兄妹仲が良いのは,お互いが安心感に満たされているから | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

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不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

 

過去記事に何度か書いたことがあるのですが,私と兄はほぼ絶縁状態です.

 

 

兄が私のことをどう思っているかは分かりません.

 

 

でも,私が兄を嫌っていることは兄は分かっていると思います.

以前のようなメラメラした憎悪はありませんが

 

 

 

 

 

我が家の兄妹ですが,こちらも過去記事にも書いてある通り仲が良いです.

 

 

兄は妹思いで,妹は兄のことが大好きです.

 

 

 

だから今,私の願いがちゃんと叶っているんです.

 

 

我が子が仲の良い兄妹でいること

 

 

 

 

 

そして,願いが叶っている理由は,兄妹2人の心が安心感で満たされているからだと思います.

 

 

 

ルンルン

 

 

昨日は,私と息子,娘の3人でボーリングに行ったんです.

 

 

 

当初,娘は行くか行かないか迷っていたので,そんな娘の態度にイライラした息子は

 

おとー,行こう

 

って私に声をかけてきました.

 

 

すると,娘はいじけて布団をかぶってしまったんです.

 

 

 

息子はその姿を見て「何だよそれ」と言って

 

ほら,一緒に行こう.準備しな

 

と言い始め,それでも布団をかぶったままの娘に対して

 

なぁ,一緒に行ってよぉ

 

って言ってるんです.

 

 

 

なんだそりゃ? 

 

 

だったら,初めから優しく声かけてやればいいのに(笑)

 

 

 

 

ちょっと席を外して戻ってくると,娘も出掛ける準備が整っていました.

 

 

 

車の中では,2人ずっと楽しそうに話をしていました.

 


 

ルンルン

 

 

息子が不登校になる前は仲良かったのですが,不登校になった頃から息子はとてもツンツンとがっていて,娘につらく当たることが多かったです.

 

 

娘は普通に話しかけているのに,「うるせーバカ,黙ってろ」などと言われ,娘は目に涙をためてこらえていました.

 

 

泣くこともありました.

 

 

夜布団に入り,思い出して泣きながら寝ることもありました.

 

 

 

 

その状況の中,私は『娘は被害者で息子は加害者』に認定して,娘に加勢していました.

 

 

 

だから,余計に息子は満たされない気持ちになり,とがっていたのでしょうね.

 

 

 

 

 

UMIを学び,私が子供達の課題を取り上げていること,境界線を引けていないことを学び,兄妹ゲンカをしていても「2人に任せて大丈夫」と意識を変えて静観するように行動を変えてみました.

 

 

 

一週間くらい続けてみると

 

 

 

兄妹ゲンカをしても,数分後には二人で笑っていたり,一緒にゲームをしているんです.

 

 

声が荒くなることもありますが,息子が娘にコントローラーに使い方を教えてあげたり,あれこれとアドバイスをしている場面もありました.

 

 

時には娘が息子に言い返すこともありました.

 

 

 

 

結局は,私が何もやらなくても,ちゃんと2人で解決しているんです.

 

 

 

 

 

意識を変えて,行動すれば現実が変わると最初に感じた出来事です.

 

 

 

そして,「そうなのか.2人に任せても大丈夫なんだ.私がやってあげなきゃというのは間違いで,それは2人の学びを取り上げてしまっていることなんだ」と腑に落ちたんです.

 

 

 

 

その頃から,息子の充電も本格的に始まりました.

 

 

「休みたいから休む」と言えるようになりました.

 

 

安心したのだろうと思うのです.

 


「自分の家族は,皆味方だ」

 

 

「自分はここにいても大丈夫」

 

 

心からそう思えるようになり,心が満たされ始めたのだと思います.

 

 

 

 

逆に私の兄は,家族の愛に飢えている欠乏感一杯の人だったんだろうな.

 

 

結局自分の家で充電できなかった人だと思います.

 

 

 

兄が荒れ始めてから,父は兄と話さなくなり,母は兄の機嫌をうかがっていました.

 

 

私は兄の暴力が嫌だったので,腫れモノに触るような態度で兄に接していました.

 

 

 

だから,きっと兄は「ありのままの自分を家族から受け入れてもらってない」と思い続けていたのでしょう.

 

 

だから,余計に荒れるようになり…

 

 

 

自分の家なのに,安心できる,充電できる環境ではなかった.

 

 

 

心を満たすには厳しい環境だったのだと思います.

 

 

 

実は,私の中にも,どういう理由であれ「兄ばかりが注目される」ことに対して,満たされない気持ちがありました.

 

 

 

 

 

星

 

 

娘が一貫していたのは

 

 

どんなときでも「私のお兄ちゃん」という態度で息子に接していたということ.

 

 

 

娘にとって,息子に何を言われようが,不登校だろうが,そんなことは関係なかった.
 

 

どんなときでも「私のお兄ちゃん」であり,それ以上でも以下でもなかったんですね.

 

 

だから,「私がお兄ちゃんに嫌われるわけがない」という兄に対する信頼感,安心感もあるのでしょう.

 

 

 

これが,息子にとって大きかったのではないでしょうか?

 

 

というのは,伝わるのは言動ではなく,意識だからです.

 

 

 

娘の言動の根底にあるのが息子に対する信頼感や安心感なので,その意識が息子に伝わるのですね.

 

 

息子は妹も自分の味方だと安心したのでしょう.

 

 

だから,その意識を受け取った息子は平気で娘につらく当たることができたし,実は

 

 

息子にも「オレが妹に嫌われるわけがない」という妹に対する信頼感,安心感があったということですね.

 

 

 

息子の意識を娘が受け取っている.

 

 

 

 

お互いが信頼感,安心感という意識のやりとりをしていた.
 

 


 

ちゃんと,初めから兄妹の中には信頼感,安心感があったのに,私が余計なことをして話をこじらせ,息子に「満たされない」と思わせ続けていたのです(;´д`)トホホ

兄妹ゲンカのとき,娘に「味方になって」なんて言われたことがありませんから

 

 

 

 

そして,今もこの意識のやりとりが続いているから,

 

さらに兄妹2人の心が安心感で満たされて,

 

兄妹の仲が良いのですね.

 


 

 

 

 

 

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