作品名Title 「川 - RIVER」 作家名Artist:星素子 Motoko Hoshi

 

これはパリの日本視覚詩展Poésie visuelle japonaiseで発表した「川(RIVER)」という新作です。このロール芯3本であらわす漢字の「川」を、かつてマルセル・デュシャンが「泉」を発表したフランスでいうなればラグビーの“トライ”のような心持ちでパリに置いて帰国しました。構想数年、日常から生まれた身近なロール芯(再利用Re-Use)の作品を現代人の証として。実験に実験を重ねて、庭で育てた藍染めの藍AIの葉をもちいることで完成した入魂の3本です。川は2バージョン、本作を含めた5作品を展示。本展覧会の関係者ご来場いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。

 

『Poésie visuelle japonaise』 Nov16-Dec7 (Exposition Jusqu'au 7 décembre)

Galerie SATELLITE(7, rue François-de-Neufchâteau 75011 Paris)

https://galeriesatellite.jimdo.com/ Vernissage samedi 16 novembre à partir de 18h Lecture/Performance à 18h30:Jean-François Bory, Misako Yaritra, Yuko Minamikawa, Kiyoe Kawazu, Kensuke Shimizu, Motoko Hoshi

 

19世紀末にロートレックがポスター芸術で町を彩り、20世紀1940-50年代にサルトルやボーヴォワール、ボリス・ヴィヴァンなど文化人・芸術家が集い語りあうカフェ文化に惹かれていた学生時代、「1杯の珈琲をパリで飲みたい」と思っていました。(パリでの作品展示は2010年espace JAPONでの「黒と白 日本人の精神性と美意識」展から5回目/フランスでは6回目)サンジェルマンデプレに滞在したさいしょのパリ滞在でそれは叶い、現在の希望は人間を対象とする「アート」になりました。

そこに“よりよい”や別の言葉を添えることで「新しい1杯」の熱はさめることはないように思います。

 

今回「What is your baton?」とかいたBOXを手に、上海経由でパリに向かいました。中之条ビエンナーレ2019地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」で沢山の人たちと交流して漢字バトンを集めた「中之条の漢字収集BOX」をRe-Use(衣替え)したものです。

 

11月16日、展示オープニングの日。衣替えをしたバトン収集BOXとパフォーマンスをおこないました。「Quel est votre bâtons?」(あなたのバトンは何?)がテーマのワークショップレクチャーです。「バトンチャレンジ宣言」(作品名でもあります)と称してバトンプロジェクトや作品の経緯や主旨を説明したのち自主的な挙手や発言をうながしながら、あたたかな雰囲気のなか、パリの人たちとコミュニケーションして漢字(+フランス語や英語)バトンが集まりました。

 

パリの人たちは泉のようにとぎれることなく自らの思考を話してくれます。それを漢字に置き換えていったのです。熱をおびて英語で話していたつもりが思わず日本語が飛びだし通訳さんに「日本語になっています!英語で!」なんていわれる場面も。

 

 

集まったバトンは円形に並べて個々の間が巡る循環型視覚詩に。その場だから生まれたイメージに「意味よりもはやくイメージが伝わる」と評された初個展のことが頭をよぎります。初心を忘れずに制作やバトンチャレンジをつづけたいと思いました。

 

2013年に参加した同展ではパリの人たちに「あなたが大切にしているものは何?」と問いかけた桐箱を配置。セカンドライフ、自分、自由な心、美、家族…といった言葉が印象的でした。その年にパフォーマンスでポエトリーリーディングしたのは「美しいゴミ」というタイトルの詩。やっている内容はあまり変わってない気もしますが、自分なりに経験と修錬を重ねることで、素晴らしい出会いや再会もあり、当時よりは芸術の術(技)は磨けているのかなとも。

 

言葉をあつかう職業なので日々「心を磨く」(初個展でステンレス作品を磨いてくれた燕三条のステンレス研磨職人さんからのお言葉)ことも心に留めていたいものです。また、展示には中之条ビエンナーレ2019パリ在住の参加作家(飯沼洋子さん、福島陽子さん)もかけつけてくれました。滞在中はメルシーボク!洋子&アーサーさんおもてなしの「ラクレット」、見事パリに出店された仕事で以前お世話になった「おむすび権米衛」のおむすび、感激の美味しさでした。

 

作品名Title「移動性(MOBILE movement for infinite)」

(奥)作品名Title「プロトタイプ環 – Prototype circulation」 

作家名Artist:星素子 Motoko Hoshi 制作年2019

 

 

作品と共にフランス語で「Quel est ton bâtons?」あなたのバトンは何?と書いたトリコロールカラーのバトン収集BOXとOPバトンは12/7まで画廊に設置しています。よかったらバトンを入れてみて★☆

 

オープニングパフォーマンスでの

通訳は飯沼洋子さんとベルリンから

ご来場のマダムにお願いしました。

作品「川」とMOTOKOTOBA作品は

窓からも見える位置にあります。

※ただし、この作品は外側からは

見えない「内側」がポイントです。
 

 

【Parisのお土産的☆小窓】

 

■パリの地下鉄。靴ひもを結び直そうとした瞬間、バトンの漢字収集BOXを入れたIKEAの青袋でバランスを崩して尻もち。すると千手観音のように全方向から手がさしのべられました。いちばん先にだされた目の前の手をつかんで「メルシーボク!よいしょっ!」と立ち上がりました。何層にも重なる剥がれたポスター、時折聴こえる生演奏、デジタルサイネージも早かったパリの地下鉄(メトロ)や駅が好きです。階段では重い旅行鞄を持ち上げようとしたら、ふわりと軽くなり…知らない人が手をそえてくれていました。そんな私は都市(まち)のバリアフリー/ホスピタリティにとても関心があります。

 

■Parisのお土産的☆動画(YouTube)

Baton Challenge in Paris (Centre Pompidou#1 )by MotokoHoshi_Art 

https://youtu.be/7hholikXlCA

ポンピドゥセンターのスタッフさん達が私のアート、バトン(心意気!?)に共感してくれて「笑」バトンをお寄せいただきました。笑顔のご参加ありがとうございました!

 

【Parisレコメンド(敬愛するアートの現場)】

■パレドトーキョー「PALAIS DE TOKYO」https://www.palaisdetokyo.com/

パリについて直行&帰国前もここのカフェにいくほど好きなコンテンポラリーアートの場。すてきな人たちとサプライジングな出会いもありました。 

■フォンダシオン ルイ・ヴィトン「Fondation Louisviton」https://www.fondationlouisvuitton.fr/

日本にも縁あるCharlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の回顧展にはピカソなど当時の同時代作家の作品も。展示から館の思想が伝わり感動。今回行けて心底よかった展示。同じ時代を生きるひとみんな同時代人ですね。

■ポンピドゥセンター「Centre Pompidou」https://www.centrepompidou.fr/

ボルタンスキー展、フランシスベーコン展に遭遇。特にベーコン作品は日本で見た時とは異なる印象。具体派の「松谷武判展」はそこで9月迄おこなわれていました。

★以前SHIKIMEI取材でお世話になったペロタン(村上隆展 開催中でした)やParis Photo関連など面白い展示も。ほかにも色んなパリの素的なことをお伝えしたいのですが…またの機会もしくは作品で!国内外問わずいつも何度でもチャレンジしたいと思っています。

 

 

【ご案内:東京でグループ展に参加】

展覧会名「Group exhibition 空 2019 at S.Y.P
」

会場:S.Y.P art space(新宿区住吉町10-10) 

会期:12月1日(日)-12月8日(日)13:00~20:00 会期中無休       

主催:鈴木泰人 協力:A.N.Y Talks、Artist Meet Up!、S.Y.P art space ※12/7(土)トークイベント17:00-18:30/忘年会19:00-20:00(有料)

15:00から同時受付

 

※星素子はパリ展示の5作品のうち2作品の「連作」をつくりインスタレーション展示。■ロール芯作品とCD-ROMが出会った「川 Ⅱ(RIVER)」■「移動性Ⅱ(MOVILE movement for infinite)」をインスタレーション展示しています。在廊はトークイベントのある12/7ほかを予定。私の地元・東京でもバトンチャレンジ「What is your baton?」を継続展開していきたい!ので在廊中は手持ちでバトン収集BOXを抱えていると思います^^(ご来場いただける方はぜひ事前にご連絡を。漢字バトンを収集BOXに入れてくれた方には、ちょっとしたパリのお土産をお渡しできるかもしれません)

 

東京のまちは、そろそろクリスマスの華やぎ。

 

この度のパリ滞在であたらしい希望と同時にやるべき課題も

みえてきましたが、あせることなく精進してまいります。

今後とも作家作品ならびにバトンチャレンジに

ご期待ご支援いただけたら幸いです。

 

木枯らしの吹く寒い季節になりました。

風邪などひかないようお気をつけて

あたたかな師走をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

この旅の

すべてに

感謝☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2019」は9月23日ぶじ閉幕。

展示最終日、地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」

参加型インスタレーション作品には、驚きの変化がありました。

 

「この渦巻き充分大きいから、もう1個つくろうよ!」小さな参加者の声。ロール芯のバトンを繋ぐには輪ゴムが必要です。「せーので繋げよう」「1分はかっていただけますか?」「はい!」「繋げ方おしえて」「こうして、こうやってね」「わかった」「なるほど」「できたっ」そうしてはじまった中之条バトン輪ゴム繋げ大会。

 

大人も子供も集中して輪ゴム紐はぐんぐん伸びていきます。「はい1分!」さて結果は?「ボク優勝〜」「すごいね!」適性ってあるんです。「もう1回やろうよ」「よーし」「準備はいい?」その後も色んな参加者さんがやってきて、生まれたての銀河の惑星のように波打つ未完の小さな渦巻きが出現しました。おわりは、はじまり。

 

 

見渡すと、ワークショップ・交流、漢字収集BOXから集まったバトンに加えて会期中参加者によって増えていった幾千の漢字バトン。中之条らしさ(地域性)や書き手らしさがあらわれた、切実な、大事な、希望の、意志の、共歓の、ユーモアの、郷愁の、記憶の…バトンたちに、人間は目にみえるものだけでなく目にみえないものを伝えたい強い想いから言葉や文字を発明し伝承(バトン)してきたのではないかと感じ入ります。それらは1つひとつ異なっていて共通するところもある人や自然のように多様です。誰かのバトンが誰かの心を動かしたインタラクティブな形跡も。そこには、これからの多様性を認めあう持続可能な新しい時代へのヒントが煌めいているようでした。

 

食バトン地域名産バトンも。

中之条にはお米や野菜やお蕎麦…

この地の風土に育まれた

美味しいものが沢山あります。

珍しい入山きゅうり、中之条のお米から

生まれたこうじや味噌など

印象深い味わいが続々。

初日から黒板まわりで展開していた

バトンで中之条MAPをつくる試み。

観光的なバトンや「この辺に鹿、熊、

猿がいたよ!」という新情報も。

バトンはメディア。

 

10月、久しぶりに霧たちのぼる中之条へ。ワークショップスタイルの搬出作業“中之条バトン解体ショー(解体しよう)”の日。中之条や群馬県域から集まってくれた方達とロール芯のバトンと再び向きあいながら1つひとつ丁寧に手で平らにしていって。すてきな笑顔あふれる旧第三小会場でした。

 

がらんとした教室には、6体の漢字収集BOXと会期中に印していた地層のようなチョークの模様。床掃除しながら、この辺りで1人で30分くらい真剣に考えながらバトンを書いてくれてた少年がいたなあなんて、そこでのさまざまな事を思い出したり。

 

ご挨拶かねて汗と涙を洗おうとおきなやさん&清流の湯。四万で知り合えた方とも再会。草津温泉の上がり湯として昔から珍重される無色透明でやわらかな四万の湯が身に沁みます。世のちり洗う四万温泉(上毛かるた)とは秀逸の句。そして親切ななかんじょさんが温泉協会や四万ブルーカフェ経由で送ってくれた駅のホームでは展示の鑑賞者さんとばったり。「何度目に観にいった時だったかな〜バトンの展示がいちばん面白い感動したって話してた人がいてさ。私も同じ想いでした」と伝えてくれて…感激。展示の生態系の変化が気になるリピーターさんも多かったようです。

 

先日は懐かしい中之条風景のデコトラ(!!)で山のような作品素材(竹とバトン)が到着。さいごまで感動尽きない中之条ビエンナーレ。ご来場ご参加いただいた皆さま、サポートいただいた皆さまのおかげで、芯まで心が満ちるような楽しい参加型展示となりました。本当にありがとうございました!トイレットロールの芯に残るものは種。1本のロール芯に無限の可能性を感じています。お寄せいただいたバトンは解析しつつ、新たなチャレンジに繋げていきたいと思っています。

 

こちらも展示初日からおこなっていた

バトンチャレンジ「発信バトン」。

SNSでも少しづつ開いていこうかな。

チェックしてみてね。

 

☆エデュケーション・プログラム・アーティストとして中之条小学校で実施した「言葉アート素ことば特別ワークショップ授業」記録ファイルを閲覧ご希望の方はご連絡ください。

そこにあるのは希望です。

 

☆いただいた声より●初めてアートを身近に感じた●伝わるアート●もの凄い●斬新●新鮮●繋げることの具現化を見たようで感動●身近な素材からこんな不思議な空間が形成されるのかと感嘆●他の人のバトンも知ることができて面白かった●地域愛を感じた●参加型のワークショップで作られたものが廃校にあることで、教室に生気が戻る気がする。“持続可能な社会”を形で表現できるってほんとに素晴らしい●参加できてとても楽しかった●次も楽しみ…etc

 

 

[PARIS展覧会のご案内]

11月16日から「日本視覚詩パリ展」に出品します。会場はパリ11区にあるギャラリーサテリット。2013年から4回目の参加となります。11月16日オープニングではパフォーマンスをおこなおう予定です。遠方の方が多いと思いますがご都合よろしければご高覧いただけたら幸いです。

 

『POÉSIE VISUELLE JAPONAISE PARIS』(日本視覚詩パリ展) 

会期:2019年11月16日(土) – 12月7日(土)

13:30〜19:00  ※日月休 ※11月16日オープニングの

営業は18:00からとなります。終了時間はお問合せください 

Tel 0143798020

会場:Galerie SATELLITE( 7 rue François-de-Neufchâteau, 75011 PARIS )

※詳細・地図・DMはWEBにてご覧いただけます

https://galeriesatellite.jimdo.com

※Japy体育館の向かい ※最寄り駅:メトロVoltaire駅/メトロCharonne駅

 

星素子は継続RE-USEシリーズとして竹やロール芯を用いた新作を展示予定。RE-USEシリーズはキャンバス作品の制作時にでた端材を再利用した作品制作から始まり、特に2011年3月11日東日本大震災以降「私はアートで何ができるのか?」と思想探求。新聞紙、段ボールなど身近なものを再利用して制作した作品を国内外の展示で発表してきました。そして中之条ビエンナーレ2019で漸くトイレットロール芯をもちいた参加型インスタレーション作品をお披露目することができました。また今回パリ展示での出品者リストに尊敬する新国誠一氏の名前があることが光栄で注目しています。

 

 

初日のオープニングパーティではパフフォーマンスもおこないます。

出品者リストには、尊敬する新国誠一、北園克衛のお名前も。

■MotokoHoshi - CV ArtistStatement 星素子プロフィール

 

 

PS:おまけ☆

 

重いような軽いような

おもかるバトン登場。

 

お日さまに照らされた生の漢字バトン。

 

落書きも増えました☆☆

 

素的です☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すべてに☆感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星素子_中之条バトンをつくろうインスタレーション会場

 

「あった!」「見つかった!」自分の漢字バトンを見つけた人の声に、笑顔と拍手こぼれて。中之条ビエンナーレ2019地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」の展示会場(四万温泉・旧第三小学校)にいくと、エデュケーション・プログラム・アーティストとして実施した中之条小学校でのワークショップ授業で“漢字バトン”をかいてくれた子ども達が、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんと夢中でマイバトンを探している光景にたびたび出会います。

当日欠席していた児童もご家族と初日に来てくれて即席ミニワークショップ。2・3年生のみんなと中小の体育館で長い輪ゴムに繋げた漢字バトンからつくった、うねうね壁をよじのぼるバトンのオブジェに追加することもできました。

 

 

教室前方には、春から生涯学習センターツインプラザに設置していたビッグサイズの「中之条の漢字収集BOX」に置いた木製ファイル(5年生とおこなった「言葉アート素ことばワークショップ特別授業」の記録資料)を親子でのぞきこんでいる姿。「うちの子、意外とちゃんとしたこと考えていたんですね!」なんて驚くご父兄も。中之条の子どもたちは皆それぞれ素直で優しい心をもっていることがファイルやそこから生まれた漢字バトン(と添えられた理由)からも伝わってきます。

「あの箱(中之条の漢字収集BOX)に5月ごろ私も入れました」「うちもトイレットロール芯をたくさん集めたんですよ」そんなお声もいただけて。一緒になって漢字バトンを探して見つかった時の歓びは格別です。中之条をあらわす漢字、過去から現在〜未来へのバトン…多様なバトン1本1本が“小さなメディア”です。

参加型展示は、開幕以来たくさんの方にご参加いただき日々バトンも増殖中!床のバトンは地殻変動のように移動しながら、うずまきも拡張していき、新しい島もできました。また、窓際のバトンは波打ち際のように浸食しフィヨルドのような歪な海岸線に。外からダイレクトに吹き込む風でなぎ倒されたバトンを手で立て直していると「お手伝いします!」と一緒に立ててくれた心やさしい参加者さんも多数。

ご来場者からのバトンをもちいて即興で素ことば(循環型の漢字の視覚詩)も複数つくりました。群馬県近隣や首都圏や遠方からもご来場いただき、海外の方も漢字バトンをかいてくれたり、NHK World 「Journeys in Japan」の取材クルーが来てトイレットロール芯の展示を興味深く鑑賞いただいたり(10月に中之条ビエンナーレ特集番組が世界放映予定)、滞在制作/開幕迄のレジデンスでは国内海外の作家とも交流したり、ローカルと国際色をあわせもつ中之条ビエンナーレを楽しんでいます。

春からプロセスをひらいて(公開・展開)きた地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」の展示会期も、いよいよのこり数日!秋分の日の9/23(月祝日)まで。中之条ロス(四万温泉ロス)になりそうですが、さいごまで全力で取り組みます。最終日、中之条バトンの有機的な生態系がいったいどんな風に変化するのか?共にわくわくしながら見守っていただけたら幸いです。

 

引き続き「中之条バトン」どうぞよろしくお願いいたします!

 

星素子 Motoko Hoshi Artist's Statement - CV

https://nakanojo-biennale.com/artist/motoko-hoshi

 

■お知らせ■

 

□竹尾ペーパーWEB「あの紙この紙」

中之条ビエンナーレイサマムラ公式ショップにて販売中!

言葉アート活版カード作品の新作を掲載いただきました。

作品インスタレーション素材に中之条の竹林で採集した竹を多用。

竹にちなみ「竹はだ」を新たに使用しています。

https://takeopaper.com/special/anokono/detail/19083031.html

ビエンナーレ公式ショップでのお取り扱いは、

中之条町に初めて訪れた時の印象と令和時代のはじまりを記念して

表した新作を含むMOTOKOTOBA詩型の活版カード3種です。

 

□artscapeJAPAN  (english article)

アートスケープジャパン(英語)で、制作滞在時に中之条バトンをつくろう!プロジェクトを外国人記者・批評家に密着取材いただき制作プロセスを含めて記事掲載されました。中之条ビエンナーレの概要や作品も紹介されています。

http://www.dnp.co.jp/artscape/eng/ht/1909.html

 

□わがんまアートトークに登壇 (イサマ交流館)

中之条ビエンナーレ2019では、新たな試みとして障がいをおもちの表現者の素晴らしい作品も一堂に展示中です。多様なアートについて考えるトークイベントに、星素子は参加作家/エデュケーション・プログラム・アーティストとして登壇し、専門家と語り合いました。

https://nakanojo-biennale.com/event/waganma-art-talk

 

□NHK World 「Journeys in Japan」(10月世界放映予定)

中之条ビエンナーレ2019特集。リポーター #サスキア・トゥーレン さんが

中之条バトンをつくろう!の展示会場にも訪れて、背景になるもの、プロセス

作品について、色々お話しました。

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/journeys/

 

MotokoHoshi 

https://nakanojo-biennale.com/artist/motoko-hoshi

 

追伸☆PHOTO GALLERY☆

 

中之条小学校5年生の特別ワークショップ授業にて

1クラス1文字を選出。花/夢/頼/豊(順不同)

そのバトンをもちいて作家がモビールを制作。

風に吹かれてメリーゴーラウンドのように回っています。

外国人記者が最も感動されていたのはコレ。

 

 

窓際のこの辺りと角にある竹のツリーは、

中之条小学校5年生の漢字バトンをもちいて

制作した空間インスタレーション。

 

 

 

--

Thanks  ご来場者さま!

上のモビール写真とこの写真は「参加型のワークショップで作られたものが廃校にあることで、教室に生気が戻る気がする。想いが込められた漢字一文字は、見ていて飽きない。“持続可能な社会”を形で表現できるってほんとに素晴らしい。」というコメントとともに、写真は自由に使ってくださいとご来場者さんからお届けいただいた展示風景写真の一部です。このように作品の全体(森)と樹々の葉にあたる漢字バトンをじっくり鑑賞/体験していただける素晴らしいご来場者のみなさまに恵まれて心から感謝しています。中之条ビエンナーレ2019 会期は9月23日(月・祝日)まで!

 

 

 

 

☆おまけ☆

旧第三小学校の会場1・2年教室の入口あたり

 

こらぁ

「ここテストでるから☆☆☆」と

落書きしたの誰だ〜〜?!

by 令和の金八

 

 

 

 

中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2019は、8月24日に開幕!

NAKANOJO BIENNALE 7th INTERNATIONAL 

CONTEMPORARY ART FESTIVAL Aug.24-Sep.23  

https://nakanojo-biennale.com/ 

※6エリア50会場/星素子は四万温泉エリアで展示

 

ことしの夏も暑い日がつづいていますね。お元気ですか。残暑お見舞い申し上げます。先日、翡翠色をした四万川のほとりにある四万温泉協会設置の中之条バトン漢字収集BOXに「涼」という漢字バトンが集まりました。四万温泉夏祭りでも手わたされました。この数ヶ月、東京と中之条・四万温泉での制作滞在をくりかえすなか、これからの地球環境や暮らしを考えるとき、この文字は1つのサインとなる気がしました。7月、中之条小学校でおこなわれたワークショップ(中之条バトンをつくろう!中之条小学校5年生ことばアート〈素ことば〉特別ワークショップ授業)では、循環する詩型の4つの漢字「湯/花/森/川」と共に「おんせんがあって花がきれいで森をたいせつにしている それはぜんぶかわのおかげ」という漢字に込められた想いが寄せられました。例えばそんな中之条の子どもたちや中之条ゆかりの人たちから集まったトイレットロール芯のバトンが作品素材の展示のお知らせです。

昨夏の採用から星素子がエデュケーション・プログラム・アーティストとして取り組んでまいりました地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」は、今春から段階的に展開した地域でのCommunication(人間交流・漢字バトン収集・ワークショップ)ならびに6月後半からのCreation(延べ約25日間の制作滞在)を経て、中之条の「光と風」あるいは自然/景観/人間の影響や関係性をダイレクトにとり込んだ、常に微かに動き変化しつづけるサイトスペシフィックなインスタレーション作品となりました。よろしければ、会場エリア四万温泉の豊潤な恵みを浴びながら、多様なバトンの森と樹々の葉の声をも、体験いただけたら幸いです。参加いただいた方は自分のバトンを見つけに、初めての方は自分のバトンをつくりに、遊びにきてみませんか。

【星素子のインスタレーション作品展示会場】

四万温泉エリア/旧第三小学校(1階1・2年教室)

群馬県吾妻郡中之条町大字四万3954-1 旧中之条町立第三小学校   

▼Map

https://www.google.com/maps/place/%E6%97%A7+%E4%B8%AD%E4%B9%8B%E6%9D%A1%E7%94%BA%E7%AB%8B%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1/@36.6819952,138.7803914,15z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x1f99506adb2ea22e!8m2!3d36.6819952!4d138.7803914 

【会期中〈8月〉の参加イベント】

□8月30日(金)13:00~15:00「地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」ワークショップ/作家:星素子(場所:作品展示会場の四万温泉エリア旧第三小学校1F1・2年教室)※中之条・四万温泉の今昔や縦の繋がりを共に考え漢字バトンの層をつくります。参加者・地域の「語り部さん」募集中!

https://nakanojo-biennale.com/event/glocal-participatory-project-%E3%80%8Ccreate-nakanojo-baton%E3%80%8Dworkshop%EF%BC%88layer-of-lore%EF%BC%89?fbclid=IwAR2f__2ZSOtITJ9OBIWnz2OlspfLXiy8j2iqpBa1pLfGOmLBEhN-Rts6hXQ

□8月30日(金)17:00~17:20「中之条ビエンナーレ2019アーティストトーク(8/30、8/31、9/1)」

星素子はアーティストトーク初日夕方にトップバッターで登壇します。

(場所:つむじ 群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町938 ※中之条駅徒歩15分/最寄りバス停「博物館前」

https://nakanojo-biennale.com/event/artist-talk2019/2019-08-30

□中之条ビエンナーレ「イサマムラ公式ショップ」作品販売

(場所:中之条町大字五反田3534-4)

言葉アートMOTOKOTOBA(視覚詩)活版印刷カード作品。「中之条」に初めて訪れたときの印象や、新しい「令和時代」のはじまりを記念し表現した「新作 素ことば」を含む、3種を取り扱いいただいています。

□Motoko Hoshi CV(Japanese/English) https://nakanojo-biennale.com/artist/motoko-hoshi

皆さまへのご案内とともに。サポートいただいた運営事務局関係各位、ご参加ご協力いただいた中之条町の方々、群馬県近隣の方々、中之条の漢字収集BOX設置拠点(町役場、つむじ、中之条町観光協会、博物館ミュゼ、生涯学習センターツインプラザ、六合支所/四万温泉協会、温泉グランピングカフェshima blue café、地酒わしの屋:作品展示会場の最寄りバス停「山口」前・四万エールビール製造元)の方々、ワークショップ授業実施の中之条小学校(2年3年5年生275名の生徒/先生/保護者)、高齢者ケア施設の方々(バトンの交流会:作家希望により追加)、竹林主の堀口裕さん、群馬県内の有志学生による中之条バトン助っ人隊(橋爪晃平さん大島眸さん濱本彪さん櫻井蓮さん※現場参加順ほか数名に情報共有)、ナカミーゴ、四万温泉の方々、四万温泉夏祭りで会った方々、レジデンス竹葉館主、清流の湯、つばた屋、中之条駅前ニューサイトウ、つむじカフェ、locale gelato、はやし屋、一力寿司、おきな屋、柏屋、中村屋、パン屋オリンピックなどの地域店舗、そして国内外の参加作家を含む、中之条で出会えたお1人おひとりに心から御礼申し上げます。

森の中を歩くように、注意深く、樹々の葉(バトン)を感じてみて。あなたが未来へ手わたしたいバトンとは?glocal participation project“CREATE! NAKANOJO BATON”The baton is lore.What is your baton for our future? Feel leaves, baton of woods, Watch it moveing.※掲載の写真はIN PROCESS。7月6日四万エリアのレセプション・プレゼンテーション発表時の作品形態プロセスです。作品は変化しています。掘り起こし/経過など、適宜情報を“ひらいて”いきたいと思いますのでお楽しみに。

会場は日本で初めて国民保養温泉地として認定され、古来より四万の病に効くとうたわれる四万温泉郷に佇む廃校「旧第三小学校」。中之条駅前から四万温泉行バスでむかう細い山道(国道353号)では生物多様性をのこす森を車窓に、道路から舞台とされる映画「千と千尋の神隠し」のテーマ曲“いつも、何度でも”が聴こえてきます。4月から町なかを中心に複数拠点に設置した「中之条の漢字収集BOX」は、6月27日バトン回収・交流会を経て、展示の舞台「四万温泉」に上陸。制作滞在では心をひらいて町と四万温泉(夏祭りカラオケ大会)にも飛びこんで、多様な人と自然が織りなす渦の中、全身全霊で試行錯誤の創作と温度のある交流を重ねることができました。

まちの麓からブロッコリーのように見えていた山々は、標高700メートルにある山あいの高地にひとたび入り込み滞在すると、がらりと様相が変わります。みたことのない植物(樹木、花々、キノコ、苔)や昆虫(野生の蚕の成虫は現存しないとWEBでありましたが伊参で目撃。野生の蛍も。)、きいたことのない音(滝のように轟く川音、重なる野鳥の声、大音量の蛙や蝉の声、圧倒的な自然の暗闇のなかを歩く体験、眼前でいつも生じていた「霧」や雲、雨など循環する自然の姿、動物(ある朝道の奥を軽やかに横切る小熊に遭遇。不思議と怖くはありませんでした。人に殺されるな…と声にならない透明な言葉が浮かびました。ニホンカモシカ(鹿ではなく、鹿が現れると山の上に移動)のことなど口承やバトンの伝承で教えていただきました。

作品素材は、人間の営みから生まれる「トイレットロールの芯」(中之条や参加者を表す漢字/理由)、「輪ゴム」(繋ぐことで、この変化する世界の“テンション”と関係性を可視化する芸術の試み)、地域資源である「竹」(事務局、竹林主、助っ人隊と30本くらい採集)。今回このコンポジションを開発し、しぜんに手の動くまま心のまま制作(詩作)。作品空間には、幼少時から稽古で親しみ自身のアートに本質的な影響を受けてきた「茶道」の精神(人間は完璧ではないことを知る)や、侘び寂び、禅、枯山水、そして竹の能舞台のようなものも現れました(探求している型からのブレークスルー)。この経験を機に、これから国内外いつでも何度でもどこへでもインスタレーションできる(したい!)と感じる手ごたえも覚えました。

風でくるくると動きだすバトン、太陽光を浴びて影を織りなすバトン1本は1人の人間のようでもあり、漢字の集合体(視覚詩)は中之条の人や自然、未来へバトンしたい誇りや希望、大切な想いを伝える“メディア”でもあります。現在は橙色のヤマユリが会場教室前に咲いていて作品の視界を彩る美しい眺めになっています。

作品は参加型でありフラジールです。刻々と移り変わる天然光でお楽しみいただけるよう照明はオフ。いつも窓を少し開けてもらうようにしています。もし風でバトンが倒れていたら、どうかそうっと立ててみてくださいね。あなたのバトンを増やすことも可能です。様々な経時変化もあるでしょう。この作品空間に生まれた小さな「生態系」が、どんな変化をしていくのか?どきどきしながら開幕をむかえます。星素子は作家として意志をもってこの作品に生じる綻びを1つひとつ直して治していきたいと思っています。週1くらいで在場する予定ですので、よろしければご来場の際にはお声がけください。タイミング次第ですが、ぜひご案内できたらと思っています。

長文をお読みいただき有り難うございました。

まだまだ残暑きびしい折、熱中症にはお気をつけて!

 

星素子

 

「中之条ビエンナーレへのご来場、

 お待ちしています!」

 

四万温泉「旧第三小学校」最寄り

山口のバス停はカモシカの像

 

 

 

 

[お知らせ]

 

中之条ビエンナーレ2019地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」の作品素材は、地域のみなさまからお寄せいただく漢字のロール芯(中之条ゆかりの漢字を理由と共にペンで記入したもの)。おかげさまで、現在中之条町の各拠点に設置している6体の「中之条の漢字収集BOX」には、続々と漢字のバトンが集まっています。

 

6月27日(木曜日)には「中之条の漢字収集BOX」設置場所の一部移動にともない下記場所のBOX&漢字ロール芯の回収とお礼をかねて作家が巡回するバトンの交流会をおこなう運びとなりました。お近くの方はぜひこの機会にロール芯に中之条やあなたを表す漢字を書いてお集りください。直前のお知らせとなりましたが、みなさまのご参加を心からお待ちしています!

 

[巡回コース]

 

場所【六合支所】群馬県吾妻郡中之条町大字小雨577-1

日時:6月27日(木)11:00〜11:30 

https://www.town.nakanojo.gunma.jp

場所【町役場】群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町1091

日時:6月27日(木)12:00〜12:30 

https://www.town.nakanojo.gunma.jp

場所【ミュゼ】群馬県吾妻郡中之条町947-1

日時:6月27日(木)15:00〜15:30 

https://www.town.nakanojo.gunma.jp/musee/

場所【ツインプラザ】群馬県吾妻郡中之条町伊勢町1005-1

日時:6月27日(木)16:00〜16:30 

https://www.town.nakanojo.gunma.jp/twinplaza/

 

●申込:申込不要・当日先着順

●所用時間5〜30分/受け渡しのみも可能です
●作家:星素子(エデュケーション・プログラム・アーティスト)

●問合せ:中之条ビエンナーレ実行委員会事務局 観光商工課 

観光地域づくり係(中沢・佐藤)☎75-8848

 

[備考]○中之条小学校2年生3年生5年生ワークショップ授業実施のためツインプラザでは1年生4年生6年生の参加歓迎です。○本イベント以降は作品展示会場「旧第三小学校」のある四万温泉エリア(四万温泉協会ほか)がBOXでの主な収集拠点となります。中之条駅から徒歩圏の「つむじ」(木曜休館)のBOXは継続設置!

 

 

 

当日お持ちする作家(星素子)バトンはこちら!

「つむじカフェ」のテラスで珈琲を飲みながら

雨上がりの空を見上げた時、気持ちよさそうに飛んでいく

燕の姿に心ふるえて1作。

その様は甲骨文字の燕のようでした。

 

(写真)6月打ち合わせの合間にミュゼ訪問。朗らかな職員さん曰く「中之条ビエンナーレがはじまると、会期中の約1ヶ月で1年間分の来場者がミュゼにやってくるんですよ!」。明治初期の珍しい洋風学校建築は、群馬県指定の重要文化財。

 

(写真)同日3件の打ち合わせの間には「つむじ」(中之条町観光協会)も訪問。居心地がよい場所なので、何度もつい足が向いてしまいます。つむじ情報センターの緑のBOXくん(左上)はココに居残り決定。晴れていたら、迷わず四万ブルーのジェラートもいただきます。四万の甘味処「高田屋」のおまんじゅうアイスのトッピングが絶品。中之条ビエンナーレ(8月24日〜9月23日)にご来場の方にもおすすめです^^

 

 

 

さあ、いよいよ四万温泉エリアでの制作滞在もスタート。

群馬県・中之条町のみなさま、引き続きどうぞよろしくお願いします!

 

星素子 Motoko Hoshi Artist's Statement - CV

https://nakanojo-biennale.com/artist/motoko-hoshi

 

中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭

NAKANOJO BIENNALE  2019  - 会期:8月24日~9月23日

https://nakanojo-biennale.com/

※星素子の展示は四万温泉エリア

「旧第三小学校」1階1・2年教室

 



 

 

 

 

 

 

5月18日神田神保町でのパブリックアートってなに?展「素ことばワークショップ

-まちを考える言葉アート」講師・ファシリテーター星素子(言葉アーティスト) に

参加いただいた皆さま、関心を寄せていただいた方、ありがとうございました!

 

多彩(多才)で素的な人たちにお集りいただき、考えて対話する「静」と闊達な

コミュニケーションの「動」が混じりあう、楽しいワークショップ日和でした。

 

今回の「素ことばワークショップ」のお題(当日発表)は、

IDEAL LAND アノまち、コノまち、ミライのまち。理想のまちってどんなまち?

 

お題からなる4つのPartで想起する漢字を折紙にかいて

対話しながら視覚詩「素ことば」をつくっていきました。

 

アノまちPartでは、自分の生まれ育ったまちに想いをはせる方が多く、ひと目で地名をイメージできる漢字や通学路で拾ったものを表す漢字など各人の記憶と紐づきながら柔らかく大切に掘り起こされていったようでした。

 

コノまちPartでは、今暮らしているまちや職場のある街など身近なまちの姿が漢字となって現れて。そこには食の匂いもありました。そして、もっとも白熱したのはミライのまちPart。テーブルに出そろった漢字折紙をそこにいる皆で見つめて、未来に“あってほしい”ものを想像しては、今はないものあるいはもの足りないと感じる折紙漢字がどんどんプラスされていって。

 

そうなると、座ってなんかいられません。みんなで立ち上がって、新種の「ボードゲーム」のような、ちはやふる的カルタ大会のような趣で、活発な意見交換(折紙交換)がおこなわれました。全員でひととき俯瞰でテーブル上の色とりどりの折紙漢字を眺めた際には「空飛ぶテーブルみたい」なんてつぶやきも。

 

さらに、1人ひとりの即興プレゼンでは、それぞれ自分の言葉で職業的な見地なども交えながら活き活きと語ってくれて。まるでちいさなTEDカンファレンスルームのように笑いと感嘆が繰り返されるエキサイティングな時間が流れました。「未来でも安心したい」という女性の声からは、ネット社会やAGFA/GDPR、個人情報、子どもの未来、右脳と左脳、ジェンダー、漢字と色の関係など、話題も多岐に広がりました。

 

 

そうして漸く、アートを示す「芸」がでた頃、パブリック/アートそれぞれの定義や再定義、その必要性についても色んな角度から意見が飛び出しディスカッション。

 

漢字をもちいたアート活動を開拓進行中の私ですが、日本で「パブリック」をあらわす公共の「公」の漢字文字がテーブルにでた時にはっと違和感を感じて手がとまりました。現在はリアルなまちだけでなくインターネットにもインフラがありパブリックな空間も多種多様。従来の「公共」という漢字から受けるイメージから、今後さらに変化して、その漢字の中味も意味も変容していくことでしょう。

未来の公園って、どんな感じ(漢字)でしょうね。

 

 

今回WSの場所は、本のまち神田神保町。駅からむかう途中には「店内に収まらないぞ」と強い意志を持っているかのごとく膨大な数の古本たちが書店の外の本棚にずらりと並び、大空からこぼれる陽光を浴びて出番を待っているようでした。

 

またWSの静かなる熱気が伝わったのか、ガラス越しに道ゆく外国人の方々も様子をのぞきこんでいて。微笑み(会釈)が交わされた瞬間、パブリックと個の間の境目が一瞬貫通したようにも感じました。

 

さいしょは「はじめまして」同士の参加者の皆さんも、対話やコミュニケーションを重ねるなかでお互いの個性を知り、相互理解やリスペクトが生まれたようにも感じられました。さいごにおこなわれた素ことばワークショップ作品づくりでは全体を受けてつくられた循環詩型の漢字の視覚詩(決めつけない言葉のあり様)「素ことば」が、薄い半紙の上に誕生しました。

 

そのWS作品の中味とは果たして?そこには、各人が導きだしたキボウや未来へのヒントが煌めいていたと同時に、ご自身の本質的な魅力を感じさせるものでした。

 

多様性を認めあう時代になりつつある現在。よりよいまちや未来を創造しようとする時、想像する心は、ますます大切になっていくと思います。言葉アート星素子は、アート作品制作ならびにワークショップを通して、これからも人間の「それ」を応援していこうと再認識させていただいたWSでもありました。

https://nakanojo-biennale.com/artist/motoko-hoshi

 

【令和元年5月18日 素ことばワークショップ-まちを考える言葉アート 参加者の感想より】

●まちもひとも文化も新しい時代に豊かに変わる。アートって何?パブリックって何?を考える機会となりました。漢字で楽しみを人と共有できて「漢字って楽しい!」●色々な言葉を組み合わせることで新しい意味をもつ、言葉のパワーを感じる、楽しいワークショップでした。素ことば 人とのつながりを経て楽しい空間と遊び心をもってリラックスした時間でした。●一人一人が集まることで笑いと嬉しさとがある集いでした。●星素子さんの言葉アート「芸」に、集まった方たちと楽しく和やかなワークショップ。すばらしい「和」が生まれました。参加型アート、すばらしいです。●互いを知り、思いを混ぜて気心が分かる頃には楽しくなる。●考えた事もない体験ができました。こんなに楽しく心豊かになれるワークショップは始めてでした。新しい世界を教えていただいた感じです。ありがとうございました♡●いまの時とこれからの希望をこめたまちのすがた●たくさんの楽しい空気が流れていてとてもエンジョイできました。ありがとうございます!●言葉アートで感性と知性の刺激開放を体験できました!プロフェッショナルな星素子さんファシリテーションと参加者の大人達の出会いで非日常的な時間を過ごせました。●素ことばのワークショップで4文字の漢字(素ことば)をイメージで選択することは真剣にやってみると四字熟語をオリジナルで作成するみたいでもあり、さらに想像力と知性が問われて楽しくもあり、自分の語彙力のなさも痛感。また挙げられるだけ漢字をあげて、それから選択していくプロセスは、仕事のビジュアルデザインにも共通することと思いました。●以前に比べアートという概念が一般に身近になってきていると思いました。アートは特別なものから身近なものへ。アートへの捉え方が変わってきたのでしょうか。これも時代が進んだのだと思います。●「田舎の景観が良いかどうかで本当の先進国かわかる」日本人ではじめてフェラーリをデザインした奥山清行さんの著書を想起しました。近年、田舎や都市に限らず日常にアートを取り入れることが真剣に取り組まれています。日本が精神的にも余裕があり本当の先進国に近づいてきているのかもしれません。●理想のまちとは?という問いに、女性の参加者と私を含めた男性の参加者で少し相違があったように思います。女性は平和で楽しくて皆が笑顔になれる街というような抽象的でふわっとしたイメージ、そに対し男性は少し現実的で経済的に豊かに皆が理解し合えるといった論理的に考える傾向があるように思いました。個人的に思う理想の街は、これから外国人が多く日本社会で共に生活するようになるので、機能的には多様性がありながらも、日本の伝統や文化を外国人といかに楽しく、うまく共有できるかが鍵になって来るのかなと思います。多様性という言葉が一般化してきて、誰もがその重要性に気づいてきているので、先行きが明るいことも多いと思う反面、文化や価値観がうまく共有できるかは少し心配なところがあるなあと思います。やはり男性だからかちょっと理屈っぽく考えてしまうのかもしれませんが。ワークショップの進行ファシリテーションとても楽しかったです。星素子さんの素ことばワークショップは、社会人向けももちろん魅力あるものですが、小学生・中学生に向けても大変魅力があるものになる気がして、美術や国語、社会科の授業などに取り入れられれば面白いものになりそうですね。ネット配信もいいかもしれません。うちは小さい子供がいるので、将来ぜひ素ことばワークショップを受けさせたいなあと思いました。●若い人達に混じって頭と心が活性した刺激的な時間でした。楽しみ考えている自分に驚きました。★★★

 

参加者のみなさまからのご意見ご感想が心からありがたく、

思わずこんなコンセプトスローガンをつくってみました^^

 

-- 漢字を、感じて。和をもって想像する心を育む -- 

       頭と心のブレークスルー体操

ことばアート〈素ことば〉ワークショップ

 

んー、どうでしょう!?  

いいえていますでしょうかね。

 

※ご質問いただきまして、まずはこちらを。

 

【素ことばワークショップってなに?】

 

「素ことばワークショップ」は、言葉アーティスト星素子が開発した

漢字をもちいた循環詩型の視覚詩「素ことば」(縦・横・斜め…自由な

想像力で漢字を感じる言葉アート)を基調に、毎回テーマや課題、対象、

場などの特性を鑑み企画構成し、国内外で実施しているワークショップ

プログラム。漢字やアートを通して普段とは異なる視点やものの見方を

ひきだし想像する心を育みます。10年以上にわたる探求と実践を通して

培ったファシリテーション、イノベーティブマインド、芸術性を活かし、

対話型をベースに造形/参加型アートなど様々なスタイルでおこないます。

対象は、パブリック(地域)をはじめ子供/学生/社会人/高齢者など

幅広いことも特徴ですがご要望に応じて対象を設定することも可能です。

 

【実績例】 

参加型アートのワークショップ   ●食のワークショップ 

●地域資源をもちいたワークショップ ●国際親善・文化交流のワークショップ

●学校のワークショップ授業   ●美術館のワークショップ事業

●地域コミュニティ施設/芸術文化施設/海外の芸術文化施設/大学etc

 

この記事をお読みいただいた方で「素ことばワークショップ」に

自分も参加してみたい、地域や学校文化施設での実施を検討してみたい

という方はぜひご一報ください。★Here We Go★

お問い合せ/Contact HP(PC) Facebook(Mobile/PC)  Twitter(Mobile/PC)

 

その際は、合い言葉(キーワード)として今回の素ことばワークショップの「お題」のはじまりの英語5文字IDEALを日本語カタカナで「タイトル」に付けて送付いただけたら幸いです。何かとても重要に思える響きがそこにあることに気づきました。

それは「アイデアル」。

 

珍しくちょっと話に“落ち”がついたような気もしますが^^

今日はこの辺で。

 

と、思いきやPSの嵐★

 

PS1

コチラもひらいてまいります!引き続き、群馬県中之条町で進行中の「中之条ビエンナーレ2019」地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」に、ご注目いただけたら幸いです。次の記事は、続報かな!?

https://ameblo.jp/sunfacemotoko/entry-12460105295.html

https://nakanojo-biennale.com/

 

PS2

写真のシマウマBOXは来場者さんからのプレゼント。家でブルーのリボンをといて箱をあけると、なんと素ことば詩型の手作りクッキー!参加者さんたちと一緒に食べたかったな…と思いつつ、美味しく頂きました♡

 

PS3

ワークショップ後、ランチをとるのを忘れていたのと荷物が重すぎて(コロコロ鞄のコロコロが壊れて担いで歩いていて)懐かしの喫茶店「さぼうる」へ。神保町カフェの顔ともいえる「さぼうる」は(昭和30年創業だそうで)昭和の面影もそこここに。今回のWSで主に使用したのは、折紙、半紙、方眼紙などの紙。1枚1枚は、吹けば飛ぶような軽い紙ですが、まとまると結構ずっしりと重みがあるのです。本や紙やPCって20分以上持ち歩いていると休憩が必要になったりしませんか?

そんな時は無理をせずに「さ○○○」…駄洒落をいいそうになりました。

お後がよろしいようで^^。

 

PS4 

循環型言葉アートの作家につき。「素ことばワークショップ」後の展開として

新作をつくり画廊内のガラス壁面にこんな「作品」を発表しました。

 

このブログをお読みいただいた方は、動機や背景など作者の

思想をより身近なものとして感じていただけるかも

しれませんね。  

 

#MediaArt  #MixedMedia  #contemporaryart

#言葉アート #星素子 #現代美術 #現代芸術

#パブリックを問いかける作品  #うちそと

 

 

 

 

 

 

 

すべてに☆感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[5/18 神田神保町での素ことばワークショップのお知らせと中之条バトン続報!]

 

風薫る皐月いかがお過ごしですか。中之条ビエンナーレ2019地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」中之条の漢字収集BOXくんたちは町の人(なかんじょ)たちのおかげで、いまも群馬県中之条で中之条にちなんだ漢字をもりもり食べているもよう。よい栄養になりそうな、こんな感じの漢字の写真を中之条町歴史と民族の博物館ミュゼ(Musee)の職員さんが届けてくれました! 

6月16日まで「平成展」が開催されているようです。常設展では、縄文・弥生時代に地域で出土した土器をはじめ「温泉資料室」(中之条ビエンナーレ2019の参加作家でベルリン出身のフロリアンさんがプレリュード展で作品展示していた)で四万温泉・沢渡温泉の歴史を語る品々、戦国時代の人気武将・真田幸村や真田家を支えた「忍者」にゆかりのある展示などもあり、中之条を訪れる歴男歴女のみなさまにもおすすめの場所。先日5/6「つむじ」でのバトンのワークショップではミュゼ最高!というなかんじょ参加者が「泉」という漢字を寄せてくれました。地域の方々に愛されている場所なんですね。今日はどんな漢字が集まっているのかな。にんにん。

中之条町の博物館ミュゼHP

●写真左「中之条漢字収集BOX」まわりに中之条ビエンナーレ2019のチラシと群馬県・高崎にあるアートギャラリー「VIENTO ARTS GALLERY」のフライヤーも。※参加作家さんが展示中。「アートは化学だ!」という東城信之介さんの展示を見学。コカコーラの化学反応で作品を制作されていたり非常にユニーク!私も北海道「雪のランドアートプロジェクト2013(美瑛)/2014(東神楽)/2015(砂川)」制作滞在で升と雪をつかった雪型実験(地域参加型作品づくり)をした際に“アートはサイエンスだなあ”と感じました。

 

 

さて、長めのイントロでしたが、東京は本のまち・神田神保町で5月18日(土)に「素ことばワークショップ」を開催します。これは「パブリックアートってなに?」〜パブリックアートと地域デザイン〜展(5月14日〜31日 ※日・月曜休)の関連イベント(後援:一般社団法人 日本建築美術協会)で、その概念も広義に拡がりつつある“パブリックアート”をテーマに、展覧会ならびに建築・アートの専門家によるクロストーク&ワークショップなどが展開される催しです。※会期中のパネラーは:松田静心さん、長田淳一さん、小野寺優元さん、三上紀子さん、江口惠津子さん、天野浩子さん、武田有左さん、星素子。日大生産工学部の学生さんのプレゼンも。

 

[ワークショップ・展示のお知らせ]

「素ことばワークショップ」まちを考える言葉アート

●講師・ファシリテーター:星素子(言葉アーティスト)

●時間:5月18日(土)14:00-15:30  

●主催・会場:art gallery &Legion ※会場地図 

●場所:東京都千代田区神田神保町2-11三橋ビル1階

(半蔵門線・都営地下鉄『神保町』駅徒歩2分)

●参加費:大人(1000円:活版カード作品付)、こども(300円:材料込)。

※ご参加いただいた方にコチラの活版作品をお付けします。

●参加お申込み方法(追加変更になりました)

※星のHP に記載のコンタクトから直接、お問合せ・お申込みいただけます。

または主催 artgallery.legion@gmail.com まで氏名、住所、所属、連絡先、

人数をご記入の上、お申込みいただくことも可能です。

 

 

今回の出品作品の背景 

地域防災×参加型の言葉アートで、万一の際の町の助けになればと画策しています。ご興味ある方はぜひご連絡ください。ちなみに写真左は作品づくりでインスパイアされた金魚で、本郷にある創業350年の金魚屋&カフェ「金魚坂」で撮ったもの。当時イメージしながらねばって4〜5時間うなっていたカフェ。青山ビブラビにも金魚いたなあ。またいきたいな。金魚がいる場所って、なんだか空気がたおやかでみずみずしいんですよね。お江戸の知恵!?  

「金魚屋」HP 

●目黒駅前エリアの星素子パブリックアート作品の背景

 

 

今回のワークショップでは、「パブリックアートってなに?」をテーマに、参加者みんなでワークショップを通して考え、対話しながら、言葉アート素ことば(循環詩型の漢字の視覚詩)をつくります。作家として作品への想いや事例もお伝えできたらと。今回どんな一期一会のワークショップになるのか楽しみにしています。お時間ご興味ある方はぜひお申込みご参加いただけますよう、よろしくお願いいたします!

 

 

 

PS:

そうそう、こんな情報も。「中之条の漢字収集BOX」に寄せられた漢字バトンで見つけたのですが中之条って「落語」が盛んな町なんですって。中之条町観光大使でもある落語家の三遊亭竜楽さんが活躍されておられます。

落ちのある話って、、憧れます。

 

 

 

 

まいど長たらしいご案内で…どうもすみません><☆ 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

すべてに☆感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[御礼]

つむじtumuji Nakanojo Creative Communication Center(中之条町ふるさと交流センター)で5月6日に開催された中之条ビエンナーレ2019 の地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」バトンのワークショップに参加いただいた皆さま、ご協力いただいた運営事務局・ナカミーゴの皆さま、ありがとうございました!とても豊かな気持ちになる「中之条バトン」をいただきました。

 

「つむじ」では、こんな感じの漢字が集まって、繋いでいきました。

 

GW「プレリュード展」期間中ということもあり、中之条町はじめ群馬県各地や東京などからも、おひとり、ご夫婦、ご家族、お仲間でと老若男女いろんな方々が入れかわり立ちかわり参加してくれました。2014年に群馬県立近代美術館でワークショップ展示をした当時の学芸員さんや「あの 記念の缶バッチ今も持っていますよ!」とたくさんのロール芯を持って駆けつけてくれた美術館ボランティアさんの姿も。群馬のうれしいご縁がつづきます。

 

中之条の人をあらわす言葉に「なかんじょ」という可愛らしい響きの方言があることを「中」という漢字バトンで知りました。「HPみました。作品キレイですね」と小さな声でまっすぐに伝えてくれた少女もなかんじょ。東京から中之条に移住してきたというお洒落な若者もなかんじょ。94歳の紳士なかんじょからは「信」(ポジティブに)、72歳のご婦人なかんじょは「耐」(笑顔で)のバトンが手わたされました。それは長年この地で様々なことを経験して乗り越えてこられた人間の漢字の発露。おふたりとも1人で来られていて、穏やかで、とても若々しい!その‘内なる若さ’が周囲を驚かせていたように思います。他の地域の人も、外からの目で“MY中之条バトン”を語ってくれて、次々と“OUR中之条バトン”に。「碧-AO」という漢字のバトンを書いた方はスマホをとりだし「これが僕の大好きな四万ブルー!」と誇らしそうに奧四万湖の写真を見せてくれて歓声があがったり、元気なキッズたちが「中之条の漢字収集BOX」にバトンを入れる“投入式”が即興ではじまって、あったかい音色の拍手がおこったり。つむじ会場で初めて出会う参加者同士もまた、和やかに会話が生まれていきました。

 

★★★★★

《ワークショップで使った折紙の裏に寄せられてたORIGAMI-TEGAMIより抜粋》

●令和元年に初めての記念にとても良い体験をしました。楽しい思い出になりました。(和:人と人との和を大事に 実:努力が実るよう)●とても楽しいワークショップでした!ビエンナーレ本番がとても楽しみです。参加できたご縁に感謝です♡ (中之条は葉の緑、空の青、光の束それらをぜいたくに浴びてあたたかい気持ちになれるところです)●中之条はあまり立ち寄ることがなかったのですが、漢字から考えたりするという楽しい体験となりました。夏が楽しみです。作品を見に行きたいと思います。ありがとうございました。(風:空気が動き続けてキレイに澄んでいる。色:景色がキレイ)●座談会のようなワークショップでした。●オレもアーティストになりたいです。ビエンナーレの成功を心からお祈り申し上げます。●アート体験は初めてで、楽しかったです!作品として出来上がったものを見に来ます。●楽しかったです。(関:ビエンナーレで中之条と関われ仲間ができた。中之条の関わりが深い所が好き)●地元の方とのお話も出来、初めての言葉にもおどろかされました。楽しかったです。ビエンナーレ見に来ます。●中之条の“中”が「みんなの」アートの中心になりますように!●記憶縁故郷昔帰●小学校でがんばりましょ(道山雨水:作家の森健太郎さん)●親子、子供同士、ご近所様、皆と仲良く、日本中は大げさだけど仲良く過ごしたい。(和)●短い時間の中で色々な事をお話できた事が良い刺激となりました。言葉って、おもしろいですね。

★★★★★

 

つむじでのワークショップで、人から人へ手わたされた「中之条バトン」は、どれもあたたかな想いや多様なまなざしを感じられるもの。たとえ同じ漢字であっても、同じものはひとつとしてありません。字源字典 -「こんな分厚い辞書みたことない!」と声があがった『字統-白川静』など複数 - を用意して、令和の字源や象形文字のお話もしました。「令という字はもともとは命と同じ」と話すと「読みや音とはちょっと違う柔らかな印象になった」という声も。1文字で複数の意味があるものが多く、長い歴史をもつ「漢字」には、人それぞれの経験や感性などから多様に想いを馳せる余地があり、漢字の内側にはそうした目にはみえない記憶の層が太古から折り重ねられているようにも感じられ、星素子は漢字をモチーフにした作品をつくっています。

 

ワークショップの終盤には、いつのまにか雨が上がって大きな「虹」がつむじの空に架かっていて。そこにいたみんなで見上げました。傘を持ってなかった私がその日ちっとも雨に濡れなかったのは“なかんじょ”の皆さまのおかげです。

8月24日に開幕する「中之条ビエンナーレ2019」の展示に向けて「中之条の漢字収集BOX」や学校・地域でのワークショップなど「中之条バトン」アートの人間交流はつづいていきます。

 

ところで今回「美しい作品をつくりたい」(作品:皆さまから寄せられた漢字の「中之条バトン」をもちいた四万温泉にある廃校 旧第三小学校での空間インスタレーション)と思いました。なぜなら1つひとつの中之条バトンには、すでに目にはみえない“人の美しさ”が内包されているのですから。そこには、対面する人が心で感じる‘花の美しさ’など自然の美しさも多様な層となり含まれるでしょう。(不器用ながら心をこめてつくります。「中之条バトン」の助っ人、募集中です!)

 

つむじに集まった中之条の漢字バトンでつくった「5月6日 中之条つむじの素ことば」(循環詩型の漢字の視覚詩・言葉アート)をここでおひとつ。やっぱり手がしぜんに動いてしまいますね。耳を澄ましてイメージしてみたら、中之条の田園で伸びやかにうたう蛙の合唱が、聴こえてきたりしませんか☆☆

 

 

PS★「プレリュード展(5/2-6)」の関連映像は、こちらのYouTubeからご覧いただけます。本展でも圧巻のDamaDamTal+のパフォーマンスやプレリュード展参加作家の続編も見られるようで楽しみにしています。昨年閉店したファッションブティックで当時のお客様が集まりファッションショーをしたトラヤファッションショーのDVDもでるのだとか。この映像にある「中之条ビエンナーレ」総合ディレクター山重徹夫さんのスピーチから、ちょこっとさわりだけメモ。「2006年に、ここの町に来てこのプロジェクトを始めて早いものでもう13年経ちます。今回2019年の《テーマ》っていうのは、ちょっと聞き慣れないかもしれないですけれども アントロポセン Anthropocene 《描かれた地層》 -アントロポセンっていうのは、オランダのノーベル科学者が名付けた人新世“人類が地球規模で色んなものに影響を与える時代”そういうテーマにしたのですけれども、この町も…」続きは映像でぜひ★

 

 

 

 

すべてに☆感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[GWお知らせ]

 

令和さいしょのゴールデンウィークもそろそろ終盤ですね。5月6日(月祝)に

中之条ビエンナーレのイベントとして「つむじ」でワークショップをおこないます。

群馬県中之条町・周辺地域にお住まいの皆さま、圧巻の展示やパフォーマンス、

イベントで盛り上がっている プレリュード展 作品巡りで中之条を訪れている皆さま、

ご興味お時間ありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

皆さまのご参加、お待ちしています!

 

地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」バトンのワークショップ

中之条や自分をあらわす漢字をかんがえて、かいて、つなげて、

中之条バトンをつくろう。1人ひとりの小さなバトンが集まって

大きな作品になります。材料は使いおわったトイレットロールの芯。

再利用しバトンに見立て、中之条ビエンナーレで発信します。

ロール芯は会場でも準備していますが、ぜひご持参ください。

 

日時:5月6日(月)11:00〜16:30
会場:中之条町ふるさと交流センターつむじ 

つむじにある中之条町観光協会となり「中之条の漢字収集BOX」周辺
※「中之条の漢字収集BOX」は町役場、ツインプラザなどにも設置しています。
申込:申込不要・当日先着順(所用時間10〜20分/受け渡しのみも可能です)
作家:星素子(エデュケーション・プログラム・アーティスト)

ワークショップ会場の地図(中之条町ふるさと交流センターつむじ)

つむじのウェブサイト

足湯スペース、中之条ビエンナーレ作品がさりげなく飾られているカフェ、

多彩なショップなどが風がふきぬける丸い芝生の内庭にそって連なっていて、

心地よく過ごせる場所です。当日はつむじで風のカーテンのイベント

開催されているようですね♪ 

 

☆目印はコチラの「中之条の漢字収集BOX」です。

運営事務局や関連拠点の方々のお力をかりながら中之条の色んな場所に出没中!

こんな感じ、漢字の中之条ならではのロール芯(漢字バトン)が寄せられています。

どこかで見かけたらぜひロール芯に中之条の漢字をかいて入れてみてくださいね。

写真は、つむじで国際芸術交流プログラム報告会が開催されていた5/3の

 「中之条の漢字収集BOX」まわり(=つむじのWS会場)。

たくさんの中之条や周辺地域の方たちと交流できて、

それぞれの漢字に込められた中之条への想いがぐっと伝わってきました。

ワークショップでは、どんな漢字が集まるのかドキドキしています。

 

地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」に

参加してくれている皆さま、心からありがとうございます。

たいせつに活用させていただきます。8月24日からの本展で

どんな展示になるのか?どうぞお楽しみに☆☆ 星素子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このたび星素子は中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2019 NAKANOJO BIENNALEのエデュケーション・プログラム・アーティストとして、地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」を立ち上げ、地域の人たちとのワークショップ・交流を重ねて参加型のインスタレーション作品をつくります。

 

1人ひとりの小さなバトンが集まればみんなの大きなバトンになる!という心組みで人間の日々の営みから生まれるロール芯をバトンに見立て再利用。中之条の魅力や人の想いを、漢字のバトンにのせてアートで未来へ世界へ発信しようとする試みです。

 

すでに広報誌で呼びかけ、町役場、つむじ(中之条町観光協会)など複数拠点に設置した「中之条の漢字収集BOX」には続々とこの地ならではの漢字が集まっています。

 

ゴールデンウィーク中「プレリュード展」期間の5月6日(月祝)には、

中之条町ふるさと交流センターつむじでワークショップをおこないます。

 

ぜひ関心をお寄せいただき共に楽しめたら幸いです。

ご参加ご来場をお待ちしています! 

 

 

 

中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2019 NAKANOJO BIENNALE

[展示期間]8月24日(土)-9月23日(月祝)の31日間 9:30 – 17:00

[展示場所]群馬県中之条町の6つのエリア

※星素子は「四万温泉エリア」の廃校(旧第三小学校)で展示

 

■ GW期間のご案内

地域参加型プロジェクト「中之条バトンをつくろう!」

バトンのワークショップ

「中之条の漢字収集BOX」が目印!

[日時]5月6日 11:00-16:30 (申込予約不要、当日先着順)

[会場]つむじ(中之条町観光協会となり「中之条の漢字収集BOX」周辺)

[作家]星素子(エデュケーション・プログラム・アーティスト)

群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町938

※JR吾妻線「中之条駅」から徒歩15分(四万温泉行バスで3分) 

※「つむじ」先の角を右折した場所にある「旧廣盛酒造」と界隈の商店街では「プレリュード展」(5月2日-6日の5日間限定・観覧無料)が開催されます。


 

■ 星素子 - アーティストステートメント・CV

Motoko Hoshi - Artist’s Statement・CV (Japanese/English)

 

 

 

 

PS

ブロッコリーみたいな山(中之条の方の声)あいの

自然豊かな「中之条」の空気は美味しいですよ。