今回は、永瀬ゆらさん(林企画所属)のステージを「ストリップ界の小さな巨人」という題名で観劇レポートします。

 

 

 

2,4回目の出し物は「風の旅人」。

最初の出で立ちが全体の雰囲気を作っている。緑と赤茶の色彩がパッと目に入る。

黄土色のシャツに、濃い緑色の吊るしズボン。その上に赤茶けた大きなスカーフを羽織る。ポイントは、濃い緑色した三角帽子で、オレンジの羽根が付いている。黄土色の靴を履いて、軽快に踊る。どこかコサック風な踊りの要素がある。

私はこの出で立ちを見た瞬間に「ムーミンのスナプキンに似ているなぁ~!」と感じた。そのことを手紙に感想として書いた。的外れだったら、ちょっと失礼だったかなと思っていたら、ポラの時、ゆらさんがにこっと笑って「スナプキンに見えましたか」と言ってくれた。そして「2,4回目の出し物は『風の旅人』です。寒いヨーロッパの方のジプシーっぽい感じ??」というコメントを頂いた。ムーミンは北欧の物語なので、私の直感は的外れでなくホッとした。

 

ゆらさんの作風には面白さがある。

 酔拳でも、艶やかな着物姿で厳かに進むかと思いきや、突然、酔舞に変わっていく。このへんがとてもゆらさんらしい。

 ゆらさんはH20(2008)年7月1日、ここ栗橋大一劇場でデビューした。誕生日が1986年9月16日とあるので当時21歳。

 永瀬と書いて「ななせ」と読む。最初は「ながせ」と読んでしまいがち。そこで名前の由来を聞いてみたら「名前は上が事務所、下は私が決めました。けっこうボツになったのとかあるんですよ。苗字は当て字ということみたい。読めなくても読んで下さいな☆」

 林企画からの久々の新人デビュー。ゆらさんの若くてキュートな可愛さはスト仲間の間でたちまち評判になる。私はデビューから二か月後の9月13日にDX歌舞伎で初顔合わせ。評判通りの可愛さに一目で参った。

 私の手紙に丁寧に反応してくれた。しかし、まだデビューしたばかりなので、今のように愛嬌たっぷりではなく、どこかクールな面持ちを感じた。

 ゆらさんの経歴を見るに、広島から専門学校で上京し、自分からストリップに興味をもってストリップの扉を叩いたとのこと。「(家族に)『ストリップ、やりたい』って言ったらみんな微妙な顔してました~」と話してくれたことがあったが、並々ならぬ決意があったと想像する。ゆらさんから最初に感じたクールさはストリップへの覚悟みたいなものだったと思える。

 ゆらさんは若くて可愛かったので一躍人気者になった。しかし、ストリップの本質はエロスにあると感じ、小柄できゃしゃな身体(T146 B:80 W:58 H:82)では色気が足りないと自覚した。実際はそのコンプレックスは杞憂に過ぎず、ゆらさんのヌードはとても綺麗で、とくに小股の切れ上がったお尻は定評で私も大好き♡

 そこで、ゆらさんは「お客さんに楽しんでもらえるステージにしよう!」と決めたのではないかな。ゆらさんは色んな演目にチャレンジして、自分探しを始める。全ての作品が独特のユニークさを持ち、ゆらワールドを作り上げた。今ではたくさんのファンに囲まれる。

 ゆらさんは大変な頑張り屋で、まさにストリップ界の「小さな巨人」である。

 

 

平成26年1月                              栗橋にて