
Photo by Yohei Fujii
作品名:「目黒 素ことば」
(2018 恒久設置) ステンレス製
場所:目黒セントラルスクエア 森の広場
Title [MEGURO MOTOKOTOBA]
2018 Permanent Installation / Stainless Steel
Place:MEGURO CENTRAL SQUARE - Forest Plaza
1-minute walk from the Meguro Station
3-1-1 Kami-osaki, Shinagawa-ku, Tokyo

星素子初となる常設展示でのパブリックアート作品が目黒駅前エリアにできた
「目黒セントラルスクエア 森の広場」に設置されています。
よろしければお散歩がてらお楽しみいただけたら幸いです。

銘板メッセージ:環境と調和する あなたの今を
漢字で感じて 言葉アート 星素子
Artist Message:Feel your present moment with Kanji,
in harmony with the environment.
Word Art by Motoko Hoshi

それは目黒駅からみえる高いビルの間をぬけると
ひろがる「森の広場」の奥の小径近くに佇んでいます。
いつもの言葉アート(素ことば:視覚詩/コンセプチュアルアート)ですが
今回は二本足が4つ。そこにある自然をとりこみ映すステンレス製のオブジェです。
もしかすると気づかない人や見えない人も多いかもしれません。

まだ工事中だった現場にヘルメットをかぶって立った時のこと。
掘りおこされて露になった大地から懐かしい土の匂いがしました。
目を閉じて、開けて。そこに色んな人がいて土地にあう樹々が
人といっしょに成長していく目黒の森をイメージしました。
それは「目黒素ことば」のもとになった体験です。
この作品が、対面する人の知覚の扉をそっとひらくように
環境と調和するあなたの今を応援できたら本望です。
また「目黒セントラルスクエア 森の広場」には、
言葉のアートのほかにも音のアート(サウンドスケープデザイン)や
星座のアート、葉っぱのアートなど、自然と人の間に介在し
都会の生活では失われつつある自然に対する気づきや
ふれあいを促す触媒となるアート作品が点在しています。
数年越しの仕事となったこの作品は、
決して1人では実現できなかったもので公開までに多くの関係者の方々に
ご協力ご尽力いただきました。心から感謝申し上げます。
その間(現在も)私がアートでできることは何だろうと学びや思考を続け
新たな発想、やりたいこと、創りたいイメージが沢山生まれています。
この貴重な機会を次に活かしていけるよう精進してまいります。
すべてに感謝☆
PS1:
言葉アート「目黒 素ことば」が
一般公開されたのは、
2018年1月末頃になります。
作品を観てくれた人から
うれしい感想をいただきました。
謹んでご紹介します。
「駅前の新しい高層ビルの近くにこんな自然があって子供達が楽しそうに遊んでいて大人も休憩している憩いの広場が東京の、しかも目黒にできたとは!星素子さんの言葉アートは、最初はどこにあるのかわからないくらいまわりの自然に馴染んでいました。目印を見つけてからはパズルみたいに1つ1つ全部があうように繋がって、そこから作品の漢字を見ると当たり前のようで当たり前ではないような・・そこで作家があらわしているものが身体の中にばばばばっと入ってきて初めての感覚のアートでワクワクしました。将来今遊んでいる子供達がある日あれ?って漢字に気づいたらと想像すると楽しいですし、これが原風景って子もでてくるのでは。その作品は主張しすぎないんだけど粋な存在感があって、なぜか日本の侘び寂びのようなものも感じました。それは自分にとっては作品というモノなのですがこんな人になりたいと思いました。自分はそう感じましたが時間や人によっても感じ方が変わりそうですね。この環境にあう作品だと思いました。「今ここに自分がいる」ことを意識したというか体感しました。いろんな気づきをありがとうございました!」
PS2:
徒然に☆
都心に出かけた折に、ふと森の広場に立寄ることがあります。夢じゃないかなと。思えば開発して10年以上同じ言葉アートを探求してきて、生きてみる夢はそこへ向かおうとする不思議な力があると感じます。(それは意識や意志がもたらす人や場所とのご縁なのかもしれませんし、動くと始まる人間らしいことのようでも)記憶のインデックスから、思いだし話をひとつ。ある夏の朝、なかなか咲かない朝顔に水をあげようとしたところ1人のおばあちゃんが向こうから歩いてきました。おばあちゃんは、その日初めて咲いた朝顔をみて文字通りみるみる顔がほころんでパッと見たこともない笑顔になりました。そんな忘れられない瞬間もリアルな原動力(BIG DROP)になっているように思います。
森の広場の光景は、いつも素的。芝生の上で遊んでいる親子連れや、のんびり犬の散歩をしている人、季節の花を愛でている人、名物の長いベンチでスマホをみている人、歓談している人…みんな思い思いにそこを楽しんでいるよう。人間は(あなたも私も)ひとり。だけど1人ではない多様で柔らかな関係性のなかで、この地球にある自然や環境の恩恵をうけて育まれている。目黒の森の広場は、そんなことを改めて実感させてくれる癒しの場になりました。そしてこのようなパブリックスペースに作品が設置されたことを光栄に思いながらもアーティストとして覚悟も太くなりつつも。そうそう、森の広場にある樹々も季節を繰り返しながら今よりもっと太い幹になったらいいなと楽しみにしていたりします。
家と目的地との間のパブリックな場でほっと救われるような心境になったこと、ありませんか。例えば思いがけない美しいものとの出会い…自然だったり、挨拶だったり、親切だったり、色々な人がいるということそのものだったり。私は結構ありまして。ふだんの属性やさまざまな区別も差別もないパブリックな空間は現代を生きる人にどんな場がよいのだろうとよく考えていました。色んな人が生きるほど心豊かに幸せになる。私はそんな社会がいいなと夢夢思っています。(子ども達にとってもそれは希望になるのではないかなと)そうして、ささやかでもアートで応援できる人になりたい。今よりましな私になりたいと試行錯誤しています。
顔晴☆