サザエさん一家がやってくる
森のストリップ劇場にサザエさん一家がやってきました。
単にピクニック代わりにやってきたわけではなく、今回はここに至る訳がありました。
サザエさん一家は有名ですが、森のストリップ劇場にやってきた面々をここでおさらい
しておきましょう。
一家の大黒柱は、磯野波平(年齢は54歳)とその妻のフネ(年齢は50ウン歳)。
その子供として三人、サザエさん(年齢24歳)と歳の離れた弟・磯野カツオ(年齢11歳、かもめ第三小学校5年3組)と妹・磯野ワカメ(年齢9歳、かもめ第三小学校3年)です。
そして、サザエさんの夫・フグ田マスオさん(年齢28歳)が婿入りしている。フグ田サザエさんとの間に子供一人、フグ田タラオちゃん(年齢3歳)がいる。
一家総勢7名の他、今回の旅行には、猫のタマも同行しています。
ちなみに、磯野波平は大会社の東芝に勤めていて、同じ社員のフグ田マスオさんを気に入り、自分の娘であるサザエさんと見合いさせました。波平が彼を気に入った理由は一にも二にも名前でした。海に関係している名前なら相性がいいわけです。
同じ東芝に働いていますから、二人の給料はよく、サザエさん一家の生活は安泰していました。家の住宅ローンも既に支払い済みです。
サザエさん一家は典型的な昭和の家族です。高度成長期に住宅を取得したため、家の作りは一貫して昭和の作りです。ところが電気家具だけは、さすが東芝に勤めるだけあって、どんどん新しいものが入っています。今やAIの入った電気家具は当たり前で、家事もずいぶん楽になっているようです。家事を担当するフネもサザエさんも何ひとつ不自由はありませんでした。
問題は、この大会社である東芝。
日本を代表するこの大会社が傾くとは誰も予想していませんでした。ところがアメリカの子会社ウェスチングハウスが原子力事業で巨額の損失を出してしまい、一気に経営危機に陥りました。波平は既にリストラの対象となり、若いマスオさんもテレビ事業部であるため、テレビ事業の中国企業への売却により中国に単身赴任することになりました。
今回の家族旅行は、平穏だったサザエさん一家の最後の旅行となったのでした。
こうした裏事情はあるものの、愉快なサザエさん一家は森のストリップ劇場を楽しみにしていました。
ストリップと聞いたら、波平もマスオさんも内心大喜びです。
一方、フネとサザエさんは内心穏やかではありません。
カツオやワカメちゃん、そしてタラオちゃんは単に動物たちと戯れることができると大はしゃぎです。タマは何も分かりません。
さて、ストリップが始まりました。
森のストリップ劇場の人気者うさぎちゃんが登場して、大いに盛り上がりました。
子供たちは教育上問題がある時には、奥の方でカメが相手をして遊んでいました。ただ、うさぎちゃんが登場したときには一緒に観劇していました。
うさぎちゃんの可愛さはサザエさん一家の全員を魅了しました。
一般のストリップを観たことのある男性陣の波平とマスオさんは二人で酒を呑みながら楽しんでいました。面白いことに、最初のうちストリップは男性の遊びと思って少し胡散臭そうに観ていたフネとサザエさんが一番ストリップに嵌ったようです。同じくワカメちゃんもストリップに憧れを抱きました。
カツオは大人びた雰囲気で、こんなものかと知ったかぶりをしていましたが、内心はドキドキものでした。タラオちゃんは単に動物たちが可愛いと思いました。タマは何も分かりません。
サザエさんは、マスオさんが単身赴任している間、ストリップでバイトしようと思いました。マスオさんはこの世で一番キレイなのがサザエさんと思っているわけなので、最初はサザエさんのことを心配しましたが、最後はサザエさんの意思を尊重しました。家族の窮地を救おうと立ち上がるサザエさんを誰も反対できません。まぁ、サザエさん本人としてはあまり自分が家族の犠牲になったという気持ちはなく、どちらかと言うと積極的にストリップがやってみたかったのです。やっぱりサザエさんには悲壮感は似合わず、いつでも「愉快なサザエさん」でいてほしいものです。
さすがに、フネはこの歳ではストリップは無理だと諦めました。
一方、ワカメちゃんは将来ストリッパーとしてデビューすることを心に誓いました。
ワカメちゃんは家に帰ったら、お隣のウキエさんや仲の良いお友達であるスズ子ちゃんとみゆきちゃんにも話すつもりです。美人の高校生である伊佐坂ウキエさんがいずれ踊り子デビューしてくれたら私も嬉しいな♪
サザエさんがストリップデビューするとなると、親戚付合いしている波野ノリスケにも話がいくでしょう。そうしたら美人妻のタイコさん(年齢は22歳くらい)も踊り子になりたいと言い出しかねません。ストリップの輪がどんどん広がりそうです。うふ♡
こうしてサザエさん一家は、ストリップ一家に変貌していくのでした。
少し余談をしましょう。
ところで、サザエさんは踊り子デビューしたら、トレードマークのサザエさんヘアは止めちゃうのかな。
サザエさんの髪型は昭和21年に一年間だけ流行したパーマ。当時の若い女性はみんなあの髪型でした(マジです)。その後、サザエさんの連載が長く続くにつれ流石に作者もサザエの髪型が流行遅れだからと変更しようとしたそうですが、既にサザエさんヘアとして定置してしまっていた為に変更するに出来なかったという裏エピソードがあります。ということですから、踊り子になっても今更トレードマークのサザエさんヘアは変えませんよ。
また、ワカメちゃんは今やロリ系男子に永遠のパンチラ娘として定着していますから、たしかにストリッパーの素質は大有りですね。
ちなみに、なぜ原作者はワカメちゃんにパンチラさせたのでしょう。このパンツは戦後の女の子が履いていたかぼちゃパンツ(ズロース)。アニメ開始の昭和44年頃も幼稚園児が履いていたので、小学三年生が履いていてもセーフです。小学六年生なら生理が始まっているのでアウトですが・・。
今もそうですが、世の中景気がいいとスカート丈が長くなり、ロングスカートが流行します。不景気だとその逆でミニが流行る。戦後は物資不足ですから、当然ミニが流行。だからボコッとしたかぼちゃパンツがスカートから見えてしまってたのですね。かぼちゃパンツ自体はどちらかというと、今で言うブルマ的な役割がありました。
アニメ開始の時点ではもうかぼちゃパンツは廃れつつあったんですが、スタッフもそれ程流行には敏感でなかったのかもしれませんね。
そんなことより、ストリップファンとしては、サザエさんの本物のサザエ貝はどうなっているのかな、ワカメちゃんのワレメはどうなっているのかな、ワカメちゃんにワカメ酒なんてどうかな、と親父ギャグ的に考えちゃいます。
あっ! 顰蹙を買いそうになるので、これ以上の余談は予断を許さないですね(親父ギャグ!笑)。もうこれ以上の話はやめときますね。
② . ひみつのアッコちゃんと魔法使いサリーがやってくる
少し古いキャラクターですが、ひみつのアッコちゃんと魔法使いサリーが森のストリップ劇場にやってきました。
少し古いキャラクターと申しましたが、私のような漫画少年であった者には、手塚治虫と一緒にトキワ荘で育った漫画界の巨匠である横山光輝と赤塚不二夫がまさに魔法少女の先駆けになったことに感動します。なんて新しい発想を生んだことだろうと今更ながら思うのです。初めてTV放送されたのが、魔法使いサリー(1966年12月- 1968年12月)、ひみつのアッコちゃん(1969年1月- 1970年10月)。私は昨日のことのように鮮明に記憶に残っている。これこそが日本初の少女向けアニメの始まりなんです。
横山光輝氏の代表作には『鉄人28号』、『伊賀の影丸』、『仮面の忍者 赤影』、『魔法使いサリー』、『コメットさん』、『バビル2世』、『三国志』等々多数あるが、我々少年ものだけではなく、『魔法使いサリー』、『コメットさん』など少女ものまで先駆けた点は素晴らしい。なお、正確に言うと、横山はトキワ荘の住人ではなかったが、手塚の「鉄腕アトム」のアシスタントとして活動したこともあった。
赤塚不二夫氏の代表作には『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』があり、彼は「ギャグ漫画の王様」と称されるが、その中で少女ものとして『ひみつのアッコちゃん』があることに異彩を放っている。赤塚の方は石ノ森章太郎を慕ってトキワ荘に入居している。
また、ひみつのアッコちゃんと魔法使いサリーの二人は元祖コスプレです。今のコスプレブームを鑑みれば、この二人の存在は偉大なのです。
さて、二人はストリップを観ながら、最初に衣装の華やかさに憧れました。
踊り子の衣装にはけっこうお金がかかります。衣装代にはお客のチップが奏功しますが、まだ若い二人にはチップなんか考えが及びません。
しかし、二人には大きな武器がありました。
ひみつのアッコちゃんにはコンパクトがあります。これに呪文の言葉をかけます。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ〜」(テクニカル・マジック・マイ・コンパクトの略)、元に戻る時は「ラミパス ラミパス ルルル……」(スーパーミラーの逆さ読み)
ちなみに、このコンパクトの由来は次の通り。幼い頃に両親からもらった手鏡を大切にしていたが、ある事件で壊れてしまう。しかし鏡の国の女王の魔法でコンパクトに変化する。なんでも望むものに変身できる魔法のコンパクトを手に入れた少女・アッコちゃんが、コンパクトの力を使って変身して、人助けをしていく。
魔法使いサリーの場合、変身する際の魔法の言葉は「マハリク マハリタ ヤンバラ ヤンヤンヤン」。ひみつのアッコちゃんのコンパクトのような小道具は特にありません。
二人の少女が森のストリップ劇場でデビューしました。まさに夢の共演です。
二人が有名になったために、次々と変身(コスプレ)好きの魔女たちが集まりました。
魔法のマコちゃんの小道具は「人魚のなみだ」といわれるペンダント。呪文は特になし。
魔法使いチャッピーは、リボンを使って「アブラ マハリク マハリタ カブラ」。
魔女っ子メグちゃんは「テクニク テクニカ シャランラー」。小道具はなし。
魔女っ子チックルは「マハール ターマラ フーランパ」。小道具はなし。
花の子ルンルンは「フレール フレール フレール」。小道具は「花の鍵」。
魔法少女ララベルは「ベララルラー」。小道具はバトン。
魔法のプリンセス・ミンキーモモは「ピピルマピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパアダルト タッチで ++++に なあれー」小道具はペンダントとミンキー・ステッキなるバトンのようなもの。
魔法の天使クリィミーマミは「パンプル ピンプル パムホップンピンプル パンプル パムホップン」。小道具はコンパクトとクリィミーステッキ。
魔法の妖精ペルシャは「ペルッコ ラブリン クルクルリンクル」、のちに「クルクルピカリン クルピカリン」に変更。小道具は3つ。カチューシャ,ブレスレット,バトン。のちにバトンがタンブリンに変更された。
魔法のスター・マジカルエミは「パラリン リリカル パラパラ マジカル」。小道具は ハートブレス(ブレスレット)から出て来るハートブロームなるバトン。
魔法のアイドル・パステルユーミ。魔法を使うときにバックに「スティク ステップ スキップーー 光のライン 描けばイチ ニッ サンで 願いがかなうーーー」と歌が流れユーミが「パステル ポップル ポッピンパー」ととなえる。小道具はバトン(パステルステッキ)。
魔法のデザイナー ファションララ。「ピンキー ポング ミラクル ファッショーン」。
以上、ネット「魔法少女ものアニメでの魔法の呪文 – Biglobe」参照。
この他にもたくさんいて、その後も、魔女っ娘たちのストリップデビューがどんどん続きました。
さて、現役の踊り子さんの中に魔女っ娘が何人いることでしょう。うふ♡
ところで、踊り子さんが魔法の呪文で衣装が手に入るとなると、踊り子さんとしては嬉しいことですが、楽屋に通う衣装屋さんが困ってしまいますね。
そうなんです。衣装屋泣かせのお姐さんが実は魔女っ娘なんですよ。(笑)
③ . ちびまる子ちゃんがやってくる
ご存知、ちびまる子ちゃんが通学する入江小学校3年4組の社会科見学として、なんと森のストリップ劇場に行くことになりました。クラスメート全員の投票で決まりました。今や森のストリップ劇場は子供たちにも有名になっていました。
ストリップということで担任の戸川先生は一瞬困った顔をしましたが、根が好き者の戸川先生は「動物愛護の精神を養う目的」と屁理屈をつけて積極的になりました。
ストリップということになり、クラスの男の子は大はしゃぎ。
山田くんは、ストリップと決まって「アハハ」と笑っている。
ひょうきんもののはまじはタッタララッタ♪と踊り「ちょっとだけよん」と加藤茶のまねをして、みんなを笑わせていた。仲良しのブー太郎はブー・ブーと言って、はまじに合せていた。
少し根暗の矢沢君と藤木君は、ストリップと決まってニヤニヤしていた。なお、藤木くんはクラスでお気に入りの笹山さんの目を気にして、自分がストリップを喜んでいる素振りを見せないよう気遣っていた。まぁ~こういう性格の男の子が一番ストリップに嵌りやすい。
一方、男の子たちに対して、女の子たちは一見冷静にしていた。
ストリップということではしゃいでいたらみっともないと思ったのだろうが、心の奥では、ストリップの衣装やステージの華やかさに憧れてもいた。とくに、たまちゃんはメガネの奥で好奇心の瞳がきらりと輝いていた。
さて、森のストリップ劇場に到着し、観劇が始まった。
森のストリップ劇場の人気者うさぎちゃんが登場して、クラスのみんなは大いに盛り上がった。
クラスの学級委員である丸尾君は、元気溌溂としながら「ズバリ!ストリップは芸術です。森のストリップは動物愛です。最高の社会科見学になりました。」と真面目に語っています。
お金持ちでキザな花輪君は「うさぎちゃん、かわいいですね。ぼくの家の庭にもたくさんのうさぎを飼っています。」と自慢げに話す。そして、うさぎちゃんに対して、「是非、うさぎちゃんもボクの家に遊びに来て下さいね。なんなら、ウチの車で送り迎えしますので。是非とも来て下さいね。」と誘う。
それを見ていたみぎわさんは、うさぎちゃんが花輪君に好意を抱いては大変と思い、二人の間に分け入った。「人気者のうさぎちゃんはストリップの仕事が忙しいから誘っても無理よねぇ~」
うさぎちゃんは苦笑いしていた。
野口さんは後ろの席で「クックックッ・・・。」と笑いながら、カメの頭を撫でいた。その指使いが優しくも激しくも・・あまりに上手いため、カメは我慢できなくなっていた。
「カメさん、我慢しないで、かけっこしていいわよ。」とカメの耳元で囁いた。カメは悪魔の囁きに我慢できず、かけっこしてしまった。
野口さんの顔が汚れているのでクラスの仲間が「どうしたの?」と尋ねたが、野口さんは「言えやしない、言えやしないよ。」「し〜らない。し〜らない。知っているけどしらんぷり。」と言うだけでした。(笑)
うさぎちゃのステージが終わったときには、ちびまる子ちゃんを始め、たまちゃんととし子ちゃんはストリップの魅力に完全にノックダウンしていた。瞳がうるうるしていた。
そのときから、クラスの女の子の憧れの仕事は「踊り子」になった。将来なりたい職業は何ですか?と尋ねるとみんなが口をそろえて「踊り子」と言う。もちろん野口さんも。みぎわさんも花輪君の気を引こうとそう答える。あの美人の笹山さんですら、そう答える始末。いやいや、クラスの中では笹山さんに是非ストリッパーになってほしいもの。藤木君は必ずファンとして皆勤することでしょう。
そんな状況を、森のストリップ劇場見学を決めた戸川先生がニヤニヤして見ていた。その戸川先生が困ったことがひとつ。なんと、女の子だけでなく、男の子までが将来なりたいのは「踊り子」と言うようになったことでした。まる
④ . クレヨンしんちゃんがやってくる
クレヨンしんちゃんこと野原家の家族が森のストリップ劇場にやってきました。
なんと、しんのすけの母みさえがいつも買い物をしている「サトーココノカドー」のポイントをためて家族旅行がプレゼントされたのでした。なぜか森のストリップ劇場の招待券が付いていました。最初、みさえは「こんなもの、いらないわよね」と言いましたが、「せっかく当たったんだから無駄にすることもないだろう」としんのすけの父ひろしが頑張りました。「そうだ、そうだ」としんのすけもお父さんを応援しました。
なにせ、二人は親子そろって、美人が大好きですからねぇ~。
今回の家族旅行では、野原家のひろしとみさえの夫婦、そしてしんのすけとひまわりの子供二人、そして飼い犬のシロ。ひろしがレンタカーで運転していきました。
参加者はこれだけのはずでした。
ところが、森のストリップ劇場に着いたら、ふたば幼稚園の送迎バスが到着していました。
中から、怖い顔をした園長先生が出てきました。「おや、野原家のみなさん、こんにちは」と園長先生は丁寧に挨拶しました。園長先生の鼻の下がずいぶん緩んでます。
バスの中から、ぞろぞろといつもの面々が出てきます。
しんのすけの担任のよしなが先生、よしなが先生とライバルのばら組のまつざか先生、そしてさくら組の上尾先生。
さらに、しんのすけの友だちの、風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんまで。
しんのすけは森のストリップ劇場に家族旅行で行くことをみんなに自慢していたので、みんなが現れてショックを受けました。
説明が遅れましたが、「サトーココノカドー」ではあまった招待券をごっそりふたば幼稚園に寄付したとのこと。園長先生は、いい社会科見学になると言ってみんなを引き連れてやってきたという次第。
園長先生は主だった生徒にも声をかけたが、しんのすけの場合は前から森のストリップ劇場に行くことをみんなに自慢げに話していたので、声をかけなかっただけでした。
さて、ストリップが始まりました。
森の動物たちがすてきなステージを披露しました。
しんのすけがヤジを飛ばします。「おらのかあちゃんのけつは、もっと大きいぞー」
すると、父のひろしが「そうだ、そうだ、みさえのお尻はもっと魅力的だぞー」と合わせます。みさえの顔に真っ赤な火が点きました。
さらに「きれいなお姐さんは出ないのか―!?」と二人で叫びます。親子そろって困ったものです。みさえが二人に飛び掛かりました。親子で揉み合いの大喧嘩です。
園長先生が「まぁまぁ野原家のみなさん、落ち着いて観ましょうよ」となだめます。
突然、しんのすけがカメを誘ってステージに上がりました。
しんのすけは「おらの象の鼻は長いぞー」と言って、ちんぽをくるくる振り回します。
カメも「おれの首も長いぞー」と言って、首をくねくね振ります。
そして、しんのすけとカメは二人でヒゲダンスを踊ります。
それを観ていた、みさえはしんのすけを掴まえてパンチを入れました。
うさぎちゃんもカメの頭に、うさちゃんパンチを入れました。
最後に、人気者のうさぎちゃんのステージでみんなが盛り上がりました。
野原家の人々、ふたば幼稚園の先生たち、クラスの面々は、みなさんストリップに魅了されました。
さて、今後この中から何人の踊り子候補が誕生していくのでしょうか?
⑤ . ムーミンがやってくる
はるか遠い遠いヨーロッパから、ムーミンと仲間たちが森のストリップ劇場にやってきました。
同行して来たのは、主人公のムーミントロール、父親のムーミンパパ、母親のムーミンママ、またバッハやヘンデルを思わせる長髪のかつらを着用しているスノーク、とその妹であり、ムーミントロールのガールフレンドであるスノークのお嬢さん。思索を好む放浪者のスナフキン、タマネギのように結った髪型が特徴であるちびのミイ。ちなみにミイはスナフキンのママと姉妹。その他にも、カンガルーに似たスニフも連れて来た。
一行は森のストリップ劇場に着いた。
最初に大きな声をあげたのはムーミンパパだった。「私は世界中を航海してきたが、日本にもこんな素晴らしい自然があるとは。なんて空気が美味しいんだろう。ここは、まさしくフィンランドのムーミン谷と同じような自然の宝庫である。是非ともムーミン谷と姉妹都市提携を結びたい。」この森のストリップ劇場が自然と共存していることを見抜いたムーミンパパの慧眼は鋭かった。
森のストリップ劇場では、ムーミンの来訪に合わせ、人間のストリップ界からゲストを呼んでいた。一人はTSのベテランのKAERAさん、そしてもう一人はロックの新人のゆきなさん。二人ともムーミン顔をしていた。この二人を見て、ムーミンパパは「KAERAさんもゆきなさんも、きっと我々ムーミン族かスノーク族の末裔だろう。KAERAさんのようなベテランが大活躍しているなんて感激だ。また、ゆきなさんのような可愛いムーミン顔がいることにも感激だー!」と叫ぶ。このように、森のストリップ劇場が人間と動物が共存している事実にも触れて感動していた。
夜の公演になり、ムーミンパパのボルテージは更に上がった。
森のストリップ劇場は屋外にステージがあったため、月明かりの中、夜空の景色が一望できた。天の川から星が水飛沫のように降り注いだ。「こんな所が地球上にもうどれくらい残っているのだろう」とムーミンパパはため息をついた。学者肌、芸術家肌のスノークも同調して大きく頷いた。なお、世界中を一人旅しているスナフキンは「日本の神道思想は素晴らしい」ことを知っていたがあえて何も言わず醒めた表情をしていた。
カメはムーミンパパの言葉に、今更ながら森のストリップ劇場の深い部分を再認識して、感心しきりに何度も頷いていた。
さて、森のストリップ劇場のメインイベント、うさぎちゃんの登場です。
ムーミントロールとスノークのお嬢さんは大きな拍手を送った。二人ともうさぎちゃんの可愛い魅力にメロメロです。いずれ、スノークのお嬢さんも踊り子になりたいと言うんでしょうね。きっとムーミントロールが必死で止めることでしょう。(笑)
スニフはカメと肩を組んでステージ後方で踊っています。
ムーミン一行は、森のストリップ劇場で、ファンタジーの世界に彩られた最高の夜を過ごしました。
⑥ . アルプスの少女ハイジがやってくる
次も、遠いヨーロッパから、お客様がやってきました。アルプスの少女ハイジです。
なんと、今回の日本旅行は、家庭教師のトライ(*)が2012年からの『教えて!トライさん』キャンペーンCMの御礼として御招待したもの。
一緒に来たのは、ハイジを始め、ハイジの父方の祖父アルムおんじ、足が不自由で車椅子のクララ、ヤギ飼いの少年ペーター、お目付け役としてゼーゼマン家の執事ロッテンマイヤー、そして家で飼っているセントバーナード犬のヨーゼフとヤギのユキちゃん。
今回の旅行日程に、森のストリップ劇場の観劇が入っていました。
最初に‘ストリップ’と聞いた瞬間に、執事ロッテンマイヤーが嫌な顔をしました。教育上よろしくないとの理由です。そこで、家庭教師のトライは、その説得のために二人の講師を派遣しました。アニメ「アルプスの少女ハイジ」の製作者であり、ジブリで有名な映画監督の高畑勲氏と宮崎駿氏の二人です。アニメ版産みの親である、この二人が同行することになり、執事ロッテンマイヤーも渋々納得しました。
一同が森のストリップ劇場に到着しました。
アルムおんじは「日本にもこんな素晴らしい自然豊かなところがあるのか」とため息を漏らしました。豊かな緑の森、美味しい空気、森の動物たち・鳥たち、全てに感激しました。ハイジもクララ、ペーターも、そして犬のヨーゼフとヤギのユキちゃんも大はしゃぎです。劇場の中でリボンを巻いているカメともすぐに仲良くなりました。
さて、いよいよ森のストリップ公演のメインイベント、うさぎちゃんのステージが始まります。
ハイジ、クララ、ペーターは、うさぎちゃんの可愛さに大喜び。
犬のヨーゼフとヤギのユキちゃんが喜んで、ステージに上がり、うさぎちゃんと一緒に踊っています。みんな白物ばかり。
それを観ていた車椅子のクララがおもわず立ち上がってステージの方に向かって歩き始めたのです。それを見たハイジは「えっ!クララが立った!」と叫びました。これには周りのアルムおんじや執事ロッテンマイヤーまで驚きです。
カメが「立った!立った!」の賑わいに、「ボクの頭もすでに勃っているよー(勃起)」と要らないことを述べました。カメはうさちゃんパンチを浴びました。
その後、足の治ったクララは踊り子になることを決意しました。自分の足を直してくれたストリップに少しでも恩返しをしたいと思ったのです。
劇場経営者もクララの美貌に目を付けて、大々的に売り出す予定です。クララがみなさんの前に現れるのも遠くありません。彼女はストリップ界の人気者になることでしょう。
そうそう、この森のストリップ劇場での様子を一部始終観ていた、ジブリの高畑勲氏と宮崎駿氏の二人は顔を合わせて、次に「森のストリップ劇場」を題材にして映画化しようと思いつきました。いずれ、ディズニーもこの森のストリップ劇場に目を付けることでしょう。彼らはそれに先んじて企画化することにしました。
いずれ映画化されたら、この森のストリップ劇場も世に知られ、そしてうさぎとカメは人気者になることでしょう。
ということで、最初にジブリの代表作トトロで始まった「うさかめ版アニメシリーズ」もジブリの代表者が登場したところで一旦中断しますね。
*).家庭教師のトライは、株式会社トライグループが運営する家庭教師派遣会社。1987年(昭和62年)に、平田修(現会長)が創業した。なんとなんと、現在は郷ひろみと離婚した元女優の二谷友里恵が社長をしている。平田修氏は彼女の現在の夫ですからビックリですね。
平成29年11月