本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール編」では、これまでその第1回(2017.9/3,4)、第2回(2017.10/7,8)分を私自身の検証を加えながら、イエス様が山羊座土星時代について述べられていた、第5回分(2018.1/6,7)については、本ブログで紹介した時点で、時期を失してしまう恐れがあったことから、「山羊座土星時代編」として緊急企画的に先行して紹介しました。

 

 第3回(2017.11/4,5)分については「量子世界の扉編」として百二十三回分の長期にわたり私自身の星読みによる西洋占星術的観点からの世情分析に「量子力学で生命の謎を解く(ジム・アル=カリーリ ジョンジョーマクファデン著、水谷淳訳)」の読解を交えながら量子生物学について研究しました。

 

 今回は、「カルマ編」として第4回(2017.12/2、3)分《以前、緊急企画的に紹介した第5回、「山羊座土星時代編(2018.1/6,7)」については「カルマ編」に対する回答編となっていましたので、今回併せて再掲することとします。》を、次回は「総集編(仮題)」として第6回(2018.2/3,4)分を紹介し、本ブログ「イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール編」は完結となる予定です。


  平成29(2017)年12月2日と3日の2日間と、平成30(2018)年1月6日と7日の四日間は、東京都目黒区においてAitreeの主催により開催された、その過去生がサアラという名前のイエスの娘であった時の記憶を有し、かつワンダラー(ETソウル、宇宙人の魂が地球人に生まれ変わって地球人になっている人)でもあるサアラさんによるチャネル(イエスがサアラさんにウオークインする)により行われた、イエスによるエソテリックスクール(全6回のうち、第4回目と5回目)に参加してきました。


 (グレッグオルセン画・ドリーンバーチュー著 「ラビングワードカードフロムジーザス」より)

 

   12月2日の授業は、サアラさんのチャネルによる、J(イエス様)の講義から始まりました。

 

「今あなたの意識はどこにあるだろう。今この瞬間のあなたの意識だ。 それはセンターと言われるあなたの楽園にちゃんと集約されているだろうか。そこにある黄金の玉座にあなたはしっかりと腰を据えているだろうか。あなたにとってそこは、どこよりも心地の良い場所と、そう感じることができるだろうか。それともなんとも居心地の悪い、落ち着かない場所で、あなたは多くの時間をその玉座以外の小さな椅子を見つけてはあちこち落ち着かない行動をとるのだろうか。

 

 まずはあなたがその椅子になれることからすべては始まる。その椅子だ。その、あなたのためだけに特別に創造されたあなたの特別な椅子だ。そしてその椅子にしっかりと腰を降ろし、あなたの中心にあなたがある時、あなたの王国が見えてくる。そう、あなたが目にしているのはあなたの王国だ。そしてあなたの王国で展開されるすべては、あなたの魂の中にあるすべての可能性だ。

 

 その可能性を書き換えることは自由だ。多くある可能性の中で何を選択するのもあなたの自由だ。あなたが諍(いさか)いを起こす、その可能性を採用するのであれば、瞬く間にあなたの周囲には対立が起き、そしてつまらないことでも言い争いが起き始める。あなたがもし、違う価値観や違う好みを持った人達とうまく調和する世界を採用するのであれば、あなたの心はすぐさま穏やかさを取り戻し、違う考えに耳を貸し、違う言葉や違う選択にあなたは好奇心を抱くようになるだろう。

 

 あなたの内面は常にあなたの目に見える形で現実として現れる。その現実をどう読み解くかはあなた次第だ。あなたは被害者にもなりうるし、あるいはあなたは創造者にすらなることができる。そもそもあなたは創造者だ。だからこそ何とでもなることができる。

 

 さて、今あなたはどんな呼吸をしているだろう。自分の呼吸にケチをつけてはならない。それは何の意味もないことだ。あなたの呼吸が浅すぎるとか、あなたの呼吸が乱れているとか、そんなことはどうでもいいことだ。あなたがただ、ただただ静かに、どんな呼吸であろうとも、自分の呼吸に意識を向け観察してやることが重要だ。ただ静かに自分の呼吸に意識を向けてやれば、その呼吸はあなたの本質にふさわしい呼吸に整っていく。

 

 あなたの本質は、つまりあなたのスピリットはある特定のリズムを持っている。そのリズムがあなたにとってはとても重要だ。そのリズムこそが、あなたにとっての時計以上に大切なタイミングを知らせてくれるからだ。あなたにはタイミングというものがある。

むやみに時間に縛られてもあなたは思うようにことをはかどらせることはできない。

 

 こんな経験はなかっただろうか。何もかも合理的に考え、無駄がないように急いで事を済ませようとしたのに、いつまでたってもことが終わらない。用事が片付かない。 何も考えずにあなたがただ思いつくままに、目の前であることをやり続けていたら、あっという間に用事が済んでしまった。そして時間が余った。余った時間でゆっくりとお茶を読むことができた。あなたは自分の脳の使い方をまだまだよく知ってはいない。確かにあなたの脳は考える。しかし考えるばかりが脳の仕事でもない。感じ取ることも重要だ。そして思い出すことも重要だ。そして何よりもその脳はあなたの魂と深く同意しあい、そして強調しあって使っていくのが重要だ。

 

 前回まであなたは何を学んできただろうか。思い出してほしい。あなたは量子について知った。全ての物質を構成している一番小さな物質達だ。この量子の世界はあなたが見ている世界とはちょっと違っていた。あなたが見ている世界はあなたが観察した世界だからだ。誰も観察していない量子場の動きと、誰かが観察した量子場の動きでは随分違う。そしてあなたは自分が観察した量子場の作り出す現実を自分にとっての現実と、そう心得てきた。確かにそのとおりだ。では観察者であるあなたは、どうやらいつも同じようなことを経験している。そうは思わないだろうか?

 

 これも前回勉強したことだ。あなた方の思考や感情にはパターンがある。なぜならあなた方は中毒を起こす沢山の仕組みを持っているからだ。その中毒のために、ある特定の感情を常に起こそうとしてきた。 その感情に行き着くためには、あらゆる思考がそこに行き着くための道筋を描かねばならない。そうやっていくつかのパターンに思考さえも制御されてきた。当然その思考に伴う行動も同じことだ。あなたは来る日も来る日も同じような作業をし続けてきた。違うかな?

  

 朝起きて顔を洗い歯を磨き、身繕いをし同じ時刻に出かけて行く。あるいは同じ時刻に出かけて行く家族を見送る。あなたは来る日も来る日の大して代わり映えのないことのために時間を費やしてきた。それがいけないと言っているわけではない。その仕組みをあなた方は学んだ。ある特定の感情の中毒になっているために、その感情が今日も明日もできるだけコンスタントに自分の中に湧き上がってくるように思考し、行動を決める。それがあなた方だ。従ってあなたの魂が持っているたくさんの可能性の中から、ほんの少ししか選択していないわけだ。

 

 さて、物事には必ず二つの局面がある。片方はあなた方にとって利益を生み、片方は不利益となる。利益として作用する方は、ではどうだろう。今私がこの中毒について語ってきたのは、あなたにとって不利益だという話だ。つまり魂がたくさん持っているはずの可能性を、このパターンが抑圧してしまう。

  

 しかしあなたの欲求はなんだっただろうか。あなたは空でしかありえない。空としてのあなたは常に新たな可能性を知りたいと願っているはずだ。つまりあなたの可能性が抑圧されればされるほど、あなたはストレスを感じるようにもできている。このストレスから逃れるためにあなたは心の中で葛藤する。

 

 ではなぜこのような中毒の仕組みがあるのだろう。中毒があるおかげで、あなたの最も重要なモチベーションであるあらゆる新しい可能性を切り開くということが抑圧される。それなのになぜあなたは中毒の仕組みを持っているんだろう。

 

 ひとつの理由はこれだ。無謀な冒険をしないためだ。冒険は大いに結構だ。しかし、何の勝算もない無謀な冒険は必ずしも必要なわけではない。魂の意図した冒険だけがあなたにとって有益だ。無謀な冒険をすれば簡単にあなたはこの世から去ることになる。つまり肉体を脱ぎ捨て、あなた方の言う死という経験をすることになる。肉体を持ったまま生命を維持するためにはある程度の中毒症が必要だ。そうでなければあなたは昨日の連続はできなくなる。継続するという力もできなくなる。継続して何かを成し遂げるという経験もあなたからは奪い取られることになる。従って中毒があなたの利益に必ずしも適わないわけではない。そうは思わないだろうか?

 

 そのひとつは、あなたが安全を求めて日々淡々とした暮らしをする中でストレスを感じるといった、そのストレスに気づくことで、あなたは自分のカルマを思いだそうとする。カルマだ。あなたの思考のパターンや行動のパターン、そしてあなたの感情中毒は実はあなたのカルマと深い関わりがある。それらのパターンはあなたがストレスを感じ、自分自身のカルマに気づくためにもある。

 

 ではカルマとはいったいなんだろうか。あなたは何を教わってきただろうか。カルマという言葉を生まれてこのかた一回も聞いたことがない者は、ここにはいないはずだ。ではカルマに対してどのような認識を持っているんだろう。

 

 そのことについて考えてみて欲しい。何やら恐ろしげなイメージを持ってきた人もいるだろう。さっぱりわからない。とりあえず近づくのはやめておこうと、そう思ってきた者もいるかもしれない。あるいはさっさと片付けなければどうにもならないと、ひっちゃきになってカルマを探してきた者もいるかもしれない。

 

 さて、いったいカルマとは何だろうか。少なからずスピリチュアルな探求をしていく上で、カルマは切って捨てるわけにはいかないと思ってきた者は多いはずだ。あらためてカルマは何かと聞かれて、なんの疑いもなく明確に解答を出せるものはどれだけいるのだろう。

 

 あなたは長い間、魚座の時代に支配されてきた。魚座は何もかも曖昧にしてしまう。そんな側面を持つ。 しかし一方では魚座はあらゆるものとの隔たりを少なくし、そしてより深い探求を試みようとする性質も持っている。うまく働けば、実にいい成果があがるはずだが、しかしそうでなければ何もかも曖昧とし、そして何もかも水面下に押しやり、事なかれ主義に走る傾向もある。

 

 そう聞けばあなたが過ごしてきた時代はそんな時代ではなかったか。そう思えるはずだ。あなたの知らないところで勝手に条約が結ばれ、あなたの知らないところで勝手にルールが決められ、あなたが知らないところで勝手にあなたは不利益な立場を強要されてきた。それは魚座の時代だった。しかし、今はもう水瓶座の時代だ。全てを明らかにしなければならない。

 

 カルマも同じだ。カルマという言葉だけがひとり歩きし、このカルマという言葉に、何やら不吉なイメージが付け加えられてきた。

そのカルマによってある意味あなた方は支配されてきた。そうは思わないだろうか?カルマを精算しなければあなたは次の世界に行かれないと言われてきた。いつまでもここで奴隷よろしく、同じことを繰り返して人のために働かなければならない。本当にそんなものだろうか、カルマとは。

 

 では両方の手のひらを胸の前で合わせ、その指の先端にしっかりと額の中心がつくように首を曲げ、そしてもとの意識に戻ってくるように。

 

 さて、カルマだ。あなたの大好きなカルマだ。どうだろう。カルマに関心のないものはいるかな?カルマなど嘘っぱちだと思ってきたものはいるかな?なんだかわからないが、どうやら重要なことらしい。その程度だろうか。それともこのカルマというものを何とかしなければならないが、焦燥感ばかりが先に立ってどうしてよいかがわからない。そんな者もいるかもしれない。

 

 じゃああなた方の思うところのカルマはいったいなんなのだろうか。まずそのことについて近くの仲間と意見を交換してほしい。

正しく解答を出そうと思わなくて構わない。自分の思うところを互いに聞き合うのがいい。さあ始めなさい。」

 

 1月6日の授業における、イエス様の言葉は、以下の通りでした。

 

「新しい時代を迎え、あなたがたはもう、すっかり新しいエネルギーに包まれている。まだ、この新しいエネルギーに馴染んでいない者も多いだろう。確かに、あなた方にとって不慣れなエネルギーだといえる。これは、あなたの魂にとっては、むしろ、馴染んだエネルギーといえるかもしれないが…。ながらく魂のことを忘れてきたあなた方の人格としては、全てを簡単に受け入れられるわけでもなさそうだ。

 

 今朝、一人一人の話を聞いた。大変興味深い話ばかりだった。あなたの話は、あなただけのためにあなたが経験したことを、実はそうではなく、あなたが創造はしたが、ここに生きとし生けるものすべての生命が経験したことと同じだということを、あなたの細胞が確認する結果となった。

 

 実際あなたの肉体は、個々別々のものだ。しかし、あなたのフィールドは、何ものとも切り離されることはない。あなたの魂は、あなた自身のためのものでもあるが、同時にすべての生命のものでもある。あなたの魂の営みや、その営みを通して経験するすべてのあなたの感覚や感情も、あなただけのものではない。

 

 あなたの人生は、もちろん、あなた自身のものではあるが、しかし、それは、この惑星のものでもある。この宇宙に、数えきれないほど存在しているたくさんの星たちの経験でもある。

 

 人生は、決してつまらないものなどではない。あなたが、自分の人生をいかに豊かにするかは、もちろん、あなたに全ての権限が与えられているが、しかしその結果はあなただけのものではない。

 

 前回の授業のテーマは、カルマだった。昨年12月の20日、カルマの支配者といわれる土星は、自分自身のホームベースである山羊座に入った。ここに入った土星は、いまや強大な力をもっている。なぜなら、土星は、ここに帰ってくるまでに11の星座を一つ一つ経験し、成長してきたからだ。土星にも、成長がある。あなた方と同じように、それぞれの惑星や、恒星にも成長がある。もちろん、超新星にも、成長がある。土星は今、自信満々で、新しい可能性に向かって、あなた方を牽引する力をこれからあらわそうとしている。

 

 この土星は、あなた方のいうところの占星術の世界でよくいわれたことは、まず滅多にないだろう。なぜなら、土星は、厳しい教師だからだ。土星は、なぜ厳しいといわれてきたんだろう。なぜなら土星は、制限を加えることが仕事だからだ。

 

 あなた方が、日々日常的な経験をしているこの地球という天体の上にある次元は、物理的な現実が存在している次元だ。ここには、時間がある。時間は、まるで、ベルトコンベヤのようにあなた方を未来へと黙っていても運んでゆく。そして、全員が暗黙の了解のうちに24時間を1日とし、1日の積み重ねがあって1月が過ぎる。そして、12か月たてば、1年がおわる。このような仕組みをつくったのは、土星だ。土星は、1日という区切りをつける。つまりこれも制限だ。1時間という区切りをつける。これも制限だ。

 

 土星は、この物理次元におけるありとあらゆるルールを敷いてくれた。偉大なる教師だ。あなた方が、ものを定義するとき、そうでないものが必要となるのと同じことだ。ある点を定義づけるには点以外の世界観が必要だ。しかし、点は点でしかない。それ以外のものとは違う。つまりそこに制限を加え、境界線を敷くのが土星の役割だ。あなたとは、一体何者なのか。それを定義するには、あなたでない、何かが必要なのと同じだ。

 

 もし、あなたが女であるなら、あなたの肉体は、ペニスがないはずだ。それも制限だ。あなたは、あなたでないものを与えられている。つまり、自分には、不可能があるということだ。だからこそ、この物理次元におけるゲームが成立している。だからこそ、あなたの役割が明確になる。あなたの役割以外のことは他の者が担っている。それでいい。

 

 カルマは、あなたを定義づけるうえで重要だ。あなたが何をしにここにやってきた何者であるかをあらわすものだからだ。このカルマを明確にしてくれるのも、そしてこのカルマについてあなたが生涯をかけて探求し続けさせてくれるのも土星の役割だ。

 

 土星は、あなたがそのことに気づくまでは、たくさんの困難をあなたに与えるかもしれない。あなたにとっての試練とは、あなたが、不可能を知り、どこに制限がありどこに限界があるのかを知り、自分自身について知るために必要なことだ。

 

 ちょうど彫刻家たちが、木のかたまりから、不必要な部分を切り落とし、残る部分で美しい芸術作品を作っていくのと同じ事だ。土星はあなたにとって不要な部分、つまり、制限を与える。そうすることによって、あなたという形を与えてくれている。あらゆる物質も同じ事だ。ここには、一律に科学の法則が存在している。それは、地球特有のものだ。それ以外の次元、それ以外の世界にはその世界に即した、科学的な法則が秩序だって展開されている。この、科学的な法を、つまり、ルールを敷いているのが土星というわけだ。土星は、あなたがたの輪郭を浮き彫りにし、あなたが自分で何者であり、何をしにここにやってきたのかを明確にさせてくれる。

 

 その土星が、意気揚々と新しい年を迎え、あなた方一人一人に明確に働きかけてくれている。これは、どんなにか、力強いサポートといえるだろう。あなたがたは、間違いなく他の惑星でも恒星でもなく、この地球という、かけがえのない、宇宙の宝物を選びとることができた。宇宙のエメラルド、そんなふうに呼ぶ者もいる。この美しい、青緑色の惑星は、生命の宝庫だ。ここに存在するすべての者は、命をもっている。

 

 あなたが使っているノートでさえ、ペンでさえ、ここには、命が存在しているのだ。あなたが、いままであたかも物としかみていなかったものにも、命があり、意志がある。やがてあなたがそのことに気づくときもあるだろう。気づかなければならないのではない。それは、必然で起きる。それまでは、物として扱えばいい。それが、ここのルールだからだ。

 

 この世界には、つまりこの地球の物理次元には、ここでしか、あなた方が、感じ取ることができないことがたくさんある。ここで朝日は一度に3つはあがってこない。太陽は、たったの1つだ。だから混乱は少ない。宇宙には、もっとたくさんの混乱を抱えた星がある。ここでは、太陽が1つであるのと等しく、月も1つしか見えてはいない。あなた方は、意外と恵まれている。そうは思えないかもしれないが。しかし、あなた方は、比較的、シンプルなのだ。

 

 あなたが思ったことは、必ずや、現実の世界に、どんな形ででも投影される。あなたの人となりも、あなたの感情も、すべては現実になって現われる。勿論、ここは集合意識の世界だ。あなたが優先して、ここに現実として、思考をあらわすときも、そうでないときもあるが、しかしそれでも、あなたの思考は、現実でなかったかもしれないが、他の形でここにあらわれる場合もある。例えば、何のけなしにみた看板の言葉や、偶然駅でぶつかった人からはき出された言葉や、出くわしたアクシデント、あらゆる形で、あなたの内面をこの世界に投影してくれる。ここは、その意味でも、シンプルだ。

 

 さて、あなたがた一人一人が、これからこの土星の力とどのように向き合えばいいのか、もし、あなたの中に、まだ、去年までの古いこだわりや、思考や、感情のパターンが残っているとすれば、少々やっかいなことになる。今、あなた方は、不要なものを全部手放しておく必要があるだろう。あなた方は、ランニングエナジーというものを習ったはずだ。これは、とても便利だ。これを使わない手はない。

 

 土星は、もし、あなた方に準備ができていなければ、あなた自身がそのことに気づけるように、あなたの前に壁を作ってくれる。壁はあなたが前進することを制御してくれる。あなたが、取り返しのつかないようなことにならないようにだ。あなたは、前進しなかったおかげで、自分がまだ未熟な点を残した、まだ、足りていない部分があるということに気づけるはずだ。そのためだけに土星はあなたの前に、壁を立てる。

 

 しかし土星は、あなたに十分に実力がつき、もう、あなたは前に進む力が十分にあると、そう判断したなら、即座にこの壁を撤廃する。そして、あなたを後ろから後押しもしてくれる。あなたがどこに向かえばいいのかを知るための術すら与えてくれる。土星とはそのような役割を担ってくれる。つまり、厳しくはあるが、あなたを確実に前進させてくれる、有り難いあなたの守護神だ。

 

 では、土星以外にあなたを制限するものはないのだろうか。いやいや、とんでもない。あなた自身が、恐怖や不安に駆られて、あなたを制御する力の方が、よほど大きい。そしてそれは、自分自身を傷つける。あなたがいまだ抱えている恐れや不安は、すべてここで浄化しておく必要があるだろう。一体何におびえ、何に不安をいだいているんだろう。あるいは無意識のうちに、あなたがしがみついている執着があるかもしれない。もし過去も、魂がかかえているトラウマや、あるいは逆に、過去の栄光があるとしたら、それらをすべて、ここで一掃しておくべきだ。

 

 今年は、確実にあなたが一歩二歩と、具体的に前進する年だ。だからこそ、本拠地である山羊座に土星はがっつりと、陣をとっている。頭のなかで、あれやこれやと空想しているうちに、あなた方はすぐに感情の中毒になってしまう。それは、去年までで十分だ。今年からは、あれやこれやと考えるのではなく、あれもこれも、やってみるべきだ。試してみるべきだ。理解しただろうか。あなたが、この地球という惑星でのゲームを十分に楽しむためにカルマはある。このカルマについて知ることは、恐ろしいことなどではない。むしろ、真逆だ。あなたの人生をいかに豊かにするかにかかっている。

 

 では、両方の手のひらを胸の前で合わせ、その指の先端にしっかりと額の中心がつくよう首をまげ、そして元の意識にもどってくるように。

 

 さて、ご機嫌麗しいだろうか。あなたはまさに、新しい水槽に入れられた金魚たちだ。今、あなた方は、一斉に新しいエネルギーをうけている。このエネルギーは、あなたに必然を起こし、たくさんの共時性を体験させてくれるだろう。

 

 あなたの肉体はあなたが思っているより敏感だ。これをいかに昇華しようかと必死になっている肉体もあるだろう。より高いレベルで受け取るために、自分自身を昇華させようとして、なにか、あなたに黙ってシフトをおこしている細胞たちもいるだろう。すべては必然だ。受け入れてやることだ。

 

 あなたの肉体はあなたが思っているよりも賢い。そしてあなたが思っているよりもアクティブだ。あなたとは違う。あなたより肉体の方が迷いは少ない。シンプルだ。肉体は先に反応する。このことを忘れてはいけない。あなたが自覚するのはずっと後になってからだ。肉体は既に可能性を察知した。だからこそ、この新しいエネルギーをいい形で最大限に取り込みたいと願っている。

 

 いまものを食べ過ぎてはいけない。消化のためにエネルギーを使うのは、つまらないことだ。そう食べなくたって、あなた方が、死ぬことも、老化することもありはしない。肉体に素直になってみる時期でもある。肉体が寝たいと言っているのなら寝かしてやることだ。時間など関係ない。

 

 あなた方は、時間や時刻に縛られすぎる。時間や時刻は、あなたがたの支配者ではないはずだ。あなたがむしろ、時間や時刻をコントロールして然るべきだ。あなたの意識は、それを可能にする。あなたは1日何度、時計を眺めるだろう。あと5分で、あと30分で、何度このように、時間とにらめっこするだろう。あとどれだけあったら間に合うか、あといくつできるのか。あなたは、土星の役割を、時間にやらせてしまった。そんな人生はつまらない。常に時間がないと思っているのは、あなたが、支配権を時間に与えているからだ。人生は、長くもないが、短くもない。つまり、あなた方一人一人にとって、ちょうど時間が与えられているはずだ。それを短いと感じたり長いと感じたりするのは、時間というものにあなたの権限を譲ってしまっているからだ。あなたがしたいことにフォーカスしている間、時間を気にすることはあったろうか。あなたが夢中になって打ちこんでいるときに時間が気になることなどないはずだ。そして、あなたがちょうどやり終えた、もしくは満足したときにほどよい時間の経過が過ぎている。それが時間の世界だ。

 

 土星は、あなたがたのイメージでは、堅苦しいイメージがあるかもしれない。しかし、そんなことはない。土星は実に自由でフレキシブルだ。なぜなら、一人一人にどれだけでもあわせることができる。土星は言っておくが1つしかない。しかし、この地球に生きるすべての者たちに、土星は、ルールを与えている。それぞれに必要なルール、そしてそれぞれに必要な制限を与えている。もしあなたに制限がなければ、人生を選択することなどできないはずだ。あなたに制限があるから、だから人生を選び取ることができる。

 

 もし、あなたに制限がなければ世界中の男や女を妻とし、夫としてしまう。しかしあなたに制限があるから、大事な人をちゃんと選ぶことができる。選択することが、あなたにとっては、とても重要だ。しかし、その選択の瞬間、何を思うかは、もっと重要だ。あなたが希望をもって、選択することは、そのとおりになる。あなたがしかたなく選ぶことは、そのとおりの結果しか、結びつかない。

 

 大事なのは、あなたのマインドだ。常にそうだ。何事においてもだ。あなたは自分の権威を、周囲のあらゆる者に与えすぎてきた。そろそろ、自分自身のあるじは、おのれでしかいないということを、思い出すべきだ。

 

 では、考えてもらいたい。土星は、無駄なことを嫌う。あなたに不必要なものをあなたが請け負うことを嫌う。そして、土星は、あなたが必要なものを明確化にし、優先順位をきっちりと、分けることを好んでいる。だとすれば、あなたは、不必要なものがなにかを考えなければならない。今手放すものはいったい何か。今日はこのことについて考えてもらいたい。もちろん個々に個別にだ。自分にとって、不必要なもの必要なものがあるはずだ。

 

 しかしそれを考える前に、これはチャレンジだ。今あなた方にとって、つまりあなた方、自分だけではない。あなた方とはこのクラスの仲間たちという意味にとっても構わないし、あなた方日本人としてもいいだろう。あるいはあなた方地球人類と考えても構わない。いずれにしても自分だけではない。あなた方にとって手放すものは何か。もう不必要になったことは一体何か。新しいエネルギーが今、怒濤のごとく押し寄せている。その時代にもうあなたは乗っている。その中で古いものを持ち越しては残念だ。土星が敷いてくれる制限とは違う、あなたの不必要な概念から来る制限は、さっきも言ったとおりだ。あなたを傷つけてしまう。過去の経験にもうピリオドをうつべきだ。その経験から得た智恵だけをもって先に進むべきだ。だから今ここで明確にする必要がある。あなたが手放すべきもの、持っていくもの、これはどちらなのか。では近くの仲間と話し合ってみるといい。二人は寂しいだろう。三人、もしくは四人のグループになって話し合ってみるといい。これからのあなたの人生にとって、あるいはこれから先地球の新しい可能性において、何を持っていくべきなのか、何を優先すべきなのか。何を大切に温存すべきことなのか。そして何が手放すべきことなのか。これについて話し合ってほしい。さあ始めなさい。

 

本ブログイエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール山羊座土星時代編その1その2参照」

 

イエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール カルマ編 完

 

 (次回はイエスから宇宙の叡智を学ぶエソテリックスクール 完結編(仮題) となります。)