読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 本ブログにおいてはこれまで、「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール編」として、これまでその第1回(2017.9/3,4)、第2回(2017.10/7,8)分を私自身の検証を加えながら、イエス様が山羊座土星時代について述べられていた、第5回分(2018.1/6,7)については、本ブログで紹介した時点で、時期を失してしまう恐れがあったことから、「山羊座土星時代編」として緊急企画的に先行して紹介し、第3回(2017.11/4,5)分については「量子世界の扉編」として百二十三回分の長期にわたり私自身の星読みによる西洋占星術的観点からの世情分析に「量子力学で生命の謎を解く(ジム・アル=カリーリ ジョンジョーマクファデン著、水谷淳訳)」の読解を交えながら量子生物学について研究し,前々回は、「カルマの支配者は土星だった~カルマ編」として第4回(2017.12/2,3)分を、前回は「総集編」として第6回(2018.2/3,4)分を紹介してきました。

 

 「エソテリックスクール編」以降にかけては、一昨年の2020年12月22日に水瓶座において土星と木星が重なった20年に一度のグレートコンジャンクションに、グレートコンジャンクションの起こる星座のエレメントが約200年ぶりに、地の星座である牡牛座から風の星座である水瓶座にシフトしたというグレートミューテーションの影響が加わり、さらに歳差運動の基準による影響も水瓶座寄りにシフトしつつあることによって、まさに時代が水瓶座中心へと変貌しつつあることを象徴するような出来事が相次いでいる昨今であることを鑑み、「2021年を代表する配置、牡牛座天王星と水瓶座土星の90度とは一体何だったのか?その1~その5」「フランス革命、アメリカ独立宣言、イギリス産業革命時以来のグレートミューテーションとは?その1その50」と題し、私の実際の体験によるドキュメンタリー的な要素に、スピリチュアル的でかつ学術的な表現も加えながら、この水瓶座時代が一体わたしたちにどのような影響を及ぼそうとしているのかについて探求を試みてきたところでしたが、2022年10月28日、木星が12星座のファイナルステージである魚座入りし、水瓶座時代的な浄化が一層進展していると実感させられたことから「(水瓶座的浄化が一層進展する)魚座木星期ファイナルステージとはその1~その5と題し、緊急企画を組みました。2023年1月において8年目を迎える本ブログですが、2022年12月22日の水瓶座グレートミューテーションに端を発し、今後200年以上続くといわれる「風の時代」の風は我々の予想をはるかに凌ぐ強風であり、これまで風の時代の社会基盤やルールの変革と土台創りの先陣をきってきた土星が2023年3月7日に水瓶座から魚座に移動するものの、土星に代わって復活と再生の星冥王星が3月24日には水瓶座に移動することから、時代を揺るがす変革の風はより一層本格化することになりそうであることから、あらためて風の時代の発端となったグレートミューテーションに立ち返ることとし、「フランス革命、アメリカ合衆国独立宣言、イギリス産業革命時以来のグレートミューテーションとは? その51」と題し、地球人類にとって、生物種として生き残れるかどうかという脅威ともいわれるこの水瓶座時代の難題に臨むこととしました。

 

 

占星術の世界において、2008年1月26日から2008年6月14日、2008年11月27日から2023年3月24日、2023年6月11日から2024年1月21日、2024年9月2日から2024年11月20日を山羊座冥王星時代、

 

2023年3月24日から2023年6月11日、2024年1月21日から2024年9月2日、2024年11月20日から2043年3月9日、2043年9月1日から2044年1月19日までは水瓶座冥王星時代、

 

2011年4月4日から2011年8月5日、2012年2月4日から2025年3月30日、2025年10月22日から2026年1月27日までは、魚座海王星の時代、

 

2010年4月28日から2010年7月12日、2011年2月13日から2018年4月20日、2018年9月23日から2019年2月21日を魚座カイロンの時代、

 

2018年4月20日から9月23日、2019年2月21日から2026年6月20日、2026年9月18日から2027年4月14日を牡羊座カイロンの時代、

 

2003年3月11日から9月15日、2003年12月30日から2010年5月28日、2010年8月14日から2011年3月12日を魚座天王星時代、

 

2010年5月28日から8月14日、2011年3月12日から2018年5月16日、2018年11月7日から2019年3月6日までを牡羊座天王星時代、

 

2018年5月16日から2018年11月7日、2019年3月6日から2025年7月7日、2025年11月8日から2026年4月26日を牡牛座天王星時代、

 

2017年12月20日から2020年3月22日、2020年7月2日から12月17日までは山羊座土星の時代、

 

2020年3月22日から2020年7月2日、2020年12月17日から2023年3月7日を水瓶座土星の時代、

 

2023年3月7日から2025年5月25日を魚座土星の時代、

 

2019年12月3日から2020年12月19日を山羊座木星の時代、

 

2020年12月19日から2021年5月14日、2021年7月28日から2021年12月29日は水瓶座木星の時代、

 

2021年5月14日から2021年7月28日、2021年12月29日から2022年5月11日、2022年10月28日から2022年12月20日を魚座木星の時代

 

2022年5月11日から2022年10月28日、2022年12月20日から2023年5月17日は牡羊座木星時代、

 

2023年5月17日から2024年5月26日は牡牛座木星時代、

 

2024年5月26日から2025年6月10日は双子座木星時代

 

2018年11月8日から2020年5月5日はドラゴンヘッド蟹座時代、

 

2020年5月6日から2022年1月19日をドラゴンヘッド双子座時代、

 

2022年1月20日から2023年7月18日をドラゴンヘッド牡牛座時代、

 

2023年7月19日から2025年1月12日をドラゴンヘッド牡羊座時代、

 

と呼ばれています。

 

 海王星は空想することや夢を見るための能力、宇宙の無限の可能性を理解し、つながりを作るための能力を意味しますが、人間の肉体面においては感染症(ウィルス)や免疫力等を意味し、併せて殉教者や犠牲者等を象徴。そしてその影響はすべての境界と構造を溶解することで顕されるとされ、他方魚座は私たちすべてが同じ宇宙の一部であり、すべての存在には分離がないことを根本的に理解しているがゆえに、無条件の愛を自由に表現する能力を持ち、あわせて宇宙のなかですべての人、そしてすべてのものが分かち合っているつながりを本能的に察知することができるとされ、現在新型コロナウィルスが世界中に拡散し、目に見えない恐怖や不安が増している一方、人種間の垣根を完全に超えた無条件の愛や癒しの力、救援や支援、協力や協調、グループやネットワークの力、相互扶助の気運が高まっていることから、災いを転じて福となす、世界人類はみな兄弟、地球人類のワンネスの意識を向上させるカウンターチャンスの時でもあると言えるでしょう。(科学的に十分な配慮が必要であることは言うまでもありませんが。奇しくも、私と同じ名字であるSF作家小松左京先生の代表作の一つ、「復活の日」のような未来がありえない、とはここでは断言できません。)

  

 2021年2月13日23時08分に発生した福島県沖地震【牡牛座の天王星が水瓶座の土星、木星、水星、金星の4つの惑星のステリアム及びMC(天頂)とスクエア(90度)を形成し、かつ牡牛座の火星が水瓶座の金星、水星、太陽とスクエア(90度)を形成した瞬間に発生】と2021年3月20日18時9分に発生した宮城県沖地震【牡牛座の天王星が水瓶座の土星とスクエア(90度)を形成し、かつ魚座の太陽が牡羊座に移動する直前の瞬間(18時37分)に発生】、2021年7月3日10時30分頃に発生した静岡県熱海市の土石流災害【牡牛座の天王星が獅子座の火星及び水瓶座の土星とスクエア(90度)を、獅子座の火星は水瓶座の土星と180度でTスクエアを形成した瞬間に発生。】2021年10月6日2時46分に発生した岩手県沖地震【天秤座における太陽、水星、火星の合(ステリアム)が、牡牛座の天王星及び魚座の海王星とそれぞれ150度になり、ヨッド(牡牛座の天王星と魚座の海王星の共同目的のために天秤座の星々が共同拘束され、働かねばならない)を形成した瞬間に発生。この日の20時5分は天秤座の新月で、天秤座で太陽と月と水星と火星の四つの星が合となり、牡牛座の天王星と魚座の海王星とでヨッドを形成することとなった。】とその翌日の10月7日22時41分に発生した千葉県沖地震【やはり天秤座における太陽、水星、火星の合が牡牛座の天王星及び魚座の海王星とヨッドを形成した瞬間に発生。】、2022年1月15日17時10分(日本時間13時10分)ごろ南太平洋の島国トンガ沖で海底火山が大規模な噴火を起こし【牡牛座の天王星が水瓶座の土星と水星の合と90度を形成した瞬間に噴火。首都ヌクアロファのあるトンガタプ島では海岸に津波が到達。日本においても1月16日に津波警報と注意報が発令(同日14時に、すべて解除)。牡牛座天王星と水瓶座土星との90度の配置は2021年末から2022年1月になっても依然、継続し、その強い影響力は保たれていました。】、2022年3月になると牡牛座天王星と水瓶座土星との90度の配置は崩れ始めましたが、2022年3月16日の23時36分には、2021年2月以来の福島県沖地震が発生【牡牛座の天王星がこれまでの水瓶座土星にかわって水瓶座の金星と火星の合とスクエア(90度)を形成し、魚座の太陽と海王星の合とセミスクエア(45度)を形成した瞬間に発生。地震発生時魚座には海王星、木星、太陽、水星の4天体が集中(東日本大震災発生時にもやはり魚座に天王星、太陽、火星、カイロンの4天体が集中していました)】。天王星が魚座から牡羊座に移動した日(2011年3月12日)のまさに前日にあたる3月11日に発生した東日本大震災の記憶

 

【2003(平成15年)年12月30日に魚座天王星時代に切り替わるやいなや、龍宮界の霊界通信(玉依姫と豊玉姫の生まれ変わりの編者による帰神口述対話説法に基づく)による予言(2003年、2004年は水を司る役割がある龍宮界にとって約束成就の年である。古い形の大和(日本)の国の形が形そのものを変えていく始まりの年であり、また、世界中のいたるところで形が変わっていく最初の年でもある。2004年10月から、それが徐々に始まってゆき、後になって、2004年夏過ぎから明らかに地球の大変動が始まったということがわかるというもの(本ブログ「なぜ癒えないのか 思い込みの4つのレベルの働きかけ その8」)を現実化するかのごとく

 

 2004(平成16)年12月26日にはインドネシア西部スマトラ島沖地震

  

 2008(平成20)年5月12日には四川大地震

 

 2010(平成22)年1月12日にはハイチ地震

 

 という人類史上希に見る強度の地震とその地震に関連する多数の群発地震、津波が発生し、

 

 そして魚座における天王星の役割をしめくくるかのごとく

 

 2011年(平成23年)3月11日の魚座天王星滞在最終日前日には東日本大震災が発生し(本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール山羊座土星時代編その20」)、次の瞬間には福島原発の事故が起きました。翌日3月12日には天王星が魚座から牡羊座に移動しましたが、牡羊座に移動した天王星は、すぐさま山羊座の冥王星とスクエア(90度。星同士が葛藤や摩擦を生じるが、強いエネルギーを引き出す。)を形成し、スクエアの状態は、天王星が牡羊座から牡牛座に移動した2019(平成31)年3月6日まで続きました。

 

 牡羊座は最も衝動的なエネルギーを持ち、開拓精神、勇敢さ、リーターシップ等を意味し、天王星には非常に激しく衝撃を与えて問題提起したり、気づきを促したりすることで、社会変革を起こして進化の方向へ促そうする性質があります。牡羊座の天王星と本格的な水瓶座の到来に向けた旧来の社会システムやビジネス形態の再構築を推し進める山羊座冥王星のスクエアは、その期間、日本においては、特にスピリチュアルワークや、ワークショップ等、一大スピリチュアル起業ブームを引き起こし、まさに日本国民一億人を総占い師、総ヒーラー、総スピリチュアルカウンセラーに変えてしまったような気がします。私自身、以前は江原啓之さんのようなスター的な霊能者やサイキックの方々のデモンストレーションをテレビ番組等で傍観していただけだったのが、

 

レイキセミナー

本ブログ「なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ 各種ワークショップ参加編 その1」)や、

 

シータヒーリングセミナー

本ブログ「なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ シータヒーリングセミナーin仙台編 その1」

「なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ シータヒーリングセミナーin東京編 その1」

「なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ シータヒーリングワールドリレーションズセミナー編 その1」

「なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ シータヒーリングDNA3セミナー編 その1」

なぜ癒えないのか 思い込みへの働きかけ シータヒーリング病気と障害セミナー編 その1)、

 

イエスによるエソテリックスクール

本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール編 その1」)、

 

等に参加して、自分の中に眠っている潜在力を発掘してみようという気になったのは、今思い返せばこの天王星からの衝撃と、私自身のホロスコープ(出生図)の1ハウスにあり、51.5年の軌道周期を経て、またしても私のホロスコープにおいて、「私本人」をあらわす1ハウスに戻ってきていた「魚座のカイロン(2010~2019魚座滞在)」 本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール山羊座土星時代編 その21」)がきっかけだったような気がします。】


をまざまざと蘇らせてくれましたが、火のエレメントで活動星座である牡羊座から、地のエレメントで不動星座である牡牛座

 

(牡牛座に入った惑星は、非常に穏やかとなり、より慎重となる。惑星は他のどこにいるときよりも、物質的なものに引きつけられ、より具体的な表現方法をしばしば求めるようになる。こうしたことは、金星や月のような惑星のエネルギーに対してはバランスを取ることになり、協調的に作用することにもなる。だが一方で、水星や天王星のような急展開を本質とする惑星にとって、牡牛座の中にいるということはその力をまったく発揮させづらくなることになる。)

 

に移動したことで、しばらく鎮静状態にあった天王星が、2021年年明け頃から水瓶座土星とのスクエア(90度。星同士が葛藤や摩擦を生じるが強いエネルギーを引き出す)を形成し始めたことで、その予想外で瞬間的で破壊的なエネルギーを活性化し始めたようです。

 

 この牡牛座天王星と水瓶座土星とのスクエアの状態は、2021年1月上旬頃から2022年3月上旬頃まで続いたことから、2021年はほぼ丸一年スクエアの状態が継続したことになり、2021年を代表する星の配置となりました【2022年3月上旬頃からスクエアの状態は解除となりましたが、6月頃からは魂の使命と縁を暗示するドラゴンヘッドと天王星が牡牛座で合を形成(この合は2023年の2月頃まで続きます)し始め、8月になってから、天王星とドラゴンヘッドの合と水瓶座土星とのスクエアの状態が形成されています。スクエアの状況は11月頃まで保たれる(9月23日の秋分のホロスコープにあらわれているため、その影響は2023年3月21日の春分の日頃まで及ぶ可能性があります)ことから、今後警戒が必要でしょう。英国においては、2022年9月5日、エリザベス・トラス氏が首相だったボリス・ジョンソン氏の後任を決める保守党の党首選で勝利し、6日、スコットランドのパルモラル城でエリザベス女王の任命を受け、英史上3人目の女性首相として正式に就任したばかりでしたが、パルモラル城で静養中だったエリザベス女王は8日朝、医師団から健康状態への懸念が示され、城にとどまって医師の処置を受けられていたところ、同日午後、96歳で安らかに息を引き取られました。英政府は9日、19日の国葬当日(エリザベス女王の国葬は19日午前11時、ロンドン中心部のウエストミンスター寺院で営まれました。天皇皇后両陛下、バイデン米大統領ら約200か国・地域から500人規模の外国の元首、王族らが参列し、女王との別れを惜しみ、冥福を祈られました。)の1日が終わるまでの間、国全体が喪に服すると発表しました。英国史上最長の70年にわたって君主を務め、国民から敬愛されてきた女王の時代が幕を閉じ、女王が息を引き取られた瞬間から長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子が「チャールズ3世」として新国王に即位され、10日、ロンドンのセントジェームズ宮殿で開かれた「王位継承評議会」で公式に宣言されました。9月10日は深い悲しみの気持ちと哀悼の意を表し、過去を見直し、古い記憶や悲しみを癒し、浄化する魚座の満月となりましたが、この満月は変化の星天王星と調和し、天王星は魂の縁を象徴するドラゴンベッドと合で水瓶座の土星とは90度を形成し、世代交代を意味する配置でした。ドラゴンヘッドと天王星の合と水瓶座土星のスクエアの影響はイギリス王室の王位継承にとどまらず、9月6日就任したばかりの英トラス首相は10月20日辞任(大型減税を巡る混乱のため)の意向を表明。25日には英国の与党・保守党のリン・スナク党首がチャールズ国王の任命を受けて新首相に就任しました。】)。

 


 

【地球人類は学びの惑星である地球上に存在していますが、私たちの生きる具体的で構造化された物理的現実である三次元は土星によって敷かれたルールであり、私たちが見て聞いて感じて触れることのできる物理的な宇宙を象徴(本ブログイエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール山羊座土星時代編その1、その2参照)しますが、天王星の唯一の目的はその構造を崩壊させることであり、予想外で、瞬間的で根本的な破壊~宇宙について私たちが信じているものを、はるかに超えたものがあることを告げる最初のトラウマ的な認識をもたらし、まだ記憶に新しい東日本大震災だけでなく、第二次世界大戦のきっかけとなった世界大恐慌(1929年)も、天王星(牡羊座滞在1927~1935)が人々が個々の独自性やエネルギーを表現するための革新をはかったり、自分の身は自分で守らなければならないという態度を身につけさせたり、創造的なインスピレーションの突然の閃きに目覚めたり、人生の中でのすべての信仰の基礎を見直したりするためのきっかけを与えるためにもたらしたものです。】

 

 さて、それでは2021年年明け頃から2022年3月上旬頃まで天空に配置されていた牡牛座の天王星と水瓶座の土星のスクエア(90度)はどのような影響を我々に及ぼしたのでしょうか?

 

 水瓶座の支配星は天王星で副支配星は土星であることから、牡牛座の天王星は人々が個々の独自性やエネルギーを表現するための革新をはかったり、自分の身は自分で守らなければならないという態度を身につけさせたり、創造的なインスピレーションの突然の閃きに目覚めたり、人生の中でのすべての信仰の基礎を見直したりするためのきっかけを与えるため、牡牛座の物質的豊かさと安全や安定を予想外、瞬間的かつ根本的に破壊し、宇宙について私たちが信じているものを、はるかに超えたものがあることを告げるトラウマ的な認識を水瓶座の土星に対しスクエア(90度。何らかの実現のために今までのものを犠牲にする。)によりもたらします。

 

 水瓶座の土星は、その認識をもとに、牡牛座の天王星がもたらした破壊的状況のなかにありながらも現在の規則や体制がよく機能しているか、また不備なく安全に集団を保護しながらも、その体制内で最大限の個人の自由が許されているかということに非常に気を遣います。規則がその有用性を失っていると判断したとき、水瓶座の土星はその代わりに新たなより有益な規則を作り出します。

 

【日本国内において今後想定される事例としては、感染性医療の戦略的体制への転換が挙げられます。《新型コロナウイルス対策で1都3県に出されていた緊急事態宣言(1回目2020.4.7~5.25、2回目2021.1.8~3.21)は2021年3月21日で解除されましたが、続いて政府は2021年4月23日、2021年4月15日から5月11日まで新型コロナウイルスの感染が拡大している東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく3度目の緊急事態宣言を発令することを決めました(関西圏では感染力の強い変異型の新型コロナウイルスの割合が7割を超え、感染増に歯止めがかからず、東京でも変異型が急増していました。4月24日6時44分の天空の星の配置は、牡牛座で天王星と金星と水星と太陽がほぼ一直線に合の状態で、水瓶座の土星と90度を形成し、山羊座の冥王星と乙女座の月とで地のグランドトラインを形成。乙女座の月と魚座の海王星の180度を加えて地から水へのカイトを形成。政府による「第4波」集束へ向けたこれまでの飲食店の営業時間短縮を中心とした対策に加え、大型商業施設の休業やイベントの無観客開催の要請など、幅広い営業制限に踏み込んだ広範囲私権制限という劇薬を用いてのオリンピック開催を目指した断固とした抑止策を象徴しているかのようでした)。政府は5月7日、緊急事態宣言の期限を5月末まで延ばし、12日から愛知、福岡両県を対象追加すること、5月14日には、16日から北海道、岡山、広島の3都府県に発令することをそれぞれ決定し、5月23日には、宣言地域に沖縄県が追加され、5月28日には6月20日まで期限を延長することを決め、6月17日には、10都道府県に発令中の緊急事態宣言について、沖縄(7月11日まで延長)を除き6月20日の期限で解除することを正式に決めました。》「第3波」では入院できないコロナ患者が続出し、日本の医療体制のもろさを露呈しました。今後、感染力が高いとされる変異ウイルスの流行が懸念されることから、コロナ対策の長期化を前提とし、感染拡大を抑止しうる体制の戦略的な構築(パンデミックでは病床を「有事用」にする、感染爆発に耐える医療計画を策定する、変異ウイルスを監視で封じ込める、仮設医療・療養施設の展開を迅速にする、看護師の負担軽減を徹底する、保健所の職員を増員する等)を水瓶座の土星は推し進めることでしょう。2022年2月4日本政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は、感染力が強い変異株「オミクロン株」の流行に対する感染防止策の提言を発表しました。オミクロン株が主流の「第6波」では、子どもの感染が広がっていました。内閣官房のまとめによると、2022年1月1日~28日に発生したクラスター(感染集団)の場所別割合は、学校・教育施設が32%と最も高く、高齢者福祉施設と保育所を含む児童福祉施設がいずれも15%となっていました。提言は、クラスターの事例を踏まえて策定され、感染拡大のスピードが速く、無症状者や軽症者が多いことから、強い対策を前倒しで実施する必要性があるとしています。子どもたちの間で感染が広がっていることから、密集した状況での遊びや運動、合唱を控えるなど保育所や学校での対策の強化が提言では訴えられ、保育所での子どものマスクについては、年齢は明示せず、発育状況に応じ、可能な範囲で着用を推奨するとしていました。後藤厚生労働相は2022年7月22日、新型コロナウイルスの流行「第7波」での感染者急増を受け、感染者の濃厚接触者に求める自宅などでの待機期間を現行の原則7日間から5日間に短縮すると発表しました。検査で陰性が確認されれば最短3日目で解除となり、新基準は22日から適用され、全ての濃厚接触者が対象となります。国内の新型コロナウイルス感染者は23日、全都道府県と空港検疫などで20万975人確認され、初めて20万人を超えました。4日連続で過去最多を更新し、第6波のピークの約2倍に達しました。19日までの1週間の感染者を年代別でみると、10歳代が17%、20歳代が16%などで、30代以下が6割を占めています。】

 

 なお、土星は常に自分の中の倫理感に忠実であり、またその振る舞いや行動に対する非常に厳格な規則やガイドラインに従っていて(ただ、そうしたガイドラインが、常に他者から理解され、広く受け入れられているとは限りません)、さらに水瓶座は非常に柔軟なアプローチでグループを形作っていくことでもよく知られています。

 

 他方、約2年と8か月半の期間に及んだ山羊座土星時代(2017年12月20日から2020年3月22日、2020年7月2日から12月17日)は地球全体に多大な影響を及ぼしました。

 

(日本においては、2019年5月1日午前零時の新天皇陛下の即位に伴い元号も「令和」に改められ、1日には、「剣璽等承継の儀」、「即位後朝見の儀」、10月22日には、「即位礼正殿の儀」、10月22日から31日にかけて祝宴にあたる「饗宴の儀」、11月10日には祝賀パレードの「祝賀御列の儀」、11月14日から15日にかけて、日本国民の安寧などを祈る、一世に一度の「大嘗祭」の中心的な儀式が皇室行事として行われ、11月23日から26日にかけては、ローマ教皇が実に38年ぶりに来日されました。

 

 さらに2019年11月に第1次内閣と合わせ、戦前の桂太郎氏(2886日)を抜いて憲政史上最長の在職期間を達成し、2020年8月24日に連続在職記録も佐藤栄作氏の歴代最長記録の7年8か月(2798日)を抜き、長期政権により不安定だった政治を立て直した安部晋三元首相【2022年7月8日午前11時半頃、奈良市西大寺東町の近鉄大和西大寺駅前の路上で、参院選の街頭演説中だった自民党の安部晋三元首相(67)は、背後から近づいた男に銃撃され、首などを撃たれ、同日午後5時3分、救急搬送先の病院で死亡しました。安部氏は2006年9月に第90代首相に戦後最年少の52歳で就任。翌7年9月に持病の潰瘍性大腸炎を理由に退陣しましたが、12年12月に再び首相の座に就き、その後の国政選で勝利を重ね、党総裁選でも連続3選を実現して「安部1強」と呼ばれる安定した長期政権を築きました。2020年9月16日(2020年12月22日水瓶座0度土星木星会合グレートミューテーションの約3か月前)に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は歴代最長でした。ご冥福をお祈りします。安倍晋三元首相の国葬は、2022年9月27日、日本武道館で営まれ、岸田首相ら「三権の長」や皇族方、海外要人を含む4183人が参列し、憲政史上最長の通算8年8か月にわたって政権を担った安部氏の冥福を祈りました。】は世界的なコロナ禍のなか、2020年8月28日午後5時から首相官邸で記者会見を開き、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任する意向を明らかにされました。

 

 2012年12月から連続で歴代最長の7年9か月(2822日)在職した安倍元首相の後継として自民党の菅義偉前総裁は2020年9月17日午後、国会で指名を受け、第99代(63人目)の首相に就任し、首相は同日夕に組閣を終え、菅内閣が発足しました【菅前首相は2021年9月3日、9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選に立候補しない意向を表明しました。新型コロナウイルス対応への批判に加え、党内の求心力が低下し、党総裁選での再選は困難と判断したとのことです。自民党総裁選は29日、投開票され、岸田文雄・前政長会長が第27代総裁に選出されました。岸田自民党総裁は10/4召集の臨時国会で第100代(64人目の)首相に就任後、10/14に衆院解散に踏み切り、10/19公示10/31投開票の日程となりましたが、自民党が国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得し、11/10岸田総理大臣は、国会で第101代の総理大臣に任命されました】。

 

  新型コロナ感染者が1億75万人(日本2940万人)、死者は109万人(日本5万人)(2023.1.2現在)を超え、世界で最も被害が大きいアメリカ合衆国においては、「米国第一」を掲げる共和党候補トランプ氏が再選を果たすのか、バイデン氏が4年ぶりに民主党政権を奪還するのか、大統領選挙が2020年11月3日に実施されたところですが、11月13日の開票作業の結果、民主党のバイデン前副大統領がジョージアで、共和党のトランプ大統領がノースカロライナでそれぞれ勝利を確実にした結果、全州の当確が出そろい、バイデン氏が全米538人の選挙人のうち306人、トランプ氏が232人を獲得。トランプ氏が選挙結果を覆せる可能性はなくなり、バイデン氏の当選が確定しました。第46代大統領就任式は1月20日に行われ、バイデン氏はこの日、米国の団結を強調しました(米共和党のトランプ大統領は2022年11月15日、2024年大統領選への出馬を正式に表明しました)【米国のバイデン大統領は2022年2月18日、ロシアによる軍事侵攻の懸念が高まっていたウクライナ情勢について記者会見し、「現時点でプーチン露大統領は(侵攻を)決断したと確信している。」と語りました。バイデン氏は、「侵攻が起きるまでは、外交的解決の可能性は常にある。」と訴え、プーチン氏に自制を求めていました(2022年2月17日1時56分は獅子座満月で、この獅子座満月は山羊座冥王星とぴったり150度。星同士が違う性質や価値観を持つため調整が必要な配置で、このとき山羊座には冥王星のほか火星と金星が合と三天体が集中。山羊座は責任や義務、役割や仕事、現実的な努力や忍耐に関わる星座。山羊座金星に象徴される北京冬季五輪と、山羊座火星に象徴されるウクライナ情勢がちょうど同時期に重なっていることにその影響が如実にあらわれていました)が、ロシアのプーチン大統領は2022年2月24日、露国営テレビを通じて緊急演説し、ウクライナで、「軍の特殊作戦を実施する」と表明しました。露軍は直後からウクライナ各地へ攻撃を始め、米欧は全面的な侵攻を強く非難しています。ウクライナに侵攻したロシア軍は3月4日、ウクライナ南東部にあるザボリージャ原子力発電所を攻撃し、制圧しました。原発の敷地内で火災は起きましたが、放射線量の上昇は確認されませんでした。核燃料がある原発への攻撃は極めて危険で、国際社会に不安が広がっています(2022年3月3日2時35分は魚座で新月でしたが、この新月は木星と重なり、どん底の状況にありながらも、未来のヴィジョンを描きながら、夢や希望を叶えるための具体的な一歩を踏み出すべきときであることを暗示していましたが、物質的豊かさと安全や安定の予想外、瞬間的かつ根本的な破壊を暗示する牡牛座の天王星と60度。しかもこのとき国家権力を象徴する山羊座で核エネルギーを暗示する冥王星と戦争を暗示する火星とオリンピックを象徴する金星が一直線に並び、魚座木星と新月の合と45度。前途の多難さが併せて暗示されていました)。ウクライナ政府は2022年4月13日、ロシア黒海艦隊の旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」(1万2500トン)をミサイルで攻撃し、「深刻な被害」を与えたと明らかにしました。ロシア国防省も14日、タス通信などを通じ、「モスクワ」が沈没したと発表しましたが、その報復として15日、ロシア軍はウクライナの首都キーウの攻撃を拡大し、南東部マリウポリでは、完全制圧に向け、露軍が超音速爆撃機を新たに投入するなど、情勢は深刻化の一途をたどっています(2022年4月17日は天秤座で満月で、自己と他者とのバランスをとるための気づきがもたらされる配置でしたが、4月15日には自己犠牲を暗示する魚座に戦争を暗示する火星が水瓶座から移動し、犠牲者や殉教者を暗示する海王星と木星、金星の併せて4天体が魚座に集中。自由や独立、改革、解放を動機とした行動意欲は低下し、理想主義に陥りやすい情勢となっていることが暗示されていました)。】

 

 加えて2019年(平成31年)1月頃からは、やはり占星術において、「無制限な愛の力でありながら、かつ、最も破壊的な宇宙の力でもある」と定義される冥王星と土星との山羊座におけるコンジャンクション(「合。天体同士が重なる状態」)が始まり、2020年(令和2年)3月22日から土星は水瓶座に一旦移動しましたが、2020年7月2日から12月17日まで土星が山羊座に戻り(2020.5.11~9.29の逆行の影響)、

 

さらに、占星術で「偉大なる恩恵」と言及される木星【(水瓶座的浄化が一層進展する)魚座木星期ファイナルステージとは? その5参照】が2019年12月3日に射手座から山羊座に移動し、2020年12月19日まで山羊座に滞在したことから、山羊座冥王星と土星と木星とのそれぞれのコンジャンクションが、2020年7月2日から山羊座においてステリアム(互いにコンジャンクトしている3つの惑星で形成される1つのグループ)を形成し、山羊座でのステリアムは、土星が再度水瓶座入りした2020年12月17日まで続いたため、世界各国において

 

「責任、構造、社会の完全性と安全を守る、仕事、大企業やビジネスの仕組みに関わる星座としての山羊座」、

 

「物事の具体化と構造化、物理的な領域の中での表現、制限による保護によって象徴される、3次元、カルマの支配者としての土星」、

 

「発展、拡大、信仰、信頼、旅行を象徴する木星」、

 

『あまりにも激しい無制限の愛のエネルギーによる純粋性のため、まやかしであるものは決してそれに耐えることはできないという、もっとも破壊的な宇宙の力である無制限な愛の力を表象する冥王星「冥王星は破壊と崩壊、再生、宿命の星で、人知を超えた影響をもたらし、それは人がコントロールする事柄ではなく、個人の意志や意図を超えた範囲で影響を及ぼします。今、我々地球人類が共通して行く手を阻まれたり、直面する強制的な出来事は、これまでのパターンを壊し、新たな道へと進むためのもので、その影響は個々人の魂の計画や宇宙との契約に基づきます。

 

 その冥王星は2008年1月26日、射手座から山羊座に進みました(冥王星の山羊座滞在期間は2008年1月26日~2008年6月14日、2008年11月27日~2023年3月24日、2023年6月11日~2024年1月21日、2024年9月2日~2024年11月20日)。冥王星は水瓶座への移動が始まる2023年頃まで、魚座の海王星と60度(セクスタイル。星同士が調和しスムーズにエネルギーが流れる。)を保ちながら、ゆっくりと山羊座を進み、水瓶座時代にそぐわない、これまでの社会の多くの人がその中で役割を果たし、地位や対価としての収入を受け取っていた旧来の社会のシステムやビジネス形態を壊し【確かに冥王星が射手座から山羊座に進んだ2008年頃(本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール山羊座土星時代編 その19」)から、各種のインターネットによるオンラインレッスンやオンラインリモートアクセスやリモートワーク、オンライン会議、がZoomやスカイプ、タブレットとスマホの普及によって恒常化しだし、

 

《mRNAテクノロジーによる新型コロナウイルスのワクチン開発で一躍有名になったバイオエヌテック(2008年設立)、モデルナ(2010年9月設立)などのバイオテクノロジー企業が設立されたのも、この時期でした。》

 

魚座海王星によってもたらされた新型コロナウイルスのパンデミックによって、その比重が圧倒的に高まりました。言わずもがなこのスピリチュアルの世界においても、オンラインレッスンやオンラインセミナーがこれまでには考えられないほどあたりまえになり、今や自宅にいながらにして、ありとあらゆる仕事や、スピリチュアルワークを受講することが可能になりました。】、新しいルールに再構築することを促します。そのため冥王星の山羊座から水瓶座への移動が完了する2025年にかけて、時代はどんどん水瓶座的になっていくと予想されます。」』

 

により構成される山羊座ステリアムの影響力はさらに強まり、日本においては、2020年7月24日から8月9日まで東京オリンピック、8月25日から9月6日まで東京パラリンピックの開催が予定されていましたが、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受けて、大会史上初めて1年程度延期されることになりました。責任と、社会の安全性を守る山羊座と土星の制限による保護の影響力(いま思い出してみると、東京都知事選で小池百合子都知事が再選されたのも、土星が逆行により再度山羊座入りした2020年7月2日の直後である7月5日でした。山羊座土星の影響力は本当に凄かったです。)が如実に作用したようです。

 

【延期後の日程は、東京オリンピックが2021年7月23日から8月8日、東京パラリンピックが2021年8月24日から9月5日となりましたが、

 

  2020年3月22日から土星が、12月19日から木星が、そのキーコンセプトが、

 

「グループの必要性を保護し守ること。社会の完全性を求めること。グループの中での個人の役割を理解すること。」

 

である水瓶座入り(土星滞在期間2020.3/22〜7/2、2020.12/17〜2023.3/7、木星滞在期間2020.12/19〜2021.5/14、2021.7/28〜12/29)したことから、


  これまでのITや光通信ネットワークの活用による巣ごもり的なウイルス対策から、完璧に安全な新型コロナウィルスの治療薬やワクチンを開発し、集団免疫を獲得する、というような、先見的な発想への切り替えを水瓶座の土星と木星が促してくれる環境下でのオリンピック開催(水瓶座的浄化が一層進展する)魚座木星期ファイナルステージとは? その5参照となりました。】

 

 2020(令和2)年12月17日、2017(平成29)年12月20日から2020年3月22日、2020年7月2日から12月17日まで山羊座に滞在していた土星が水瓶座に移動し、続いて2020年12月19日、山羊座に滞在していた木星も水瓶座に移動。2020年冬至の翌日の12月22日、土星と木星は水瓶座で重なりました。

 

 前回の水瓶座土星時代(1991.2/7〜1993.5/21、1993.6/30〜1994.1/29)も、世界恐慌の引き金を引きかねなかった1991年3月〜1993年10月のバブル経済の崩壊【バブル景気とは1986年から1991年までの日本の超好景気状態のこと。プラザ合意からの円高不況による国内投資の増加(東京全体の土地の値段でアメリカ全土3つ分が買えると言われるぐらいまで土地の値段が上った)、日本での株ブーム(1987年の民営化時に株式公開したNTT株が一時318万円にまで上がり、日経平均株価も過去最高の3万8915円17銭を記録。日本以外の世界が不況だったこともあり、日本の企業によるアメリカの企業や建物の買収が進み、ロックフェラーセンターも三菱地所が買収。平成元年(1990年)には世界の株価時価総額のトップ20のうち10を独占(一位はNTT)。日本国内で空前の好景気が訪れたが、当時の大蔵省と日本銀行がバブル(好景気が本来の日本の経済力には全く見合わないレベルに急加速していた)終結を目的として「総量規制の導入による金融引き締め」(不動産向け融資の伸び率を貸出以下にする、ノンバンク・不動産業・建設業の三業種に融資の実態報告を求め、過激に行われていた融資を抑えこみ、さらに公定歩合も2.5%から6%に引き上げた)がきっかけで、1990年の10月には株価が一気に50%OFFの2万円を切り、1992年東京証券取引所に上場している企業の総株価が1989年の611兆円から半分の269兆円に大暴落。そのあおりを受けるかのように地価も大暴落して企業は多額の不良債権を持つようになってしまったこと】の時期とほぼ重なりましたが、この時期の改革により培われた日本の経済体制は、後の世界経済の強固な礎となったことは衆目の一致する事実ですし、前回の水瓶座木星時代(2009.1/6〜2010.1/18)も、2008.9/15の山羊座木星時代に発生した、世界恐慌を誘発しかねなかったリーマン・ブラザーズショックを受け、やはりこの時期の改革によって培われた世界経済体制は、後の景気拡大の基となりました。


 加えて占星術においては、土星と木星が同じ星座で重なることをグレート・コンジャンクションと呼び、2つの星が重なるのは20年に一度。土星は「制限と秩序」、木星は「拡大と発展」と性質の真逆な惑星が重なることから、社会的な大変革が引き起こされます。

 

 前回の会合は2000(平成12)年、牡牛座で起きたため、人々は牡牛座の意味する物質的豊かさと安全や安定を追い求め、ジェット旅客機の運行テクノロジーの飛躍的進歩及びジェットエンジンの信頼性向上により、世界中の自由で安全な往来が保障され、2017年には国際線と国内線を合わせた世界の航空旅客数は延べ約41億人と、史上初めて40億人を突破しました。また、スマートフォンやタブレットの登場によって、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどで自由な情報の受発信が可能になり、人々はかつてなかった豊かさを享受することが可能になりました。しかしながら、この20年の占星術サイクルの最後の年である2020年、人類は、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大」という新たな課題に直面することとなるに至りました。

 

 2020年12月22日に土星と木星が会合した水瓶座のキーワードは「自由」「独立」「平等」「独創性」「発明」「発見」「改革」「突発的な変化」「科学技術」「友愛精神」です。今回我々人類が直面している「新型コロナウィルスの世界的な感染拡大」の現状は、グレートコンジャンクションが起こる星座のエレメントが約200年ぶりに、地の星座(1802~2020)から風の星座(2020~2159)にシフトするグレートミューテーションがあいまったこともあり、絶対王政・階級固定主義に対して反旗を翻したフランス革命(1789)やアメリカ独立宣言(1776)、ちょうどこの時期にイギリスで起きた産業革命(製鉄業・繊維加工・蒸気機関の開発等が進み、物品の大量生産が可能になった)に端を発し、第二次世界大戦の原因となった世界恐慌(1929年に始まった大恐慌。失業の連鎖反応から、急激な不況が波及し、その打開を目指す軍港主義・ファシズムを台頭させ、大戦がもたらされた。)や、明治維新(明治時代初期の日本における江戸幕府倒幕運動及びそれに伴う一連の近代化改革)に代表されるような「地」の時代の物質的豊かさの問題に関わる危機とは明らかに性格の異なる、「風」の時代の精神的で科学技術的な問題に端を発した問題に切り替わり、従って前回の水瓶座土星時代や水瓶座木星時代とは同じ危機でも性格を異にする危機的状況となりましたが【前回の風の時代(1226~1425)には元(1271~1368)の建国や、黒死病(1346~50年、まずイタリアに上陸。48年全西ヨーロッパに流行。英仏では人口の約3分の1が病死したといわれる。1377年には黒死病が北イタリアに持ち込まれるのを防ぐために、ベニスで海上検疫が始められた。これが現在の検疫の始まりである。現在は、中世の黒死病はペストではなく、エボラ出血熱のような出血性ウイルスによるものであったとの説が有力になっている。)のパンデミックがありました。】、この危機的状況が、IT技術の一層の革新はもちろんのこと、新型コロナウィルスの治療薬やワクチンの開発のきっかけとなり、これまで科学的な解明が不十分だったウィルスや免疫力に関してより一層の本格的な科学的解明が進展し《2020年11月18日、米製薬大手ファイザーは、独ビオンテックと共同開発する新型コロナワクチン臨終試験(治験)で、95%の予防効果が確認され、重篤な副作用も見られなかったとする最終結果を発表しました。英政府は12月2日、ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンの緊急使用を承認。12月8日には英国で接種が開始されました。ファイザーは11月20日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を米国で初めて米食品医薬品局(FDA)に申請していましたが、12月10日、FDAの専門家グループは諮問委員会においてワクチンの使用は妥当と判断、11日にFDAは緊急使用を承認し、14日には米国で接種が開始されました。18日、ファイザーは新型コロナウイルスの製造販売について、厚生労働省に承認申請を行い、厚労省は2021年2月12日了承しました。ワクチンは同日、成田空港に到着し、厚労省は14日に国内初の新型コロナワクチンとして医薬品の審査期間を短縮する特例承認を適用し、17日には医療従事者470万人向け先行接種が始まりました。今後の接種は、4月12日以降(5月月内)に「65歳以上の高齢者」約3600万人、さらにその後夏以降、「基礎疾患がある人」約1030万人に対し、その後、一般向けに順次行われました。バイオ医薬大手のモデルナは、11月30日、新型コロナワクチン臨終試験(治験)で94.1%の予防効果が確認されたことから、開発した新型コロナウイルスワクチンについて、FDAに緊急使用許可を申請(ファイザーに続き2社目)ていたところでしたが、FDAは12月17日に専門家グループによる委員会を開き、モデルナのワクチンの緊急使用を承認し、21日には米国で接種が始まりました。日本においては2021年5月21日に英アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンとともに特例承認されました。ワクチンを開発したファイザーとモデルナは、各社が開発したワクチンは新型コロナウイルス変異種に対しても有効との見方を示しています。ただし、ワクチンはまだ各国において正式に承認されたわけではなく、その接種に際しては現代の医学においても未解明なケースが稀にあることによるリスクが伴う危険性があることを十分に理解したうえで自分で選択することが必要で、選択のための知識は未解明なケースを今後時間をかけて完全に解明した上での新たな教育が将来必要になってくるでしょう。蠍座の新月と、牡牛座の天王星が180度となり、水瓶座の土星とそれぞれ90度でTスクエアを形成した2021年11月5日、米製薬大手ファイザーは開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬(パキロビット)で、入院や死亡のリスクが89%減ったとする臨床試験の中間結果を公表しました(日本では2022年2月10日に特例承認)。英国でも米メルクが開発したモルヌピラビルが11月4日に承認され(日本では2021年12月24日に特例承認)、飲み薬に期待が高まっています》、海王星と冥王星とのアスペクトによってもたらされる可能性の一つである、「復活の日」のような最悪の可能性を回避することが可能となり、

 

「個人の自由と集団の平等に基づくユートピア的な社会を作り出す共通の目的のもとに、すべての創造物の間に寛容と平等に関する重大な進歩を見ることになる。」

 

 

【歳差運動(地球の自転軸の傾きにより、駒のように回転している動きのこと。25920年で一周する。その間、春分点が黄道12星座を移動していく。一つの星座を通過するのは2160年で、その星座の性質のエネルギーの影響がその時代に顕れる)の起こる2万5920年単位の銀河サイクルでみると、現在は、イエス=キリストが誕生した頃に始まったとされる「信仰と救済」の魚座時代から、「自由と創造」の水瓶座移行期にあたり、西暦2160年頃には人類全体の意識状態が水瓶座的になるといわれています。歳差運動の基準によれば、水瓶座の時代が本格的に始まるのは、西暦2160年頃になりますが、前述した2020年12月22日の水瓶座0度土星木星会合グレートミューテーションの影響に加え、2023年3月24日(冥王星水瓶座滞在期間2023年3月24日~2023年6月11日、2024年1月21日~2024年9月2日、2024年11月20日~2043年3月9日、2043年9月1日~2044年1月19日)には西洋占星術で最も影響力の強い冥王星が水瓶座入りし、約20年(19年と6.5か月)の長期にわたって滞在することとなり、西暦2160年の、2160年に一度のシフト(今回は魚座から水瓶座へ)に向けた最終ステップの役割を果たす期間となると想定されることから、2160年まではあと約140年の期間が残されているとはいえ、2020年12月からの約23年間は、特に水瓶座の影響が強く顕われる23年となりそうです。】

 

「私は人類の21世紀初期の現実を見ながら、それと同時に過去も未来の可能性も見えています。あなたがたの遺伝的潜在力がアヌンナキのせいで制限されていることは間違いありません。DNAに遺伝子操作がなされているのです。人類の遺伝科学の進歩にまつわる過去と未来の可能性を同時に眺めていると、とても興味深いものがあります。あなたがたの科学技術はいまや遺伝情報を操作できるところまで来ています。これには肯定的な面と否定的な面があります。もし私が今の先進国の精神的な空気について述べるとすれば、アヌンナキの操作に従順でいようとする人々のあいだに存在する、強い緊張状態を挙げるでしょう。つまり、神という概念に服従せずにいられない人々のことです。原理主義者たちの宗教は、いま起ころうとしていることを察し、それには関わりたくないと感じています。

 何が起きるのかというと、人間のコドンになされたアヌンナキの遺伝子操作が暴かれるのです。それはあなたの25年くらい(「アルクトゥルス人より地球人へ」は2013年にアメリカで出版」)未来でしょう。人間のDNAの二重螺旋がすっかり解明され、その複雑な構造のすべてが判明したとき、ある小さな変則が見つかります。これがアナンヌキの遺伝子操作なのです。」

(トム・ケニオン&ジュディ・シオン著紫上はとる訳「アルクトゥルス人より地球人へ」より)

 

といわれる水瓶座時代の本格的な実現に向けた確かな礎となってくれることでしょう。

 

水瓶座の土星(中央上部)と水瓶座の月の合(2022年12月26日撮影)。風の時代の社会基盤やルールの変革と土台創りの先陣をきってきた水瓶座の土星と水瓶座の月であるが、2023年3月7日の土星魚座移動を控え、幾分影響力が穏やかになってきたように見受けられる。

 
(前回からの続き)

「フジテレビのアナウンサーとして活躍し、50代も半ばを過ぎて2019年の10月にフリーに転身。直後、母と同じ病名であるステージⅣのびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫であることが発覚した笠井伸輔氏の著作「生きる力」には、「悪性リンパ腫」がいかに発見の難しい病気であるのかということが実体験を踏まえ克明に記されていました。笠井氏の場合、2019年の5月に2回、8月の3回にわたる検査でも異常は見つからず、その後笠井氏本人も何回目の検査なのかわからなくなってしまうほど検査を受け、一向に改善しない排尿障害の原因を調べようと、泌尿器科で撮影した下腹部を中心としたCT画像の骨盤に微妙な影が見つかり、10月1日のフリーアナウンサーとしての第2の人生の幕開けの日に受けた「腫瘍血液・内科検査」でやっと「悪性リンパ腫」だということが判明したということでしたが、母の場合、やはり発見が非常に難しいとされる悪性リンパ腫発見のきっかけとなったのは、2021年7月3日、獅子座の火星が水瓶座の土星と向き合い(180度)、牡牛座の天王星が獅子座の火星及び水瓶座の土星と90度でTスクエアを形成し、自分の行動に関する予想外の出来事が起き、自分の決断や選択に自信がなくなったり、目の前に壁が立ちはだかり、行動を制限され、自由を奪われたりするようなエネルギーが注がれ(静岡県熱海市では大規模な土石流災害が発生)た日に受けた第1回目の新型コロナウイルスワクチン接種(グレートミューテーションとは? その1)でした。母の場合、1回目のワクチン接種をきっかけに38度の発熱が始まり、市販の解熱薬を服用しても、かねてから通院していた市立病院の処方する解熱薬を服用(7月6日)しても熱が下がらなかったためにその市立病院に入院(7月9日)することとなり、血小板の減少や、LDH(血清乳酸脱水素酵素。2021年の1月頃から上昇を始め、ワクチン接種後急激に上昇した)高値、可溶性IL-2レセプター高値、肝腫大などの検査結果から市立病院の担当医が母の悪性リンパ腫の疑いに気づいた(7月20日説明)ことがきっかけとなり、県立病院(7月26日転院)で生検を受けた(グレートミューテーションとは?その28)ことで、検査を始めてからわずか1か月未満という奇跡的な短期間での悪性リンパ腫の発見につながったのでした。」

 

 

(次回に続く)