事業を立ち上げるには3年間は試行錯誤を繰り返す必要があり、やりたいことでもなければやってられない | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

 

仕事の話。

 

はじめは箸にも棒にもかからんなぁ、と思うような領域でも3年間必死にやってみると何かしら光明が見えてくる。少なくともミテモで今利益を生み出しているプロダクトははじめは全く売れなかったものだったり、はじめは全く利益が出なかったりしたものだった。

 

必死に、というのは何も愚直に同じことを繰り返すという意味ではなく、むしろ、やり方を変え続けながらも続ける、という意味合いの方が強い。

 

課題があり、自分たちならではのリソースがあり、それをアイディアで結んだところに光明がある。この課題、リソース、アイディアが何かを模索し続けるためにもやり方を変え続けなければならない。

 

新しい領域で仕事を始めるとき、大体先行者は何をしているのか?をリサーチするのだけれど、小さな資本ではじめる場合、先行者のやり方を模倣したところでうまくはいかない。なぜなら(実績やノウハウ含めて)リソースが不足しているから。かといってはじめから自分たちのオリジナルなやり方をあてはめてもうまくいかない。なぜなら課題とマッチしていないから。

 

つまるところ、何が課題なのか?自分たちは何者で自分たちの持つどんなリソースが活かせるのか?を考え続けていく必要がある。当然はじめから答えはないし、いつ答えに行き着くかもわからない。この分からないことを模索する際のプレッシャーは痺れるわけだけれど、これはきっと万人ウケする面白みではないのだろうなぁ。

 

さておき、課題とリソースがかちっとはまるものが見つかったら、そこからモデル化と試行錯誤とスキルトレーニングを繰り返す。付加価値を高めて、製造原価を削減して、利益を出していく。ここはここで全くちゃらちゃらしてないところで、それでいて知的な試行錯誤が求められるところで非常に面白い段階だ。何より成果が数字として見えてくるので、分かりやすくて良い。個人的に、この段階の面白みは積み重ねによる人材育成の結果が目に見えやすい領域であることな気がする。能力が伸びることで仕事の成果が上がるっていう比例関係が手に取るようにわかるのは、どこか美しい。

 

ここまで含めて、概ね3年。逆にこれくらいはやり続けないと事業にはなんないので、そういう意味でもやりたいことじゃなきゃやってらんないよなぁ。そうじゃないのにやれる人もたまにいるし、もっとスピーディに立ち上げられる人もいて、尊敬する。