「霊界通信 幸せを呼ぶ龍宮物語 天乃河ます美編 平成16(2004)年9月20日潮文社刊」
は、霊訓としての内容がほとんどでしたが、予言の書でもありました。

本書は前半が質問者である天乃河はるみ(豊玉姫=イワナガ姫の生まれ変わり)と、編者である天乃河ます美(玉依姫=コノハナサクヤヒメの生まれ変わり)による「帰神口述対話説法」によって行われ、後半は、質問をあらかじめ示した上での編者による「帰神口述」、「自動書記」によって構成されたものです。

コノハナサクヤヒメ(山の神であるオオヤマツミを父にもつ)は、現在では安産の神様や、富士山の神様として、浅間神社に祀られています。アマテラスの孫であるニニギノミコトが宮崎県高千穂に天孫降臨(3,000以上前)した際、コノハナサクヤヒメはニニギノミコトの妻になりました。イワナガヒメはコノハナサクヤヒメの姉でしたが、今生においてもこの二人は天乃河はるみ(姉)、ますみ(妹)の姉妹として転生したとのことです。

宮崎県高千穂は、私にとっても非常に思い出深い地域でもあります。大学時代に私が虚弱体質のハンデをかかえながら山登りに明け暮れていた頃(本ブログシータヒーリングDNA活性化2,3参照)、大学一年時の春合宿で高千穂のすぐそばにある傾山、大崩山、大学三年時の春合宿では、傾山、祖母山(祖母山の下山口が高千穂でした。)に登りました。大学三年時は私がリーダーとして下級生を連れていかなくてはならなかったため、大学三年時の春合宿前の二月には、偵察行として一人で大崩山域を登り、登山道を調査しました。あまりの寒さに夜は一晩中眠れず、ちょっと道をはすずと切りたった岩壁にでくわし、危険な山域でしたが、さすがに天孫降臨の地であるだけあって、まるで他の惑星に降りたったかのような一種エキゾチックな雰囲気で、湧水も大変美味だったのに加え、不思議なオーラになぜか身体や心が癒されたのを覚えています。

話しか゛横道にそれてしまいました。本題に戻ります。本書に述べられた、龍宮界の代表ともいえる玉依姫の予言は次のようなものでした。「地球という星は、陸三、海七の割合で存在し、肉体の七割が水分であるが、龍宮界は、その水を司る役割があり、その龍宮界にとって、平成15(2003)年、平成16(2004)年は、約束成就の年である。2004年という年は、この大和(日本)の国にとっては、古い形の大和の国が形そのものを変えていく始まりの年である。龍の落とし子のような形は段々と違う形になりましょう。また、世界中のいたるところで、形が変わってゆく最初の年であります。2004年10月から、それが徐々に始まってゆきます。後になって、2004年夏過ぎから明らかに地球の大変動が始まったということがわかるでしょう。」

私がこの記述に気付いたのは、刊行直後の2004年ではなく、東日本大震災が発生した平成23(2011)年3月以降にあらためて読みかえしてからでした。かりに読んでいたとしても多分当時気にもとめていなかったでしょう。編者である天乃河ますみさんも、玉依姫にせかされて、本書を刊行したものの、この予言がここまで的中するとは思わず、半信半疑だったにちがいありません。

しかしながら地球大変動に関する玉依姫の予言は、この書の刊行直後に発生した
 
 インドネシア西部スマトラ島沖地震  2004(平成16)年12月26日
 四川大地震             2008(平成20)年5月12日
 岩手・宮城内陸地震         2008(平成20)年6月14日
 東日本大震災            2011(平成23)年3月11日

により、現実化することになったと言えるでしょう。