

 

そう思うわけです.

 

 

 

 


 

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