魚座(写真上部)の支配星海王星(写真中央右)と副支配星木星(写真中央)

         (2022年11月22日の海王星と木星最接近日に撮影)

 

 

 本ブログにおいてはこれまで、昨年の2020年12月22日に水瓶座で土星と木星が重なった20年に一度のグレートコンジャンクションに、グレートコンジャンクションの起こる星座のエレメントが約200年ぶりに、地の星座である牡牛座から風の星座である水瓶座にシフトしたというグレートミューテーションの影響が加わり、さらに歳差運動の基準による影響も水瓶座寄りにシフトしつつあることによって、まさに時代が水瓶座中心へと変貌しつつあることを象徴するような出来事が相次いでいる昨今であることを鑑み、「2021年を代表する配置、牡牛座天王星と水瓶座土星の90度とは一体何だったのか?その1~その5」「フランス革命、アメリカ独立宣言、イギリス産業革命時以来のグレートミューテーションとは? その1~その50」と題し、私の実際の体験によるドキュメンタリー的な要素に、スピリチュアル的でかつ学術的な表現も加えながら、この水瓶座時代が一体わたしたちにどのような影響を及ぼそうとしているのかについて探求を試みてきたところですが、今般(2022.10/28)、木星が12星座のファイナルステージである魚座入りし、水瓶座時代的な浄化が一層進展していると実感させられる出来事が社会で相次いでいることから、「(水瓶座的浄化が一層進展する)魚座木星期ファイナルステージとは?」題し、緊急企画を組むこととしました。

 

 

占星術の世界において、
 

2019年12月3日から2020年12月19日を山羊座木星の時代、

 

2020年12月19日から2021年5月14日、2021年7月28日から2021年12月29日は水瓶座木星の時代、

 

2021年5月14日から2021年7月28日、2021年12月29日から2022年5月11日、2022年10月28日から2022年12月20日を魚座木星の時代

 

2022年5月11日から2022年10月28日、2022年12月20日から2023年5月17日は牡羊座木星時代、

 

2023年5月17日から2024年5月26日は牡牛座木星時代、

 

2024年5月26日から2025年6月10日は双子座木星時代

 

と呼ばれています。

 

 

 占星術で「偉大なる恩恵」、「発展、拡大、信仰、信頼、旅行を象徴」と言及される木星は2019年12月3日に射手座から山羊座に移動し、2020年12月19日まで山羊座に滞在していました。

 

【木星は射手座のルーラー(支配星)であるため、射手座に木星が滞在している期間、民需を中心とした国際経済は総じて順調に拡大を続けてきましたが、山羊座において木星はフォール(下落)の状態となるため、新型コロナウィルスの影響もあいまって、やはり木星が山羊座に滞在した期間(2007.12/19〜2009.1/6)発生したリーマンブラザーズショック《アメリカで当時第4位の名門証券会社リーマンブラザーズが2008年9月15日に倒産に陥ったことに端を発した世界的経済危機のこと。アメリカの低所得者が、サブプライムという低収入者向け住宅ローン(一般向けのローンよりも利子は高いが、アメリカの住宅ローンのシステムは、日本のシステムと異なり、家を手放せば残りのローンは支払わなくて良いシステムとなっている)でお金を借りて(当時のアメリカ地価は上昇傾向にあった)、土地が高くなったら売って儲けて借金を返そうとしていたところ、景気が後退を始め地価が下落したため次々と家を手放し、リーマンブラザーズは貸したお金が回収不能となり、経営が悪化(負債は日本円で64兆円、当時の日本の国家予算は80兆円。)して、倒産することとなったが、その社債を保有していた他の銀行の経営も悪化し、アメリカ経済(当時800万人が失業)や世界経済がさらなる不況においこまれたこと。)》時に匹敵する様な国際経済の混乱は避けられない状態となってしまいました。米商務省が2020年9月18日に発表した第2・四半期の経常収支は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるモノとサービスの輸出の減少が、輸入の減少を上回ったことにより、赤字額が前期比52.9%増の1705億4100万ドルと、山羊座木星時代で世界金融危機(リーマンブラザーズショック)さなかの2008年第3・四半期以来、約12年ぶりの大幅な赤字額となりました。】

 

(水瓶座木星滞在期間①2020.12/19〜2021.5/14)

 

2020(令和2)年12月17日、土星が、さらに12月19日から木星が、そのキーコンセプトが、

 

「(地球外的なエネルギーや智恵の活用により)グループの必要性を保護し守ること。社会の完全性を求めること。グループの中での個人の役割を理解すること。」

 

である水瓶座入り(木星滞在期間①2020.12/19〜2021.5/14、②2021.7/28〜12/29)し、

 

 2020年冬至の翌日の12月22日、土星と木星は水瓶座で重なりました。

  

 占星術においては、土星と木星が同じ星座で重なることをグレート・コンジャンクションと呼び、2つの星が重なるのは20年に一度。土星は「制限と秩序」、木星は「拡大と発展」と性質の真逆な惑星が重なることから、社会的な大変革が引き起こされました。

 

 前回の会合は2000(平成12)年、牡牛座で起きたため、人々は牡牛座の意味する物質的豊かさと安全や安定を追い求め、ジェット旅客機の運行テクノロジーの飛躍的進歩及びジェットエンジンの信頼性向上により、世界中の自由で安全な往来が保障され、2017年には国際線と国内線を合わせた世界の航空旅客数は延べ約41億人と、史上初めて40億人を突破しました。また、スマートフォンやタブレットの登場によって、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどで自由な情報の受発信が可能になり、人々はかつてなかった豊かさを享受することが可能になりました。しかしながら、この20年の占星術サイクルの最後の年である2020年、人類は、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大」という新たな課題に直面することとなるに至りました。

 

 2020年12月22日に土星と木星が会合した水瓶座のキーワードは「(地球外的な智恵やエネルギーの活用による)自由、独立、平等、独創性、発明、発見、改革、突発的な変化、科学技術、友愛精神」です。今回我々人類が直面している「新型コロナウィルスの世界的な感染拡大」の現状は、グレートコンジャンクションが起こる星座のエレメントが約200年ぶりに、地の星座(1802~2020)から風の星座(2020~2159)にシフトするグレートミューテーションがあいまったこともあり、絶対王政・階級固定主義に対して反旗を翻したフランス革命(1789)やアメリカ独立宣言(1776)、ちょうどこの時期にイギリスで起きた産業革命(製鉄業・繊維加工・蒸気機関の開発等が進み、物品の大量生産が可能になった)に端を発し、第二次世界大戦の原因となった世界恐慌(1929年に始まった大恐慌。失業の連鎖反応から、急激な不況が波及し、その打開を目指す軍港主義・ファシズムを台頭させ、大戦がもたらされた。)や、明治維新(明治時代初期の日本における江戸幕府倒幕運動及びそれに伴う一連の近代化改革)に代表されるような「地」の時代の物質的豊かさの問題に関わる危機とは明らかに性格の異なる、「風」の時代の(地球外的なエネルギーや智恵に端を発した)精神的で科学技術的な問題に切り替わり、従って前回の水瓶座土星時代や水瓶座木星時代とは同じ危機でも性格を異にする危機的状況となりましたが【前回の風の時代(1226~1425)には元(1271~1368)の建国や、黒死病(1346~50年、まずイタリアに上陸。48年全西ヨーロッパに流行。英仏では人口の約3分の1が病死したといわれる。1377年には黒死病が北イタリアに持ち込まれるのを防ぐために、ベニスで海上検疫が始められた。これが現在の検疫の始まりである。現在は、中世の黒死病はペストではなく、エボラ出血熱のような出血性ウイルスによるものであったとの説が有力になっている。)のパンデミックがありました。】、この危機的状況が、IT技術の一層の革新はもちろんのこと、これまで科学的な解明が不十分だったウィルスや免疫力に関してより一層の本格的な科学的解明が進展し、

 

「個人の自由と集団の平等に基づくユートピア的な社会を作り出す共通の目的のもとに、すべての創造物の間に寛容と平等に関する重大な進歩を見ることになる。」

 

【歳差運動(地球の自転軸の傾きにより、駒のように回転している動きのこと。25920年で一周する。その間、春分点が黄道12星座を移動していく。一つの星座を通過するのは2160年で、その星座の性質のエネルギーの影響がその時代に顕れる)の起こる2万5920年単位の銀河サイクルでみると、現在は、イエス=キリストが誕生した頃に始まったとされる「信仰と救済」の魚座時代から、「自由と創造」の水瓶座移行期にあたり、西暦2160年頃には人類全体の意識状態が水瓶座的になるといわれています。歳差運動の基準によれば、水瓶座の時代が本格的に始まるのは、西暦2160年頃になりますが、前述した2020年12月22日の水瓶座0度土星木星会合グレートミューテーションの影響に加え、2023年3月24日(冥王星水瓶座滞在期間2023年3月24日~2023年6月11日、2024年1月21日~2024年9月2日、2024年11月20日~2043年3月9日、2043年9月1日~2044年1月19日)には西洋占星術で最も影響力の強い冥王星が水瓶座入りし、約20年(19年と6.5か月)の長期にわたって滞在することとなり、西暦2160年の、2160年に一度のシフト(今回は魚座から水瓶座へ)に向けた最終ステップの役割を果たす期間となると想定されることから、2160年まではあと約140年の期間が残されているとはいえ、2020年12月からの約23年間は、特に水瓶座の影響が強く顕われる23年となりそうです。】

 

といわれる水瓶座時代の本格的な幕開けとなりました。

 

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は2021年3月20日、国内外での新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、海外からの一般観客の受け入れを断念すると発表しました。橋本聖子会長は政府、東京都、国際オリンピック組織委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)とのオンライン形式の5者会談後、「残念でならないが、コロナの状況を見ると、国民のみなさんやアスリートの安全と安心を確保するためには致し方ない結論だった」と述べました。海外在住者にリモートで大会を楽しんでもらう仕組みを検討するとのことでした。

 

(魚座木星滞在期間①2021年5月14日から2021年7月28日)

 

 すべての境界、分離、差異が単なる幻想である真実を見抜き、わたしたちすべてはつながっていて、根源と宇宙の一部であることを知り、すべての創造物への深い愛情で満ち溢れているとされる魚座木星滞在期間は①2021年5月14日から2021年7月28日、②2021年12月29日から2022年5月11日、③2022年10月28日から2022年12月20日ですが、木星は魚座の副支配星であることから、魚座の木星滞在期には支配星である海王星と副支配星の両方が滞在していることになります。通常であれば、まれにみる幸運期の一つに数えられる魚座木星期であるため、そのエネルギーの影響力に期待したいところでしたが、2021年5月14日魚座入りした木星は東京オリンピックの開催予定日の7月24日直後である7月28日(水瓶座木星滞在期間②2021.7/28〜12/29)には、魚座から一旦変革的なエネルギーを有する水瓶座に戻り、再度魚座入りするのは2021年12月29日から2022年5月11日となるため、開催途中の28日で魚座木星のエネルギーが一旦断ち切られてしまうこととなることから、順風満帆な開催が可能となるかどうか、危ぶんでいたところでしたが、

 

 2021年7月8日、日本政府は東京都に4度目の緊急事態宣言を発令することを決定(7月12日から8月12日)。東京に対する新型コロナウイルス感染対策の緊急事態宣言の発令決定を踏まえ、政府、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会と東京都などの関係自治体は同日、東京と埼玉、千葉、神奈川の1都3県で行われる五輪競技について、無観客で開催する方針を固めました。(東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は9日、北海道について、10日、福島についても無観客としたことを発表しました。)7月8日12時00分の天空の星の配置は、牡牛座の天王星が獅子座の金星と水瓶座の土星とそれぞれ90度、獅子座の金星は水瓶座の土星と180度でTスクエアを形成。愛するものや執着していたものとの突然の別離や、愛やお金に関する予想外の出来事によるこれまでの価値観の激変を意味する配置でした。


 新型コロナウイルスの影響で史上初の一年延期となっていた第32回夏季五輪東京大会は2021年7月23日開幕。午後8時に東京・国立競技場で始まった開会式で、天皇陛下が開会を宣言されました。日本政府は7月29日、木星が逆行により魚座から水瓶座に戻った(7/28)

 

(水瓶座木星滞在期間②2021.7/28〜12/29)

 

ことに呼応するかのように、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪、埼玉、千葉、神奈川の4府県に対し、新たに緊急事態宣言を発令する方針を固め、30日決定しました。宣言の発令地域は東京と大阪を合わせ、6都府県に拡大し、期間は8月2日から31日で、東京と沖縄の期限は8月31日に延長されました(2021年9/26時点で、緊急事態宣言が発令8/27~9/30されていたのは19都道府県となっていましたが、9/30の期限で全て解除されました)。第32回夏季五輪東京大会は2021年8月8日(宇宙と地球をつなぐ霊的な扉であるライオンズゲートが最大限に開き、かつ獅子座新月の日)に閉幕。五輪旗は東京都の小池百合子知事からIOCのトーマス・バッハ会長を経て次回2024年大会を開くパリのアンヌ・イダルゴ市長に引き継がれました。16回夏季パラリンピック東京大会は8月24日に開幕。障害のある選手による国際スポーツ大会で、東京・国立競技場での開会式で、天皇陛下が開会を宣言されました。日本での夏季パラは1964年大会以来2度目で、東京は夏季パラを2度開催する初の都市となりました。東京五輪とともに新型コロナウイルスの影響で史上初めて一年延期され、原則無観客となった「第16回夏季パラリンピック東京大会」は、9月5日午後8時から東京・国立競技場において五輪・パラ共通の理念「多様性と調和」をテーマに、障害の有無にかかわらず互いを認め合う共生社会の実現を訴えつつ、閉幕。これまでのITや光通信ネットワークの活用による巣ごもり的なウイルス対策から、完璧に安全な新型コロナウィルスの治療薬やワクチンを開発し、集団免疫を獲得する、というような、急進的な発想への切り替えを水瓶座の土星と木星に促される環境下でのオリンピック、パラリンピックの開催となりました。

 

  (魚座木星滞在期間②2021年12月29日から2022年5月11日)

 

 2022年2月4日から20日まで予定されていた第24回冬季五輪北京大会は4日、開幕しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京大会が1年延期となり、夏季大会から約半年後という短い間隔での開催となりました。北京での五輪は2008年夏季大会に続いて2度目で、夏冬大会を開く史上初の都市となりました。新型コロナの変異株「オミクロン株」の世界的な流行を受け、大会組織委員会は観戦チケットの一般販売は行わず、招待客などに限って受け入れることとし、開会式の観客も関係者や招待客に限定されました《一方、日本政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は4日、感染力が強い変異株「オミクロン株」の流行に対する感染防止策の提言を発表しました。オミクロン株が主流の「第6波」では、子どもの感染が広がっていました。内閣官房のまとめによると、2022年1月1日~28日に発生したクラスター(感染集団)の場所別割合は、学校・教育施設が32%と最も高く、高齢者福祉施設と保育所を含む児童福祉施設がいずれも15%となっていました。提言は、クラスターの事例を踏まえて策定され、感染拡大のスピードが速く、無症状者や軽症者が多いことから、強い対策を前倒しで実施する必要性があるとしています。子どもたちの間で感染が広がっていることから、密集した状況での遊びや運動、合唱を控えるなど保育所や学校での対策の強化が提言では訴えられ、保育所での子どものマスクについては、年齢は明示せず、発育状況に応じ、可能な範囲で着用を推奨するとしていました。》。閉会式は北京市の国家体育場「鳥の巣」で行われ、91か国、地域から約2900選手が参加した大会は、魚座木星と山羊座金星60度のエネルギーのサポートを完全に得られながら、7競技109種目の熱戦に幕を下ろしました。2026年の次回大会は、イタリアのミラノとコルティナダンペッツオで開催されル予定です。

 

 米国のバイデン大統領は2022年2月18日、ロシアによる軍事侵攻の懸念が高まっていたウクライナ情勢について記者会見し、「現時点でプーチン露大統領は(侵攻を)決断したと確信している。」と語りました。バイデン氏は、「侵攻が起きるまでは、外交的解決の可能性は常にある。」と訴え、プーチン氏に自制を求めていました(2022年2月17日1時56分は獅子座満月で、この獅子座満月は山羊座冥王星とぴったり150度。星同士が違う性質や価値観を持つため調整が必要な配置で、このとき山羊座には冥王星のほか火星と金星が合と三天体が集中。山羊座は責任や義務、役割や仕事、現実的な努力や忍耐に関わる星座。山羊座金星に象徴される北京冬季五輪と、山羊座火星に象徴されるウクライナ情勢がちょうど同時期に重なっていることにその影響が如実にあらわれていました)が、ロシアのプーチン大統領は2022年2月24日、露国営テレビを通じて緊急演説し、ウクライナで、「軍の特殊作戦を実施する」と表明しました。露軍は直後からウクライナ各地へ攻撃を始め、米欧は全面的な侵攻を強く非難しています。

 

 第13回冬季パラリンピック北京大会は3月4日に開幕(ロシアのウクライナ侵攻が続く中、国際パラリンピック委員会はロシアと同国を支援するベラルーシの選手の個人資格での出場を一度は容認しましたが、多くの選手団や選手の反発を受けて3月3日に一転して認めない決定を下しました)。北京でのパラリンピックは2008年夏季大会に続いて2度目で、夏冬大会を開く初の都市となりました。第13回冬季パラリンピック北京大会は3月13日、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、幕を閉じました。2026年の次回冬季大会は、イタリアのミラノとコルティナダンペッツオで開催されます。 

 

 ウクライナに侵攻したロシア軍は3月4日、ウクライナ南東部にあるザボリージャ原子力発電所を攻撃し、制圧しました。原発の敷地内で火災は起きましたが、放射線量の上昇は確認されませんでした。核燃料がある原発への攻撃は極めて危険で、国際社会に不安が広がっています(2022年3月3日2時35分は魚座で新月でしたが、この新月は木星と重なり、どん底の状況にありながらも、未来のヴィジョンを描きながら、夢や希望を叶えるための具体的な一歩を踏み出すべきときであることを暗示していましたが、物質的豊かさと安全や安定の予想外、瞬間的かつ根本的な破壊を暗示する牡牛座の天王星と60度。しかもこのとき国家権力を象徴する山羊座で核エネルギーを暗示する冥王星と戦争を暗示する火星とオリンピックを象徴する金星が一直線に並び、魚座木星と新月の合と45度。前途の多難さが併せて暗示されていました)。ウクライナ政府は2022年4月13日、ロシア黒海艦隊の旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」(1万2500トン)をミサイルで攻撃し、「深刻な被害」を与えたと明らかにしました。ロシア国防省も14日、タス通信などを通じ、「モスクワ」が沈没したと発表しましたが、その報復として15日、ロシア軍はウクライナの首都キーウの攻撃を拡大し、南東部マリウポリでは、完全制圧に向け、露軍が超音速爆撃機を新たに投入するなど、情勢は深刻化の一途をたどっています(2022年4月17日は天秤座で満月で、自己と他者とのバランスをとるための気づきがもたらされる配置でしたが、4月15日には自己犠牲を暗示する魚座に戦争を暗示する火星が水瓶座から移動し、犠牲者や殉教者を暗示する海王星と木星、金星の併せて4天体が魚座に集中。自由や独立、改革、解放を動機とした行動意欲は低下し、理想主義に陥りやすい情勢となっていることが暗示されていました)。

 

 2022年3月下旬からは魚座の支配星である海王星と副支配星の木星が合の状態となり、合の状態は5月10日頃まで続いたため、その影響を注目していたところでしたが、「海王星は究極の創造力、宇宙の無制限で想像を絶する可能性を象徴するが、その波動は非常に高く、それを実際に経験できるのはごくわずかな人たちだけであり、わたしたちは多くの場合、魅惑、幻影、空想、現実逃避といった形において、海王星のさまざまな面を経験する」と定義される海王星の究極の高波動エネルギーに、すべての創造物への深い同情で満ちあふれ、まれにみる幸運期の一つに数えられる魚座木星のエネルギーがブロックされてしまったようです。

 

 2022年5月11日には、木星が魚座から12星座のトップであり、創始や開拓、冒険を意味する牡羊座に進ん(牡羊座木星滞在期間①2022年5月11日から2022年10月28日、②2022年12月20日から2023年5月17日)だことから、今後の木星の発展、拡大のエネルギーの発揮が期待されるところでしたが、

 

 (牡羊座木星滞在期間①2022年5月11日から2022年10月28日)

 

 2022年7月8日午前11時半頃、奈良市西大寺東町の近鉄大和西大寺駅前の路上で、参院選の街頭演説中だった自民党の安部晋三元首相(67)は、背後から近づいた男に銃撃され、首などを撃たれ、同日午後5時3分、救急搬送先の病院で死亡しました。安部氏は2006年9月に第90代首相に戦後最年少の52歳で就任。翌7年9月に持病の潰瘍性大腸炎を理由に退陣しましたが、12年12月に再び首相の座に就き、その後の国政選で勝利を重ね、党総裁選でも連続3選を実現して「安部1強」と呼ばれる安定した長期政権を築きました。2020年9月16日(2020年12月22日水瓶座0度土星木星会合グレートミューテーションの約3か月前)に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は歴代最長でした。ご冥福をお祈りします。安倍晋三元首相の国葬は、2022年9月27日、日本武道館で営まれ、岸田首相ら「三権の長」や皇族方、海外要人を含む4183人が参列し、憲政史上最長の通算8年8か月にわたって政権を担った安部氏の冥福を祈りました。

 

 後藤厚生労働相は2022年7月22日、新型コロナウイルスの流行「第7波」での感染者急増を受け、感染者の濃厚接触者に求める自宅などでの待機期間を現行の原則7日間から5日間に短縮すると発表しました。検査で陰性が確認されれば最短3日目で解除となり、新基準は22日から適用され、全ての濃厚接触者が対象となります。国内の新型コロナウイルス感染者は23日、全都道府県と空港検疫などで20万975人確認され、初めて20万人を超えました。4日連続で過去最多を更新し、第6波のピークの約2倍に達しました。19日までの1週間の感染者を年代別でみると、10歳代が17%、20歳代が16%などで、30代以下が6割を占めています。

 

 英国においては、2022年9月5日、エリザベス・トラス氏が首相だったボリス・ジョンソン氏の後任を決める保守党の党首選で勝利し、6日、スコットランドのパルモラル城でエリザベス女王の任命を受け、英史上3人目の女性首相として正式に就任したばかりでしたが、パルモラル城で静養中だったエリザベス女王は8日朝、医師団から健康状態への懸念が示され、城にとどまって医師の処置を受けられていたところ、同日午後、96歳で安らかに息を引き取られました。英政府は9日、19日の国葬当日(エリザベス女王の国葬は19日午前11時、ロンドン中心部のウエストミンスター寺院で営まれました。天皇皇后両陛下、バイデン米大統領ら約200か国・地域から500人規模の外国の元首、王族らが参列し、女王との別れを惜しみ、冥福を祈られました。)の1日が終わるまでの間、国全体が喪に服すると発表しました。英国史上最長の70年にわたって君主を務め、国民から敬愛されてきた女王の時代が幕を閉じ、女王が息を引き取られた瞬間から長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子が「チャールズ3世」として新国王に即位され、10日、ロンドンのセントジェームズ宮殿で開かれた「王位継承評議会」で公式に宣言されました。9月10日は深い悲しみの気持ちと哀悼の意を表し、過去を見直し、古い記憶や悲しみを癒し、浄化する魚座の満月となりましたが、この満月は変化の星天王星と調和し、天王星は魂の縁を象徴するドラゴンベッドと合で水瓶座の土星とは90度を形成し、世代交代を意味する配置でした。ドラゴンヘッドと天王星の合と水瓶座土星のスクエアの影響はイギリス王室の王位継承にとどまらず、9月6日就任したばかりの英トラス首相は10月20日辞任(大型減税を巡る混乱のため)の意向を表明。25日には英国の与党・保守党のリン・スナク党首がチャールズ国王の任命を受けて新首相に就任しました。

 

(魚座木星滞在期間③2022年10月28日から2022年12月20日)

 

 2022年10月28日には木星が牡羊座から魚座に移動。すべての創造物への深い同情で満ちあふれ、まれにみる幸運期の一つに数えられる魚座木星のエネルギーに期待していたところでしたが、①2021年5月14日から2021年7月28日、②2021年12月29日から2022年5月11日、③2022年10月28日から2022年12月20日と期間的にとぎれとぎれになり、水瓶座のエネルギーや、牡羊座のエネルギーが入り交じって混沌とした状態になったり、魚座の支配星である海王星と副支配星の木星が同時に滞在したことで、「究極の創造力、宇宙の無制限で想像を絶する可能性を象徴するが、その波動は非常に高く、それを実際に経験できるのはごくわずかな人たちだけであり、わたしたちは多くの場合、魅惑、幻影、空想、現実逃避といった形において、海王星のさまざまな面を経験する」と定義される海王星の究極の高波動エネルギーにブロックされてしまったようです。

 

 2022年12月20日からは幸運の星、大吉星といわれる木星の12年サイクルのスタート期である2度目の牡羊座木星期(滞在期間②2022年12月20日から2023年5月17日)が始まりました。12月22日に冬至(太陽が宇宙の真実を理解しようとする射手座から真実の理解を引き受けた上で、社会全体の法則と構造を作ろうとする山羊座に移動)、23日に山羊座での新月と、めまぐるしく変わる水瓶座の時代における社会全体を守るための長期的な計画、ガイドライン等の創造的なプロセスを意識しながらの将来の幸運への種蒔きの開始に絶好の好機を迎え、2023年の5月17日(から2024年5月26日まで)は牡牛座木星時代が始まります。これまで不規則な動きを繰り返してきた木星ですが、この期間は一年間、他の星座にそれることなく、安定して牡牛座に滞在し続けるのですが、水瓶座の支配星であり、予想外の星である天王星も引き続き牡牛座に滞在を続けているため、この局面でも、幸運に恵まれ続けるためには、やはり水瓶座時代の特長である地球外的なエネルギーや、智恵の活用が欠かせない要素となりそうです。

 


 



 (次回に続く)