流れと全体。 | Work , Journey & Beautiful

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オルタナティブな学びを探求する

制度構築やら人材開発の仕組み作りやら研修やら、それらヒト資源に対するコンサルディングやその他諸々の「ソリューション」とは、組織全体に提供されるものでなければならない。組織の理念や存在価値を最大化するという目的に即したものでなければならない。つまるところクライアントが言うことを迎合するものであってはならず、時にクライアントが意識すらしていない課題を明確化し、解決策を考え、解決を支援するものであるべき。


言わずもがな、ポイントとなるのは、解決する手法そのものの独自性ではなく、真に解決すべき課題を特定することである。


ではどうすれば組織課題を見出せるか?僕はその答えを見出しきれていないし、今後ここのところのスキルを高めていかなきゃならないとは思っているわけだけど、常に留意しようと心がけていることは、「流れ」と「全体観」をつかみクライアントを理解することだ。


クライアントを理解する、というのは、
(1)クライアントの業界を知る
(2)クライアントの組織を知る
(3)担当者を知る
の3つのステップを経ることになるが、特に(1)と(2)を理解する上で流れと全体をつかむことが重要だ。


流れをつかむというのは主に下記のようなことを理解することを指す。
・これまではどういう組織だったか?
・強みとしてきたのはどのようなことか?
・現時点ではどのような組織なのか?
・現時点での強みと弱みは何か?
・今後目指すべき方向性はどうか?
・そのために解決すべき課題は何か?
などなど。


対して全体をつかむというのは下記のようなことを理解することを指す。
・どのような組織形態をとっているか?
・どのような事業部があるか?
・どのような階層概念があるか?
・お互いの関係はどのような関係か?
・顧客は何を期待しているか?
・ライバルはどのようにみているか?
・従業員はどのようにみているか?
などなど。



この2つの視点からクライアントを理解していると、担当者の悩み(現象)から本当に解決すべき課題が見出せるようになる。もちろん絶対ではないし、例外をあげればきりはないけど、プロフェッショナルとしてこの視点は欠かせない。






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