【振り返りのフレームワーク】KPT(Keep,Problem,Try) | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

Henry Mintzberg
組織を発展させるマネジャーはMBAコースでは育成できない。
5つのマインドセット(内省/分析/コラボレーション/広い視野/行動)の 習得によってリーダーを育てるべき

金井 壽宏(神戸大学)
リーダー育成に必要なのは「一皮むけた経験」と内省と共有

八木 陽一郎(香川大学)
内省した経験についてアンケートに対する3500社以上の経営者からの回答を分析した結果、内省経験の多い経営者のほうが、経営に対する積極性、部下の活性化の程度、経営者本人の役割満足感やセルフ・エフィカシー、ストレスなどの面でより優れていることを統計的に実証

中原 淳(東京大学)
内省し、学び続ける人こそ経営者にふさわしい。知識やスキルの学習だけでは克服できない何かがある。人は内省を通じて学び変化し、成長する。



期初。ということで様々目標をたてる機会も多いんだけど。目標ってのは大きな目標から小さな目標へ、過去から未来へという二つの流れの交わりでなきゃならないわけで。つまりは①組織・事業の目標を踏まえつつ②現状の振り返りの上にたったものじゃなくてはいけない。

で、②のいかに振り返りを行うかについてなんですけど、結構重宝してるのはKPTというフレームワーク。

生き急げ 絶えず 程よく 比べることなく - Ignite something of us

まぁフレームワークって言ってもたいしたことはなく、KPT(Keep,Problem,Try)の視点で現状を洗い出すだけなんだけど。
ちなみにKPTそれぞれの意味は、

・Keep
やってよかった。次回もやりたい。継続させたいこと。
・Problem
課題だったこと。次回改善したいこと。
・Try
次回新たにやってみたいこと。

って感じです。


これの気に入ってるところは下記の2つ。


1.バランスよく振り返りが出来る

ネガティブだったり、ストイックだったりすると振り返りって課題点をいかに克服するか?にフォーカスがあたり過ぎたりするし、楽観的だったり自分に甘かったりすると課題を認識してなかったりする。そういったことをこのフレームでバランスよく考えることで、漏れなく振り返りが出来る。

※ちなみに
まずKeepとProblemを考えた後にTryを考えるやり方と、3つ一遍に考えるやり方とがあるけど、お勧めは後者です。



2.紙があればどこでも出来る

白地の紙があればどこでも出来るのがいいところ。ホワイトボードを使ってもいいし、ノートでも、裏紙でもいい。ただやろう、と思えばすぐにとりかかれる手軽感がいい。


生き急げ 絶えず 程よく 比べることなく - Ignite something of us-Image220.jpg


期初・期末はもちろんのこと、ちょっとしたプロジェクトの後なんかにやると手軽に振り返ることができるのでお薦め。