先日、TSUTAYAにて。
在庫セールで1枚1,000で売ってたBDの中から2枚購入。
映画館で見たし、買おう買おうと思ってたら
店頭から消えてた『ハドソン川の奇跡』と
見よう見ようと思っていて、結局見れずに終わった
『SUICIDE SQUAD』
個人的に好きな俳優、ウィル・スミスいるし、
俳優業もこなす30STMのジャレッドがジョーカー役!
それだけで見る気満々だったんですけどね…笑
そして特典映像を含めバッチリ見ました!
ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)
かわえぇぇえぇええええ(//∀//)
勢いでインスタもフォローしちった←
もちろん、映画としても楽しかったですよ。
しかもこの作品、劇中挿入歌も名曲揃いで
Skrillex やImagine Dragons 、Twenty One Pilots 、Eminem ...etc
豪華アーティストによるカバーコンピ盤も出ましたよね。
その中でも、Queen の"Bohemian Rhapsody" をカバーしたのが
Panic! At The Disco
このライブverと同じものがもうじき聴ける!
やってくれれば、ですが。
どうも、トトです。
さてさて、今日は
そんな映画的なシアトリカル要素を取り入れたバンドの
お待ちかね新譜レビューです!
誰が待ってたかって?他でもない
オレだよ!←
リリース日が決定してから、
今年の下半期リリース作の中で最も待望でした。
もうね、STMの発送なんて待ってられっか!!!!!
輸入盤の国内リリース日の前日に入荷していた
都内で最も有能なタワレコ秋葉原店へ、
夜勤明けでそのまま買いに行きました。
マジGJアキバ店!
Ice Nine Kills『The Silver Scream』
04. SAVAGES
05. The Jig Is Up (feat. Randy Strohmeyer)
06. A Grave Mistake
07. Rocking The Boat (feat. Jeremy Schwartz)
08. Enjoy Your Slay (feat. Sam Kubrick)
09. Freak Flag
10. The World In My Hands (feat. TONY LOVATO)
11. Merry Axe-Mas
12. Love Bites (feat. Chelsea Talmadge)
13. It Is The End (feat. Less Than Jake, Fenix TX, JR Wasilewski, Buddy Schaub & Will Salazar)
今、まさにノリに乗ってるUS産ポスコアバンド
Ice Nine Kills
前作『Every Trick in the Book』 から3年
5枚目となる新譜『The Silver Scream』 爆誕!
前作に続き、今作もコンセプト作で
『エルム街の悪夢』と『13日の金曜日』の
ホラー映画2作を掲げています。
そういったところも影響してか
今作のMVは全てショートムービーで綴られています。
そんなMVが次々とUPされる中、
入手するのを今か今かと待ち続けておりました。
期待に胸膨らませ、いざ試聴!
The American Nightmare
ラジオ的な音声が流れ、ノイズと共に
バンドサウンドとシアトリカルな打ち込み、
vo/Spencer の怪しく囁くボーカルのあとのスクリーム、
ギターソロを終えて、一気に激走!
サビでは、Spencer のボーカルを存分に味わう。
歌詞の中にアルバムのタイトルが入ってる為、
これが今作のリード曲になるのかな?
終盤の女の子コーラスからのブレイクダウンとかたまらん。
おーおーシンガロングパートによるキャッチーさもあり
1曲目からINK節全開の良曲。
最後の最後、悲鳴にも似た叫び声は
各MVのラスト、タイトルの『The Silver Scream』 を
切り裂く時の声と同じですかね。
Thank God It’s Friday
焚き火の中で、木屑がパチパチと立てる音から
アコギとSpencer 、聖歌隊を思わせるコーラスから始まる2曲目。
シャウトと共にガツンとヘヴィなバンドサウンド!
ストリングスによる壮大さも存分に発揮し、
ビッグスケールで送るシアトリカルコア曲。
サビのメロディがかなり秀逸だし、
シアトリカル+ブレイクダウンとか最高。
ラストは静かに終わると思いきや、
思っくそラウドなサウンドで締めます。
そういった曲構成もホラー映画リスペクト?←
MVではバンドの癒し系キャラのトト□…じゃない
gt/JD がジェイソンマスクを付けて演者を追い回しますw
タイトルに"Friday" 入ってますしね。
Stabbing In The Dark
昨日、MVがUPされたばかりの3曲目。
ここでは時計の針音から始まります。
そして静かなSpencer のボーカルから、
徐々に…徐々に……ドーン!←
ここでは早口に捲し立てる、
Spencer とJD の掛け合い的なシャウトが聴ける
これまたINKらしさ溢れるパートが素晴らしか。
そして1曲に2度、3度ぶち込まれるブレイクダウン。
ラストサビ前のブレイクがいちぱん好きだな。
SAVAGES
続く4曲目は、今までのINKとは少し違う雰囲気。
ポスコアでもなく、メタルコアでもなく、
なんか…すごく…ラウドロックっぽい!
というか、Skillet っぽさもあるのか…?
hey!! hey!! hey!!
なんていうシンガロングパートもINKっぽくはない笑
それこそcoldrainとかが好きな人には
大いにハマりそうな感じの曲です。
The Jig Is Up (feat. Randy Strohmeyer)
5曲目では、ex.Finch のRady Strohmeyer がゲスト参加。
スクリームとブレイクから始まる厳つさを見せます。
そしてシアトリカルな要素もふんだんに盛り込み、
サビはエモーショナルな雰囲気増し増し。
そしてこの曲でもシアトリカル+ブレイクダウンが顔を覗かせ
このゾクゾク感がたまらないですね。
A Grave Mistake
6曲目は鍵盤の旋律と、再び静かなSpencer から。
少しエモーショナル寄りなミドルテンポな
聴かせるナンバー。
しかし、このMVを見て驚いたのは
Spencer がギター弾いてる!Σ(゚Д゚ノ)ノ
ってとこだよね。
Spencer ギター似合わねーw って思っちゃったw
やっぱね、クソ暑い真夏の野外で
半袖でギターは似合わねぇよw
Rocking The Boat (feat. Jeremy Schwartz)
アルバム後半はゲストが盛りだくさん。
7曲目のゲストは、まさかのJeremy Schwartz
彼はINK創設メンバーであり、元ボーカル!
ここで新旧INKのボーカルが再び揃い踏みです。
メタル感の強いギターイントロから始まり、
これもミドルテンポに展開するかと思いきや、
サビ前はアップテンポに転調。
サビは再びエモーショナルな感じ増し増し。
2'30"を超えたところでJeremy パートがあり、
さらにそこを抜けると、ここでもシアトリカルな
ブレイクダウンを展開してゾクゾク感を煽ります。
Enjoy Your Slay (feat. Sam Kubrick)
8曲目は、昨年シングルとしてリリースされ、
Crystal LakeのEU/UKツアーにも参加していた
UKのメタルコアバンドShields のvo/Sam をゲストに。
事実上、この曲が今作でいちばん最初に
発表された曲になったワケだけど。
タイトルが"殺し(殺人)を楽しめ"とか最高っすね←
YouTubeにUPされてるのはLyric Videoがまた、
雰囲気、演出共に秀逸なLyric Videoなんですよねぇ。
シアトリカル感は申し分なし、
Spencer とJD の掛け合いボーカルもあるし
ゲストのSam のパートもとても良い、
もうね、これを聴いた瞬間に安心したよね。
あ、これは次のアルバムも大丈夫だ、と。
Videoに出てくる女の子2人がデザインされた
この曲のTシャツも入手できました。
INKはマーチデザインも秀逸なものが多く、
購入意欲を掻き立てられます。
Freak Flag
9曲目にも再びラウドロック的雰囲気の曲が。
むしろこっちの方がcoldrain感は強いかも。
サウンド的にも、曲展開にも。
日本のラウドロック好きに大いにアピールできそう。
しかしSpencer は良い声してんなぁ。
The World In My Hands (feat. TONY LOVATO)
10曲目のゲストは何とビックリ!
POP PUNKバンドMEST のvo/Tony Lovato !
でも、その肝心のTony がどこにいんのかわからんくらい
INK色濃厚なシアトリカル+ポスコアなんだけど。笑
Tony はラストサビ前のとこにいるかな?
Spencer と一緒に歌ってるとこにもいる?
てか、Jeremy とSam はまだわかるゲストだけど
Tony は意外すぎる!笑
Merry Axe-Mas
11曲目は、INKからの少し早いXmasソングをお届け。
しかし"Axe(戦斧)"とまた物騒なのがとても良い!w
イントロから既に聖なる鐘の音と、
ヘヴィなサウンドがぶつかり合う展開にw
そしてシャウトと共に疾走し、ブレイクし、
コーラス隊とスクリームの掛け合いと、
物騒すぎるクリスマスを展開してくれますw
Silent Night なんて絶対ウソw 血みどろだわwww
こういう曲大好きですw
ラストのばわわわわー!は少しツボったw←
いや、でもフツーに曲としてカッコいいです。
ダーククリスマスソング。
Love Bites (feat. Chelsea Talmadge)
なんかこんな名前の雌メタルバンドいましたよね←
12曲目のゲストは女優のChelsea Talmadge
今作唯一のバラード曲です。
2コーラス目になるとChelsea も現れ、
Spencer と共に良き歌声を響かせてくれます。
日本で女優と歌手を兼任してるのって、
柴崎コウくらいしかパッと浮かんできませんが
Chelsea もなかなか歌手として良い声をお持ちで。
It Is The End
(feat. JR Wasilewski, Buddy Schaub & Will Salazar)
ラスト13曲目は歌い出しから雰囲気バッチリ。
PATDのBrendon 、SIOのCody とか、もちろんSpencer も
シアトリカル系を通ってきたバンドのボーカルって
歌唱力と表現力がズバ抜けてませんかね?
そしてブラストビートから曲が始まったかと思えば
INKでは聴き慣れないホーン系サウンドが!
それもそのハズ、この曲でのゲストは
ポップパンクバンドFenix TX からWill Salazar 、
そしてホーン系の正体であるスカパンクバンド
Less Than Jake からJR Wasilewski とBuddy Schaub
このLTJの2人によるサックス&トロンボーンですね。
これがまたスゲー良い味出してます!
曲全体を包むダークな雰囲気に、
陽気なホーンサウンドが入り混じる。
しかし、そこまでパッと明るいワケでもなく
ちゃんと曲の雰囲気に合わせた感じもします。
INKの持つシアトリカル+ポスコア(メタルコア)感に
スカの要素が加わって、新しいサウンドに!
INKにスカなんて加えたら、
それだけで耳に残るなんてもんじゃないよね。
しかし、最後の最後はスカなしで、
壮大に締めるところが、さすがINKって感じで。
以上、
Ice Nine Kills『The Silver Scream』
でした。
めちゃくちゃ良い!
めちゃくちゃ良いぞ!
自分は前作からINKに入ったので、
もちろん前作はフツーに好きです。
でも正直、終わりに向かうにつれ
後半の勢いが割と落ちていく感じがしたんですよね。
前半はテンションもグイグイ引き上げられるけど、
後半はそんなでもない感じ。
でも、今作は!
最初から最後まで、テンション落ちることなく、
どこから聴いてもテンションMAX!…ってのは少し嘘だけど
でも、そう思えるくらいテンション上がる作品でした。
しかも収録曲数は前作より3曲も多いにも関わらず。
そもそも今作は、不吉の象徴である数字
"13"曲収録になったのも、ホラー的要素、
『13日の金曜日』での要素を持たせた結果かな?
そこも含めてのコンセプト作なら流石ですわ。
もしかして、アルバムタイトルも
Silver Screen(銀幕) と掛けてたりするのかな?
コンセプト作だし、どこがどうやって
コンセプトの元となったものと関係しているかを探すのも
コンセプト作のひとつの楽しみ方ですよね。
そして今作での多彩なゲストの存在。
wikiを読んでみると
INK最初期の音楽性はスカパンクらしいので
今回、MEST やLTJ、Fenix TX からゲスト参加があったのは
そういった部分からなんだろうか、と。
初期ボーカルのJeremy まで呼んだくらいですしね。
そういった面を見てみると、ある意味
初期から現在までのバンドの集大成とも言えるかも。
いやー、とても良い作品でした。
下半期もあと11月、12月とあるし、
そこでリリーする作品も当然ありますが
これはもうね、下半期では
No.1
の作品だと言ってしまいましょう。
今回、タワレコアキバ店でINKを含めて4枚、
+デジタル盤で1枚、計5枚の新譜を買ったんですが
その5枚すべて良かったんですよ。
どれもレビュー記事書きたくなるくらい良作でした。
でも、INKが頭ひとつふたつ抜き出てる感じです。
ブログ始めて、レビュー記事書き始めてから
『良盤』って言葉はよく使いますが、
"この言葉"はあんまり使わないようにしてきました。
何でもかんでもその言葉で表してしまっては
信憑性も、作品の価値も分散されちゃいますしね。
でも、今回は使っちゃいましょう。
Ice Nine Kills『The Silver Scream』
"名盤"です。
この言葉を使わせるくらい、個人的には良かった。
11-12月とライブの予定山盛りだけど、
予習そっちのけで、このアルバム聴いてたいわ←
期待はしてたけど、その期待を大いに上回りました。
10月リリースというハンデがありつつも、
これは今年のアルバムランキングも楽しみ増えました。
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