昨日,息子の高校卒業式でした.
天気が悪かったのは残念だったけど.
6年半前,「もう頑張れない」と言って,学校に行けなくなった息子.
小6のときでした.
卒業式は頑張っていったけど,中学の入学式は行けませんでした.
その後,中1の冬から,月に1回放課後登校するようになり
月2になり
週1になり
週2になり,と少しずつだけど学校に行くようになり
学校で給食を食べるようになり
毎週家庭訪問してくれる担任にも,少しずつ会えるようになりました.
放課後登校だったのが,午前中の別室登校に変わりました.
もちろん,先生と約束していたにもかかわらず行けないときもあったけど
自分のペースで一歩ずつ前に進み,中3の秋からはほぼ毎日通えるところまで元気になりました.
「周りの目が怖い」と言って,人の輪に入ることを躊躇していたのに
教室にも入れるようになり
新しい友達もできました.
中学は,担任と友達に支えられ,笑顔で卒業しました.
高校に入学したとき,3年間通いきれるのかという思いがゼロだったわけじゃなかったけど
「また立ち止まったら,その時考えればいい.どうなっても,彼の人生は大丈夫だから」
腹をくくって,息子に任せました.
また,本人も入学当初は,「きっと友達はできないだろうな」と言って
放課後に,ひとりで図書室で勉強してくることもありました.
でも,少しずつ高校生活に慣れていき,少しずつ彼らしさを出せるようになったのかな.
結果的には,友達にも恵まれ
部活もし,生徒会役員もやり,成績もソコソコ良くて,カノジョも作って
時にはサボって
高校3年間を楽しく過ごせたみたい.
やりたいようにやれたと思います.
昨日の卒業式の後,保護者は,子供たちの高校3年間を振り返ったスライドを見せてもらったのだけど
その中で,笑顔でVサインをして写っている息子の姿を見て
思わずウルってしちゃいました.
小6の時の音楽会で見たスライドとは,まったく違う涙.
→★
そして,春からは大学生になります.
振り返ると,6年半って,あっという間だったです.
学校に行けなくなった息子
行けるようになりました.
鉛筆も持てなくなった息子
受験勉強をして,高校に進学し,大学に進学します.
家から10メートルほどの自販機にも行けなかった息子
今は一人で洋服を買いに行ったりします.
「オレは外で他人とは一生しゃべらない」と言っていた息子
今はしゃべってます(笑)
だから
もし,今お子さんがそういう状態だったとしても,それが一生続くとは限らないんです.
必ず出口はあるから.
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境界線を引けない理由はこれかもしれません
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不登校の経緯②
不登校になってから①
不登校になってから②
不登校になってから③
不登校になってから④
不登校になってから⑤
不登校になってから⑥
不登校になってから⑦~⑨(アメ限記事:現在非公開)
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