Void Of Vision『Hyperdaze』オーストラリア産メタルコア注目の若手の2作目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

【朗報】婚活女「三高はもう古い。男は3並(176cm、マーチ、年収600万~800万)あれば十分」(ふぇー速)

 

176cm → 163cm=並以下


マーチ → 車なし=並以下


年収600~800万 → 300前後=並以下どころか底辺

 

そんなワタシはどうすればいいですか。

 

ゴミですか、そうですか。

 

大丈夫、自覚はあります。

 

むしろこんなのが『並』って言われるなら

 

世の中に並以下の人がどれだけいることやら…

 

どうも、並以下ド底辺ゴミクズのトトです。

 

 

 
さて、そんなド底辺がお送りする音源レビュー!
 
前回は、安心安定のサウンドを聴かせてくれた
 
フランスのBetraying The Martyrs を取り入げましたが
 
今回は、ところ変わってオーストラリア
 
この先のキャリアにも注目が集まる
 
若手メタルコアを取り入げます。
 
Sleep On ItBoys Of Fall のPOP PUNK勢、
 
そしてBTMと続いた9/13リリース作品の4枚目
 
 
 
 
Void Of Vision『Hyperdaze』
01. Overture
02. Year Of The Rat
03. Babylon
05. Slave To The Name
06. Adrenaline
08. Kerosene Dream
09. Decay
10. Splinter
11. Hyperdaze
 
 
 
オーストラリア産メタルコアバンドVoid Of Vision
 
3年ぶり2枚目となるアルバムHyperdaze
 
UNFD Records からリリースしました。
 
Polaris Alpha Wolf に続き、
 
オーストラリアのメタルコアシーンが注目する
 
新たな若手メタルコアです。
 
例によってSpotifyのおかげさまで、
 
新たに知ったバンドの最新作を
 
リリースと同時にチェックすることが出来ました。
 
そんなバンドの最新作を聴く前に、
 
リリースの約ひと月前に
 
 
Slipknot"Psychosocial" cover を上げています。
 
これがまた良質カバーな上に、ゲストが豪華!
 
Northlane からMurcus
Make Them Suffer からSean
Polaris からRyan 
 
と、オーストラリアの現行シーンで活躍するバンドが
 
こぞってゲストに抜擢されているオールスター感!
 
 
そうして同郷のバンドからも支持を集めるような
 
バンドの最新作を、早速聴いていきましょう。
 
 
 
 
Overture
今作のオープニングトラック、次の曲の、
そしてアルバム全体のイントロとなる
42秒のインストナンバー。
 
 
Year Of The Rat
そこから繋がる本編開始となる2曲目。
ずっしり重いヘヴィなサウンドから幕を開けます。
ミドルテンポでヘヴィなメタルコアの中、
サビではエモーショナルなクリーンボーカル。
Wage War を彷彿とさせるヘヴィサウンドと
クリーンボーカルの対比が光る1曲。
 
 
Babylon
前曲から打って変わって、アグレッシブさ際立つ
疾走パートから始まる3曲目。
およそ2分という短尺ながらも、しっかりメタルコアしていて
ラストのブレイクダウンも極悪感増し増しです。
 
 
If Only
聴きやすいアップテンポな展開で始まる4曲目。
現状では最新のMV曲となっています。
ここでもサビはエモーショナルなメロディと
クリーンボーカルが響き渡ります。
始まりと同様に、アップテンポのまま入る2コーラス目
サビ前のブレイクダウンもクールで良い。
2サビ後に控えるギターソロパートは、古臭さよりも
もっと現代寄りな感じで、現行シーンが好きなリスナーにも
馴染みやすいソロなんじゃないかと。
クリーンの存在感か、メタルコアしてても
非常に聴きやすさがある、さすがのMV曲。
 
 
Slave To The Name
ギターの高音リフから、ヘヴィサウンドになだれ込む5曲目。
この曲もクリーンが目立つメロディアスな曲だけど
バンドの色を示すヘヴィなメタルコアはそのままに
ブレイクダウンも重っ苦しくて良いですね。
余韻を残す少し長めのアウトロはシンセと
心臓の鼓動のようなSEでそのまま次の曲へ。
 
 
Adrenaline
前曲から繋がる折り返し地点の6曲目は、
シンセサウンドをそのまま使用させた、
インタールード的なパリピ感のない低く響く
打ち込みサウンドの1分半。
ここまでの曲にも要所に打ち込みサウンドを
取り入れていますが、あくまでメインはバンドサウンド
良い感じのサポートで打ち込みを使用しています。
 
 
Hole In Me
そして7曲目は、今作で最初に発表されたMV曲。
バンドの持ち味であるヘヴィサウンドを全面に押し出し
その中にもグルーヴ感も増し増しになっている、
ややニューメタル的なものも感じられる曲に。
縦ノリ出来そうなヘヴィサウンドです。
ブレイク"ダウン"なのに、バックの打ち込みが
徐々に上がっていきながら入るのが○
終盤はそんな打ち込みサウンドと共に、
ブレイクで曲を締めます。
 
MVではラストに If Only の文字を出したように、
後続である"If Only" のMVとも繋がっていて、
ストーリー仕立てとなっているのも面白いです。
 
 
Kerosene Dream
ここでも重低音が響くメタルコアで、
ミドルテンポに突き進んでいく8曲目。
曲の半分を過ぎるとブラストビートを展開し、
破壊力に長けるブレイクダウンへと続く。
3分未満の曲ながら、サウンドの
重さと破壊力は、なかなかにハイレベルです。
 
 
Decay
イントロからダークでミドルテンポな9曲目。
怪しくささやくようなボーカルから始まったりと、
"Hole In Me" よりも、ニューメタル感は増し増し。
ここにラップが入れば完全にニューメタルですね。
そんな雰囲気で展開するブレイクダウンは
けっこうな凶悪感があってとても良いです。
しかし、そういったダークな雰囲気に反して
Deecaay!!
とタイトルを叫ぶシンガロングパートもあり
曲の雰囲気に反してキャッチーさがあるのもgood
 
 
Splinter
続く10曲目は小気味良いドラミングと
スクリームがフェードインし、その勢いのまま
アグレッシブなサウンドを展開します。
ニューメタル押しだった前曲の感じはどこへやら、
アグレッシブなメタルコアサウンドへと変貌。
 
 
Hyperdaze
ラストの11曲目はタイトルトラック。
打ち込みとヘヴィサウンドなイントロから始まり
持ち前のヘヴィサウンドに裏付けされたような、
ダークな雰囲気で、ひたすら突き進むメタルコア。
ラストはここまでにも取り入れてきていた、
打ち込みサウンドをノイジーに展開させ、
最後を締め括ります。
 
 
 
 
以上、
 
Void Of Vision『Hyperdaze
 
でした。
 
オージー産メタルコアシーン
 
キてますねぇ。
 
アルバム前半は、クリーンボーカルもあって
 
ヘヴィなメタルコアながらも、
 
そのエモーショナルなクリーンによって、
 
Wage War や、同郷のPolaris のような
 
メタルコアを展開しつつ、
 
後半はクリーンボーカルの一切を排除し、
 
ヘヴィサウンドとダークな雰囲気に寄り、
 
怪しくもアグレッシブなメタルコアに。
 
そして、アルバム全体に散りばめられた
 
曲の雰囲気を底上げする打ち込みサウンド。
 
 
徐々に、しかし確実に
 
母国オーストラリアをはじめ、世界のメタルコアシーンで
 
知名度を上げてきているのを大いに実感する
 
そんな作品でした。
 
コアシーンに限らずだけど、やはりここ数年
 
オーストラリアの音楽シーンもキてますね。
 
UKはまだまだバンドシーンが根強い感じもあるけど
 
USはちょっとね…バンドシーンが弱っていうより
 
ポップスや、ラップシーンが強すぎる。
 
 
そんな中で、オーストラリアのシーンが
 
活気付いてるような気がします。
 
その中に、間違いなく食い込んでいくVoid of Vision
 
今やオーストラリアの目玉フェスにも数えられる
 
UNIFY GATHERING
 

 
VoVは来年のラインナップにも入っています。
 
母国開催のフェスとはいえ、
 
新譜もかなり好調なUSハードコア
 
Knocked Loose よりも上に名前があるってのも
 
注目度の高さの表れだと思います。
 
 
 
そんなメタルコアシーンに殴り込みを仕掛ける
 
Void Of Vision の最新作Hyperdaze
 
是非ぜひ、聴いてみてください。
 
 
 
 
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いつも以上の超余談。
 
 
 

 

(レビュー記事)

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14分超えは長ぇw
 
しかし、これで長かったショートムービーシリーズ
 
The Silver Scream も終わり…なのかな?
 
IT Is The End
 
Spencer もペニーワイズ的ピエロになったワケだし、
 
映画の公開と共に人気や知名度が上がると良いですね。
 
 
しかし、気になるのはやっぱりgt/JD
 
もう1年くらい?ツアーに参加してないっぽいし、
 
今回のMVにも演奏パートにはいなかった。
 
公開当時は、ジェイソン役に扮してたのはJD なのに
 
今回のMVでは、それもSpencer でしたーみたいになってるし。
 
相次ぐメンバーの脱退、JD の不在、
 
現メンバーはSpencer に近しい人たちらしいし、
 
INKも、もはやSpencer のワンマンバンドなんだろうか…
 
一応、まだバンドからの公式の通達はないし、
 
公式FBのメンバー欄にもまだ名前はあるけど、
 
JD が抜けるのも時間の問題か?嫌だなぁ…(´・ω・`)